勝手に感想文 ◇ 削除変更報告:ノベルウッド/クチコミ板(作品タイトルで検索可能)
[↑の管理情報記事の削除依頼はこちらのフォームから]
管理日誌「庭園の午後」
午後の庭園 /ノベルウッド 共通

もくじ前の日記次の日記


2003年09月30日(火) 小説、戯曲、詩

 9月11日の日誌でも触れた話なのですが、小説と戯曲(シナリオ)は別のものです。
 文字で表現され、ストーリー性を持った芸術(文学)には、大きく分けて代表的な三つのジャンルがあります。
「小説」「戯曲」「詩」です。
(日本文学の場合だと、これに「日記」が加わるのかもしれないですが……専門じゃないんで知りません(>_<)! 言及を避けます)
 ですから、ストーリー性を持っていて文章で表現されているものなら「小説」であるとは、小説を定義することはできません。
 言い方を変えると、自分は「小説」を書いているのだと信じている人の中には、実は小説でないものを目指しているのに、それに気づいてないというケースがあるかと思います。

 歴史の古い順に並べると、「詩」「戯曲」「小説」です。
 詩でストーリー性? と奇妙に思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、詩はもともと、ストーリーを語るためのメディアでした。「イーリアス」とか「ローランの歌」とか「長恨歌」とか、(年代めちゃくちゃですが) 古典・神話にあたる作品は、小説でなく詩の形式で編纂されたものが殆どです。
 なんでかっていうと、昔は本に印刷することがあり得なかったので、詩人や楽師が口伝(くでん)により、人々に物語を語ってきかせていました。つまり昔はストーリーというのは、「読む」ものではなく「聴く」ものだったわけですね。
 語って聞かせる以上は、聞き心地のよい言い回しが求められます。雰囲気を盛り上げるためにBGMも演奏しつつ弾き語りなんかもしてしまいます。自然と、音楽的なリズムと相性の良い「文体」での作品となります。そういう文体を韻文(いんぶん)といいます。まあ何か、細かく言うのもアレなんで、「詩みたいな文体」と思ってください。

 詩はひとりの詩人がうたうためのものですが、戯曲は複数の役者が演じてみせるためのものです。どちらも、「聴く」ためのメディアとしての発祥です。
 しかし小説はそれとは異なり、「読む」ためのメディアです。
 その後、「小説の朗読」「読み聞かせ」などの「聴く小説」という新しい芸術分野も誕生しました。それはそれとして素晴らしいものでありますが、小説の根本とは違います。小説は、文字として読む時に読みやすく、演出上の最高の効果を発揮するのが本懐です。音読したときに美しい文章を目指せとかいう人もいますが、読者の呼吸を読めというのは、あくまで読む時の「呼吸」であり、音読したときの息継ぎのタイミングとは違います。音読に最適化して調整すると、なんか微妙に読みにくいものになってしまったりもします。
 参考のために述べると、映画の脚本翻訳では、吹き替え用のものと、字幕用のものとは全く別の文章を用意するそうです。なぜならば、音として聞いて理解しやすい文章と、読んで理解しやすい文章が違うからだそうで。小説にも相通ずる観念と思います。

 それに対して詩や戯曲は「聴く」メディアで、先述しましたように本来は文字として読むものではないですが、印刷技術の普及により、まず「読み物」として触れる機会のほうが多くなりました。自宅にお抱えの吟遊詩人がいて、毎晩違う物語を弾き語ってくれるというお宅の方なら別ですが、たいていの人にとって、詩は詩集で読むものです。
 でもここで重要なのは、やはり詩が「聴く」もの、音読された時に美しい韻律を持っているべきものであるということではないでしょうか。韻律を求める観客と、それを目指す書き手のための芸術です。

 バスケットボールとバレーボールが違う競技であるように、囲碁と将棋が異なるゲームであるように、小説と詩は違うのです。
 検索エンジンに登録される作品ページを確認していると、たまーにですが、バスケットのボールを使ってバレーボールをしてる人を見かけることがあります。それって……手が痛くないですか(-_-;)? もしや、あなたの目指したい、あるいは適性のある方向性は、小説ではなく詩なのではないですか、とモヤモヤします。

