TALES OF ROSES

2005年08月30日(火) 半田屋のチラシ

 



インパクトありすぎです。
目が離せません。

「こりゃあいい!」と言って 次女は学校に持っていき
みんなに見せて受けまくり、
帰省で帰っていた長女も、大笑いし、
夜 帰宅した夫も、部活から帰った三女も 大爆笑でした。

広告大賞差し上げたいくらいです。

半田屋さんは、宮城県発祥の食堂チェーンで、全国各地に
お店があるようです。
あの「ハチミツとクローバー」の中にも ちらっと名前が出てます。



2005年08月29日(月) ドッペルゲンガー




次女の高校のニケ像のレプリカ。

先日、掃除中、次女はこの像に激しく頭をぶつけ
しばらくうずくまっていたそうだ。


さて、話変わって
次女の「ドッペルゲンガー」を見る人が多い。

三女は 三度も見た。
次女の友人達も、何度も見ているそうだ。
私も見た。

自転車で走る制服姿の次女を 車で追い越して
「あ、次女だ」と 思って家に着いたら、本人は すでに
バスで帰宅していた。

「それ、オイラのドッペルゲンガーだよ。」と次女は
涼しい顔で言った。

近所にそっくりさんがいるのか。。と思ったが
同じ髪型、同じ制服、同じリュック という子が、そうそういるのだろうか??

次女が 言うには、ドッペルゲンガーは
頭をぶつけたとか、衝撃を受けたとき、身体が分離して
漂いだすのだそうだ。

では、私が見たのは、ニケ像にぶつかってできたドッペルゲンガー?

そんなに次女は、あちこちで頭をぶつけているのか。



2005年08月28日(日) 蕎麦屋にて

一見して「学者」という感じのおじさまが 
旅行カートを引きずりながら
「ハーやれやれ〜〜」という感じで店に入ってきた。

中南米で買ったと思われる蛇ガラのカートには、
どこかのエアラインの青いタグが ひらひらしている。

「まあ、センセ!いらっしゃいませ、今 ご旅行からお帰りで?
 まっすぐウチに?」と店員さんが 満面の笑顔。

「ああ、うん。とにかく蕎麦が食べたくてねえ。」と
 先生は後ろを振り向き、笑顔を私にまで向けて ニコニコするので、
 私も よかったですねえ、うんうん、と 笑顔を返した。

日本人に生まれてよかったねえ、共感です、うんうん、という感じ。

ロマンスグレーのお髭が素敵な、掘りが深く、素敵な先生、
生成の麻のスタンドカラーのシャツもよくお似合い。

店の女将も出てきて、
「ンまあ、センセ !!!!。」と丁寧にご挨拶。

「今回はどちらに?」
「中国・・・サバク行って来たよ、、サバク・・・。」

「奥様もご一緒では?」
「いや、今回は、息子と息子のヨメさんと行ってきた。
 女房はね、中国はいつでも行けるからって
 今、ネパール行ってるよ。
 
 ボク、トロロとセイロもらおうかな。。。」


先生は、荷物をガサゴソ探して、根付けのようなキラキラしたものを
テーブルに並べていた。
そして女将さんに、お土産、とあげていた。
女将さんは、嬉しそうに押し頂き
「いいんですか!!ありがとうございます!!。」と頭を下げた。



なんか まるで、なにかのドラマをそのまんま見てるようだなあ
と聞き耳たてながら、
私は「つけ鴨セイロ」をすすっていたが・・・。

そこの蕎麦は、以前は美味しかったはずだが   
ダシは しょっぱくて
配合を間違えたのでは?? と首をかしげるほどだった。

せっかくのドラマを見せて下さったセンセイ、
落胆なさったのでは・・・と 心配だ。



2005年08月27日(土) 秘湯にはまる、その5、Tの上温泉vol,4

宿のご主人は 終始ニコニコして
人が良さそうで、
「湯上がりに お水どうぞ〜」と 冷蔵庫から
大きなペットボトルに入れた水を出して
コップに注いでくれるのだった。

