Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2005年10月25日(火) 「激賞を集めるマヌ・カチェ」

ミュージサーカスのECM情報として
「激賞を集めるマヌ・カチェ」が更新された。

まじ冷や汗。

いったいおいらの耳はどうしてしまったのだ。
模範解答を記入して、どーせおれが最高得点だろ、と、返却された試験答案が、先生に「どした、ただだけれいてんだったぞ!」と言われて、クラスのみんなが(こんなもんだいとけないの?)と、あこがれのじゅんこちゃんまでがそんなめでみるし。

なにげに落ち込む。

同じく「80年代 ECM 50選バーゲン」という記事。
ぼくが20代に聴いていた作品ばかりで、今でも音楽が耳に浮かぶ。で、この50作品で、現在聴くにあたいすると思えるのは
Keith Jarrett: Standards, Vol. 1
The Paul Bley Quartet
Dino Saluzzi: Andina
この3枚しかない。
Bengt Berger: Bitter Funeral Beer
Jan Garbarek: Eventyr
Old and New Dreams: Playing
Gary Peacock: Voice from the Past Paradigm
Don Cherry/Ed Blackwell: El Corazón
Dave Holland Quartet: Extensions
・・・ECMファン向けにはこの6枚を加えることができる。
あとはいらない。もっと聴いたほうがいい音楽は世界にほんとうにたくさんある。

なんだか、耳の孤独を感じる。しばし日記を休みます。


2005年10月24日(月) 以下の22作品を名盤順に並べよ

助手席の座席の足元に転がっていたCDを撤去するにあたり、名盤指数順に並べてみた。・・・また意味ないことにかまけてしまた。
上位3枚は名盤。ジャンゴ・ベイツまではおすすめ。ビートルズのブート以下は廃棄処分にしていいCDでつまらなさでは大差なし。

evergreen / MY LITTLE LOVER (toy’s factory) 1995
Rosslyn / John Taylor, Mark Johnson, Joey Baron (ECM 1751) 2003
Mediterranea songs of the Mediterranean / Savina Yannatou and the Primavera en Salonico ensemble 1998
Live in Tokyo / Brad Mehldau (nonesuch) 2004
east west / Bill Frisell (nonesuch) 2005
You Live And Learn ... Apparentry / Django Bates (Lost Mable 001) 2004
What Now? / Kenny Wheeler, Chris Potter, John taylor, Dave Holland (Cam Jazz) 2005
Overtime / Dave Holland Big Band (Dare2) 2005
プラネタリウム / BUMP OF CHICKEN (toy’s factory) 2005
四次元 Four Dimentions / Mr.Children (toy’s factory) 2005
二十歳のころ / hal (Victor) 1999
The Beatles Ultra Rare Tracks Vol.4
今宵ペギーと・爪 / ペギー葉山 1962
Breathe / UA (Victor) 2005
Wazahugy / Philipp Wachsmann, Charlotte Hug, Ivar Grydeland (Sofa 508) 2002
Schumann’s Bar Music / Fumio Yasuda (Winter & Winter) 2002
Apple Venus / XTC (Idea) 1999
東雲 / KAN (polydor) 1994
Purple Medley / Prince (warner)ep 1995
Break House / Terje Rypdal (polydor) 1969
The Other Shore / Alex Cline, Jeff Gauther, G.E.Stinson (Cryptgramophone)2000


2005年10月23日(日) エコグラム性格診断「そうする事に何の意義が有るのか!」おれの人生

ひととおりCDR熱も冷めたところで。

常磐津一巴太夫(ときわづ・いちはだゆう)の浄瑠璃CDが“聴こえ”てきた。


エコグラム性格診断をやる。
結果はcabab。タイプ別順位は62位。そっか、ぼくの編集CDRはcababなひとにはことに感動が大きいのだろう。


「枠に縛られず屈託の無い人であり、優しく思い遣りの有る人であり、感受性が豊かで、自由闊達な面白い人です。では良い所づくめかと云いますと、無責任な面が有ったり、社会の慣習や常識を無視しがちだったり、理想が低くかったりと云う、余り感心出来ない面も少なからず有る訳です。根からの自由人と云う表現が一番適切なタイプでしょう。何千年か前の原始共同社会なら、部落の人気者になれるかも知れないタイプです。伸び伸び、生き生き、と生きて行く事が、貴方の持ち味なのですが、その持ち味と特性を活かし切る事は、せせこましい現代先進国の管理された社会に於いて、至難の業とも夢物語とも言えそうです。「郷に入っては郷に従う」の諺が教える所の意味を、良く噛み絞める必要が有りそうなタイプです。」

