季節風
若葉



 メッセージ

人がこころ惑う時

見聞きするあらゆるものごとが メッセージ性を帯びる



それらを「答え」ととるか 「きっかけ」と思うか

はたまた黙殺するか 反発するか



そんな所にも

自分が何を信じているのかが 表れるような気がする

2000年06月24日(土)



 希望

どうせ壊れるものならば

早いうちに壊してしまいたい



ただ終わりを待つよりも

自らの手ですべてを終わりにしたい



私はきっと変われないから

愛する人々を これ以上傷つけたくないから



「存在すること」への 罪悪感と虚無感と・・・

そういう衝動に蓋をして 思考停止して

そうやって 今までやって来れたじゃない?



これからも たぶんやっていける

人生なんて おんなじことの繰り返し

2000年07月02日(日)



 ごめんね

もう 疲れちゃったの

考えることも 感じることも



愛とか 信仰とか 信頼とか 幸せとか

そういうことは もうどうでもいいの



あなたの優しさに触れるたびに

私は無数の傷跡を後悔して泣きたくなるの



今はただ ゆっくりと眠りたいの

ほんとうに ごめんなさい

2000年08月12日(土)



 こどもたち

おんなじ記憶と

似たような思い出と

同じ「匂い」を持つ こどもたち



それぞれが孤独を抱え

それぞれが日本の片隅で「大人」になって

そして

ようやくめぐり逢えた こどもたち



「私たち」は

本当はどんな大人になりたかったんだろう


これからは

どんなふうに生きていけばいいんだろう



あなたは一体

どうしてほしいと思っているの?


そして私は 本当は

どうしたいって思っているのかな・・・

2000年09月10日(日)



 オセロ

決着をつけたいの あなたのために

確信が欲しいの 私のために



嘘でも本当でもどちらでもいいから

白黒はっきりさせたいの

2000年09月18日(月)



 

嘘の上に 嘘を重ねて

そしてようやく 本音が言える



この苦しみは 産みの苦しみ?

それともこれが 『天罰』なのかな・・・

2000年10月08日(日)



 感触

壊れる 壊れる

私が壊れる



のしかかる罪の重みで

内側から崩れて行くの



もう止めて もう放して

お願いだから 私を解放して



部屋の隅で 膝を抱えて

この身が滅びる日を ただ待って居させて

2000年11月09日(木)
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