ワガママ山男達は、一気に飲み干し
「すみません、もういっぱい下さい!!。」と
何倍もおかわりをねだっていた。

あま〜い山の上流の水。


いったん外に出てさわやかな空気を吸い
外のあちこちの湯気のでる場所を
物珍しく眺めて振り返ったとき
宿の玄関脇に 何か紙が一枚張ってあるのに気が付いた。


夫は、何か書いてあるのを読むのが好きだ。
名所旧跡に行っても、しげしげと説明書きを眺め 丹念に
読み始める。

夫が、小声で言った。

「あれ、物件差し押さえの紙だよ。」

「えっ」

と、私も近づいてしげしげと読んだ。

債権者なんたらかんたらさんが、この物件の権利がある、云々
記してあった。


窓ごしに、ご主人に一礼して、宿を後にした。

この古びた宿の行く末を思い
ご主人とおばちゃん達に 幸多かれと、祈ります。

落ちていた若いどんぐり




2005年08月26日(金) 秘湯にはまる、その4 Tの上温泉vol,3

そうそうに湯から上がり
頭から湯気を出しながら、玄関脇の食堂の椅子に座って
は〜〜〜〜っ とため息をついた。

温泉卵が、テーブルのざるの上に山盛りになっている。

向かいのテーブルにも 湯から上がった男性客達が はふー とか
あちあちー、とか言いながら、集まってきた。

ジュウソウが、とかスイチョクトウハンとか言ってるから登山客なのだね。
きれいな標準語から察するに、首都圏から来たらしい。

「オレ、だめだ、頂上まで持たないよ、腹へって腹へって・・
 すみません、もりそば お願いできますかあ?」

「はい いいですよ〜」食堂のおばちゃん達が、ニコニコ答えた。

「あ、オレも、オレは〜 ざるで!」
「はい」

「あ、オレ、もり大盛りにしてくれる?」
「はい」

「あ、オレ、ざるやめます、もり2枚にして。」

「あ、オレ、さっきのキャンセル!ざるの大盛りにして!」

「オレの頼んでくれた?」

「オレね、オレね、もりの大盛り。」

「オレは、やっぱりざる、普通盛りで。」

「オレね、さっきのキャンセル、もり2枚!!!」

「あ、オレやっぱり・・」

その後も 彼らは ごちゃごちゃ注文の変更をしていたが・・

食堂のおばちゃん達は、返事をしなくなっていた。

4人の中年山男達よ、
お年寄り相手に、それって ムゴくない・・・?



2005年08月25日(木) 秘湯にはまる、その3 Tの上温泉vol,2

女湯には、一人先客がいて、身体と髪を洗っていた。
「一心不乱」って感じだったので 声はかけなかった。

4つあるカランの蛇口は、どれも真っ黒にさびていた。

カランのお湯は、かなり熱かった。
水でぬるくしたいところだが、隣の客が水を出しっぱなしにしているので
こっちの水道の水が チョロチョロしか出ない。

お湯が熱すぎるので、洗髪にいっぱい使うためには、水も その3倍ぐらい
必要なのだ。
☆ 泉質−含塩硫化水素泉(単純硫黄泉)/泉温−74℃


床も、どうも排水が悪く、でこぼこ不自然に盛り上がったタイルが気になる。
カランの前がへこんでいるなら納得できるが、盛り上がっているのはなぜだ??

岩手山の噴火が始まったら、そこからボコボコ 何かわき出てくるのでは・・・??
すわりづらく 気持ち悪いと言えば、気持ち悪い。


あつあつの湯船に入った。

白濁ではなく透明、だが、透明ゆえに見える。
ゴミ、汚れ、中でプカプカ浮かんでいる何か、
もしかしたら、
やっぱり。。。。この狭い 浴槽 
5年ぐらい洗ってないのではないかい??????!!!



2005年08月24日(水) 秘湯にはまる、その2 Tの上温泉vol,1

「葛根田」、これで「かっこんだ」と読む。

岩手の網張(あみはり)温泉よりさらに奥地、玄武洞の奇岩を越えて更に奥へ、奥へ。
ついに「県道終点地」の看板までたどり着き、行き止まり。
あたりの山々から白い噴煙が立ち上る。