 詩のような韻律を取り入れた文体というのも、小説にはあるのです。ちょい昔の日本の文学では、格調高い漢文調で執筆されているものでしたし、現代でも、小説に韻律の美を求める読者様は大勢いらっしゃるでしょう。
 それでもやはり小説の根本は「叙述」です。韻律は演出上の機能にすぎず、単なる添え物であって最低限必要な要素ではありません。
 あくまでも韻律を追求したい場合、その書き手にとってのメジャー路線は、詩の分野ではないでしょうか。
 まあ勿論、それを敢えて小説の分野でやるということに芸術性があることはあります。新文体、独自文体の開発は、小説を書く人間にとって当たり前の努力のひとつとも言えます。

 しかしぶっちゃけた話、初心者が基本をすっとばして、玄人芸に挑戦するというのは、なんだか無謀ではないかと。そういうのは基本的な叙述文体をマスターしてから、手をつけるものなのではないかという気が、個人的にはするので、(私は頭がカタイのかもしれませんが)
 この人の文章は韻文方面だろうというのを目にすると、本来なら詩の分野で精進すべき人が、自分が書きたいのはストーリーだからという、見当はずれな理由で、小説の道に分け入ったものの、やはり天性のものには逆らえず、微妙にその道からそれて、「小説」街道と「詩」街道の中間にある樹海に分け入り、遭難してるんじゃないかというような、かなり行きすぎの余計なお世話的心配を感じたりします。

 そういう人は、まずは素直に、詩を書いてみるのが良いのではないでしょうか。
 ストーリー性のある詩のことを「叙事詩(じょじし)」といいます。(これに対して、気持ちを語るための詩のことは「叙情詩(じょじょうし)」といいます。小説に、叙事性の高いもの・叙情性の高いものの区分があるのと同様です。)
 小説の文体にどうもなじみが悪いワ、という自覚症状のある方は、試しに叙事詩を書いてみるというのは、いかがでしょうか?

 まあしかし、残念なことに、叙事詩は現代ではあまり執筆者がいません。叙事詩の書き方のハウツー本やウェブサイトがあるとも思えないです(汗)
 叙事性(叙述性)の点では、小説のほうが優れている面があり、叙事性の高い作品を書こうという場合、小説の技法を選ぶ書き手が多いのが、その理由かなと私は推察しております。
 元々、小説というのは、叙事詩を書きたいけど韻律のある美文を作れなかったやつが代用品として生み出した廉価版メディアなんだとかいう説もあるそうで、小説より叙事詩のほうが執筆技術的に難しいという面もあります。(小説より叙事詩のほうが芸術として優れているという意味ではありません。)

 そんなふうに様々な背景はあるにしても、その道が険しいかとか人気があるかとかいう次元を越えて、自分のための道っていうのが、あると思うのですね。
 私の場合は小説でした。小説以外は書けません。たぶんそれが私の道だから、他の道は歩けないということなんだと自分では思ってます。一芸でもやっとなので、もう一足のワラジをはく足がありません。一足しかはけないなら、自分にとって一番ぴったりなワラジがいいです。

 ネットでは、詩の分野も盛んなようなんですが、気持ちを語るための「叙情詩」のほうだけが隆盛なようです。そこから初めて詩に触れる人だと、詩というのは、そういうものだ、気持ちを書くものなんだ、と勘違いするのも無理はないし、誤った固定概念に縛られるということもあるでしょう。
(小説とはストーリーを書くものだというのも、ある種、似たような誤解です。小説は一連の流れを「叙述」するものであり、叙述する対象が何であるかは問いません。)

