2000年12月06日(水)
 『ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE』 L’Arc〜en〜Ciel (ライヴ)

L’Arc〜en〜Ciel
TOUR2000 ”REAL”

※セットリストは「おぼえがき」の紫猫をクリックしてね♪

いやもう言うことないっす。
だってさ、日増しにいいんだもの、
すごくいいんだもの。参っちゃうよ。
きららのHPに遊びに来てくれるひとは概ね知ってると思うけど
私、すごく正直者で判りやすい。んで、毒舌だって評判だ(苦笑)
その私がここまでよかったと言うのだからよかったのだ、本当に。

この日のショウの模様はスカパーで今後も再放送があるので
観れるひとはぜひぜひ観てみてください。

今日のタイトルに選んだ『ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE』は
最近ものすごーく気に入ってる曲なんだけど、
今日の、この曲で一番重要な部分と私が思っている
「さよなら重力・・・僕は自由だ!」
のとこ、hydeくん、鳥肌ものでした。よかった・・・

彼の書くコトバはどこかにいつも毒があったり
儚くて悲しくなってしまったりするんだけど
この曲はハッキリと強いのだ。
『あなた』にも同質の強さがあるけれど、
「あなた」は「胸に」いるのね。
『ALL YEAR〜』は現実に一緒にいるの。

本当に好きなひとと一緒にいれたら、
絶対ひとりより強くって、自由なのだ。
それがすごい伝わるのよ〜
きっと素敵な恋をしてる(た)のね。

んで、今回の東京公演ですっかりラルクに惚れ直し
3年前の「It was a fine winter day」で
深くラルクにはまり込んだ日のことなどを思うきららなのでした。

ちなみに今日はゴシックロリータ系の可愛い白のハーフコート
白のワンピース、口紅もマニキュアもピンク系で超少女趣味。
クリスマスが近いし、「I WISH」聴きたかったなぁ

もちろん最後だもん、記念撮影したよぉ、例のkenちゃんと。
念のためにHPでの使用許可も貰っちゃったわよ(笑)

最後の最後の帰り際、ちょっと離れたところから
「kenちゃ〜ん、またね〜ばいば〜いっ」って手を振ったら
投げキッス返してくれたのよ。
きゃ〜っ
やっぱ、女の子でも好き。

一緒に遊んでくれたみんな、すごーくすごーく楽しかった。
また次のツアーで会おうね、また一緒に遊ぼうね。

よいショウをしてくれたメンバーと
私をまるで恋をしてるかのような状態にさせてくれた流川さん
に感謝。

そして・・・
照れちゃうから絶対本人に向かっては言えないけれど
極上の席を押さえて私を連れまわしてくれて
お友達に紹介してくれるラル友、りあちゃんに。
心から、大好きよ。ユッキーも決まってたよ。

んじゃ、イブの夜は一緒にスカパーの再放送観るということで(爆笑)


2000年12月07日(木)
 『ペケペケ』 ユニコーン (映画)

なにげなーく観た『EVER AFTER』
私ね、好き、こういうの。
だいたいいい年して少女趣味で、おとぎ話が大好きなのよ。

でも、元もとのシンデレラのお話はあんまり好きじゃない。
あんな風にただいいこにしてれば魔法使いがやってくるなんて。
私が子供の頃から大好きなお姫様は「人魚姫」とかね
ちゃんと意思がある女の子が好き。

んでこの灰被り姫はいい根性してるのである。
おてんばで誇り高くて気が強い、愛情がたくさんある
とっても魅力的な女の子なのだ。
決して美人じゃないけど、どんどん可愛くみえてえくる。

王子様のまぬけぶりが個人的にまた好き。
なんていうんでしょ、単純なの。
お坊ちゃんでプライドは高い、
けど絶対頭悪いと思う。んで人の話聞かないし(苦笑)

その上、おとぎ話の基本中の基本、
お姫様を助けるってことさえできないのである。
王子様の役割さえまっとうできないのだ、くくく。
最後に「全てをあばく」にしても自分の力じゃなく皇太子の特権だし。
んでもこの単純さと素直さが彼のいいとこなのよね、うん。

なんとなくこう、ずーっと主導権は姫にあるんだろうなぁ(苦笑)

お父さんが大好きでお父さんに貰った本を大切にする
ところにものすごーく感情移入。
「くつに入った小石を愛せるか」決定的な一言でした、
これで継母と長女に対して怒り沸騰状態だったので
最後は爽快な気分でした。私も単純なひとなので。
素直な気持ちで観れたらよい映画よ〜。

