寝ながら内視鏡。
先日、健康診断を受けてきましたよ。 っつーっても、自分の職場で。 ここ5年くらいで最高か!と思われる体重を引っさげて。 あぁー、これをアイツに見られるのかと思うと悲しくて涙が…。
それはさておき、胃カメラなんてものも必須項目としてあるのだ けれど、いまうちの病院のウリは、鎮静下内視鏡。 注射で意識を落とし、寝ている間にファイバーをやってしまうと いう夢のような内視鏡なのだ。場合によっては、胃の内視鏡と 腸の内視鏡を一緒にやってしまうということも。
従来のカメラのように、ゲホゲホせずに気が付いたら終わってる というものらしい。これは病院職員として経験しておいたほうが 良くないか?今回は鎮静下と普通のカメラと、どちらか選べたの だけど、わたしは迷わず鎮静下を希望。9割が興味本位。 (だってわたし、内視鏡飲むの上手なんですもん)
そんでもって当日。 点滴のルートから、薬剤注入。 あ、喉の麻酔も、筋注も必要ないんだ? あの喉に溜めておく液が苦くてイヤだったから、これはいい!
間髪入れずにファイバー挿入。 えっ、もう??今注射したばっかりだよ?? まだ意識あるって!早いって!@@
カメラが喉を通る。うげー、やっぱり苦しいじゃん! 一瞬そう思った。…ように思う。 気が付いたら、検査が終わってた。
えっ。(・∀・)
吃驚した。本気でどこかへ行ってた、わたし! ほんと一瞬でカメラが終わったんだよ!こりゃいいわ!
次に気が付いたら、ベッドの上。 ぼんやりとした意識のまま、考えた。
「わたし、どうやってここまで来たんだっけ…?」
考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。
確か「えー、わたし車椅子に乗ったの初めてー( ̄∀ ̄* )」 そう笑った記憶が甦ってきた。 あー、もしかして車椅子に乗って運ばれてきたの…?
不思議なことに、自分ではすごくしっかりしてるつもりだったの。 あとから考えたら、自力で車椅子に座ったし、自力でベッドに 横になったのよ。でもそれがすっかり抜け落ちてる。 恐るべし、ヤクのチカラ。
わたしは一瞬、苦しかったけれど、同僚のY君なんかは、 全く意識なかった、全然苦しくなかったって言ってたし。 クスリの効きは、人それぞれらしい。
いやー、わたし、うっかりヘンなこと口走りやしなかっただろうか。 あぁ、「外科室」の伯爵夫人の気持ちが今ではよくわかる…!
でも楽ですよぉ〜。今までのあの苦労は一体なんだったのかと いうくらい。次からコレにしよ。 ただクスリから醒めるまで寝ていなくてはいけないので、仕事を 2時間ほど休まなくてはならないのがネックですの。 ま、有給で昼寝するってのもいいかもねv(・∀・)
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