 文学というのは、「読むプロ」を養成するための専門コースなのでありまして、その対象となる作品を書く人にとっては、直接なにか参考にできる情報を学べるわけではないのですが、「作品を鑑賞する」能力をものすごく研ぎ澄ました人物と出会える分野でもあり、作品を読むということの真髄に出会えます。
 そこで聞いたマメ知識によれば、幸福な作家になるための条件とは、自分ための大勢の熱烈なファン、数人の厳しい批評家、そして一人の優秀な文学者に恵まれることなのだそうです。

 私は個人的に、小説の読者と作者の関係は、恋愛のようなものだと思うのです。(そういう書き手さんは結構多いので、たぶん実際にそうなのでしょう。)
 ファン(一般読者)の人というのは、素朴で善良な恋人です。作品のいいところを純粋に好きになってくれますし、フィーリングが合えば楽しいひとときを抱き合って過ごすことも可能ですが、ささいな事がもとで嫌って去っていくこともあります。若い日の恋愛みたいなもんですね。
 批評家は同棲相手のようなもんです。ものすごく深く愛してくれて、濃密な付き合いができる反面、他人が気にしないような些細なことで、ぞっとするような文句もいいます。悪縁になると引っ越しても引っ越してもストーキングしてきて、罵詈雑言の悪戯電話をかけてきたりもします。でもまたそれも濃密な付き合いです。
 文学者は長年添い遂げる夫か妻のようなものです。作品の良いところも悪いところも知り尽くしていて、あえて褒めも非難もしませんが、片方が「秋ね…」と言えば、「秋だね」と応えます。それだけで心が通じ合う、そういう奇妙な相手です。
 恋愛にもいろいろありまして、そのどれもが良い経験であろうとは思います。自分にもそういう愛される作品を書ける日が来ると信じて、ひたすら書き続けることにしましょう。

 ところで運命の恋人と出会うためには、運命的なランデブー地点に自分がいる必要があります。それが小説の道である人は、そこでいいのですが。その相手が別の道で待っていそうな人は、道を変えるのも、吉かも?
「幸運は待っているだけではダメよ、自分から行動しなきゃ。(お節介な女友達ふうに)」

 たとえば詩の検索エンジン「ポエムサーチ」さんとか、ぼえなびさんとか、ぽえさ〜ちさんとか、いろいろ存在してるのだなと見つけて関心を持ってみたり。ほ〜。なるほどね〜。


2003年09月25日(木) 不調予告? & クチコミ管理情報板

ノベルウッドの検索システムを設置しているサーバーが不調気味です。
FTPでのアップロードに時々不具合が……。
先日のように、また突然ダウンする事態に陥るかもしれません。困ったなぁ(^_^;)
FTPの不調は、管理人のネット機材側の問題である可能性もあるので、なんとも言えないのですが。念のためご報告しておきます。

登録できる作品情報の文字数が、現在は最大300字までなんですが、これを200字までに減量しようかと考えています。そうやって浮かせたデータ量を使って、登録できる作品数の枠を現在の600から、もう少し増やそうかと。
別に、負荷といっても大したものじゃないみたいなので、文字数はそのままで枠だけ増やしてもいいんですが。300字ってちょっと多いのかなという印象がありますもので。
ただ今、検討中です。
FTPの不調があるので、cgiファイルのアップロードが上手くできなかったりすると、検索エンジンが止まっちゃいますので(汗) サーバーのご機嫌が良いときを待ってから、導入します。

--------

読者様によるクチコミ推薦情報板の削除履歴をメモったりする用のスレッドを森の掲示板に新設しました。
ここにあります[最新5件を表示]
削除した記事のログを残す必要があるのかどうだか曖昧なところなんですが、読者様はともかく、作者様は自作への投稿があったら、その内容が好評・不評・ネタバレに関わらず見たいのが人情かと思いまして。

非公式コンテンツとなりますが、管理人の作業的な余裕の範囲内で、今後記録をつけていこうかと思います。と言っても、実際には、リンク切れ作品の削除が主で、他の理由ではあんまり削除することって無いんですけどね。
今回、2件分同時にありましたもので、あると便利なのかな〜、と、思いつきで用意しました。

