日記
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2004年08月29日(日) 正解・不正解の判断 自分だけに許された権利



最近、寒い日が多い。
なつのおわり。

部屋が少し散らかっている。
片付けないと。
そとは雨。
BUMP OF CHICKEN聴いている。
明日は仕事だ。

最近、いろいろ思うことがあって
入院保険の資料を取り寄せて検討中。ア○コとかの。
昔から親が入れてくれてる保険はあるけど、
何かあったときやっぱりお金は必要だから、
親に迷惑はかけられないから、
掛け捨てで安い入院保険に加入の予定。

自分に何かあったときに。
なんて、まだ気にする年齢でもないのかもしれないけど、
そんなこと、普段は全く気にもしないんだけど、
ふと、
不安になる。
自分のため、ではなく
家族のために。


わたしは、24歳で
いつのまにか、父が死んだ時の自分の年齢よりも
その時の父の年齢や、その時の母の年齢に
確実に近づいている。
それはとても
不思議で、でもあたりまえのこと。


先月、地元の友達の結婚式があった。
久々に実家に帰り、おいしいものをおなかいっぱい食べた。
両親はとても喜んでくれた。
父にはお財布をプレゼントして、
母には腕時計をプレゼントした。
あとビール1ケース。
とってもよろこんでくれたので、
わたしもうれしかった。
(でも父はいつも、わたしがあげたものをなかなか使おうとしない。
照れくさいのかなんなのか知らないが。)

高校の同級生の結婚式だったから
久々に友達と集まれて、同窓会みたいでたのしかった。
スライドで昔の写真でっかくうつされてびびったけど。
いままで、会社の人の結婚式とか出ても
特に感動とかはしたこと無いんだけど、
やっぱり仲の良かった友達の結婚式だと、感動もひとしおで。
チャペルでの式の最中とか、
花嫁の両親への手紙のときなんかそれはもう。
彼女の想いが伝わってきて、泣けてきたよ。

こころからの祝福をねがう。
11月には、元気なあかちゃんが生まれることを、
たのしみにしているよ。



翌日、母と弟と一緒に
祖母の見舞いに行った。
とても暑い日で、
でも病院の廊下は
くらくて、静かで、ひんやりとしていて
病室には明るい光が差していたけれど

祖母は、わたしの手をつよく、とっても強くにぎりしめてくれて
笑ってくれて、時々泣いていた。
わたしは涙が出るのを必死で我慢して、笑顔で
ずっと、手を握っていた。
わたしだって事ははっきりとわかってくれていた。
言葉をかわすことは、できないけれど
わたしがゆっくりはなすことばは、わかってくれていたようだった。
わたしに向かって、一生懸命になにかを、伝えようと
してくれるけれどそれはことばにはならない。
祖母の右半身はもううごかない。
右手も、右足も、顔の右半分も。
だから、祖母の左手は、一生懸命にわたしの手を
にぎりしめてくれていた。

生きることの意味はなんだろう。
わたしは、「生きること」そのものに価値があるとおもう。
「生きて欲しい」そう思うのは、エゴなんだろうか。

帰りの新幹線で、
窓の外の景色を眺めながら
涙があふれて止まらなかった わたしは
とても孤独で
無力だと思った。



yuri |MAIL

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