魔法使いのダビンチおじさん、最高。


2000年12月08日(金)
 『Don't You Ever Leave Me』 HANOI ROCKS (雑記)

今日は世間一般ではジョンの命日なんだけど
ジョンも大好きなんだけど、
私が本当に思い入れていたハノイ・ロックスという
バンドで太鼓やってたラズルの命日です。
(現地ではまだ8日、日本は9日っていわれてる)
当時同じように上り調子だったモトリークルーの
ヴィンスニールと飲んだくれて、
ヴィンスが運転する車で事故って死んじゃいました。

ヴィンスは無傷で、このことから「HOME SWEET HOME」
なんて曲も生まれてモトリーは超メジャーになり
片やハノイは・・・ラズルでなくっちゃ、ダメだったのよね・・・
一部でだけ深く深く愛される「伝説のバンド」になっちまいました。
期待のロックアーティストみたいな企画もんで
BON JOVIとカップリングでビデオがでたりしたバンドなんだけどね。

イベント続きだったせいか、日記ばっかりマメですが
今日は久々にHPいじったのよ、
友人からのリクエストで掲示板を携帯対応にしたのだ。
リンク作ってないし復活したよ〜っていう宣伝もしとらんので
掲示板あんま使われてなかったのでいい機会かと。

今朝方は久々にヒデを生でみました、UEFA杯。
トッティもバティも余裕で出番なしっ。
ヒデよかったよ〜、なんか安心した。さすがヒデだ。

明日はチャンピオンシップに行って来ます。
なんにしてもおもしろい試合になるといいなぁ。
絶対寒いんだから、内容が寒いのはやだーーー。
12月に19時半キックオフなんて信じらんない。
トヨタカップだって昼間に戻せって思ってるのに、私。
俊輔、アツ、みっちぃ(小笠原)、ちっとはうはうはさせてくれい。

12月は忘年会やらクリスマスやらで飲む機会が多いけど
飲酒運転は、やめてね。


2000年12月09日(土)
 『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』 Pizzicato five (チャンピオンシップ)

※12/10追記 アツは怪我で交代したんだってさ、全治3週間・・・ふぅ


夕べ掲示板の張替えなどでまたも朝まで起きていてしまったきらりん
今日は渋谷で色々所用があったのに、やっちゃいました、寝坊・・・
お昼前には起きるつもりだったのに、ハッと目が覚めたらもう3時前
いや〜よく寝た!

早めに行って席をとってると予告したのに、連れが国立についてる頃
きららは電車の中だったとさ、ごめ〜ん・・・
おまけに例の「おばか写真」現像できないってフィルム返されちゃうしぃ(涙)

さて、そんなかんなで『2000サントリーチャンピオンカップ』第2戦
私は結構楽しめてしまったのだ。初戦よりもずーっとね。
お気にのみっちぃ大活躍だし、お互い攻め合ったし。
最後は定石でしょ?後ろの席のお兄さんは
「鹿島は代表より時間の使い方を知ってるよ」だって。

鹿島のスタメンはいつも通り、対して横浜、
第一戦でもドリブルはいいものがあるものの慣れれば単調だし
ミスも多いし守備力には疑問がある木島くんの起用・・・
まずこれが何よりの疑問符でした。
第一戦だってアクセントになる選手交代ができなかったじゃない?
唯一木島くんがそういうタイプにみえるんだけど〜・・・

対面するのはきらりんごひいきのすっかりベテラン相馬直樹、
彼にはスピードはない、でもあのクレバーさとタイミングのよさは
やっぱり失われていないし、まぁなめられたもんだわな〜という感じ。

トップは城くん外してユさん(大好き)とエジできた。
城とユさんはタイプ的に被るしなぁ・・・妥当なのかな〜・・・

んでまぁ、予想通りの木島くん。
直樹(相馬の方)にいいようにされちゃってさ、あーあ。
すこーんと直樹フリーだし、また鹿島の選手はよくみえてて
いい感じに効果的にサイドチェンジするんだよ。

第一戦の何よりの不満は俊輔が引きっぱなしだったこと。
この日は、前線にはっていた・・・特に序盤ははりっぱだった。
いやあの・・・どっちにしてもなんでこんなに極端なんだ?
これは監督の指示なんだろうか・・・
それにしても俊坊にももう少し柔軟性が欲しい(苦笑)

