♀つきなみ♀日記
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2005年02月08日(火) グーグル、ルイヴィトンに敗訴。web上の広告など。

ってことで、googleの商売がヨーロッパでは2連敗だ。

グーグル、ルイヴィトンに敗訴--仏での商標権侵害訴訟で
yahoo!news(CNET Japan 7日(月)10時24分)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000001-cnet-sci

ってことなんだけど、すごくざっぱに言えば、「googleがキーワードを入札制にして、”ルイヴィトン”って商標まで対象として行っている広告は、だめじゃん」って事なんだよね。

皆さんご存知だと思うけど、google日本版で「ルイヴィトン」ってキーワードを入れると、直下にはキーワード検索のwebが出て、右側にはスポンサーサイトが出るんだよね。このキーワードをアメリカとヨーロッパでは完全入札制にしていて、「他人のふんどしで相撲を取るのは如何なもんじゃい?」って、GoogleのAdwords広告に対しての訴訟なんだよね。

こっちの方が構造としては判りやすいんだけど、フランスではこの直前に、日本でも人気のって言うか、おなじみのホテル「Le Meridien」の商標を、競合するホテルチェーンが競り落として、訴訟になり、google側が敗訴していた。

CNET-japan 2005年1月21日
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20080194,00.htm

ってこれを、ざっぱに言えば、こんど行って見ようかなぁって思った素敵なカップルが、上品でこじんまりしたチョー接客のいい「つきなみホテル」ってキーワードで検索したら、右側にでっかい広告が出て(今のシステムはでかくありません)、つきなみホテルの向かいにある、中身は最悪だけど大手チェーンの「プリプリホテル」の、「最高のおもてなしは当ホテルへ」なんて画面になっちぁうのは、あんまりじゃん、って事なんだよね。しかも、「つきなみホテル」は登録商標なんだから、それを使用して利益を上げ、商標使用者に不利益を与えるのは、だめじゃん、てのが判決だ。

「ホテル_上品」での検索結果で「つきなみホテル」がトップに出て、右に「プリプリホテル」なら、まだいいんだけど、商標名自体を売っちゃうのはどないなもんやってのが、焦点だ。

ルイ・ヴィトンに話を戻すと、直営と正規代理店での販売を戦略としているビトンとしては、出る広告が模造品つか、コピー商品を扱う企業でも出稿可能であることを抱き合わせて、システム自体の非合理性まで提訴していたので、判決はある意味妥当なものなんだよね。

逆にgoogle側から言えば、なら、そのキーワードを買ってくれればいいじゃんて最初は思ってたみたいなんんだけど、そうは問屋が卸さないわけで、そんな事をしていたら、商標権所有者は、全員漏れなくgoogleと契約しなくちゃならないんだよね。ってgoogleはディレクトリー検索じゃないので、商標の類ごとに表示するシステムは現在不可能だ。ってことは、今後も商標を広告のキーワードにするか、止めるかの二択しか対応は無いので、ここは突っ張るしか無いんだよね。

アメリカで保険会社が敗訴しているのは、商標権の使用による商標自体に対する侵害と、結果としての競合による不利益の問題であって、本来的には商品に直接関係する商標自体の問題じゃない。これを混同してしまうと、問題の核心が見えなくなってしまう。

一番簡単で合理的な解決法は、商標で検索した場合は、正規商標保有者&企業のオフィシャルページが並んで、その同位置からアドワース広告が表示されるようにすれば問題は無いと思うんだけどなぁ。

そして、広告を出稿する企業は、仮に不正行為を行った際に発生する可能性のある金額賠償に対して保険契約を行った企業に限定するといった、審査が必要になるはずだ。

って、実は不正な広告の問題は、印刷物を含めて現在野放し状態なんだよね。審査機構は各媒体に存在するけど、これは例によって「公共良俗や法令に反する」記述や表現は問題にするけど、その広告主が、どんな犯罪者でも出稿が可能だ。そして、その広告でどんな損害が発生したとしても、基本的に広告媒体は責任を問われない。ってか、せめて広告料金くらいは、被害者救済の原資として提供しても罰は当たらないと思うんだけど、報道機関を名乗る、新聞さまも放送局様さまも出版社さまも、一切責任は取ろうとはしない。

これはgoogleに限らずなんだけど、ネット上に限らず広告を審査する機能はあまりにも貧弱だ。

検索サイトは検索機能以外は提供しない、って言うのは一見正論なんだけど、そこから利益を上げるのではあれば当然責任は発生する。

現在の法体系では、ウエッブ上に表示される情報についての、責任所在を明確に規定する法律も無いんだよね。エロサイトにしても、開設者かサーバー屋か作成者なのか実際に判例が別れている。

私は元々googleファンだし、一番利用しているんだけど、商標に対してのスタンスは、ちょっと了解し難い気がしているんだよね。

って言うか、非常にスマートで、技術的にも卓越しているgoogleさんは、今後のウェッブ上での広告のありかたを、広範囲な企業やユーザーに支持、絶賛されるような形に、劇的に変えることができると思うんだよね。

なので、今みたいな突っ張り方は、なんなかダサいし、将来的な展望を感じさせない。残念だよまったく。

訴訟関係の詳しい事実関係は、また後日。

ってことで、またね!


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