オミズの花道
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『 女神に会えたら 』
2003年12月06日(土)




ここのところ暑かったり寒かったりしたので風邪をひいてしまった。
今回の型の風邪は、咳がひどくて喉がいつまでも腫れっぽい。鼻水も出る。
美しくない。
・・・・元が美しくないからまあいいんだけど。


最近北新地では周年が多い。
これは以前にも書いたかも知れないが、年末寄り月にオープンしてドンと稼ぎ、プールしておいたお金で暇な2〜3月を乗り切る店が多いからだ。

ミナミではもう少し早くて9〜10月くらいがピークなのだが、こちらはどうもこの時期らしく、お客様が『営業電話がかなわんわ』とぼやかれるのを良く耳にする。


私自身はというと、こういう店にはあまり勤めたく無い。

だって年末に周年があると云う事は、続くクリスマス、明けては正月と、年末年始にかけてイベントが目白押しになると云う事だ。これはいくらタフな私でも疲れてしまう。
それでなくともただでさえ、物書きの方の仕事で年末進行を抱えた身分だから、(ああもうどうしよう。日記なんか書いてる場合じゃないわあ。)自由も利かないってのに。


で、先日のこと。
ミナミから可愛がって下さっていつお客様とのアフターで、ある大きなクラブの周年に顔を出した。

この店、北新地でも老舗の部類に入る有名な所・・・・いや、全国的にも有名な所だろう。恐らく五本指の中に入るのではなかろうか。値段もさることながら、女の子も気合いの入った感じで、ママもバリバリって感じ。ある意味非常に良かった。

新地の女帝、というか水商売でなく他の事業でも成功してる人だから、新地で飲む人でこの人を知らない人はまず居ないのではないだろうか。

・・・・でも、凄い人なのは解るんだけど、黙ってるだけで威圧感があるから、私的には早く帰りたかった。だって自分の店の周年なのに、余りにもドンとし過ぎている。

それだけではなくて他所の店の女の子(私)の横に座り、面接に来いとか何処に勤めてるの、なんてしつこく聞くママってどうなんだろう。
多分、一緒に行ったお客様に興味を持ったからこそのリアクションなのだろうが、周年中の接客としてそれはちょっと・・・・と思ってしまうのだ。

仮にもお祝いの席なんだし、祝ってやろうと来て下さってるお客様の前で、通常の営業態度では感謝の気持ちが見えないではないか。そこにかえって人間味を感じない。

何十年働こうが周年が大切なのは一緒のような気がするし、今まで回ってきた老舗のママはこうでは無かったから、私にとってはこのママのこういう態度に違和感を感じて仕方が無かった。
私はやっぱり、イベントの時にこそ、一生懸命駆け回ってるママの方が好きだ。


ミナミのママも実業家で、クラブ経営が副業という人であった。
北新地はこういう人の比率がずっと多いように思う。オーナーママ自体が財界人の一人である、そういう話は珍しくも何とも無い。

パトロンの存在を匂わせる事は無いし、実業としてのバックボーンがしっかりと成されている店ならば、お客様も安心して飲んで下さる。こういうパターンは形態的には、理想であろうと思う。
形態的、には。
だがその経営の手腕と、接客に対する精神が『正比例』しているか、と言えば必ずしもそうではなく、得てしてこんな風に反比例しているパターンが多い。


私とて全てが見える訳ではないし、どの道が正しいとも言えないのだが、一度で良いから両方を兼ね備えた『女神』に会いたいと心から思う。

それを見たときに、今ある視点だけではなく、別の視点をも得ることが出来るのではないか、前述のようなママの事も、もっと大きな気持ちで見る事が出来るようになるのではないか、

・・・・そんな風に思う。



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昨日は非常に上手く行った。
プロ意識の高いスタッフが揃うと、仕事のレベルが高くて嬉しい。

うちのヘルプは実に良く出来る。
どこに出してもスーパーヘルプとしてやって行けそうだ。

みんな、ありがとう。
いつも感謝しています。

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