想い出の樹

2004年10月12日(火) 跳ね返す力

妙なタイトルですが。(^-^;
以前から精神力が欲しいと日記に書いてきている私。
このところずいぶん強くなったなぁと思いつつも、
それは嫌な思いをしなきゃいけないような場所からは、
なんとか逃げてきたからで・・・。(笑)

このお仕事は、自分のお教室のことだけやっていればいいと考えれば、
普通の会社員より人間関係で苦労することが少なくてすみます。
ただ、それだけだと世界がすごく狭くなってしまい、
この世界の動向を知ることもできなくなっちゃう。
もっと深く自分の音楽性や指導力を突き詰めていこうと思うなら、
それなりに外に出ていかなきゃいけないんですよね。

ただ、どこかの会社に所属しているわけじゃないから、
嫌な思いをしたくないと思えば、
そういった思いをしなくてよいように動けばよいわけで、
普通の会社員よりずっと身軽です。
というわけで、私は一匹狼でいる方がよいという信念のもと、
さまざまな情報やら人との関わりを、
「一匹狼」というスタンスの中で広げてきました。
どこかに所属して、自分の地位を高めるとか、
名声を得るとか・・・そういう面倒なこととは関わりたくないから。
どこかに所属していたとしても、
個人的な付き合いを大切にして、
それ以外のこととはあまり関わらないように努力していました。

では、なぜこんなことを話題にしたか、ということですが。
そうも言っていられない年齢になってきたかな、
ということを感じるようになったため・・・です。
自由でいたい自分がいるため、
なんらかの役名を自分に与えることはしたくないとは思っていますが、
そういったことを省いて考えたとしても、
参加した方がよい、という場合もあるんですよね。

この場合、見たくないものは見ないでは済まされません。
やはり見えてくるものがあり、見ざる得なくなるし、
関わりたくなくても、どこかで関わりが出てきてしまうものです。
こういうとき、今のままの私では無理がでるな・・・、
と思うようになりました。
はっきりと「NO!」と言える、跳ね返せる自分が必要になってくる。
そういう自分がいれば、居られる場所というものも増えるわけで、
自分の世界がその分広がっていくだろうと思うのです。

なんか抽象的なことばかり書いて、
読んでいる人には、さっぱり意味がわからないかもしれない。(^-^;
自分が汚いと思っているものから、自分を守ろうという意識だけでは、
もう済まされない年齢になってきちゃった・・・ということかな。(笑)
守ろうとして逃げるのではなく、跳ね返す力が必要なんだなぁと思って。
見たくないものを見てしまっても動じない自分も必要だし。

はぁ、社会って厳しいですよね。
素敵な人ばかりじゃないから・・・。(_ _;)
美しく純粋なものだけに囲まれて生きていきたいなんて、
子どもみたいなこと言ってられない。(T-T)
特に指導者というのは、守られる立場ではなく、
守らねばならない立場にあるのだから。
がんばろぉ〜


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中嶋 [HOMEPAGE]

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