海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2005年12月31日(土) 今年最後のサプライズ!

きのうの一件で今年のサプライズは打ち止めかと思っていたのですが、大晦日にまたまた大事件!

近くのお得意様が「廃業宣言」されました。

ずっと湖魚の佃煮加工所と酒販店を経営されていたのですが、数年前に御店主が亡くなり息子さんが佃煮部門、店主の奥さんが酒販店を継いでおられました。

熱心な息子さんは佃煮のほかに珍味類の生産加工にも手を広げられ、たくさん取引先を増やされたのですが、配達主体の酒販業の方は先細りで経費もかさむということで今年限りで廃業を決断されました。

ほろよいがこの業界にはいったころ、御店主は御健在でバリバリ商売しておられ、年末年始で1.8リットルビン500本以上を販売する有力酒販店だっただけに、とてもさみしい思いがします。

こんな調子で御得意先が減っていくのは残念ですが、後継者がいない酒販店さんがほとんどなのですから、これからもこの傾向が続いていくと見て対策を考えねばなりません。

「都会志向」ではなく「地元重視」で経営してきたわが社も、思い切った舵取りが必要になってくるでしょう。




2005年12月30日(金) 夜明け前

弊社にとって、売上ベスト10にはいるクラスの酒販店さんが、昨日「自己破産」の手続きを開始されました。

社長さんが今年倒れられ、息子さんと奥さんががんばって切り盛りされていたのですが、どうにもならなかったようです。弁護士事務所から来た書類を見ると、けっこうな負債をかかえておられた様子です。

このお店にかぎらず、最も売らねばならない12月なのに、最盛期と比較すると情けなくなるような仕入れしかしないお店がゴロゴロしています。

「いい原料米を仕入れ、良質な日本酒を消費者に提供したい」というメーカーの思いとはうらはらに、既存の酒販売チャンネルの弱体化は目を覆うばかり。一体、酒の業界というのはどうしてここまで劣化したのでしょうか。

気やすめにもなりませんが、西洋の諺を一発!




「最も寒く暗いのは夜明け前」






2005年12月27日(火) 小容量化

最初の納品分が完売したのか、二三日前から「初しぼり」の追加注文がはいりはじめました。

大雪のせいか、今年は少し販売ペースが遅めで、容量も1.8リットルビンから720mlビンへのシフトが感じられます。

お歳暮も吟醸や純米など単価の高いものは720mlの注文が多くなってきました。1.8リットルビンでガボッ、ガボッと出て行くのは気持ちのよいものですが、そうは問屋がおろさなくなりました。

1.8リットルビンが標準的容量だった日本酒の世界も、着々と小容量化しているのを実感します。



2005年12月26日(月) 白い悪魔

今日も1日中、雪・ユキ・ゆき!いったいどうなっているのでしょう。

お正月準備でお客様の購買意欲旺盛な時期に、出足をくじく雪が白い悪魔のように見えてきました。



2005年12月25日(日) 白銀の世界




ときならぬ大寒波も一段落。朝から真っ青な空が広がっています。

寒さもゆるみ、早朝、湖岸やマキノの山間の集落には冷涼なモヤがかかりました。
「忙中閑あり」といいましょうか、マキノをひとまわりしてとった写真です。

ご笑覧あれ。










2005年12月24日(土) サンタさんの追跡

ネット好きの方ならもう御存知かもしれませんが、NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)がこんな粋なホームページを開いてます。

TRACKS SANTA 2005
http://www.noradsanta.org/jp/default.php


日本でいえば航空自衛隊防空指揮所(本当にあるかどうかは知らない)といったところなのでしょうが、普段、大陸間弾道弾や国籍不明機の監視をしているいかめしい組織が、子供たちのために大マジメにサンタさんを追跡(ほんとはフリをしているだけなのですが)している姿はなんとも微笑ましく感じます。

HPの「歴史」のところをごらんになったらわかりますが、1本の間違い電話がこの企画を生み出したそうです。軍人さんもこんなユーモアーのある方たちばかりならいいのですが。

「かっこいいダウウンロード」のコーナもほんとにカッコイイです。



2005年12月23日(金) 発送終了状況

午後6時すぎまで蔵元直送の出荷作業。

高島市内の酒屋さんからの注文はこの大雪で客足が途絶えたのか、ほぼ沈黙状態。時折「初しぼり」1.8肇丱1本とか、「純米吟醸」720mlバラ1本とか信じられない注文が舞い込みます。お声をかけていただくのはありがたいのですが、年末の繁忙時にこんな注文をプロの酒販店様がなさるのはいかがかと思います(ちゃんと対応させていただきましたが)。