と、出た。

んぐ。・・・無責任だぞ。常識の意味知らんぞ。・・・よくわかったな。
しかし、理想は低くないぞ。

老後の理想は年金をもらってCDR老人会に入って「かたやまじいさんなくなっちまったねえ、先月のディランで締めたCDRが辞世の音楽だったねえ」「らしいねえ」「お、はるえばあさん」「むかしふじわらくんというカレシがいてねえ、harueをラテンで読むとアルエだからつうて、アルエという曲をかいてくれたもんじゃ」「はるえばあさん、そいつあ、バンプオブチキンというバンドのふじわらくんではないかの?」「そうかねえ、変態観測とかよくわからない曲を歌ってくれたけどね」「今日ははるえばあさんのCDRをきこうかのう」「あたしのCDRをきいてくれるのかい?うれしいねえ、それじゃあサヴィナヤナトゥ、ペギー葉山、メルツバウ、ウェーベルン、ラデュセルドルフ、ジョセフK、ラモーの順で編集したこの編集CDRをかけてもらえますじゃろか」「お、おつだねえ、ジョセフK」「ふじわらくんもアルエばあさんの趣味には勝てなかったわけじゃ」・・・とかいう会話を楽しみながら過ごすのじゃ。

・・・低いと言えば低いかもしれん、いやこれがどれだけ高いことか。

この占いで出た職業適性は

「芸能、芸術、文芸など、人間の不可思議さや面白さ、可笑しさ、哀しさ、愚かさなどを追求、表現する仕事に最も適性が有るような気がします。そうする事に何の意義が有るのか、等と訝(いぶか)る種類の人間には、芸能や芸術には無縁の存在で有り、そう云う世界に適性は無い訳です。優れたピエロとなる為には、自己の内面にもピエロ的な要素を数多く内蔵して居なければ、優れた道化を演じる事が不可能な様に、貴方には、既成のライフ・スタイルを超えた何物かが有り、才能と努力次第では、それを十分に生かし得る筈です。」

そうする事に何の意義が有るのか!ときたか、思わずごはんつぶとお味噌汁を噴き出してしまったではないか。

世界制覇に決まってるだろ。

あ、世界征服のまちがいね。


2005年10月22日(土) あはははは。てへっ。

おとうさんへ

7じにくるんでしょ。だったら、どこにいくの?きよちゃんは、かわいいメモちょうとかキャップとかエンピツがうっているみせがいいな。けいまくんは、ブックオフにいきたいんだって。こいちゃんは、とくになし。しょくじをくうとこどこにする〜?きよちゃん、おとうさんがくるまで、まってるからね〜〜。バ〜イバ〜イ!クッ〜クックックックッ!ゲ〜ロゲロゲロゲロ!3210タママインパクト!
これは、きよちゃんが、ぜんぶ・かいたんだよ。すごいだろすごいだろ。これは、じまんです。は〜はっはっはっはっ!おとうさんに、じまんしても、いみないね。あはははは。てへっ。


2005年10月21日(金) 編集CDR『Moon Gas』


言っとくけど、わたしのほうが音楽をあいしているぞ。わかいおまえにはまだまだ負けない。まだまだ。まだ・・・、ふう、ふう。
4ねんまえもクラムボンにやられたけど、今回のクラムボンの曲もすばらしいです。
ううう、「そして僕は途方に暮れる」のカバー、こんな録音があるんだー。

構想1年2ヶ月。
いま知ってる言葉だけじゃたりない、と、田中陽子が歌っていたのを思い出したので、ようやくアルバート・アイラーがコルトレーンの葬儀でカルテットで演奏した演奏を編集CDRに配属することができた。
アイラーの演奏を引き受けられる展開は、ミシェル・ドネダ〜斎藤徹、アーマッド・ジャマル、ジョー・マネリのこの曲順。
五十嵐一生が在籍した東京ザヴィヌルバッハの自主制作盤のこの最初の一撃、じゃがたら・江戸アケミの歌ったこの場所、愛内里奈のタンバリンが奏でる性急、クイーンがデビュー時に携えていた動静、
そして「うつくしいほしにおとずれた ゆうぐれどきのしゅんかん」、この言葉が不可欠なのだ。
そして全13曲がそれぞれが軋んだ音をたてて、それぞれに支え合いながら、
この秋は、ジンギスカン、焼肉、もんじゃ焼き、寿司、池上温泉、パスタ・・・
・・・生きる勇気百倍!音楽の神様が聴く者を包み込み、そして導くのだ。どこへ?輝かしい未来へ?いや。ちがう。中古CD屋へ。

