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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

題名;
2003年07月30日(水)

本文;
水に映る花と、咲いている花と、どっちが本当の花か、あまりわからないなあ、と考えた。
匂いがする方かな。

旅に出たい。

そう、旅に出たいときというのは、お金を掻き集めてひょいと出かけてしまう衝動が出てくるものだ。

タオルの起毛のような人生か。

タオル;
人間ぎりぎりのところが見たい。
汚いものが見たい。




男の人
2003年07月29日(火)

毎日書く、と言っていたのに、間が空いてしまいました。
言い訳をしたいのですが、高校野球でぐったりしていたのです。

私は金子光晴に、今影響を受けています。

放蕩に耽りたかった。

洋行したい。

この人はたぶん、才能がある風でもないし、特別の何かがあるわけでもない。
ちゃんとした考えもなさそうだし、立派な人では絶対無い。
(読んでると、あまりのことにびっくりすることがある。倫理からかけはなれてるというか。気持ち悪くなるほど)
でもきっと、男の子からも憧れられるような人だったんじゃないか、と思う。
とりあえず器がでかい。

この人が女の人がすきだったように、私も男の人がすきなような気がしてきた。
そんなに恋愛経験もないけれども、よく考えると昔から結構男の人がすきだったような気がする。











まだ見ぬ犬
2003年07月21日(月)

将来飼う犬のことを考えた。

チョコレート色で耳が垂れている。ウサギ狩りの得意そうな犬だ。

それから、私はたくさんの孫を産む。

将来理想のくらしができたらいい。

そのために、がんばらないと。

このいばらの道を。

やりたいことやる。
お金儲けする。
人にやさしくなる。

それから大勢の孫にかこまれて、臨終のときを迎える。
「この女は一生が冗談みたいな女だった」
などと言われたい。

いばらってなんだろう。
それに孫はどう考えても産めない。




西日暮里
2003年07月16日(水)

この前、新宿の駅前を歩いているときに、例の、
「手相を勉強しているんです」
という人に声をかけられた。若い女の人だ。
ちょっと意地悪な気持ちになって、依然から聞いてみたかったことを聞いてみようと思い、
「どういう勉強をしてるんですか?」
と言ってみたところ、
「手相です」
と繰り返す。違う聞き方にしようと思い、
「どこで勉強しているんですか?」
と聞いてみたところ、
「西日暮里です」
と言うので、可笑しくなって、もう、いいです、と言って別れた。

この人たち、後ろに控えているだろう人はともかく、この声をかけてくる女の人たちは本当に悪いことなどしていないつもりなんだろうな、と思う。
でも、知らない人に声をかけているのだから、それなりの責任を自覚して欲しいとも、思う。
そっちが踏み込んでくるなら、こっちも踏み込むぞ、と思う。

しかし西日暮里。
いいところを突く。
うまい。



ご飯粒の粒という粒に、仏様が
2003年07月15日(火)

本当に孤独だ、私はひとりぼっちだ、とさっきお風呂で泣いて、あがってから、日本酒のみながらこれを書き始めました。

あーあー、実家は楽しいなあ(ヤケ)。

何歳からでも人生はやり直せ……まじかよ。

孤独というのは生まれたときから本来的に持ってる感情できっと、一生つきまとう、状況や周りの人では変わらない、

などとこねこねと考えていたが、おそらくつかれているだけだろう。

今、高校野球がテレ朝で始まり、テレ朝班の私は毎日夜中の帰宅になってしまう。いろいろ考えると気が張って、へんになってくる。
そういえば、ミスをした。小宮悦子が夏休みに入ったのに、長野と青森の新聞には載ったはず。

あれ?

しまった。お酒を飲んでいたら、むしゃくしゃしていたのが治ってきてしまいました。

しかし、友達がいない。

愛されたいなあ、たくさんの人に好かれたいなあ、と思います。
無理。

そうだ、ひとりでも生きていけるんだ、愛なんてなくても生きて行く資格はあるんだ。

これを読んでくれた人は酔っ払っている文章だと思うでしょう。
事実。

周りの人に優しくしたい、
寛容ということが大事、と昔から思ってましたが、実際は冷たい人間になるばかりです。

今日の朝はおばあさんに席を譲ろうとしてことわられて真っ赤になってしまいました。
気が弱いんです。

現実は、平凡な女が世界の誰一人にも知られずに寝たり起きたりしている。
何かをしたいなら、ものすごく頑張らねばならない。
ごはんを食べるだけでも大変。
人と心をふれあう機会が欲しいなら、自分から動かなくてはならない。

