日記×エッセイ...みち

 

 

「一瞬の風になれ」を読んだ。 - 2007年05月03日(木)

全3巻のこの作品、途中まではのん気に読んでいました。昨日の日記の時点は、のん気に読んでいた時期。「おもしろいわあー、宮部さんの帯文の“零コンマ一秒単位の成長を見事に文章化”ってその通りだわあー、宮部さん適切な表現だわあー」とのん気に読んでいました。

昨日の日記を書いたのが日付が今日に変わった頃だったか。とにかく寝る前に書いたわけで。そして、もうすぐ2巻も読み終えるからと、ちょっとだけ続きを読んで寝ようとしたのがまずかった。

2巻の終盤で加速。ぎゅんっと景色が変わって見えるくらいの加速。特にわたしは県駅伝に新二が見に行く場面がもう、たまりませんでした。
そんなわけで。おかげさまで。そのままわたしは4時くらいまで起きている羽目になりました。

そして本日4時に寝て起きた後に3巻に進んだわけですが。もう「この作者は何者!?」と思う感じに。この人すごい! 宮部さんの帯文の言葉が恐ろしく実感できました。その通りだわあーどころじゃなかった!
零コンマ一秒単位の成長。
作者さんにすごいと思うのもつかの間、すぐに話の中に気持ちが戻されていきます。

読んでいる途中で、風呂に移動することにしました。湿度の多い場所で存分に泣こうと風呂支度。汗と涙とを垂れ流し。
予感どおり、3巻に関しては好きなところがありすぎるくらいで。「ウレシイ」の感情が高まって泣きまくりました。3巻がもっとも分厚いのですが、「これだけ厚いから充分読める!」と思ったけれど、読み終えてみれば7分目くらいな気分で。充分に足りているけれど、ああー!もっと読みたいー!と思わせてくれる作品。

やー、自分をすっごいリセットできました。
作者さんの他の本も読んでみたい!
後でまた、1巻からもう1回読むぞ!


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