自作への投稿を探したい方は、情報板の上部にある検索フォームで、作品タイトルによる検索を行ってください。

あくまで非公式ということで、管理人が残しておいたほうが役に立ちそうと思ったものだけ記録し、残すとトラブりそうだったり、完全削除したほうがよさそうと思えたもの(ネットから消えてる作品とか)は、残しません。そんな主観的かつグレーな基準ですが、ご容赦くださいませ。

バックアップ記事の削除依頼も受け付けますので、作者様は登録時のアドレスからメールでどうぞ。


2003年09月22日(月) クチコミ機能に関してのご報告【追記2回】

ノベルウッドの創作支援サイトのリンク集に小説の「しょ」さまを追加しました。3つの言葉を題材とした短編小説を募集する投稿企画サイトさまです。

--------

クチコミ機能に関する管理報告です。

クチコミ投稿者さまと、作品情報の登録者さまのホストアドレスが完全一致するクチコミがありましたので、削除しました。
自薦は禁止ですので、ご了承ください。

【続報その1】
引き続き不正と思われるクチコミ投稿がございました。

【詳細】
■該当作品の情報
 登録者IP: ***.*********.vectant.ne.jp
■クチコミ1件目(2003/09/22(Mon) 07:16)
 投稿者名:Aさん (仮名です)
 投稿者IP: ***.*********.vectant.ne.jp
 投稿文:
 文章の雰囲気が独特。1分の短さと行間の取り方がどことなく韻文的な感じもする。しかし視点は映画のカメラ視点のようで、セリフ運びも自然なため読みにくい気はしない。字のサイズが多少小さめに固定されているが、これはこれで雰囲気作りに一役買っていると思う。キャラクターがそれぞれ魅力的。連載中で最後まで読めないのが少し残念だが今後の展開に期待したい。:[内部]
■クチコミ2件目(2003/09/22(Mon) 11:57)
 投稿者名:Aさん (仮名です)
 投稿者IP: *******.********.ap.so-net.ne.jp
 投稿文:
 第3者視点が心地良い作品。セリフが多いが情景がページごとに固定されているため読みにくくはない。1文の短さと行間の取り方が独特。字の大きさが少し小さめに固定されているがこれも雰囲気の要素かもしれない。キャラクターがそれぞれ深く、魅力的。連載中で最後まで読めないのが残念だが、今後の展開に期待したい。:[内部]

-----
同色で表示しているIP、投稿者名は一字一句が一致したものです。投稿文にも表現の重複が認められ、同一人物によるものと思われます。

上記のクチコミ投稿は削除しました。

この作品の件について、今後も関与していくのはノベルウッド側の作業力からして損益が大きいと判断しましたので、いったん該当作品を作品データベースから削除しました。

第三者による不正の恐れもございますので、登録者様のメールアドレス宛に、この件についてのご報告とお問い合わせのメールを発送いたしました。

【続報その2】
該当作品の登録者様から、ご返信をいただきました。
機材を共有する知人の方からのクチコミ推薦であったとのことでした。
クチコミ推薦板では、不正防止の観点から、作者様ご本人だけでなくご家族・ご友人・サイトの共同運営者様など、ご関係者様からのご投稿も遠慮していただいております。まったくの第三者様からの推薦のみを募集する方針です。
その旨の記述がわかりにくい面があったのかと思いますので、これについて善処したいと思います。

上記2件のクチコミ情報につきましては、規約により削除。
該当作品につきましては、その作品の登録者様とご相談した上、保管していた登録データを復旧しました。

以上で、この件についての処理は終了とします。
関係各位のご協力に感謝いたします。


外部貸し出しのクチコミランダム表示機能は、管理人の手動による更新が必要となるシステムのため、上記2件の投稿は含まれておりませんので、利用者様はご安心ください。



クチコミの自作自演を完璧に防ぐのが論理的に不可能であることは、ある程度以上のネット知識をお持ちの方ならおわかりになるかと思います。最終的には、皆様を信用してやっていくしかありません。
しかし、初歩的な工作を撃退する方法は、いくつかありますので、そういったものは取り入れつつ、クチコミ情報の精度を保つ運営努力はしております。