ひとりぼっち。
でも、ほとんどの人がそう思ってて、言わないだけなんだろう。

それでも、いつも月はきれいで、雨上がりの空気は透明。

まるで奇跡みたいな世界に住んでる。
これはまいった。

それから、プリンはおいしいし。

警備員さんは挨拶してくれるし、捨てたもんじゃない。

会社の人も結構面白いし。

携帯電話は捨てようかしら。

川平慈英。

ああ、なんの話だろう。

引田天功は何であんな化粧なんだろう。

保坂尚輝のCMで購買意欲を掻き立てられる人がいるのだろうかと、よく考えます。

疲れるとしょっぱいものが食べたくなりますが、食べても回復したような気がしないのはなぜなのか気になります。

たぶん神様に相談すると「おまえは孤独じゃない」と言われて終わると思います。
神様には相談したくないものです。何が分かるんだ。

今年の夏は紅しょうがをたくさん食べたいものです。
寄席豆腐を食べたいものです。

海の日の連休にひとりで由比ヶ浜に行きたいものです。
そうだ、海。
こういうときは、ひとりで海をみると落ち着くものです。

そうしてゆっくり眠るのだ。
ふとんの国のお姫様みたいに。

最近よく大学のころを思い出します。
そうでもないか。

毎日楽しい!!(ヤケ)

一度はやってみたいこと。
サラダ油一気飲み。

明日からはもっとまともな日記を書きたいと思う。

いままで何度も書いてきたけれど、明日からは毎日書きます、
少なくても1ヶ月は毎日書こう。海日。

あーあー毎日書けてた頃もあったのになあ。
つれえよ。

私は世間に言いたいことが山ほどあります。

人をばかにしたりすることは言いたくないです。
でも保坂尚輝のことを悪く書いてしまいました。

今、百科事典占いをやったところ、
「俎上」
でした。

スピーカーの穴という穴から、小さな虫が!!

オレの生まれたのは1978年、だから8という数字は特別なんだ。

よし、お前は8だな。僕は5だ。

開けるぞ。



塔の頂上から2つの薬缶を同時に落としたときに、

ご飯粒の粒という粒に、仏様が!!

もうこれ以上親知らずのことを悪く言わないで下さい。


りそなはどうなったんだ。

ぷちぷちとか、本当飽きた。
ねじるのはなし。

超保険というものがありまして、保険以上の保険なんです。

まばたきで50万円。

いや、ほんと、終電で帰って下さい。





ざまあみろヒコ星オリ姫
2003年07月07日(月)

あたしは最近、金魚が飼いたい。
というのも、室生犀星を読み返しているからです。
『杏っ子』というのが、ほんとうに文章がきれいです。
でもなんか違和感もある。女なんてこんなもんじゃない、と思う。
そして、皆が大好きな『蜜のあわれ』。
ちっこい金魚が出て来て、
「あたい、おぢさまになら、しっぽのぬめぬめを触らせてもいいわ」
そんな感じで、かわいんだか、エロいんだか、やばいと思う。
小説家なんて、きっと皆あんまりカッコよくなくて、しんけんにやばい人だと思う。
いい年してよく書けた。


「ざまあみろヒコ星オリ姫ダハハハハ」
そんな科白が岡崎京子のマンガにありました。
たしか『あたしは貴方のオモチャなの』。

雨振りましたね。
催涙雨。
「7月7日に降る雨は催涙雨というのだ」
これは、『日出ずる処の天子』。
だんだん、オタクっぽくなってきました。

指というのは不思議なものです。

例えば、あたしはタイピングが自己流なので、完全なブラインドタッチはできないのだけど、ほとんど見なくても、かなりの速さでキーボードが打てます。
そういうとき、指が鍵盤に吸い付きます。

頭で考えると、
「Tはどこ」
と考えても、上だか下だか、右だか左だかわからないのだけど、
「つみき」
と考えながら指を走らせると、指がTに吸い付いて、Uに吸い付きます。
可笑しい。わらっちゃう。

楽器を弾いているときもそうでした。
頭で考えると、ピックをどう握っていいのかもわからなくなるのに、
「ここで、ぐっと、うっとりする音を出したい」
とイメージをすると、指がそんな風に動く。

指は不思議。

指は大事。

二十余年もくっ付いていて、この細っこいのが折れないのも不思議。

こいつはあたしなのか?
あたしはどこまでなのか?

指のおかげで、今までたくさん、楽しい思いをしました。




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