そこが 葛根田地熱発電所。
そこにTの上温泉が湧いている。

硫黄の臭いと、赤い山肌とエメラルドの渓流は
青森の八甲田にもあった、草津でも見た。




宿は3軒。

どこも駐車場の車が多いのは、登山客のせいらしい。

南八幡平自然休養林の烏帽子岳・千沼ケ原・三ツ石山登山口でもあり
入山証を入れるポストも立っている。

一軒の宿に入ってみた。
人の良さそうなおばさん達と おじさんがニコニコ歓迎してくれた。
入湯料は300円。

先にトイレに寄った。

洋式だったが、どこで水を流すのかわからない。
よくよく見ると、便座横に、バケツが置いてあり、水が入っていた。

ま、まさか・・・?
バケツの中には、一回り小さな容器が浮いていた。
それで、水を汲んで流す・・という仕組みらしい。


容器の水を汲んで おそるおそる流してみると 
「カパ」と音がして 便器の底が抜け めでたくモノは 流れて行った・・・・

「なるほどねえ!」と 声に 出さずにはいられない。

                          明日に続く



2005年08月23日(火) 秘湯にはまる

夫が、秘湯にはまった。

「K温泉、行ってみよう!!!」

その時 車のガソリン残量の針は 「E」を指していたのに
どんどん山の上めざして走らせるので、
「途中でエンストしたらどうするの??」と、私は 半分怒っていた。

携帯電話も、くっきりと『圏外』ではないか。






町営のふるびた温泉は、いやーー古かった・・・
畳も、床も、天井も、日焼けして とにかく古かった。

町民は300円で入れるが、町民外は600円。
(高いよね)
同行した三女は、絶対にいやだ!入らない!と、宣言して
広間で「ちびまるこちゃん」の単行本を見つけ
一心不乱に読んでいる。

私は 先に入っていた3人のおばさま方に
「こんにちは」と小さな声で、挨拶して、キョロキョロ・・

地元民ばかりのところに、裸で分け入っていくのは
勇気がいるよ。

湯船は狭く、水道の蛇口がない。

一本だけ湯が流れてくる出口があり、それは湯船に注いでいる。
そのそばには、プラステイックのコップ。

おばさまの一人は、それでゴクゴクお湯を飲んでいた。

「なるほどねえ・・・」と胸の中で独り言。

お湯は 白濁、熱めの湯。
おばさま方の会話は、聞き取れそうで、聞き取れない雫石弁。

湯船のタイルにこびりついた白い湯ノ花は
どこかの山の背のように、重なり合って、年季を感じさせる。

「なるほどねえ・・」と 指でなぞる。。


あとで調べたら、もっと奥に、もっと全国的に有名な
そして入湯料ももっと安い料金の宿が 二軒あった。
(だから もっと奥に行ってみようって 私が 言ったのに
 夫は、へそ曲がりなので 無名どころが好きなのだ)

