Love Letters
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2007年05月22日(火) テレビ電話


 新しいワンピースを見て欲しくて、

 あなたとテレビ電話をしました。

 携帯を買ってからお互いに一度も使ったことのない機能。

 マニュアルも読まずに

 いきなり使ってみることにしました。




 電話をする前、少し不機嫌だったあなた。

 あなたは駐車している車の中からだったので、

 近所の人に見られたらと思うと

 気持ちが落ち着かなかったようです。^^




 着信音が鳴って

 テレビ電話のボタンを押すと、

 しばらく待って

 あなたの顔が写りました。

 大きな方の画面には、

 まだ少し不機嫌なあなたの顔。

 小さな方の画面には、

 笑っている私がいました。




 私の顔を見て、




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 ハンズフリーなので声は聞き取りにくかったけれど、

 まるで会っている時のように

 お互いの想いが伝わるようでした。




 あなたが悪戯して、

 画面に向かって手を伸ばしました。

 私の鼻を摘もうとしているみたい。(笑)


 「スカートめくって見せて。」


 ちょっと厭らしい顔であなたが言いました。




 今度会えるのは来月の半ば。

 インターバルの寂しい日にも

 テレビ電話でなら会うことが出来るね。




 「こっちからかければ小夜子は電話代かからないから、

  また今度、テレビ電話しようか。^^」


 あなたから提案してくれるなんて珍しいこと。




 電話を切った後、

 あなたからメールが届きました。


  小夜子の笑顔可愛いよねぇ。^^


 最近いつもポーカーフェイスだったあなた。

 そんなあなたらしくない素直な言葉が書かれていました。



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2007年05月11日(金) 月の満ち欠け


 あなたとの関係が上手くいかなくなった時に、

 友人がこんな風に言ってくれました。


 「月は満ちる時もあれば、欠ける時もある。

  今は欠けていても、やがてまた満ちる日が来るよ。

  その満ち方は以前と違って見えたとしても。」


 とても語彙の豊富な知的で優しい友人。

 ありがとう。^^

 私達はもう一度やり直せそうです。



 今回あなたと何度も口論をして、

 あなたが切れて冷たい言葉を吐くところを

 初めて目の当たりにして、

 あなたが私に言いたくても言えなかったことを

 少しは知ることが出来たような気がします。



 誰かが言ってたっけ。




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 自分ばかりが傷ついてると思っていたけれど、

 私も無意識に言葉であなたを追い詰めたりしていたのだと

 今回初めてわかりました。



 もっと優しくなりたい。

 もっと強くなりたい。

 そして、あなたを愛したい。



 月が再び満ち始めています。

 それはどんな形をしているでしょうか。



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2007年05月07日(月) 見つめあって愛し合いたいのに


 シャワーを浴びて、

 ベッドに寝転ぶあなたの隣に滑り込んだ

 あなたがぎゅっと抱きしめてくれる

 この瞬間が好き




 「小夜子の身体、つめたいね。」


 あなたの指が私の身体を優しくなぞっていく

 あっという間に熱を帯びる私の肌

 身体の隅々まであなたに支配されていく…




 あなたの舌が私の口の中を

 しつこく舐めまわす…

 あなたのキスはとても長い

 永遠に焦らされそうと感じるくらいに…




 私が着ているレースの黒いキャミをはいで、

 胸の先端をそっとつねるように摘む…

 甘美な痛さに

 身体がきゅっと反応する




 互いの脚を絡ませながら

 胸の先端を噛まれながら

 私のそこは

 もう十分なほど濡れて

 あなたのものを欲しがっている…




 やがて、あなたはショーツの紐をするりと解き

 すでにびしょ濡れになった花びらを

 優しく開いた

 繊細かつ大胆なその指で

 ふくらんでいる花芯から

 熱いものが溢れ出る泉の奥まで

 丹念に丹念に

 愛撫してくれる




 やがて、二本の脚が硬直し、

 身体が反り返り、

 私はあなたの腕の中で逝かされる

 あなたの冷酷な指が

 私をくりかえし逝かせる

 容赦なく何度でも…

 私は壊れたおもちゃみたいに

 何度も大きな悲鳴を上げた

 身体が小刻みに震える




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 ようやく

 あなたは私が欲しいものを与えてくれた

 あなたの硬いものが

 私の奥を突く

 突かれるたびに身体が熱くなる

 あなたの胸にしがみついて

 あなたのものを感じる

 あなたの形

 あなたの温度を

 強く感じたくて

 ずっと感じていたくて

 あなたの背中に

 きつく脚を絡めた




 快感に目を閉じてしまう

 最初から最後まで

 見つめあって愛し合いたいのに



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2007年05月04日(金) 真昼の吐息


 もう長いこと

 お日様が高いうちから抱き合うなんてこと

 ありませんでした。

 そういうことが気恥ずかしくなったのか、

 そんなに性急になる情熱も忘れていたのか…




 ホテルのベッドで

 しばらくあなたとじゃれていました。

 遅めのランチを済ませたばかりで、

 バーへ行くにはまだ早い時間。




 あなたとじゃれている時の私は

 まるで猫みたい。

 くすぐったくて、気持ちよくて、切なくて

 おかしな声が出ちゃう。




 次第にあなたにもみくちゃにされて、

 唇や耳たぶや首筋をいやらしく舐められて…

 明るい日差しの中で、

 気がおかしくなるほど

 あなたを欲していました。




 あなたのジーンズのジッパーに手をかけて 




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 キャミソールとショーツになって、

 あなたのものを愛しました。

 あなたの瞳を時々見つめながら、

 あなたが気持ち良くなるやり方で…

 口の中で

 愛しいソレが逞しくなっていくのを感じるのが

 たまらなく好き。



 
 あなたが感じているのを感じて、

 狂おしいほど愛おしくなる… 




 「ねぇ、こうしてると、

  びしょ濡れになっちゃう。」



 
 あなたは無表情のような、

 動物のオスのような眼差しで私をみつめ、

 あなたの腿にこすりつけていた

 私の胸のふくらみに手を伸ばし、

 焦らすように可愛がるのでした。



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小夜子

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