CDR『Moon Gas』
1. 陽春(はる)のパッセージ / 田中陽子 1991
2. Love Cry〜Truth Is Marching In〜Our Prayer / Albert Ayler Quartet 1967
3. Wednesday June 6th, small library in the suburbs of Blois with the children of the projects. (2:15) / Michel Doneda, Tetsu Saitoh 2002
4. But Not For Me / Ahmad Jamal Trio 1958
5. Calling / Joe Maneri from 『Three Men Walking / Joe Maneri, Joe Morris, Mat Maneri』 1995
6. Soak The Sin / Blind Melon 1993
7. Ohh! Paradise Taste / rina aiuchi 愛内里奈 2001
8. Half Moon / Tokyo Zawinul Bach : Masayasu Tzboguchi, Naruyoshi Kikuchi, Issei Igarashi from 『Live in Tokyo』 2000
9. Doin’ Alright / Queen 1973 from 『Queen at the BBC』
10. Tango / JAGATARA 1999 from 『君と踊りあかそう日の出を見るまで』
11. ぼくらが旅に出る理由 / 小沢健二 1994
12. 青い車 / スピッツ 1994
13. Moon Gas / Dick Hyman & Mary Mayo 1963


2005年10月20日(木) ひかり

あふれるひかり こうえんどおり あたらしいかみさまたちが ぱっとはなやぐ まほうをかける

とおくからとどくうちゅうのひかり まちじゅうでつづいてゆくくらし
ぼくらのすむこのせかいでは たびにでるりゆうがあり だれもみなてをふっては しばしわかれる


そしてまいにちはつづいてく 

おかをこえ ぼくたちは あるく 

うつくしいほしにおとずれた ゆうぐれどきのしゅんかん 


2005年10月19日(水) 編集CDR『heaven』『Fine Line』

月の右側に金星。

ある日自転車に乗ってゆうべふたりで夜中に抱き合った草むらを通り過ぎて。分倍河原駅の近くに6畳一間の部屋を借りる。
ぼくはさっき大人になったばかり。きみはぎこちなく好きになった音楽を、そのバンドのことをぼくに話している。

Nさんから届いた編集CDR(全16曲)を聴いて。

編集CDR『heaven』『Fine Line』の2枚ができた。『ローレライ』『マーチング・マーチ』とセットで4CDの壮大な“作品”として聴く。
古い地図は役にたたない。曲と曲順の干渉。音楽が時代や時間をつなげて支えあうさまとか。
やべー。50台のスピーカーで一斉に鳴らしてみたいなんて一瞬でも考えてしまうし。

今夜は仕事を休んでPL錠をのんで寝込んでいたんだ。数時間で回復して。内田樹せんせいが18日に考えたこと。ジャレットなんか『ケルン・コンサート』を弾いたとき、背中が痛くて演奏を憶えていなかったりするんだ。みんなCDR作って送ってね。

CDR『heaven』
1. birdsong / Stefano Bollani, Paul Motian from 『Tati / Enrico Rava』(ECM1921) 2005
2. Since I Left You / The Avalanches 2001
3. Dark Awing / Tomasz Stanko, Tomasz Szukalski, Edward Vesala, Peter Warren 1974
4. Cafe de 鬼(顔と科学) / 電気GROOVE
5. HEAVEN / 浜崎あゆみ 2005
6. EXIT TV drama ver. / EXILE 2005
7. You Know My Name (Look Up The Number) / The Beatles 1970
8. Son Of Sam / Elliot Smith 2000
9. Honeycom.ware / 100s(中村一義) 2004
10. Notes from heaven / William Parker and Ad Peijnenburg (19:56) from 『BROOKLYN CALLING』 2004
11. マレイ・ペライア/バッハ・イギリス組曲1番より“アルマンド”
12. しずかな いけ A Quiet Pond / 高橋悠治 絵本『けろけろこころ』福音館書店 2004

CDR『Fine Line』
1. The Smile I Love / 高柳昌行 1966
2. Fine Line / Paul McCartney 2005
3. Willie Nelson - (previously unreleased, insert 2) / Miles Davis from 『Complete Jack Johnson Sessions』
4. やさしさとして思い出として / ふきのとう 
5. Tanguedia III / Astor piazzolla from『Tango : Zero Hour』 1986
6. Go Your Own Way / Fleetwood Mac from『Rumours』 1977
7. 時の過ぎゆくままに / 沢田研二 1975
8. New Old Age / John Taylor, Steve Swallow, Gabriele Mirabassi 2005
9. Police People
10. All Of Us
11. The Good Life
12. Word From Bird / Pat Metheny, Ornette Coleman, Charlie Haden, Jack Dejohnette, Denard Coleman from 『SONG X : TWNTIES ANNIVERSARY』
13. 1382 Wyclif Gen. ii. 7 / Akira Rabelais from 『Spellewauerynsherde』(SamadhiSound) 2004
14. Only You / 内田有紀 Performed&Composed&Written:TETSUYA KOMURO 1995
15. Promise / Candy 2005