世の中、というか少なくともオンライン小説の読者様に対しては、正直に誠実にやっていったほうが、総合的にみてトクです。
オンライン作家にとって一番の財産は「読者様から信用されること」ですからね。
そんなの綺麗事だと思う人には、皆が知ってるこの教訓の意味を、身をもって知ることがないように祈ってます。


2003年09月17日(水) CGIサーバー障害のお知らせ【重要】

以下の報告のサーバー障害は、解決済みですが、
記録として日誌ログを残しておきます。

-----------

現在、ノベルウッド検索システム等を運転する無料レンタルサーバー(S22.xrea.com)が障害下にあり、検索、登録・変更などがご利用いただけない状態にあります。
誠に申し訳ございませんが、復旧をお待ちください。

FTPアクセスは可能でしたので、本日午前10時の時点でのログをバックアップ済みです。

長期にわたってサーバー機能が復旧しなかった場合、CGI関連の機能を一時的によそへ退避させる可能性もあります。
使用可能な代替サーバーは、管理人が個人的な作品発表に使用している有料サーバーか、以前ノベルウッドで使用していたFree Prohosting様の無料サーバーかの、いずれかです。
今の時点では、後者への退避を念頭に置いています。

その際でも、トップページのアドレスは変わりませんので、読者さま、登録者さまにはブックマーク変更、リンク変更などのご不便をおかけすることはないと思うのですが、情報提携サイト様(ノベルウッド検索窓を設置しておられるサイト様)には、設置タグ変更・削除などのご面倒をおかけするかもしれません。

ともかく、当面は様子を見ようという方針でおります。
今後の告知も、この場で引き続き行う予定です。


2003年09月11日(木) 規約に補足&クチコミ機能に追加

 ノベルウッド登録規約の、登録できる作品の条件に、「小説であること」を追加しました。
 小説の検索エンジンなので自明のことかと思って、書いていなかったのですが、小説でない作品が登録されるケースがありましたので、念のため追加しました。

 ノベルウッドでは、シナリオ風の小説は特記事項でその点を明記の上で、紹介させていただいておりますが、本物のシナリオは扱いません。
 本物のシナリオというのは、演劇、アニメ、歌劇など、俳優が演じるためのものとして執筆された文章作品のことで、実際には上演予定がなくても、執筆者が「演じられること」を念頭に書いたものも、これに含まれます。

 文学(文字で表現される芸術)の分野では、小説と戯曲(脚本)とは別の系統の芸術として扱いますし、読む人もやはり、別物として愛好するものですから、脚本の分野でネット活動をなさっている書き手さんは、脚本向けのローカルネットワークで広報活動をなさるほうが効果的と思います。
 管理人の知る範囲では、【シナリオ・サーチ】さんなどが、脚本分野での検索エンジンとして運営されているものの好例です。

 ややこしくて申し訳ないのですが、その一方で、ネット小説には、登場人物のせりふの周辺に、そのせりふを話している人物の名前を書き添える形式での、シナリオ風の書式というのがございまして、それは見かけ上はシナリオのようであっても、書き手さんは「小説として」書いておられます。
 こういったものは、脚本ではなく小説なのだと思います。
 小説の文体には様々な幅がありますし、また、あってよいと管理人は考えていますので、狭い意味合いでの「小説らしい」文体でないものも、受理しています。

 しかし読者様の中には、狭い意味合いでの「小説らしい」文体でなければ読みたくないという好みの方もおられますので、文体での「読む/読まない」の選択ができるように、登録者様に[シナリオ形式]という特記事項をつけていただいております。
 好まない作風のものを、それと知らず読んでしまう状況は、読者様にとっては迷惑ですし、そのせいで悪く思われる作品も不憫かと思いますので、そういう措置をとっています。

