Diary?
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2010年10月31日(日) 座ってた一日

昨日は台風の中、以前の住まいの近くで概ね「座って何かしてもらう」という一日を過ごした。

まずは歯医者。先日処置してもらったところに、なんだかんだ注文をつけて削ってもらったり磨いてもらったりしていい感じに。でも最後は抗生剤を詰め込まれて痛くてしょんぼりする。

次は美容院。歯医者から歩いて15分くらいだが、台風まっただ中につきタクる。わかりやすいかと思って「自動車学校のあたりまで」と言ったら「教習所には何十年も縁がないもので…」と、思いっきりカーナビを頼られた。考えてみたらそりゃそうだ、プロの運転手さんだものなあ。美容院では座って髪をなんとかしてもらう。美容師さんが突然「カリスマになろうと思う」とのたまうので、はあそうですかとお答えする。カリスマ美容師になるってことなら。今からカリスマギタリストになるとかいうことならちょっと待てと止めるかもしれないが。

そのあとは駅ビルのうどん屋で、座ってうどんや天ぷらを作ってもらって食べる。ウェイトレスはすごく働き者で気のきくヤンキー娘と、全然使えないおしゃれ系娘。ヤンキー娘が根気よく教えているのだが、おしゃれ系はまったくサービス業に向いていない。ヤンキー娘に労いの視線を送っておいた。

あまりにも一日中「座って何かしてもらう」だったので、こうなったらマッサージも行って「寝転んで何かしてもらう」も達成しようかと思ったけれど、美容院でちょっと揉んでもらったら満足したのでやめておく。


2010年10月25日(月) トリプルパンチ

昼過ぎ、歯医者帰り。

おなかがすいたけれど、痛みが引くまで仏像でも見て気を紛らわせよう。
→松岡美術館、休館日。そうですか。

では紅葉をはじめた樹々と鳥の声の中、ベンチで休みたい。
→自然教育園、休園日。そ、そうですか…

彷徨っているうちに痛みもましになってきたら、目黒の駅ビルの謝朋殿でお粥を食べよう。
→謝朋殿、なくなってた。そうですかそうですかっ

そんなわけで、女子に大人気とやらのSoup Stock Tokyoに初めて入ったよ。
弱った時に食べるには、ちょっとこってりした味だった。そういえば昔、目黒に別のスープ専門店があったけれど、あっちの方があっさりしてたなあ。後発のSoup Stock Tokyoに駆逐されたようで残念だ。あのヘンな眼鏡のおっさん、商売上手いからのう。


2010年10月23日(土) 宣告


「もしかしたら、ダメかもしれない…」と、医者が言うのだ。歯医者だけど。

今日は阿佐ヶ谷でジャズ、明日は横浜で日中楽器大会の予定で、そして月曜日はイキオイで有給休暇を取っていた。しかし意外な急用が入った。歯医者通いである。ダメかもしれないのは私の奥歯だ。相変わらず虫歯は無いが、歯が丈夫な人は土台の方が先にやられるっていう、アレだな。

数日前から顎の右側が「ぷっくり腫れて赤くなる」という、あれはマンガ的表現じゃなくて本当だったのかと感動する事態に陥った。歯医者の新規開拓をする勇気がないので、1時間弱かけて以前の住まいの近くまで遠征。月曜日もまるでこのために休暇を取っていたかのようで、ラッキーなのかアンラッキーなのかよくわからない。先生は温存主義なので「ダメかもしれない」と呟きながらも温存の方策を探っている。とりあえずすぐ抜くとかいう話ではなさそうで安心した。

とはいいつつ、今日もちょっとはジャズを聴き歩いたし、明日は予定通り横浜で一日遊ぶけれども。せっかくの中華街ランチ、抗生剤のせいで酒が飲めないのが残念だ。

おまけ
特許庁の図形商標検索で、ウィーン図形分類1に 2.9.10 を指定して検索すると、歯医者キャラがざくざく出てきて楽しい。
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Syouhyou/syouhyou.htm


2010年10月01日(金) 夢か現か

今日のお昼、パンコントマテで極太スパゲティをむちむちと食んでいると、背後の席から若い女子2人の会話が聞こえてきた。どうやら仕事が大変で辛いらしく、愚痴をこぼし合っている。
「もうこうなったら、プライベートに現実逃避しなきゃねー」
など。

聞くともなしに聞いていて、ふーん大変なのねーとか思いつつ、途中で「あっ」と思った。
「プライベートに現実逃避」?

わけがわからない。いや、何故わけがわからないのかもよくわからない。アイスコーヒーを飲みながら、落ち着いて考えてみる。

私の場合はプライベートが現実であって、仕事の方が職場にいる時だけ見ている夢のようなものなのだ。だから職場から一歩外に出たら、仕事のことは朧げで別の世界の出来事のような心持ちになる。はっきり言って、職場の外で仕事について考えることが殆ど無い。何度か転職したけれど、どの仕事でもそうだった。自分で言うのも何だが、仕事はまあまあちゃんとやる方だと思うし、働くのは好きなんだけど。

そんなわけで「プライベートに現実逃避」にびっくりしたんだけど、デザートのムースを舐めながらよく考えたら、羨ましい気がしてきた。だって現実逃避するような、夢のようなプライベートってことだよね。むむぅー。いいなあ。

そのようなランチタイムでございました。ごちそうさまでした。


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