日々記
もくじかこみらい


2003年01月30日(木) 暗いところで待ち合わせ。

読んでしまいました、乙一さん。
彼はせつない系とダーク系を書き分けるらしく。
たぶん私の肌にあうのはせつない系だろうということで。
『暗いところで待ち合わせ』です。
警察に追われている男性が、目の見えない女性の家にだまって勝手に隠れ住んでしまう、という話。
他人に生活を見られているなんて、背筋がぞっとするような状況なんですけど。
そんなことは全然感じられなくて。
昨日の日記の流れをくめば、空気を共感するということを、こんなに淡々と語られてしまうと、自然と涙が出でくるのですよ。
すごく静かな物語でした。
二人の距離がだんだん近づいていくのを見ていて、一緒にいてくれる誰かの存在を、すごく幸せに思いました。

乙一さんは、難しい言葉を一切使わないで、でも誰にも真似できない描写をして。見事な構成力で。ええ、はまりそうです。
デビュー作の解説を小野不由美さんがされていて、それはどちらかと言うとダーク系に入るらしいのですが、読んでみたいと思いました。
今日は所持金600円で一冊しか買えなかったので。
これはきっとGOTHも読んでみるべきなんでしょうね・・・


金田・藍 |MAILHomePage

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