 よろしくご理解ください。

------------

 上の件のついでの気合いで、クチコミ機能をバージョンアップしました。
 これまで、クチコミ文につける作品情報は、ジャンル・テーマ・雰囲気・長さ、の4項目だけだったのですが、これだとちょっと不足がありましたので、今回新たに完・未完の情報と、性描写・暴力描写・シナリオ形式・BGM自動演奏ページ・♂×♂・♀×♀の特記事項6種類について、表示できるようにしました。
 過去のクチコミ投稿については、以前のままの情報ですが、本日以降にノベルウッド内部から投稿されたクチコミには、この変更が反映されます。
 外部貸しだし用のフォームも、これにともないマイナーチェンジされますので、余力のある作者様は、週末にでも更新をお願いします。(しばらくの間は、古いままでも違反とかそういうコワイ措置はとりません。ごゆっくりどうぞ。)

 外部貸しだし用のランダム表示スクリプトが、そのぶんちょっと重くなってしまいますが、有効な情報と思いますので、お許しを。

 新規追加項目による絞り込み検索も同時にご利用いただけますので、完結作品へのクチコミだけを見たい、等の場合に、ご都合に合わせてご活用ください。


2003年09月08日(月) 管理人もネット読書の秋

勝手に感想文を書くコーナーをまた更新しました。
管理人にもネット読書の秋が来ているのでしょうか。
今回は「歴史・架空史」ジャンルの作品です。

前回アップしました11番目の作品への感想文で、登場人物の年齢表記が間違っておりました。修正しましたのでご報告します。

感想の履歴数も割と増えてきたので、ジャンル別目次を用意してみました。
管理人が読んでいる作品ジャンルに偏りが出てますね。
まんべんなく紹介できたほうがいいかと思うので、これを目安に、日頃は自分の興味が手薄なジャンルの作品にも目を向けてみたいと思っています。


2003年09月05日(金) ブンガクの秋。Passwordをcookieに記録

ノベルウッドに新機能を追加しました。
作品情報を更新するためのパスワードを、ブラウザのcookieに記録するようにしました。
作品ごとに記録するシステムにしております。cookieの保存期間は180日(約半年)に設定してあります。
作品情報の更新作業をすると、cookieも更新されますので、最終更新から半年間有効と思ってくださいませ。

本日の午後一時以降に新規登録または情報更新してくださった作品について、この機能が有効となります。

パスワード憶えなくていいんで、らくです。

ただし、同じブラウザを自分以外の誰かと共有している方は要注意です。パスワードがバレバレですので。
学校や、ネットカフェなど、不特定多数の他人と機材を共有している作者様向けに、クッキーを記録しないようにできるオプション機能も、ただいま検討中です。要ります、よね?

----

残暑厳しい中で、ちょっと気が早いですが。
ノベルウッドはもう秋です。

秋といえば読書の秋。ブンガクの秋。
ということで、トップページの【特集】を更新。
「秋だ! 文学を読もう」特集を追加しました。
これは、特記事項に[純文学宣言]をつけてくださっている作品のみを抽出するリストです。
この特記事項に登録されている作品数もそこそこ増えてきましたので、ピックアップしてご紹介してみました。
ここからのリンクに注目度を上げる効果があるんだか無いんだか、実は運営している私自身もよく知らないんですが、読者様には新たな読書機会を、作者様には読まれる機会をご提供できれば幸いです。