テレビをみていた友人は特に1点目は審判のアシストだって
怒り方をしていたんだけどどうなんでしょ?
スタジアムではその辺りはよく判らなかった。
タカユキの反転は美しかったし、全然フェアにみえたんだけどな〜うん。
私が鹿島をよくみてた頃はほんっと使えない奴だったからね(苦笑)
ブラジル修行いって、成長したよ。親心のような心境、お姉さんはうれしい。

2点目も名良橋くん、大当たり。
あれがあるから鹿島連中は名良橋くんが少々無茶なことしても
普通では考えられない方向にドリブルをはじめても許してしまう。
笑っちゃうよ。今日はカズばりのフェイントまでみせてくれたし、ぷぷぷ。

中田浩のゴールは、びっくりでした。
「うわーすげー」と手を叩いて大喜び。
私は中田の攻撃力を高く買ってるひとなので
(いやあのこうまいよ、マジで。基本技術、みっちぃや本山より
上だって。トラップも巧いしパスも正確、その上ヘッドも強い)
誰もがセンタリングだと思うよな〜すげ〜!

「はいっちゃったよ〜へへへ〜」って顔で喜んでいたなぁと思ったら
単なるミスキックだってよ、センタリングだったって(笑)
なんだよつまんね〜なぁ、狙ってやったって言っとけよ〜
まぁ、中田くんってこういうキャラよね。

ハーフタイムにはこりゃスタメンから失敗だったかも〜と
友人と話しておりました。中盤も両サイドもすっかり鹿島に支配され
ポストプレーも皆無。これじゃあ攻め手がないわな〜
頼みは俊輔の「魔法」だけかい。チーム戦術は(苦笑)?

その上、マリノスは臆病になっていたかな〜・・・うーん・・・
みんな「へっぴり腰」っていう感じ。監督も含めてね。
恐かったんだろうと思う。でもさ、あそこで城入れるのにアツ外すか〜?
前半直樹(相馬)観戦で、せっかく後半はアツを楽しむはずだったのに。

怒りの松田直樹ばかりが私の目につきました。あれぞ「リベロ」(笑)
とにかく「俺は」3点取り返すって気迫、
身体能力うんぬんよりも、彼のこういう部分の強さが本当に好き。
さすがナイジェリア戦(アトランタ)で行ける上げられると思ったDF。

ヨシカツは・・・後引きそう、この敗戦。

さて、連れはマリノスサポーター。
きららが遅刻したことで最初からちょっと不機嫌そうだったのに(苦笑)
この、内容。
でもまぁ、人間大好きな美味しいもの食べればちょっとはごきげんも
よくなるもの。当人お気にの『じゃんがらラーメン』を食べるべく
原宿までお散歩。美味しかったよぉ〜〜〜えへへ。
あぶらっこいからたくさんは食べれないし
きららには中和させるごはんが必要なんだけど、
お腹ぺこぺこだったし、味は好き、ホントに。

んで、申し訳ないほど、私はごきげん♪

先週の怒涛のライブの余韻に浸り、のんびり朝寝坊して
俊輔やアツのいいとこ観れなかったのは残念だけど
みっちぃや直樹(相馬の方ね)大活躍で試合も楽しめた、
お散歩コースはクリスマスのイルミネーションがきれいで
風がないから思ったより寒くなくていい感じ。
そんで、らーめん、美味しかったし。

お気に入りの自分の部屋に帰ってきて
買ったばかりのワイドでフラット〜なテレビを付ければ
今日は週末で各国のリーグ。遠い海の向こうなのにリアルタイム、
今も画面の中を大好きなロビーが走っている。

新しい掲示板には書き込みがたくさんあるし
写真が現像できなかったことを除けば
でもそれだって友達もたくさん撮ってるから焼き増しして貰えるし

今日もいい日だったな〜。


2000年12月10日(日)
 『ツイストで目を覚ませ』 ユニコーン (サッカーと雑記)

信じらんない・・・J1あがったら、これかよ。
ジャイアントキリングは、うちの(東京)おはこじゃないか
J2で連敗記録を打ち立てた甲府に、負けるかぁ?
全然結果知らなかったからマジでびっくりしちゃたよ、もう。
あ〜あ、この結果を知るまでは今日もご機嫌だったのに。

きららは今朝方大好きなロビーのブレッシアを生でみていたので
その時点ですでに6時半、なのに昨日の朝寝坊の余波でちっとも
眠くならなくって気が付いたら、9時。
11時過ぎにお嬢から「姉さん起きろ」Callがきても
そりゃあ眠くて眠くてどうしようもなかった。