CDR『ローレライ』
1. Young Memory (from original TV series soundtrack 『愛という名のもとに』) / 日向敏文 1992
2. 音楽ノススメ / ハルカリ 2004
3. 日の出マーチ / ASA-CHANG & 巡礼 2005
4. Call Me / Yoshii Lovinson 2005
5. Junk Magic / Craig Taborn (Thirsty Ear) 2004
6. さんぽ(『となりのトトロ』オープニング主題歌) / 井上あずみ、杉並児童合唱団
7. Rica / Mats Eilertsen 2005
8. 京都慕情 / 渚ゆう子 
9. Though you are far away / Colin Blunstone 1971
10. Misty roses / Colin Blunstone 1971
11. Caroline Says / Marc And The Mambas 1982
12. Aria : J.S.Bach Goldberg Variations, BWV988 period instrument version / 中野振一郎 2000
13. ローレライ / H2O 1980
14. toner frän för / Atomic 2003
15. Voice Solo / Charlie Mariano & The Kamataka College Of Percussion (ECM1256) 1983
16. 山田耕筰 弦楽四重奏曲第2番 / 巌本真理弦楽四重奏団

CDR『マーチング・マーチ』
1. “frame” – “cycle” – “space” / 志水児王 SHIMIZU Jio
2. Happy Days / 大塚愛
3. Claude Debussy : Golliwogg’s Cakewalk / Zoltan Kocsis 1996
4. オンリーロンリーグローリー (album version) / Bump Of Chicken
5. Magneto And Titanium Man / Paul McCartney Wings
6. マーチング・マーチ / ハルカリ 
7. MIDBAR / John Zorn Masada
8. Suite Espanola – No.3 Malaguena/Arr:Narciso Yepes / Narciso Yepes
9. 歌劇『トスカ』より「歌に生き、恋に生き」 
10. Amor I Love You / Marisa Monte
11. Tea For Two / Bud Powell Trio
12. Lady Of The Lake / Richie Blackmore Rainbow
13. フェザー feather / オダニミサコ・タタ Odani Misako ta-ta (小谷美紗子+玉田豊夢+二宮友和+田渕ひさ子+池田貴史)
14. Caroline Says / Marc Almond Marc And The Mambas
15. ひとり ぼくはしなない / 詩:岡真史 作曲:高橋悠治 うた:中山千夏 
16. 刻印の彫刻 / David Toop & Max Eastley


2005年10月18日(火) 志位和夫がますますがきデカのこまわり君になっている

郵政民営化法案が成立。はい、さんせー。

世襲の郵便局長、明治の借りはもう返してしまってお釣りがきてるだろーし
いまだに300メートル置きにポストがある田舎の県道の風情は、物心ともに見苦し。
都会の郵便局でも、キツい仕事はバイトという名の奴隷にやらせて、自分は新聞読みに出勤しているだけの郵便局員がたくさんいるし。

わたしは靖国参拝はしていいと思う。おれもしてるし。

中国と韓国の反感も折り込み済みに決まってるでしょ。中国なんていいだけ靖国叩いて、海底資源をもらいたいだけやんか。あー、やだやだ中国共産党。国内ではすっげー弾圧圧政癒着談合で、民主化の革命が起こるぞ。何回革命すればいいんだ中国大陸。

選挙では政治の監査業務部門と考えて日本共産党に入れた。
首相が靖国神社参拝したことについて、志位委員長が何か話している。どうせ決まりきった党のセリフだろ。
宗教を政治に持ち込まない、って、共産主義思想じたいが宗教の一種であるというエクスキューズ、そこらへんの中学生でもわかるで。
正しい、と、思い込むこと、そこで立ち止まるのキケンをロヴァ耳が推挙する音楽は教えいる。編集CDRを送ろうか。「日の出マーチ」入り。

それにしても志位和夫、ストレスで一気に太ったな。
おまい、しもぶくれとほそい目がますますがきデカのこまわり君になっているぞ。
コメントはまじめな目でひたすらギャクなものだから、けっこう笑える。

