日々記
もくじかこみらい


2003年06月13日(金) 『青空の卵』

蛍を見に、近所の川へ。姉と。犬と。
川沿いにどこまでもどこまで歩いていきました。
水の音に耳を澄まして、蛙の合唱に合わせて歌いながら。
蛍はいませんでした。
昔はいたんだけどな。どこにいっちゃったのかな。

坂木司さんの、『青空の卵』を読みました。

僕、坂木司の友人、鳥井真一はひきこもりだ。僕はできるだけ、彼と外の世界を結ぶべく、雑談を交じりに日々起こる不思議な出来事を話している。鳥井は少ない情報から的確に真実を掴む才能を持っていた。

単なるミステリーかと思ってたら違いました。
優しいんだ、この話。めちゃくちゃ。登場してくる人物がみんなして優しい。
特に、一人称である僕こと坂木くんは、めっちゃいい人です。
彼の視点から見ると、世界はとてもまぶしい。
彼はひきこもりの鳥井くんを始め、色んな人と自分を比べては、平凡、って自分に判断を下してるみたいだけど。
あれだけ魅力的な人々が周りに集まるのは、坂木くんの底抜けの優しさのせいだと思う。全然平凡なんかじゃないと思う。
・・・気付いてないところがいいんでしょうね。


金田・藍 |MAILHomePage

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