お願いもう少し寝かせて〜とお願いして
「バカ写真発表会」には後から参加することにして寝直し・・・
お昼過ぎ再度姉さん起きろコール、今度はまぁなんとか起きれて
掲示板を確認してから来いという勧めに従いPC立ち上げて
(誰が管理人なんだろう(笑))レスつけて
目が覚めないよぉってぼーっとしてたら、またうとうと・・・

その時、どこか遠くから太鼓の音となんか大勢のひとが声を揃えて
・・・お神輿?そっか今日お祭りなんだ〜・・・
え?12月にお祭りぃ?ん〜でもダメ、思考能力、なし。
眠いからなんかちゃんと考えられなぁい

そしてまた眠りに入ってしまいそうだったその時
「大勢の人が声を揃えてなんか言ってる」という「音」でしか
なかったものが、急に「言葉」になって、びっくりして跳ね起きた。
ものすごーく聞き慣れたものだったのだ。

うら〜わレッズ!!!
ドドンドドンドン
うら〜わレッズ!!!

は、はい〜?ここまで、こんな大音響で聞こえるものなの!?

ああ、今日は天皇杯、そっかレッズ、ホンダロックに勝ったら
フロンターレとだったのか〜知ってたら自転車で観に行ったのに。

きらりんちは多摩川っぺりの東京側にあります。
んで、川向に等々力がみえるのだ。
ここに橋があったらほんっと5分で行けるのに〜。

等々力競技場があって、川があって、サッカーや野球のグラウンド
がある広い緑地があって、多摩堤通りって川沿いの道路があって
それにそって下に細い道路があって、
1ブロック入った辺りにうちの建物がある。
窓はもちろん、ベランダのシャッターまで閉まっている状態。

こりゃ、昇格が決まった試合でウォーリアーが浦和の駅まで響き
J開幕直後チアーホンは禁止になるのも当たり前だ。
ここ、閑静な住宅街だしなぁ。

身支度をしてバスに乗るべく多摩堤道路に立っていると
ますますはっきり聞こえるレッズのコール
「岡野オオ、岡野オオ♪」
おお、岡野出てるんだ、なんかやったらしいぞ。
なんて思いながらちょっと後ろ髪惹かれつつバスに乗る。
ちなみにフロンターレコールは一度も聞こえなかったよ(苦笑)

やっぱり一部と二部のチームってことかな〜。
逆の立場のナビスコの時もこう思ったけどね。

バスが付いた先ではすでにギャル2名が私の登場をまっていて
美味しく楽しく写真見て大騒ぎ。
やっぱり火独楽の焼きタンは極上だし、
私のkenちゃんは素敵。かっこいいよぉ。

今テレビではローマ戦、ヒデ、スタメンだったのね。
早朝はフィオとインテルだ〜みたーいっ
でも明日朝からお仕事なのでがまんしまっす。ちょっと寝不足だし・・・
あーんるいるいとヌーノにあいたいよぉ☆

掲示板はラル友が大挙としてやってきて賑やか〜
んでなんか、ユニコーンな今日この頃。


2000年12月13日(水)
 『Dude(looks like a lady)』 AERO SMITH (映画)

『Different for Girls』

16年ぶりに性転換した幼馴染に出会い、で、ラブストーリーって聞いたら
コメディだと思うよね〜?あたしだけじゃないよね?

んでもこれが意外によかったんだよ、
結構シリアスな性同一障害がテーマ(多分)の映画だった。
んで全編にチープなロックミュージックが流れているところがまたよし。

主人公の男は、33歳だったっけ?なのにほんっとやんちゃ坊主で
単細胞ですぐキレるし、イングランドのフーリガンとか
ライヴで騒いでる輩ってこういう奴なんだろうなぁという感じ。
警察官もスタジアムで警備してんのとか、こういう奴らなんだろうなぁと
私的には、かなりムカつく。

少年時代の彼らがすんごい美しかったのー
あそこ、もう少し丁寧に描いて欲しかったなぁ。

私って映画なんかは欧州のもののが肌に合うみたいです。

今日の曲は安直過ぎかなぁっていうか、
『ミセス・ダウト』のテーマだったね(苦笑)

明日は仕事が早く終わったらチッタに『パルプ・フィクション』
観に行くつもり〜えへ。やっぱり映画は映画館でみたいよね〜。


2000年12月14日(木)
 『Miserlou』 Dick Dale & His Deltones (映画)

