続・無気力童子の紙芝居
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2009年01月31日(土) いまいち

思考はくるくる回転しながら 
頭のてっぺんから螺旋階段のように真っ暗な夜の空へ向かう
プロペラほど速くもなく、穏やかな日中の風見鶏よりはリズムよく

私は 一秒一秒 死ぬために生きていて
周りにある無数の命もまた 死ぬために生きていて
世界は少しずつ回って 変わって 
乾いて 濡れて

自分を見て欲しくて妄想に悩む振りをする女と
自分を見て欲しくて狂言自殺を繰り返す青年と
自分を見て欲しくて自分の生臭い過去を曝け出す少女と

わたしはそのいずれにも 求められてはいないから
足を止めずにコツコツ歩く
「だれか だれか」
という言葉の指し示す人間は 青年にも、少女にも ただ一人で 
「君」に見て欲しいの 「君」に愛されたいの
彼らの狭い視界には、ガラス球に映ったような歪んだ世界
「君」しかいないの 「君」なら分かってくれるでしょう?
けれども長い目で見れば それは誰だっていい

そのとき、たまたま「だれか」が君だっただけ
だから心配いらない
見捨てたっていい 
踏みにじったっていい

君じゃなくたっていい
あなたじゃなくたっていい

私じゃなくたっていい

誰でも。
大木の葉が一枚ずつずれて茂っても気にならないでしょう?

君は
今まで持っていた肌触りの良い毛布を失ってしまって
代わりに手ごろな布を巻きつけてみたけれど
なんだか物足りない
でも これはこれでいいかな と 思い始める
段々と なじんでくる
段々と 君の匂いがしみこんでいく


2009年01月25日(日) 弱いもの見たさ

最近の童子は再録が多いな。。
mixiの駄文と消したくないメッセよりコピペ。



思うところがあるのだが
うまくまとまりそうもないのでしばらく放置。

放置しておいていい問題かどうかが問題で
そもそもそれが問題なのかどうか、ということはまた別の問題。

頭の中では目まぐるしく文章が駆け抜けていくのに
そのどれを選んでもバッドエンドな気がして選択肢を選べない私は
とっくにゲームオーバーです、ざんねんでした



「なにがというわけじゃないんですけど ちょっと落ち着かないんですよね」
「昔は一人でも、全然平気だったんですけどね」
「人に触れすぎたのかなと どんな人に対しても一定以上の距離置いてた時にはなかったですからねぇ・・・」

いとおしい悩みだぜ
寂しいから誰かにいて欲しいなんて
素直に思えて口に出せることって わたしはすごく羨ましくってね
ひねくれて育ってしまったから
寂しいと思うこと自体が禁忌 ってかんじ

人に弱い部分を見せることは 良いことなのか 悪いことなのか
「相手に応じてだな」
と黒は言う

どんな相手にも見せられないことは あまり良いことではないのかもしれない
堅苦しい文字列でぐるぐる武装
言葉の帯で包んだミイラなんて素敵じゃない?

人を傷つけたくないから言葉を選べなかったのもあるし
自分が決壊するから言葉を発せないってのもあるし


2009年01月05日(月) あけまして

わたしは ちょっと違う立場にいて
或いは 他人とはちょっと違うと思いたくて

縁のある人たちの話を聞いては 助けになるような言葉を並べています
それが助けになると思ってくださる人は
きっと何度かわたしと話をしていってくれる

人によって 多かれ少なかれ 
皆が心のどこかに悩みやモヤモヤを持っていて
私はそれを感じ取って 戸を開けたり閉めたりするのが半ば趣味のようになっているのです
多くの場合は戸を開けて中のものを引っ張り出す
時々 戸を開けて中身が噴き出したら 丸めて押し込んで鍵をかう

楽しいです
楽しいのですが 同じことを自分に出来ない
怖くてできない


「ぎゅうってして」
「こうやって時々誰かにしてもらわないと不安でしかたない」

ぼくは少し不思議に思いました
触れることで 言葉が持つ効果って跳ね上がる
もしくは 言葉が完全に負けてしまうよね
上手く言えないけれど 不思議に思いました
わたしは 曖昧に浮遊するイメージを思考し言葉に置き換えることばかり大切にしていたけど
もしかすると人を癒すことって
もっと簡単な動作で出来るのかもしれないね

だからといって多用しようとは思いません
抱きしめられたくても恥ずかしくて言えません 

(・ω・)? あれ違う

でも わたしも救われたような気がしたんだよ
どうもありがとう
認めてくれてありがとう
応援してくれてありがとう


周りが幸せにいてくれること
周りが楽しく過ごしていること
それを自分の喜びに変えよう
いつかそれを寂しいと思っても 自分が選んだ場所だからね
ぼくの大切な人たちが あたらしい居場所へ移っていくことは
喜ばしいことのはずだ

離れた人は死んだわけじゃない
死んだ人は離れた人と同じだ

だから大丈夫。


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