ほんとは、火星大接近にちなんで「ネットSF振興会」なども作りたかったんですが。なんとなく気力及ばずです。
他の検索サイト様と共同運営しているネット小説ランキングでは、本格SF作品のご登録がいっこもなかったため、ライトSFに吸収合併されてSFジャンル一本化という事態に!
ヒィー、残念ですー(TOT)!!
登録が少ない=作品が無い、ということではないんで、ネットには本格SFジャンルのいい作品はいっぱいあるんだと思うのですが、何度も申しますようにオンライン小説においては、読者獲得の成否は、全て作者様の宣伝努力にかかっています。
宣伝するのに気乗りがしない人たちが大多数を占めているジャンルはけっして盛り上がらないと言っても過言ではないかと。
宣伝しない→知名度あがらない→読者増えない→読んでもらえない→アタシの作品ってつまらないんだわ…→やる気減退→作者は「読者がいない」と愚痴ばかり状態→ある日とつぜん作品が消える。なんていう、シケシケなルーチンに突入してしまうわけですね。
かなしい!!
その一方で、ネット小説って盛り上げようと努力すれば、けっこう敏感に市場からのリアクションが返ってくる(努力が実って盛り上がる)ものなので、自分が好きなジャンルについては、盛り上がるように尽力したいなぁー、なんて陰ながら思います。お節介ですが。盛り上がってて勢いがあるほうが、見ていて面白いので。(要するに自分の都合ってことですが;)
人生とネット小説には、祭りがひつようです。
勢いのあるジャンルには、お祭りダイスキな書き手さんがいっぱいいて、常に何かのイベントが開催されていることが特徴的かと。逆に、そういう人がいないジャンルでは、盛り上がるキッカケが乏しいのでしょうね。にぎやかに頑張ってゆきましょう。

若葉マークの方々には、「宣伝しても努力が実らないよ〜」とお嘆きの方もいらっしやるかもしれませんが、ネット活動は私の経験上、一年単位のスパンで考えないといかんですよ。
今夜宣伝したら明日には千客万来、みたいなイメージを持っていると、期待どおりにいかなくて意気消沈してしまいがちです。

口で言うほどに簡単なことではないですが、せめて半年間ぐらい、定期的に決まった量の小説をアップし続け、それを宣伝し続けるぐらいの計画性と、根気強さが必要になってきます。
ネットでお客さんに信用してもらえる要素はたった一つ、それは才能でも情熱で人柄もなく「運営実績」。
実績をつめば、それが読者様をつれてきてくれます。あとは悠々自適。常連読者さまと楽しく語らい、のんびりと小説を書くだけでよいご身分になれます。

ただ、ネット小説での活動は、実績を積んだ後よりも、それを積む過程のほうが、ずっと楽しいんですけどね。以前、ネットのお知り合いの方が、「ホームページ運営は育成シミュレーションゲームだ」と言っておられて、私はそれに深く納得しています。
育てることを楽しめる人向きかもしれないですね。

--------

管理人が勝手に感想文を書くコーナーを更新しました。
お題は今回も若葉マーク友の会の登録作品からです。
プチ「SF振興会」気分でSFジャンルの作品です。
ちょっと口うるさいこと書きすぎたかなーと悩むところなんですが。ごめんなさい。ほんと。すんません。(案外くよくよするタイプ)


2003年09月02日(火) バージョンアップ友の会試運転&同名作者・作品

前回の日誌でご報告しておりました、辛口批評を募集する趣旨の友の会を、テスト運転開始いたしました。
名称は「バージョンアップ友の会」としました。

「辛口批評どんと来い友の会」のほうがストレートで良かったのですが、辛口批評という言葉そのものに偏見や誤解のあるケースを想定すると、なんとなくネガティブなイメージを感じてしまったので、独断と偏見により、「バージョンアップ作業中、ご協力ください!」という前向きな雰囲気になるといいいなという願いをこめて、この名称にしてみました。
何をしているのかイマイチわからないボヤッとした名前です(-_-;)

ちゃんと機能するような創作グループとなりましたら、このぼけーっとした名前にも、実績による箔が付いてくるかと。

試運転用の仮のものですが、おおざっぱなルールを書いてありますので、ご参加くださる書き手の皆様は、ご一読ください。まとまっていなくて申し訳ないです。バージョンアップ友の会ルール自体のバージョンアップ案も引き続き歓迎しております。
皆様と相談しつつ、内実のあるものにしていけたらなと思います。
ニーズがないようでしたら廃案となります。

参加方法は、新規登録または変更機能により、「友の会」の項目で「バージョンアップ友の会」を選択していただくだけでOKです。
友の会は同時にひとつしか参加できない仕組みですので、ご注意ください。