さいごにポーズを決めて「死刑!」とか言えばいいのに・・・。


2005年10月17日(月) ブサンボマスターとミドリカワ書房を買いたいんだぜー

モテたいんだぜー、ブサイクなオレでもー。
ブサンボマスターとミドリカワ書房のシングルを買いたいけど、やっぱ買いたい、けど、でも。

スムース・ジャズのコンピ、CD2を聴く。多幸感にうっとり鼻血が出そう。初夏の午後じゃないか、これでは。
このところ肌寒いのでちょうどよいかも。

1. Ain‘t No Time To Play - Guru feat. DC Lee
2. Brown Sugar – D‘Angelo
3. Son Of A Preacher Man - Bobbie Gentry
4. 3 Is The Magic Number - Bob Dorough
5. Rose Rouge - St. Germain
6. Strawberry Letter 23 - Shuggie Otis
7. Call Me - Nancy Wilson
8. Just My Imagination - Donald Byrd
9. So Amazing - Luther Vandross
10. Time After Time - Cassandra Wilson
11. Lovin’ You - Minnie Riperton
12. Sister Moon - Bob Belden
13. Maybe I’m Amazed - Carleen Anderson
14. I‘m A Woman - Peggy Lee
15. Unforgetable - Nat ‘King’ Cole
16. Girl From Ipanema - Lou Rawls
17. Sambop - Cannonball Adderley
18. Mas Que Nada (Say No More) - Elsa Soares


2005年10月16日(日) 駐車違反の取締りの民間開放は準徴兵制度の下地である、かもしれない

それはやはり浜崎あゆみの「Heaven」のDVDで地下鉄ががーっと曲のクライマックスに入り込むときに起こったりするのだ。
リスナーズ・ハイ状態。
ゆうべ仕事中に雨が降る山手通りを広末の「まじで恋する5秒まえ」をかけてガンガンにクライマックスの下りのジェットコースターのようなストリングスオーケストラアレンジ!に思わず車ごと空を飛びそうになる。ならないならない。
「あ、この曲の次にはホルガーシューカイのペルシアン・ラブに続けたいぞ!」と思いつく。
曲のつながりもサイコーだ。

駐車違反の取締りに民間企業を活用する、というニュース。ははあ、なるほど。そうやって準徴兵制度をなしくずし的に顕現させるのか。
あったまいいー。
「ちょっと1ヶ月だけ行ってきてよ、月給80まんだからさ」と辞令がくだると、そりゃあリベンジ可能性ほぼゼロの下層労働者群は行くわな。

下層労働者は「おい、かあちゃん、平和活動のために、海外出張に行ってくるぞ」と妻に言い。
そんで妻は「駐車違反の仕事から出世したのね。じゃあ、今夜はジョンレノンのイマジンを聴いて乾杯ね」と言いそうなものである。
そんでもってジョンとヨーコの平和のベットイン。


2005年10月15日(土) 小谷美紗子のCD『adore』

おい!

小谷美紗子のCD『adore』を買うなんて。
おれも買ったもんね。発売初日に。
ここだけのはなし、おれ、小谷美紗子と喫茶店で目と目を見つめあって、おれが彼女への想いのたけを話したことがあるんだぞ。
彼女にCDを2まいプレゼントしたんだぞ。

小谷美紗子について語り合ったりするのはやめよう、な。
わかってっから。

だまって、音楽の伝えるものと、会話にならない会話をするんだ。


2005年10月14日(金) ニルス・ペッター・モルヴァルの新作『er』

オゾンとミスチルとウイリアムパーカーとヒナステラがカーステに並んでいるのはたださんくらいですよ、と、友人。
エンリコ・ラヴァ、マヌ・カッチェ、アリルド・アンデルセン、ちゃんとECMの新譜もあるじゃないですか。
デキシーランドの5枚組ボックス、広沢虎造、UA、アヴァランチェズ。
日本の伝統音楽のシリーズ、おおお、全部持ってるんですか!
おなじひとのCDRがたくさんありますね。
あ、エグザイルや浜崎あゆみとかまで買ってんですか!と悲鳴をあげている。おまい、ロヴァ耳日記読んでないな。

