きまぐれがき
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2005年03月29日(火) 誕生日

朝はそしらぬふりをして出かけていった家人なのに、
帰ってきた時には春色の花束と私の大好きなチョコ
レートケーキをかかえて
「。。??」の私に
「お誕生日おめでとう」だって!




小まめを見て、あら、この子私が産んだのだったかしら?
なんてふと思う時があるけれど、そのくせサーシャ(犬)や
ゆきちゃん(犬)は私が産んだような気がしてならない。。

そうだった。私だって、うん十年前は幼虫でもなかった、
なんにもなかったのだ。世界はあっても私はなかった。
そうなんだ。忘れていたけど、私は産まれてきたのだった。


2005年03月25日(金) なんていうか、どういうか。。

気管支炎がこじれたのか咳がおさまらない。
こうなったら半年はゼイゼコ咳こんでいるのだろうと思う。

小まめが幼稚園を卒園する年も、私は頑固な咳が抜けなかった。
卒園式の時などは、咳こんで止まらなくなったらどうしようと、
そればかり気になってトローチや浅田飴舐めほうだいで、式次第
などまったくの上の空となっていた。

ただ神父さまや本部から招かれたシスターと並んでギトギトと
脂ぎった見たことのない男が座っているのが目に付いたので、
あれは誰かと、隣の父兄に小さな声で訊ねてみた。
市長なのだと教えてくれた。

これがいけなかった。
せっかく飴で咽喉を潤わしていたというのに、口を開いたせいで
乾いた空気を吸い込んでしまったのか、咳が出だしたのだ。
消音用のタオルで口をふさいでも、ゼイゼコゼイゼコの音は漏れ
て行く。 ホール中に響き渡っているように感じる。

小まめが言っていた。
聖人の名を付けたこのホールでは「上品にしていなくてはいけま
せんよとシスターがおっしゃった」と。
だから小まめは、ホールでの何かの会の時に風邪気味で吐きそう
になったので、咄嗟に自分のスカートを両手で広げてその中に吐
いたのだ。
園児なりに、吐いたりしてホールの床を汚したら上品ではない
だろうと判断したのだ。

汚れたスカートはシスターが洗って下さり、新しいスカートを
はかせてもらって帰ってきたけれど、なんていうかどういうか。。
だ。

そんなことがあったので、厳粛な式を乱してはならじ上品な空気を
汚してはならじとホールの外に出たけれど、いつまでも咳はとまら
ず、式が終わるまでとうとう席に戻ることができなかった。
まだ蕾のかたい桜の木の下でひたすら咳き込んでいたのだ;;




2005年03月18日(金) 不気味な足音は消えるがいい

いまだに低温火傷の治療に通っている。
もう2ヶ月にもなるのに皮膚が再生してこない。
患部はぐちゃぐちゃで正視するのがちと辛い。
薬を塗ってガーゼを取り替えるだけのために、往復40分かけて
行くのが億劫になり何日かおサボリしてしまうと、ドクターに
「何してたのかなぁ?」と怒られる。

今日も5日ぶりに行って、
「ケロイド、醜く残りますよね?」
と訊いてみると、ドクターったら
「そうね」
と不機嫌なのだった。

この夏は、ナマ足は無理のようだ。。


ホリエモンばかりに目を奪われている間に、人権擁護法案の了承を
持ち越したとのニュース。見送りは三回目。

人権を踏みにじられた最大の被害者である、北朝鮮に拉致された方
の家族や支援する拉致議連なども反対していたこの人権擁護法案。

全国にはりめぐらされる2万人の人権擁護委員とやらの選定過程が
不透明なので、みんな不信感を抱くのだよね。
人権の擁護、正しいことであるはずなのに、とにかく不気味。
廃案を望むのも頷けるのだ。
その前に、推進者の名前を記憶に留めておくぞ!!