しかし、効能が一番いいのが、ここの湯、ということだった。

風通しの良い大広間では、
医大での手術のあと、調子が悪いので湯治に来た、と
話しているおじさまもいた。
☆ 泉質−含炭酸重曹土類硫化水素泉/泉温−55℃

排水溝まで、白濁の湯。中で独特の藻が発生するので
遠目には、エメラルド色に見えるのだそうだ。

帰りは、ずっと下り坂なので、ガソリンは大丈夫だった。








2005年08月22日(月) 高校卒業30周年同窓会、その7

今回の同窓会の出席者数は 130人弱だった。

前回、20周年記念同窓会も140人を越えたという。


地元にいながら 恐るべき情報収集と 

集客パワー全開で いつも頑張ってくださるのが

佐香君(私の遠縁)、 泉君ご夫妻 、宮本君、 三好君。

宮古市での私のサイン会の時も、大変お世話になりました。



個人情報保護条例もあり、「オレオレ詐欺」に警戒する向きも多く、

住所、電話番号の収集には、今回 大変な苦労があったと

佐香君の 開催の挨拶でのお話。


たくさんの再会を 心から感謝いたします。


一次会で帰ってしまったのが悔やまれます。

二次会、三次会にも参加していれば、ネタは、あと100本ぐらい

見つけられたでしょう。

      では、また会う日まで。
                     佐香厚子



2005年08月21日(日) 高校卒業30周年同窓会、その6

「サコーさんのHPは、ボクが守ってあげてるんだよ、

 今までウイルスが2回ほど来たけど、ボクが撃退してあげた。

 ボクがバリヤー貼ってあげてるんだから!!。」と

笑顔で言うsくんは、宮古市の数少ない IT起業家です。


「じゃあ儲かってますね〜?」と 尋ねたら

「うん、見てよ!このオナカ!」と 誇らしげに下腹をだぶつかた。

おなかまわりと、儲かり具合が比例するかどうかは、さておき・・



Sくんは、M江ちゃんに何度もアプローチしては、振られていた。。らしい。

しかし、二人は同じバスケ部だったせいもあり、
つきあっていると思った人は多い。
私もそう思っていた。


が、M江ちゃんは、宮城県で別の男性と結婚して、すでに孫までいる。


しかし、その男性の名字は、まったくの偶然だが 

Sくんと同じだったので

M江ちゃんの名字が変わったとき、やはりSくんと結ばれたのか・・

とみんなは思った。


M江ちゃんに届く恩師からの年賀状に、一言

「そうそう ご主人によろしく」と 書き添えてあるのをはじめ・・

なかなか 誤解は解けない。


極めつけは、M江ちゃんが、実家に帰って出産したとき、

やはり病院の看護婦だった同級生○ちゃんが、赤ん坊を取り上げた。


彼女は「わあ、お父さんそっくり!!!」と、歓声をあげたそうで

「アンタ、仙台にいる夫 知ってるンか!!!。」と、

M江ちゃんは 分娩台の上で起きあがって ツッコミ入れたかったが

残念ながら お産直後で 声も出ず、汗と涙にまみれたそうだ。



2005年08月20日(土) 高校卒業30周年同窓会、その5




これは 宮古魚菜市場の風景
生ウニ、塩ウニ、ホヤ、アワビ、帆立、鮭、他いろいろ
安いですよ。



実は 夫も同級生なので、今回の同窓会に一緒に出席した。


高校時代 1年G組の3月の予餞会の出し物は、夫が考え、

その時の劇の主役の二人、

応援団長のY君と 色白美人のM子さんは

その時から恋人同士になり、のちに めでたく結婚した。


「いわば、ワシはキューピッドなのだ。」と豪語する夫、

当時は、金八先生のヘアスタイルに牛乳瓶メガネだったので

今回の同窓会では、後退した生え際もあいまって

「おめーーだれだ???」と、会う人ごとに 言われたそうだ。


記憶力抜群のM江ちゃんによると

その劇は、最初に 夫がギターを抱えて現れ

「しらゆきひめは〜〜かわいいな〜〜♪」と 歌い出し 始まるのだそうだが

私は、残念ながら、見てはいない。


私は私で、一年H組の出し物「SM劇 マッチ売りの少女」の方で、忙しかった。

主役を演じた長身のN君、

30年ぶりに会った あのマッチ売りの少女は 

今、中国を舞台に飛び回っているそうだが、T中くんの情報によると

今回の同窓会中、みんなに「カバちゃん」と呼ばれまくったそうだ。




2005年08月19日(金) 高校卒業30周年同窓会、その4

これは 司会のH子さんと BGM担当 Hくんのコスプレ。





T中君が 突然 隣に来て 言った。

「サコーさん 岩手日報に載ってましたね、

 河北か、サンケイか 何かにも載ってましたね!

 私「はい、サンケイの方でしょう。」

T中君「インタビュー費用は?ギャラはいくらです??」

私「ただです、一銭ももらってません。」

T中君、「ほんとですかっ?IBCテレビにも出てましたね?

    出演料は??ギャラは?」

私「ホントにタダなんですよ。」

T中君、「ラジオにも出ていましたね、アレもタダですかっ?」

私 「タダですよ〜」

T中君、「あの番組では、スポンサーのナソナルの家電を勧めるような

 そういう内容になってましたね、話の流れ的に・・

 あれはヤラセではありませんか?ヤラセ!!、そうでしょう??。」

私、「はい、そうです、ああいう風に洗濯機、食洗機を勧めるようにって
  
  言われましてね。。」

T中君、「ではナソナルから、金一封とか、プレゼントとかないんですか?」

私「ホントに なんにもないですよ〜〜

  ただ、この間出たラジオ番組では
 
 記念品の名刺入れを一個、いただきましたよ。」

T中君、「そうですか。。。名刺入れ一個・・・

   これから 何か番組に 出るときは教えて下さいよ!