---------

作者名検索をしたら、自分とまったく同じ名前の別人さんの作品があるのがわかった。もしくは、タイトル検索で自作品と同タイトルの作品が出てきた。などなど。

そういう「同じ名前で出ています」な現象に遭遇した作者様、読者様が、いらっしゃるかもしれません。
このほど、その件についてのお問い合わせをいただき、他にも同用件をお持ちの方がいらっしゃるかもしれないと感じましたので、日誌でもノベルウッド側の回答を告知いたします。

【同名作品・作者への対応方法】
1. 気にしない(推奨)
2. 作者名にサイト名も追加してみる (お好みで)
  ・例:「zero @ ノベルウッド」「zero(ノベルウッド)」
  作品タイトルならサブタイトルをつけてみる
  ・例:「午後の庭園」
       →「午後の庭園〜オンライン作家になる方法」

筆名、タイトルなどがカブる現象は、そんなに珍しい出来事ではありませんので、いちいちびっくりしたり、オタオタする必要はありません。
商標登録されているタイトル・名前である場合、または、混同されることによる利益を目的としてワザと同じかそっくりにしてある場合ではない、いわゆる偶然同じだった場合には、どっちかが変えないとマズいということはありません。少なくともノベルウッドに登録するにあたっては、同じ作品がすでに登録されていても気にしていただく必要はないです。

ただ、なんとなく気まず〜い、という方もいらっしゃるかと思います。
新しく作品を書いたり、筆名・サイト名をつけたりする時には、それをすでに使用している人がいないか、Googleや、大手の小説検索エンジンなどで検索してチェックしておくほうが無難です。

他人とカブらない、検索エンジンで気まず〜い思いをしないための命名のコツとしまして、もうひとつ、短すぎる名前にしないというのもあります。
小説検索エンジンでは、作者名検索を、ID登録などは行わず、単純に文字列だけでやっている場合が多いかと思うんですが、(ノベルウッドもそうです)
それだと短すぎる名称はうまく抽出検索ができません。

たとえば管理人はzero-zeroというハンドル名&筆名を使用していますが、もし別人さんが「z」というハンドル名で自作品抽出のための作者名検索をしたら、私の作品もひっかかってきます。「z」を含んでいる名前の人はみんなぞろぞろ〜っと引っ張り出されてきてしまうわけです。
zeroさんだけではありません。zoneさんとか、zipさんとか、zionさんとか、amazonさんとか……とにかく名前に「z」の文字が入ってる人のは全部出てきます。気まずいですし、読者様にとっても不便ですね。
一文字とかは危険度大ですね。長い名前を推奨します。

書き手さんごとに固有のIDを用意するようにして、作者登録(またはサイト登録)してから、作品登録してもらうという二段階踏む方法をとれば、まったく同名の人でも別人として検索できるんですが、そこまでやらないとダメなほど同名のケースってあるんでしょうか(^_^;)?
正直、登録する時にめんどうくさいし、扱うデータ量が増えるとそのぶん負荷もちょっぱり増えるので、なるべくなら省略したい機能なのですが……(小声で腹を割ってみる) とりあえずは皆様にご協力いただく方法でやっていきますね。

余談ですが、私が自分のハンドル名を決める時、上記のような不具合のことには、ちっとも考え至りませんで、てきとーに決めました。なにしろバリバリのネット初心者だったもので。(というか何事も自己中につっぱしり深く考えないタイプ)
いろいろ見聞きした今になって、改めて自分のハンドルを決めるのであれば、少なくとも、今の名前にはしないと思います(^_^;A
でも、名前って長く使えば使うほど、自分とは切っても切れないもののような思い入れが出来てしまうので、途中で変えるのには思い切りもいりますし、その名前で憶えてくださってる方々には「あんただれ?」と驚かしちゃったりとか、不便な思いをさせてしまうでしょう。サイト名を変えるとリンク先にも変更作業を増やしてしまいますし。
名付ける前にじっくり調べて考えたたほうがトクですよ〜。


もくじ前の日記次の日記



zero-zero |MAILHomePage