ニルス・ペッター・モルヴァルの新作『er』。壊滅的によくない。
モルヴァルに問いたい。きみが『Khmer』『Solid Ether』とECMレーベルで凱旋と進化を見せたあと、どうしたのかね、だいじょうぶかね。
こんな進歩も詩情もモチベーションも感じられない新譜を作って、きみは自分に対してだいじょうぶなのか。
ちょっとユニバーサルと契約してゼニまわりが良くなったからって、こんな自己模倣の小手先でお茶を濁すのか。それでいいのか。
わし、聴いてひとつ感じたのは、ギターのエイヴィン・オールセットなんだけど、彼はすっかりきみとのコラボレーションにおいて貢献してやろうという意思がなくなっているぜ。自分のいいところは自分のリーダー作に投入して、こんなところで見せられるか、おれはおれのリーダー作で評価を得るんだ、モルヴァルなんかに花はやらない、っていう、そんなギターだぜ。聴いてて、聴こえるもの。
きみはジャズのトランペッターとしてはアタマ打ちなのだから、ロック的に、サウンド資質の高い人材を投入しながら、ピーター・ガブリエルの領野に顕現するしかないのだぜ。どや、いきなり出てきたピーター・ガブリエルときいて、ピンときたやろ。ピーター・ガブリエルのサウンドは今になって聴くと、悲惨なくらいにダサくてショボい。
ソノリティの短期現金化、ポピュラリティの獲得にしかモルヴァルの生き残る場所はない。ざんねんだけど。

モルヴァルには名案があるぞ。菊池成孔、坪口昌恭と組んで新生・東京ザヴィヌルバッハとしてCDを作る!
このふたりの幻惑的なCDJに乗ってモルヴァルがダークなトーンで吹く!・・・んかー、たまんねー。


2005年10月13日(木) ディスクユニオン吉祥寺店に行く

400ミリリットル献血をする。血圧は75の121。

ディスクユニオン吉祥寺店に行く。

吉祥寺の街を何年ぶりに歩くのだろう。

いつかメアリージェーンでかかっていたレスター・ボウイの晩年の異色作『』を中古で発見。東欧のミュージシャン相手に、これだけのびのび活躍しているレスター・ボウイというのは、なかなか不思議なものを感じる。

ECM新譜、ガルバレクとスタンコが参加するマヌ・カッチェ『Neibourhood』。
あまりものつまらなさに、まじに貧血を起こしてしまう。献血のせいではない・・・と思う。
CDのクレジットに「この作品をミシェル・ペトルチアーニに捧ぐ」とある。
わけわかんねー。
このサウンドのどこがよ。
ガルバレクがよくて笑える。
ガルバレクのバックにフュージョン系のスタジオ・ミュージシャンをつけて思いっきりソフトなCDを作ったらかなりおいしいかもしれない。
それにしてもなぜにこうマヌ・カッチェが最近のECMで重宝されているのか。
アイヒャーは弱味でも握られているのか。ガルバレクは弱味でも握られているのか。
アイヒャーとガルバレクの双方のベッドの中のおともだちなのか。・・・握り握られているのか。
握り握られて生きるのさ。


2005年10月12日(水) けいまさまが作成した編集CDR

木村カエラの新曲(奥田民生:作曲)を買う。パフィーのカバーに聴こえる、って、あたりまえか。

中3の息子より斎藤和義の「うたうたいのバラッド」を見つけたので買うようにとメール指令が入る。はい。わかりました、けいまさま。

なまいきに編集CDRを作っている。な、なんだ、この選曲は。聴かせろ。

プレリュード イギリス組曲 第2番 (作J.S.バッハ・演奏、高橋悠治)
歩いて帰ろう (齋藤和義)
先人たちの夢 live ver (Tokyo No.1 Soul Set)
サービス (UNICORN)
けやき通りがいろづく頃 (KAN)
Brand New Wave Upper Ground (JUDY AND MARY)
Key word (Tokyo No.1 Soul Set)
ホテルと嵐 (小沢健二)
オンブラ・マイ・フ (作ヘンデル・演奏クリスチャン・アルマー)
旅人の歌 (中島みゆき)
マイホームタウン (Bank Band)
LOVER SOUL (JUDY AND MARY)
愛の夢 第3番 (作リスト・演奏アールドナ・ドゥヴァーリオナイテ)
隔たり (Mr.Children)


2005年10月11日(火) 『Day Is Done / Brad Mehldau Trio』 nonesuch 2005

ブラッド・メルドーの新譜が出ていたのでいちおう買って聴いてみた。
この作品の位置づけは明白で、「ファンのみなさん、ぼくのプライベートスタジオへようこそ」である。
これを待望の傑作だの新機軸だの言うわけにはいかないのだが。
ワーナーからノンサッチへの移籍して『ライブ・イン・トーキョー』に続く2作目。
メルドーの抱えた闇は大きい。『Largo』以降を打ち出せずにいるメルドーである。
力量があるだけにおいそれと新しいメンバーを組んだり、新しいコンセプトを打ち出せない。
また、彼自身その意義も感じない。
ファンに対して「そんな期待すんなよ!」と苦々しく思いながら、指を持て余してもいる。相変わらず、メルドーは聴かせる。ノイズをかすかに放ちながら。
この作品のピアノの背後に、この闇の深さといったものを聴き取れるか、そういう現代ジャズリスナーとしての耳は試される盤だ。でないと、メルドーの理解には至らないと思う。
この秋、物思いにふけりながら、ちょっと不機嫌なドライブに出かける夕暮れのBGMに最適な出来である。