   次の本が出るときも、ぜひ教えて下さいよ、

   いいですかっ絶対ですよ!!!」

 

T中君は、税務署員ではありません、

ありがたい熱烈ファンのお一人であります。




2005年08月18日(木) 高校卒業30周年同窓会、その3

小学校の頃は 細身で、色黒で やせていて、スポーツマンで

髪の伸び具合が まさにあの「明日のジョー」の 

矢吹ジョーのイメージの少年がいた。


それが、どこをどうすれば、30年後ハクション大魔王になるのか。


埼玉に住むという彼は、

「オレは五男坊、親がもう死んで、実家は兄貴が継いでるから

 もう宮古の実家に寄ることもないよ。

 ガキの頃は貧乏で、ほんとにいろいろつらいことがあった。

 それを励ましてくれたのは、M江ちゃんだけだった。。。」

そういって、彼はM江ちゃんを熱くじっと見た。


「それからH本さん、あの人はどうしてる?

 あの人のことは、オレはいつも、影からそっと・・・」と

彼は 目の前に柱があって、その影からのぞくジェスチャーをした。


「あんた ストーカー!!??」と M江ちゃんと私が言うと

「違う、違う、ストーカーじゃない!」と 彼は慌てた。

そこへ、本物のH本さんが、登場。

彼は照れて、やはり手で 目の前に柱があるふりをし、そこからのぞくジェスチャーをした。

「やっぱりストーカー!」


しかし、その彼を見ていると、なんだかわからない懐かしさがあった。


よくよく考えたら、ハクション大魔王体型と言い、

肉の付き具合と言い、目元、口元、

私の死んだ父に よーーく似ているのだ。


「○○君、私の死んだ父親に似てる・・・」と言うと

隣のM江ちゃんも

「あーーーっほんとだ、あっちゃんのお父さんそっくりだーーー!!」

と叫び

「よしてくれよ〜〜!頼むよ〜〜!!。」と 彼は、

完全に訛りのない標準語で 返すのだった。



2005年08月17日(水) 高校卒業30周年同窓会、その2

Sちゃんは、世界史の川口先生のファンだった。

「アタシ 先生にラブレター書いちゃおう!」
と言って、ある日 差出人の名前なしで書いて 出してしまった。


次の世界史の授業の時、川口先生は

「おまえらのノート、全員提出してもらおうかな、
 汚い字を鑑定する。」と 突然言いだした。

みんなは意味が分からず、「??」という顔をした。
それを見て、先生も「?」と怪訝そうだった。

つまり、先生は、クラスの全員が 自分をおちょくって
女子生徒にラブレターを書かせ、反応を楽しんでいると
思われたのだろう。

一人 Sちゃんだけが、すまして下を向いて 笑っていた。


その後、ノート提出の要請もなく、手紙の主を突き止められることもなく、
みんなは卒業した。

そして30年が過ぎた。


今回の同窓会、最初は記念撮影から始まった。

その場にいらした先生を見て、わたしも

あの、川口先生だ!と、鮮やかに当時のことを思い出した。

川口先生は、教科担任のみだったので、
今回の同窓会の幹事さんが コンタクトを取り お招きし 
先生は 県南から 遠路はるばる 宮古までおいでになった。

奇跡的な再会 としか言いようがない。


宴たけなわ、
ビールを持って、川口先生の席に 打ち明け話しに行った。

「そうだったのか・・」と 先生は感慨深げだった。

「オレは、あの手紙、今でも大事に持ってるよ、

 手紙くれたのは、いったいどこの誰だったのか、

 ずっとわからなかった、でもやっと謎が解けたよ。」

嬉しそうに笑ってくださった。



Sちゃんは、今回 出席していない。

今回、私も欠席していたら、

川口先生にお会いする機会は、たぶん 2度となかっただろう。


先生が、手紙を貰った時は、28歳だったという。

まだ青春の頃、女子生徒にもらったラブレターは、

川口先生の心の中で、ずっと一輪の花のように咲いていたのだろうか。



ちなみに、Sちゃんは、大学に上京した頃、

ある日 突然 郷愁にかられ、

幼なじみの○○君にもラブレターを出した。


その手紙は、届いたのだろうか。

○○君は 今でも持っているのだろうか・・・

Sちゃんは、ほどなく別の男性と結婚している。















2005年08月16日(火) 高校卒業30周年同窓会

 
30年ぶりにあったM江ちゃんは、家が近所で
小学2年生の頃 よく遊んだ。

誕生日が一日違いなので、互いに贈り合ったプレゼントのことは
私も覚えている。

シムラデパートで買った、かごに入った犬のスピッツの人形。
M江ちゃんからは、淡いピンクの鏡を貰った。

いつも遊んだのは「忍者の修行」
積んだ薪の上を歩いたり、塀によじ登ったり
飛び降りたり、走ったり、子犬のように遊んだ。

「その時の 合い言葉覚えてる?」と M江ちゃんが瞳をキラキラさせて尋ねた。

M江ちゃんは、抜群の記憶力の持ち主で、こちらが腰を抜かすようなことを
たくさん覚えている。

先生の言葉、クラスの出来事あれやこれやは序の口
当時うちにあった、アトムのブリキのおもちゃのことや、
死んだ父のこと、
家の奥の倉の中にあったものまでもの、
彼女の記憶箱にはきちんと整理されて、
いつでも開けてみせてくれるのだ。

さて、その合い言葉とは
鉄腕アトムに夢中だった私が 考えたらしい。

一人が「アトム・コバ!」と言えば
もう一人が、間髪を入れず「ルト・ウラン!」
と、返す。

ただそれだけ。

もちろん、アトム・コバルト・ウランとは
手塚先生の「鉄腕アトム」のアトムの兄弟ロボット達の名前。

塀に上ったり飛び降りたり、イチョウの木に登ったり、
屋根に登ったり降りたり 
すでに記憶の中にしかない我が家の敷地は広く
その中だけで、思う存分 忍者の修行ができた。

