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| 2003年10月11日(土) |
あまり好きではない。 |
ルームメイトが外出する際に、夜にホッケー観戦―つまりパーティを開く―をするので来客があるからと聞かされる。その瞬間に一気に気分が沈んだ一日の始まりだった。80年代の映画をつけっぱなしにして、Bzを大音量で聞きながら昼食を作ったりCANADIAN Artをぱらぱらとめくったり。その時しのぶから電話。日曜日の予定等について少し話す。思えば一週間話していなかったので、久々の電話は嬉しかった以上に、安心させてくれた。
バイト。かなり眠い。あまり忙しくない。よって通常より早めに終業させてくれたが、「家に帰りたくない」などとわがままを聞いてもらい、もう少し手伝いなどしながら居させてもらうことになった。
それでもパーティはまだ半分を過ぎたくらいの頃だろうという時間に帰宅してしまう。ティムで時間を潰すことを考えていたが、気付かないうちに身体は疲れていたからだ。バイト自体は疲れるものでなかったが、睡眠不足が原因だったと思う。昨日寝たのは明け方だった。だからこそ、今日は一人で静かに休息したかったものを。
もはや意識的にため息を何度もつきながらアパートへ。10階にたどり着き、ドアの前に立つと中から甲高い笑い声だとか叫び声だとかが聞こえ、お祭り騒ぎの模様。この年一番のため息をつきドアを開ける。
唯一正気の人間が半ばあきれながら、熱に浮かされ騒ぎ周る人間ノリにあわせるのは容易なことだった。部屋に戻ってもまともに休めるとは考えられないので、意思に反しながらも輪に入る。表情も口調も何もかも変わってしまったゲストやルームメイトを観察する。
ちょっとした嫉妬にさいなまれる悪い癖は今日もまた現れたが、結局のところそれは抑えられるものではないことが分かってきたし、その対象はあくまで他人であるのだから、自分でコントロールできるものではない。一時的に息が詰まりそうな気持ちになり、圧迫感を覚えても、自分は自分でいいんじゃないかという結論に達し、そこで終わる。その繰り返し。
それほど悪くない気分のまま深夜にパーティは終了。果たして本当にお酒で本音を聞き出せるのだろうか?非常に強い疑問が生まれる。常に誠実を求めているのであれば、おそらく酒はその手段にはなり得ない気がしてならない。
酔っている彼も彼女も別人。だからこそ許せたり、許せなかったり。
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