2005年10月10日(月) ボヤンZが来日ライブを演るんだって!!!(ジャズ・ファン、ピアノ・ファン必見)

バルカンの刺客(命名はたぶんわたし)、ボヤンZ。が、来日するらしいことを知る。
コンサートの冒頭でボヤンのピアノソロが披露されるらしい。

JAZZTODAY 2005 presentÈ L’ATTITUDE de JAZZ FRANCAIS
JULIEN LOURAU group feat. BOJAN Z

10月19日(水)19:00開演(18:00開場)
出演:ジュリアン・ルロ グループ feat. ボヤン Z
会場:スイートベイジルSTB139 @六本木
入場料:5000えん

『火と忘却FIRE & FORGET / ジュリアン・ルロフューチャリング ボヤンZ』
ビデオアーツ ミュージック(株)11月23日発売作品 VACB-1001 \2,427 (税抜き) / \2,548 (税込み)


2005年10月09日(日) M7.8

新聞1面に、M7.8と大きな表記。

M78星雲!

ウルトラマンか!

と、気持ちが踊ったことを正直に告白します。

ウルトラマンの表情はアルカイックなものであることをきちんと見ないひとはおおい。

キリスト教もイスラム教も一神教、しかも信仰してるのは同じ神様。
あほやない?
くらえ。台風と地震をお見舞いだ。

とぼくがウルトラマンなら。


2005年10月08日(土) ケント・カーター

「あなたと結婚したい人がいます。」と、よく考えるとえらく失礼なフレーズの結婚情報サービスのオーネット。
「オーネットだから選ばれる。」というフレーズ。オーネット・コールマンの中古CDに貼り付けたいぞ。

そんなチラシを見るだけでオーネットのフレーズが流れ出すわたしの脳みそである。

この世にはセシル・マクビーというブランド商品もあるし。

たいへんである。

車を運転していて、ビリヤードの看板をみるだけで、ヒリヤード・アンサンブルの声楽が脳みそに鳴るし。

レンタカー屋の“RENT CAR”というつづりに、ケント・カーター(KENT CARTER)の撥ねるベースが鳴ってしまったときもある。

パーカー万年筆なんてすごいぞ、チャーリー、エヴァン、ウイリアムの三重奏だ。

どうだ、まいったか。


2005年10月07日(金) カレーうどん

風呂に火をつける。
まるちゃんのカレーうどんをふたつ、なべで煮る。
4ふんほど煮て火を止める。
風呂にはいる。
ゆっくりはいる。
これ以上がまんできないくらい煮られるようにあったまって全身真っ赤になって出る。

するといい具合にのびた、でろでろになった不可思議なカレーうどんが出来あがっている。

これを知ることのない欧米人をわたしは気の毒だと思う。

お醤油や味噌、煮干のだし、しいたけのだし、昆布のだし、焼いた秋刀魚。

『戦後日本のジャズ文化 映画・文学・アングラ』の著者マイク・モラスキーさんがJazz Tokyoにコラムを連載し始めていた。


2005年10月06日(木) ディノ・サルーシ。

渋谷メアリージェーンに寄ってパスタとカフェオレとチーズケーキを食べる。

5ねんまえにアウトゼア誌に書いたソファにかけよるきよちゃんについての記述に感動してくれていた店員のおねえちゃんが
「たださん、きよちゃん、げんき?」と注文をとりにきた。

パスタをたべながらかかりはじめたイントロ。
な、なんだ、このライブは!
あわててCDジャケを見に席を立つ。

「・・・好きでしょ?」とひとこと
おねえちゃんにほほえまれる。

ディノ・サルーシ。


2005年10月05日(水) 8万まいしか売れていないヒットチャートのトップ宇多田ヒカル「Be My Last」

とうぜん宇多田ヒカル「Be My Last」がヒットチャートのトップになるのだけど、8万まいしか売れていない、というのにおどろく。
バブルん頃は、8万まいならべスト20もあやしい、という販売水準である。

こないだの日記を訂正。
よく聴くと、「Be My Last」は、なかなかに革命的な曲のような気がする。宇多田、あなどれず。かな。

全米進出を、ほんとうにしたかったのだろうか、できると思っていたのだろうか。
そしてこのシングル、宇多田のスワンソングにならんことを祈るぞなもし。
なったらなったで、やっぱりそうだったかー!うただー、追い詰められていたかー、と思わせる曲なんだも―ん。