「アトム・コバ!」「ルト・ウラン!!!」と
大声で叫び合うおかっぱの女の子達は

一人は、漫画家になった。

もう一人は、宮城県で 小学校の特殊学級の先生をしている。



2005年08月15日(月) 三陸お笑いボンバー2005

今年も宮古は 燃えました。

三陸お笑いボンバー 宮古の高校生24名の主催です。


出演者は、
じゃぴょん、三拍子、ホームチーム、さくらんぼブービー、ヒロシ。

会場は 去年よりいっぱいの人でした。

音楽でも寄席でもそうですが
ライブというのは、行って見た人でなければわからない
会場の空気、そして一体感があります。

テレビで見て いつも知ってる気になってしまいますが、
実際、生で見ると見ないとでは、天と地ほどの差がありますね。

自分の敬愛する人の「才能」を生で見られる機会があれば、
それはぜひ 時間を割いて、足を運んで 自分の目と耳で体験しましょう。

こんな岩手のはずれまで来てくれる旬の人ってのは
めったにいません。

来年もやってくれるかな。

とっても楽しかったよ。

関係者の皆様、本当にご苦労さまでした。



2005年08月13日(土) ぞろぞろ


帰省した長女と やっと課外が盆休みになった次女

同じく部活 やっと盆休みの三女。


家族がそれぞれ忙しくなって

全員そろってぞろぞろ歩くのも、思えば 久しぶりです。

駅のファッションビルとか、Nデパートとか

ぞ〜ろぞ〜ろ。

同行の夫が、待ちくたびれてました。


Nデパートの一番好きだったショップが、

2階の全面改装により なくなってしまう。

ブテイックも、ブランドも、盛衰激しく、

どの世界も 生き残るのは大変なことと思います。


今日も家族で丸竹茶屋。

あんみつも、三点盛り(きなこ、くるみ、ごまの三種のお餅)も

おしるこも、かき氷も美味しかった。


お店は 赤飯の予約のお客でいっぱいでした。



2005年08月11日(木) あ、暑い

ムシムシ。

我が家には エアコンがない。

大学生の長女が 帰省して来て、

室内の気温がさらに上がったような気がする。



長女は、大学のそばの ほか弁屋でバイトしている。

店長夫妻の言葉が、お年寄りの方言なので さっぱり聞き取れないそうだ。

わけもわからず ただニコニコ頷いているので、

老夫妻に 妙に気に入られて、鶏の唐揚げやら、スイカやら

「これ、他の人に隠して持っていって!!」と、長女に下さるそうだ。

ありがたや、ありがたや。



盛岡、丸竹茶屋の 抹茶ミルク氷。

創業明治5年のお餅屋さんの甘味喫茶です。

テーブルの向かい側は うちの三女とメロンミルク氷。




2005年08月10日(水) 懐メロ

夕べは、久々に カラオケに行った。

友人が、マーヴィン・ゲイ、U2、ステイングなど歌うので、

私も負けずに デイオンヌ・ワーウイック、5th デイメンション、

マドンナ、ジョニ・ミッチェルなど歌った。

いつも歌って気持ちいいのが、カーリーサイモンの

「YOU ARE SO VAIN」熱唱!

それから、ゾンビーズの「二人のシーズン」これが流行ったときは

確か、小学生だった。

今、現在、日産の車のCMで使われている。