『PULP FICTION』

映画ってサ、たいてーのひとが好きなモンだと思う。
どんな、はさておき。
全く自慢になりゃしないけど、アニメーションはともかく
実写の映画が好きではなかった。

活字中毒と言えるほど文学少女だったきららは友達に「速読?」
と言われる程のスピードでものすごい量の字を読んだ。
最近はすっかりおとろえちゃったけど、
「よくそんなことまで覚えてるね〜・・・」って言われるほど
細かいディティールを実によく把握していたし
それをソラで言うことができた。

だから言い訳ができた。偉そうな教育関係者かなんかの
「今の子供はテレビばかりで本を読まないから想像力が欠如してる」
なんて言葉に併合できて
そうだ、私には文字からイメージする力があるからいいんだ。
そう思ってた。
映像なんてつまらないとまで言った。
本のほうが偉いみたいな気持ちでいた。

実情は「判らなかった」だけなのだ。

例えば「黄色いカーテン揺れている」なんて物語の中で文字で読む。
私の中では前後の情報から勝手に様々なことをイメージする。
窓が開いているんだな〜とか黄色カーテンとその持ち主の
関係性とかを知らず知らずに思い浮かべて読み進む。

目で見る黄色いカーテンは、結構インパクトがあると思うのだけど
以前の私にはそういうのが全く残っていなくて
例えば作り手が以前出て来た部屋と同じ場所なんだよってことを
アピールしているような場合でもそれに気付けないのである。

文章では字面で誰が誰か判別できているものが
映像では登場人物が最初はストレートのロングで、その後髪を結って
でてきたら同一人物だと気付かずに見続けていたりする。

話が判るはずないのである(汗)

その頃チケット売りの仕事についていて、一緒に働いている仲間の
影響で映画をたくさん観るようになった。仕事柄試写状ももらえた。
カウンターでは日々「ぴあ」なんぞ眺めながら
様々な興行の話をする。芝居も観るようになったし
逆に仲間たちはサッカーを観にきたりするようになる。

映画っていうのは一回映画館に行くとたくさん「予告編」を
みせられて予告というのは実におもしろそうに作ってあるから
連鎖反応が起きて、どこかで「映像なんて」と思いながらも
何度も足を運ぶようになるのだ。

それでもやっぱり、私は映像に弱かった。
長い前置きですみません(汗)
つまり最初に観たときには私、全然判らなかったんですぅ(苦笑)

私にとってこの映画は冒頭にレストランでおばかカップルの
パンプキンとハニバニ(大好き〜)が立ち上がって叫んで
最初のテロップとタイトルが出るところで完結していたと
言ってもあながち間違いではなくって
今でもあのシーンのおばかっぷりが一番好きだし

後は、ロック姉ちゃんだった私の感覚だけなのだ。
いかんせんお話はチンプンカンプンだったのだから
ハッキリ言ってMTV(現VIBE)観てるようなもんだった。
例えば余りにも有名なダンスシーン、
手のひらで吹く投げキッス、

かっこいい〜〜〜!!!

一緒に行った、レザボアですっかりタランティーノに惚れ込んだ友達は
きらりんはそういう感覚的なひとなんだからそれでいいんじゃないかと
言ってくれたけれど、世間の評価が余りにも高くてびっくりだった。
「あれって、ものすごーくカッコよかったけれど
そんなに評価される映画だったんだろうか?内容・・・あったのか?
私には何がいいたいのかさっぱりわかんなかったぞ」

そんなきららもたくさん映画をみるうちに完全に打ちのめされる
作品にも出会ったし、今の私は”映像で表現するからこそおもしろい”
って世界があることも、よく知っている。

だからね、ずっとまた観ようと思ってたのよ。

そんな訳でチネグランデでのクリスマスの特別上映、
1000円の前売り券を整理券と引き換えると、クラブチッタ跡地には
クリスマスの飾りつけとウェルカムドリンクやチキンが用意されている。
わお、なんかいい感じー☆

あの頃の私、映画やお芝居を観るときにもいつも何か考えていた。
作り手が何を言いたいのか。

こういうの観るとね、「それについて書く」なんて
ほんっとくだらなくて意味がないことに気付きます。
一級の娯楽品。相変わらずカッコよくって、
サイコーーーにおもしろかった。
『パルプ・フィクション』なんてこれ以上なく内容を表してるよな〜

あの頃の私も、何も考えずにただただ楽しめばよかったのに。
カッコいいからいいや、まで行き着いてたんだから。

あーーー楽しかった♪

ここまでひっぱっておいて結末がこれかい(笑)



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