代わりに頻繁にかかってくる電話は発送確認のお問い合わせです。17日の「初しぼり」出荷開始から精魂こめて作業しているのですが、予約分はともかく、19日前後にお聞きした御注文は、発送が2日くらい先になってしまうものが出てしまいました。ましてこの大雪、ヤマト宅急便も全国的に1日から3日の遅れがでてしまい、石川・福井両県方面には23日、24日荷物受付停止となっています。

現在の状況ですが、なんとか今日23日までに受付させていただいた発送のほぼ90%を終了することができました。24日には完了いたしますので、お待ちいただいている方はいましばらくお待ちください。



2005年12月22日(木) 吹雪いてます




昨日からの寒波で日本全国マヒ状態ですが、マキノも思い切り降っています。

今年、予想以上に出ている(1.8リットル詰からシフトしている感じがします)「初しぼり」720mlビンの詰口のために、大阪のビン屋さんに大至急発注したビンが、積雪による滞貨で3連休があけないと出荷できないと言ってきて、ちょっと困っています。

クリスマスに持ってきてねと、京都のビン屋さんに頼んでいた1.8リットルビンははたして到着するでしょうか?これがつかないと今年最後のビン詰めができません。

高島市外のお得意さんは、クリスマス前後に「初しぼり」を買いにおいでになるのですが、この状態では足が遠のいてしまい、年末の売上にモロ響いてしまいます。

あやうし吉田酒造!



2005年12月21日(水) ヤマトの諸君!

本日もあいかわらず「初しぼり」の出荷作業と配達にあけくれました。
時間はアッというまにすぎて夕方になってしまいます。

ウチの裏に宅急便のマキノ営業所があり、集荷のトラックはここを振り出しに湖西の各営業所をまわり、栗東の集荷ベースに向かいますので午後7時ごろまで荷物を受け付けてくれますので大助かりです。

そうして出した荷物が、翌日午前には東京の送り先に着くのですからオドロキです。ヤマト恐るべし!

とはいうものの、ヤマトの諸君は連日のハードワークで疲労のピークに達しているのか、こわばって憔悴した顔をしておいでです。

ストレスによる過食でまたまた体重が増え気味の専務はいよいよ疲れが腰痛となってあらわれました。

あともう少し、ここが踏ん張りどころです。ガンバレヤマト!ガンバレ専務!

2005年が終了するまで後10日。



2005年12月20日(火) お歳暮つくりはバイアスロン

ほとんど1日中お歳暮ギフトの荷造りに追われました。

もう何年もやっているので慣れたものですが、一番のネックは「のし書き」です。

ヤマトの酒ボックスにお酒を詰め込んだり、ガムテープで封をしたり、時間指定のシールを貼ったり体育会系の作業の中に、ふと訪れるみやびな「のし書き」作業。

一升瓶をパッキングして筋肉が強張っているのに筆ペンをつかって、「お歳暮」やら「粗酒」なんてお習字をするのですから、なかなか思うような字が書けません。

この静から動、動から静へ移行する感覚はまるでバイアスロンだねえ、なんてバカなことを思う「ほろよい」でした。



2005年12月19日(月) おつかれモード

「初しぼり」発売開始から発送に追われています。

ありがたいことにDMのお客様や、高島市内の酒販店さんから発送のFAXが連日多数舞い込んでうれしい悲鳴をあげています。

ほとんどの荷造りを実は「ほろよい」がやっているのですが、営業時間中は仕込やら電話やら来客やらで思うように仕事がはかどりません。夜は疲労困憊してしまって9時には寝てしまい、早朝4時くらいに起きだして仕事を片付けるのが一番はかどります。