改めて歌詞を見たら、びっくりね、ナンパの歌だったのねえ。

「ねえカノジョ、何て名前〜?」って誘ってる歌だったのねえ。


ぴったりのバラ「プレイボーイ」



2005年08月09日(火) またーり


2チャン用語を 普通に会話するうちの次女、高3。

受験生だ!!!っつうの。


毎日、課外授業あり、で、毎日弁当。

「もうおにぎりはやめてくれ!」と懇願された。

だって、こんな真夏に弁当作るのいやなんだ。

が、今朝は鮭を焼いて「鮭のおにぎりでいい?」と聞いたら

「おっけー!!!」と力強く答えてくれた。


「今夜は、北上の花火大会に行くので 帰りは遅くなるよ」と

言い残して自転車に またがって行ったが、

受験生だ!!!っつうの。


夕べは帰りが遅いので、心配していたら、

9時過ぎに帰宅。

「なんでこんなに遅いの???」と尋ねたら

「部室の掃除を熱心にやってしまって、そのあと友達と

 また〜りしてた。」

友人達とは、ブログで、お互いの夕食画像をアップしたり、

バケツいっぱいのゼリーを作って載せたり、楽しんでいるようだ。

しかし、受験生だっっっっ!!!!!!つうの。

「来年は 一年 浪人する、東京でアパート暮らしして予備校通う。」

等 等、 本気で言うのやめてくれ。


食洗機の上のコナ、またーり




2005年08月07日(日) 夏バラ

フラワーガール



連日気温が34度近いので

せっかく咲いたバラ達も あっというまに散ります。

秋にバラを楽しむために 

岩手の場合 旧盆頃には、夏の剪定を終わらせましょう。

8月20日までに、剪定が終わっていないと、秋のバラは

咲く前に寒さが来て、花を見ることができません。

ピローファイト


ペルニール・ポールセン


ノア・シュノー



2005年08月04日(木) 「海のアイス」





三陸海洋深層水を利用した宮古のアイスクリームです。

さわやかで、涼しげでしょ。

岩手に帰省、ご旅行の皆様、道の駅で

お買い求めください。

田野畑村産業開発公社製造。



2005年08月03日(水) 猫、飛ぶ


庭先で 猫のシジミとピノコが ケンカを始めた。

シジミが、しつこくピノコを追いかけ、茂みの中で

くんずほぐれつ暴れまわり、ピノコの方が悲鳴をあげた。


一昨日 手元の水道のホースのノズルを新しくしたばかりで

「ジョーロ」「きり」「円錐」「シャワー」等 水流を

いろいろ切り替えることが できる。

「ジェット」というのがあったので、試しに茂みに向かって

発射したら・・


突然の水の衝撃に驚いたシジミは、すごい勢いでポーーン!と

はじかれたように空中に飛び出した。

よっぽど高く飛んだのだろう、

滞空時間は 長く、まっすぐ両手両足を伸ばしたまま空中に

静止したような猫を 初めてみた。

猫のギネスブックが あったら申請したい。


そして、シジミは、植え替えをしたばかりのバラの鉢に着地!

鉢4個をなぎ倒し、土をばらまき、新枝を折り、

脇腹か どこか打ったと思うが どこかへ 逃げ去り

しばらく出てこなかった。


夏バラ咲き出しました


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