2005年03月14日(月) 春は何処

軽やかな春の装いで。。どころか、とんでもない寒さだった先週の土曜日。
私は薄物のお洋服、インナーなどはペラペラ透ける素材のノースリーブ
ですよ。
出掛けに、それはいくらなんでもと家人が騒ぐので、ミンクでフワフワ
と縁取られたカシミアの大判ストールを身体に巻きつけて行って正解だ
った。

それでも早朝の京都駅、新幹線を待つ間ホームに立っていることができ
ない寒さに、自分の年齢を省みない季節の先取りの装いは酷であると
つくづく感じたのだった。

やっと新幹線に乗り込んで座席に行くと、すでに乗っている隣席の女性
はお化粧の真っ最中で、もうベースは大阪・京都間で済ませたらしく、目
の周りを塗りたくっている。
あの揺れる車内で、リキッドのアイラインをひいたのには驚いた。
友人に、鏡を見ないでアイブローを描き、口紅もぬってしまう油壷夫人っ
ていうのもおりますけどね。

隣席の女性、大阪から乗って小一時間、顔で遊んでいるといった感じだっ
たが、やっとお化粧が仕上がったのは名古屋の手前だった。

この駅で降りるらしく列車がホームに入って行くところで、コートをガサガ
サと着たのだが、そのコートから「家を出るまで獣でもくるんでいたのです
か?」と訊いてみたくなるような、動物の毛が濡れた時の臭いが漂ってき
た。
それにむせてしまった私は、浜名湖辺りまで咳が止まらなかったのです
けど。

東京はさほど寒くなかったとはいえ、麻実れいリサイタル(ターコさんの
ことはブログ3/25を見てね)のソワレの時には毛皮を着ていらした方も見
かけた。
こうして三寒四温を繰り返し、桜の開花を迎えるのね。



2005年03月10日(木) お大事に

明後日に上京するというのに、まだぐずぐずと微熱が下がらない。
長い風邪ひきで家に引きこもっている間に、世の中は陽射しも一段と
明るくなって春めいて来ているのだもの、冬の衣は脱ぎ捨てて、軽や
かに装わなければと、美容院、ネイルサロン、デパートと周って来た。
その間、ふわふわと雲の上を歩いているような感触。熱のせいだ。

買い物も早々と切り上げて、帰宅してから内科へ行ってみると、この
間まで元気だったドクターは、ついに患者の風邪がうつってしまった
らしく、熱があるのか目が潤んでカルテに書き込みされるのも辛らそ
うなのだった。

私は、とにかく微熱と咳をどうにかしてほしいと手短に訴え、ゼイゼイ
ひどく咳き込んでいるドクターに「お大事になさって下さい。。」と言っ
て、早々と診察室をあとにした;;






2005年03月04日(金) 梯子を登ってまで

「お、今日はめぐちゃんのお母さま、お雛様を飾られたのね」と、めぐちゃ
んのブログを読んだあの時に、我が家でも飾ってしまえばよかったものを
。。
ぐずぐずしているうちにすっかり忘れてしまった、ひな祭り。
毎年「大安に飾りなさいよ」と気にする母も(カトリックなのに;;)どうした
ことか今年は静かだったしなぁ。

ひな祭りが頭の中から抜け落ちてしまったなんて、これまでの私の人生
でなかったことですよ〜ちょっと不吉?
当日になって、はたと気がつきはしたが、いまさらジタバタしてもどうだろ
う。 あっさりと、もう今年は雛たちにお出まし戴かないことにした。

だいたい微熱が続いているせいか、納戸の天井に近い棚に置いてあるお
雛様のセットを、梯子を登って降ろしてくる体力などないもの。

それでも一応娘のお雛様だし、これまた風邪の熱で寝込んでいる小まめに、
「お雛様の箱のフタを開けて、顔だけでも見てくる?」と訊いてみると、
やっぱり、梯子を登ってまで見に行く気力はないからいいと、断られた。

長風邪のため母娘ともに、体力、気力が失せてます。。



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