テレビを観ることができるケータイにする。


2005年10月04日(火) ・・・『女王の教室・2』はやらないのだろうか。

・・・『女王の教室・2』はやらないのだろうか。
・・・今度は中学1年生ヴァージョンで。
・・・しばらく続編が期待できるな。・・・中2、中3、高1、高2、高3。
・・・大学1年生。あなたたちいいかげんに目覚めなさい。そんなカレシでほんとうにいいの?そんなデートがほんとうに楽しいの?
・・・大学院の女王の教室・・・。あなたたちいいかげんに目覚めなさい。MBAがほんとうに役に立つの?
・・・女王の校長ヴァージョンもいいな。・・・新米教師をいたぶるの。・・・新米教師に私生活のカレシの吉川晃司。「どうせ、そのていどのオトコなら、付き合ってるオンナもその程度のものよ!ね!ちゃんとまんぞくさせてるのかしら?」とどんな顔で言うのだ天海祐希!わたしだっけ?とボケるシーンをメイキングに収録してほしい。うそよ、まいばんなんどもよねと意味深にほほえむシーンもだ。

・・・同窓会ヴァージョン。・・・あなたが離婚することは最初っからわかっていたわよ。・・・人殺しをするような子どもを産むこともね。

・・・老人ホームヴァージョン・・・。待ってたわよ、あなたたち。この期に及んで、何にもわかっちゃいないのよね。その皺を見ればわかるわ。
そんなんで床ズレが治ると思ってるの?死ぬのよ!

せんせい、どうして死ななければならないんですか。


2005年10月03日(月) 週刊文春9月15日号。文春図書館「今週の三冊」で、渋谷メアリージェーン店主・福島哲雄さんが

週刊文春9月15日号。文春図書館「今週の三冊」で、渋谷メアリージェーン店主・福島哲雄さんがマイク・モラスキー著『戦後日本のジャズ文化 映画・文学・アングラ』の書評を書いていた。

ジャズ喫茶について、著者の言うファシズムを思わせる儀式・規律などの指摘は、当時の奇跡的な一回性の原理(“ジャズ”そのもの)であったと、補足している。

その上で、「しかし自分の店には著者の言う「自由」があると思っている。連れ立ってよく見えた、小野好恵と中上健次、芥正彦、白石かずこ、阿部薫、本書で触れられていないが、菊地雅章、近藤等則、Pブルック劇団の音楽監督の土取利行、藤井郷子、田村夏樹、マーク・ラパポート、八木美知依・・・多くのアーティストに理解されてきた。」と、自負を記している。

文末で、阿部薫の葬儀で親戚代表は坂本九であったと記憶している、と、書いている。


2005年10月02日(日) 想えばそこに居られる場所

デスクトップの壁紙を藤本美貴の笑顔から、高野山奥の院参道に変更する。
現在ミュージサーカスで掲示中の。


2005年10月01日(土) 02. Death of an Interior Decorator / Death Cab For Cutie

みすちるのぎたーをやっている若い友人から4枚組編集CDRをいただく。この時代になかなかの洋楽マニアぶり。
プライマル・スクリームのそのアルバムはこの曲よりも2曲目でしょー、なんて思いながら聴いていたら、
どっかーん、このCDRの2曲目。デス・キャブ・フォー・キューティー。保守的に新鮮なハーモニーと旋律の繰り返し。
ちょっと、今日のヒットチャート1位かも。

CDRのタイトル、無題だったので、この曲名をタイトルにしときました。

編集CDR『CD1:Death of an Interior Decorator』

01. Kill All Hippies / Primal Scream
02. Death of an Interior Decorator / Death Cab For Cutie
03. Sameday / The Afters
04. Time Is Running Out / Muse
05. Become One Anything One Time / The Promise Ring
06. Radio America / The Libertines
07. Omission / John Frusciante
08. Photograph / Weezer
09. A Praise Chorus / Jimmy Eat World
10. You To Thank / Ben Folds
11. What Ever Happened ? / The Strokes
12. Damb Damb Damb / Teen Age Fanclub
13. Sarve The Sarvants / Nirvana
14. Stumble And Fall / Razorlight
15. Mexican Wine / Fountains Of Wayne
16. Scar Tissue / Red Hot Chili Peppers
17. 257weeks / Nine Days
18. Wish You Were Here / Incubus
19. Untutored Youth / The Hives
20. Losing A Whole Year / Third Eye Blind
21. Near Than Heaven / The Delays
22. Paranoid Android / Radiohead


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