書簡

神隠し  [2001年06月26日(火)]

親戚の家が東北にありまして。かなり山奥だったりするのですが。今は近代的な家になってしまっていますが、わたしの小さい頃はほんとに古かった!ときめくね、これは、というレベルだった‥薄暗くて、屋根裏があって土間や廊下の造りが凝ってたわね。写真撮っておけばよかった(そんなチビッ子厭だわ‥)。今は新しいので家には楽しみがないのですが、裏山が残ってる。

裏山の頂上にほとんど廃虚としか思えない小さな小さな神社がある。いつ行っても誰もいない、っていうかマジで怖い。こんなとこまで人がくるのか?という場所。道中人に会ったこともない。何が起こっても不思議はない場所です。でも行ってしまうの、この足がとまらないの、しかもひとりで行きたいの‥(泣)。素晴らしく怖いのに、あの高揚感‥説明不可‥

小さい頃から親戚の家に行く度、泣きそうになりながら行っていましたが大人になってからは自覚があって行ってます。三つ子の魂〜といいますが治りません。悪化する一方。

だからおかっぱ黒髪ロングヘアの切れ長の眼をした美少女(着物で宜しく!)連れて撮影旅行に行きたいのですってば‥

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高戸キワ