あと1週間くらいこんな生活が続きそうです。



2005年12月16日(金) 「初しぼり」通信/おかげさまで

「初しぼり」おかげさまで、第1回ビン詰め分の在庫がほとんどなくなりました。

週末においでになるお客様の分が足りなくなるおそれが出てきましたので、明日は2回目のビン詰めをやる予定です。

とハイテンション状態でいたら大寒波襲来の天気予報。吹雪がひどいとお客様の足が遠のきます。頼むからほどほどに降ってくれい。



2005年12月14日(水) 討ち入り前夜




↑新調なった酒林。これから1年よろしくお願いいたします

ほぼ一日がかりで仕込み1号の新酒を根こそぎビン詰めしました。

あしたはいよいよ酒販店さんへ討ち入りです。

「初しぼり」いよいよ明日から順次店頭にならんでいきます。

↓今朝もよく冷え込み、冷涼な大気は遠くまで見とおせました。三角の山は近江富士として有名な三上山です。





2005年12月13日(火) 「初しぼり」通信/ビン詰め前日




↑待ちタンクの「初しぼり」。しぼった翌日でほんとの出来たてホヤホヤ。

いよいよ明日はビン詰め。
営業兼ビン場担当の小林君がビン詰めの段取りをしてくれました。

まだうっすら白濁している新酒をビン詰め場の待タンクに目一杯移動し、ラベラーやレイメイ(零細蔵元愛用のボトリングメカ、弊社では昭和40年代から使用している往年の名機です)のセッティングを終えました。

明日、蔵の蒸し取りの手伝いを終えたら、4人がかりでほぼ1日かかって1.8リットルビンや720mlビンを詰めてしまいます。

おそらく2日ほどで完売してしまい、次のビン詰めを準備しなければならないでしょう。

蔵人さんのお給料や、「キャッシュでニコニコ即金決済」の原料米代をまかなうために資金需要がピークになる時期です。がんばって販売しなければ年が越せませんとです。

↓水切り台車にスタンバイしている一升瓶。あしたはこの中に「初しぼり」がはいります。






2005年12月12日(月) 「初しぼり」通信/19日目




↑絞って「垂れ壷」にたまった「初しぼり」。いい色をしているでしょう。




↑麹屋の石垣さんもニコニコ作業をしています。

本日午後、上槽(じょうそう/お酒をしぼること)しました!

この日記は新酒第1号を飲みながらかいています(ヘヘッ役得ですね)。

毎年きまって「まれに見るすばらしい出来!」とホメちらかすボジョレーヌーボーではありませんが、今年は本当に美味しい!キリッと男性的でキレのよい甘口の「初しぼり」ができあがりました。

明日は「にごり酒」のビン詰め、あさってはお待ちかねの「初しぼり」のビン詰めです。15日以降順次酒販店さんにならび、チラシでお約束したとおり17日にはすべていきわたることと思います。

夕方より京都方面に配達にいってきましたが、帰りは新旭までカラカラ天気だったのが、今津から猛烈に吹雪いてきて、酒波のあたりでは地吹雪のようなありさまでした。明日はけっこう積もるのではないでしょうか。




↑恒例、婆っちゃんのお習字POPも準備完了!



2005年12月11日(日) 「初しぼり」通信/18日目




↑いよいよ明日かあさってには絞りです。

きょう「初しぼり」に使用する「四段」を仕込みました。

「四段」とういうのは、お酒の味わいを深めるために、別に仕込んだ甘酒を加える作業です。

いよいよ明日かあさってには新酒第1号の誕生です。




↑今朝、四段を仕込む西尾杜氏と青木君




↑酒林も完成、いよいよ新酒商戦の火ブタが切って落とされます。



2005年12月08日(木) 「初しぼり」通信/15日目



大荒れの寒空が2日ほど続き、今日はようやく晴れ間が見えました。

配達があって大津まで往復したのですが、南の方はカラカラ天気で琵琶湖はキラキラ輝き、比良山系や伊吹山は白くなっていました。

お歳暮の注文も続々はいりはじめ、小人数な会社なので、ビン詰めの準備やら、小売店さんへの配達、週末のマキノ「あったか市」のチラシ作成というボランティア作業もあって、ちょっと仕事がとどこおり気味です。

さて「初しぼり」のモロミは本日15日目で、日本酒度が−10、アルコール分は16%を突破し、もう立派なお酒です。

あとは目的の成分にするために、品温のコントロールをしっかりしなければなりません。



2005年12月05日(月) 「初しぼり」通信/12日目〜浮島現象








昨夜来から冷え込みが厳しく、早朝から雪が舞っています。

浜から眺めた琵琶湖の南岸は、急激な冷え込みで、かなりはっきりとした「浮島現象」が見られました。

「初しぼり」のモロミの状貌(じょうぼう/表面の泡の様子をいいます)は昨日と変わりませんが、中では酵母クンがアルコールを生産しつづけています。



2005年12月04日(日) 「初しぼり」通信/11日目



11月24日に最後の「留」仕込みを終え、順調に発酵中です。

モロミの成分は、日本酒度が−20、アルコール分は15%前後ともうほとんどお酒になっています。きのうから少し冷却を強め、発酵を押さえ気味にしています。


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