山崎ナオコーラのツイッター
『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(仕事のご依頼をくださる場合、あるいは作品や仕事についてご質問をいただく際は、書籍を出版している出版社さん宛てにお願い致します。
私に転送してもらえますので……)。

カギカッコ
2004年10月31日(日)

会話文以外のカギカッコっていうのが、あまり好きじゃない。
「私は通常の意味では、この言葉を使ってません」というような、なんとなく傲慢な感じに見えてしまう。

言葉を、通常の意味で使うことなんてない。
言葉の意味なんていうのは、その場所、その時、その人だけのものだ。

共通認識を求めるのは不可能。
それでも、人は生きていく中で、「こういう時に、こういう使い方をすると、きっと相手にこんな風なイメージを喚起させるだろう」という予想の言語感覚を身に着けているので、それを使う。

どうしても、この言葉じゃ、違う、あるいは「いわゆる……」という意味で使いたい、と思うときは、他の言葉との妙な組み合わせをさせて違和感を持たせるだとか、そういう風にした方がスマートに感じる。



宦官
2004年10月30日(土)

母が遅くなるとのことだったので、夕食を作る。
ポークソテー、ナスとひき肉の煮物、えのきのみそしるにした。

小川洋子の『博士の愛した数式』を読む。



水掻き
2004年10月26日(火)


寺尾聰はかっこいい。

湯本香樹実を読む。こういう風に、丁寧に生きられたらなあ、と思う。
私は生き方が雑だ。

最近はアジアンカンフージェネレーションをよく聴く。

26日の朝日の夕刊で、私が書いた小説を書評してくださったのが載っていた(苦手な顔写真入りで)。ま、いろいろ思う人がいるだろうな。



谷間のユリ
2004年10月24日(日)

池尻大橋でマンドリンの練習をする。


東横線
2004年10月23日(土)

東横線に乗って、友達の出る、マンドリンの演奏会に行く。
パフォーマンスがいろいろあって面白かった。
途中で地震があった。




2004年10月20日(水)

食べる前に「豆腐おいしいね」と言いそうになる。




無意識の手
2004年10月19日(火)

意識をされていない手は人の目を惹く。

例えば右利きの人が字を書いているときの左手。

右手に力を入れるときに、左手にも、少し力が入ってしまっている感じや、
右手で何かしているときに、自由になっている左手の、意思とは無関係そうな動きなど、とても魅力があって、ついじっと見てしまう。



銀の靴
2004年10月18日(月)

授賞式なるものに出かける。

角田さんが可愛かった。が、緊張して何も話せず。

式の最中や終わった後に、私が書いた小説のタイトルを人々が言っていたが、「こんな変なことを言わせてしまって申し訳ない」と思った。
自分はまだ、このタイトルを口に出したことがない。こんなこと言えない。

幸せはなり続ける状態のことじゃなくて、「なる」もので、そのあとも上がったり下がったり紆余曲折して良い、というような話を聞く。

私はアクアガールのスカートと銀の靴をはいて楽しかった。

いろいろ素敵な人がいて、遠くから見れてよかった(近くには行けない)。

もうひとりの受賞者の男の子は爽やかだった。

それから、優しい方々も多くいて、和んだ。



血行が良くなると、何か変わるの?
2004年10月16日(土)

大学のときの同級生たちが賞のことでお酒を飲むというので、渋谷に行く。


孤独
2004年10月15日(金)

孤独癖がどんどん進む。

ひとりというのはほんとうに気楽だ。



幸せ
2004年10月14日(木)

私は一生幸せにはならない。


毎日更新
2004年10月13日(水)

毎日更新してるんですけど、形而上のことなので、みなさんには見えないかもしれません。

というか、すみません。
これからは3日置きくらいに書きます。

ああー、久しぶりにリリアンしたいなー。




2004年10月12日(火)

肌は刺激を受けさせた方がいいので、暑いすぎるか、寒すぎる方がいいですね。
暑すぎるときは服を着ること。寒すぎるときは服を着ないこと。



田園都市線
2004年10月10日(日)

母が私の買った私の服が好かないらしく、買い直しに行こうというので、渋谷に一緒に行った。
しかし私はますます自分のセンスに自信がみなぎり、気持ちだけ受け取って買い直しはしないことにする。
パルコでお昼ご飯(母はハヤシライス、私はオムライス)をおごって、母と別れる。
田園都市線池尻大橋駅でマンドリンの練習をする。
その他、台風などにより、予定が変わる。
小説読んでくださった方、メールくれたり、祝ってあげると言ってくれた方、嬉しかったです。
ま、でも小説はみんなのものですから、気楽に。



詩の受賞式
2004年10月09日(土)

以前、埼玉文藝家協会というところに詩を送った。
それがさいたま市長賞というものをいただけるというので、台風の中、授賞式と講演会と懇談会に出た。

70歳を過ぎているとおっしゃっていたが、すごくきれいで素敵な女性の方が選者で「勉強なさいね」というようなことや、いろいろと喋ってくれて嬉しかった。「夜中まで、目が真っ赤になるくらいになって、選んだのよ」

私は、本もしっかり読んでいないし、政治のことも知らない、戦争のことも知らない、『源氏物語』のこともよくわかってない(卒論で扱った話をしたのだけど、突っ込まれるとしどろもどろになった)、人生経験もこの年にしては少なく、これからすることがたくさんある。
時間は限られているのだから、自分で選んだものを、自分で決めて、勉強したい。

そうは言いつつ根がなまけ者なので、気がつくとベッドの上で昔のマンガを読んでいる。



大陸的な
2004年10月07日(木)

「文藝」に私が書いた小説が載る。

写真で言うと、どちらかというと大陸的な顔立ちの方が私です。

写真というものがどうしても苦手で、「恥ずかしい」というのが先立ってしまうのだが、カメラマンの方が重い荷物持ってきて一生懸命撮ってくれたもの、編集者の方が気を遣って載せてくれたものだろうと思うので、「恥ずかしい」だのとくだらないことは思ってはいけない。
私は人生の8割方のことを恥ずかしいと感じているが、もういい年なので、4割に減らそうと思う。

恥ずかしいと言いつつ、このタイトルをつけている。
たぶん、恥ずかしいと感じられるから、このタイトルがいいと、自分は思ったのだろう。
しかし内容はかなり牧歌的です。

読んでいただけると嬉しい。

山崎ナオコーラというのが私です。



「そうですね!」って笑っていいとものように
2004年10月03日(日)

友人と、みなとみらいで管弦のコンサートを聞く。



心が動いていく様
2004年10月01日(金)

信念を持っている人、というのも魅力的かもしれないが、心が揺れている人には、もっと惹かれる。

「考え方が好き」というのもあるかもしれないけど、「あの人の心の動き方が好き」というのもある。

気持ちの動き方のくせを知って素敵に感じたり、弱い気持ちと強い気持ちの間を行きつ戻りつしてる人が気になったり、「ああ、この人はこういうことがあると、いつもこういう風に心が動くのね」と思ったり、過去を否定する複雑な動きを見せる理解しがたい心にも興味があったり、ころころ考えが変わってるように見えても一生懸命考えているようであったり。

心が動いていく様は、人を惹きつける。




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