ケイケイの映画日記
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2004年09月11日(土) 「ヴィレッジ」

「シックス・センス」で世に出たM・ナイト・シャマラン監督の作品で、本日ロードショー公開。どんでん返しが売り物の監督作なので、小耳にはさむ前に、早めに観たいと思っていました。

カテゴリーとしては、ホラー/ミステリーらしいですが、ホラーの方はちょっと違うかなと思います。全然怖さはありません。ミステリーの方も、出だしこそ好調ですが段々失速してしまいます。どんでん返しもあっと驚くには遠く、コミュニティーの謎の種明かしも、理由はどうあれ結論はそんな子供騙しな、と無理を感じトホホなんですが、でも私はこの作品が好きです。

作品のタイプを考えて、ほとんど紹介は読まずに観たのですが、私はホアキン・フェニックス演じる青年が主軸になって、ストーリー展開すると思っていたので、途中彼があんな事(ネタバレのため秘す)になって、えぇ!と言う感じでした。しかしその後を引っ張る、ホアキンと愛し合う盲目の少女・アイヴィー役のブライス・ダラス・ハワードが素晴らしい!

透明感のある清楚な容姿にはか弱さが似合いそうなのに、強く清らかな心を併せ持つアイヴィーの役柄を、とても素敵に表現していました。名匠・ロン・ハワードのお嬢さんだそうです。ホアキンもいつもの優柔不断な感じの延長ですが、寡黙ながらやはり心の強さを好演。今回は穏やかながら男らしいです。オスカー俳優・エイドリアン・ブロディは知的障害者なのですが、よだれを垂らしてまでの熱演で、「戦場のピアニスト」からの変貌ぶりにびっくりでした。

出たがりシャマラン監督の出演シーンはどこ?のクイズをやっているようで、入館前に、クイズのチラシをもらいました。割と簡単にわかります。やる気なさそうに後半に出てきますので、お見逃しなく。

ホアキンとブライスが徐々に二人の距離を縮めていく様子が、叙情に溢れ素敵でした。その他出演者全てが好演。脚本の無理や甘さを、演技で補ってくれていたので、私は不問にしたいです。今回は愛なんです、愛。陳腐と思う方もおられるでしょうが、私は素直に受け取りたかったです。


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