今日のアナタはドッチ?
私という人間は、「お膳立て」とか「上げ膳据え膳」とかいう言葉が 大好きだったりする。
ヒトに全てをやってもらって、私は「ほえ〜…」っとしてればよいし。 あー、楽ちん。極楽、極楽。
そんなんがいーのだ。
だけど一緒に行動するヒトが、みんな「ほえ〜…」としてしまっては、 なーんにもできない。ゴハンを食べる場所も決まらないし、旅行会社 だって決まらない。とても困る。うだうだ、モジモジするの大嫌い。
だからそんなとき直面すると、なぜか「お膳立てする」側に、「上げ 膳据え膳する」側になってしまうのが、私なのだ。
その私の性分は、こんなところにも発揮される。 その名も「合コン」。
うちの職場の女性は、可愛い子が多い。一時は合コンの誘いも多かった。
合コンへ行く。
→いつもはかしましい女性軍、一気に猫かぶりまくり。
→誰もしゃべらない。
→場がシラケ気味。
→私もできれば猫かぶりたい。(「お酒、飲めないんですぅ」とか言いたい)
→でも場が盛り下がっては男性軍に申し訳ない。
→ゆえに「さあ、飲むぞー!」とか言ってしまう。
→男性軍から「姐さん」扱いされて、撃沈。
という具合だ。(だから合コン、大嫌い) 誰かがやらなければならないことなのに、誰もやらないとわかると、なぜか 「やらねば!」とか思ってしまう。 誰かの敷いてくれたレールを、歩くのではなく、寝そべっていたいくらいの 私がだ。う〜む。
昨日も朝鮮語で同じクラスのお友達と、初めてゴハンを食べに行った。 2人ともあまりお店を知らないというので、何店かピックアップして、適当 に場所を決めた。
ゴハンを食べている間に、
「ミチヨさんって、『しっかりモノのお姉さん』って感じですよねー」 と言われた。
なんだか釈然としなかった。
ヒトからみた自分と、自分からみた自分のギャップが大きすぎて。
どっちが本物の自分なのだ?
とろりとした甘い蜜のなかで、ぽや〜んとしてたい自分。 ゴクゴク親しい友人たちのなかで見せる、ふにゃふにゃな自分。 頼られると「やったるでー!」言ってしまう、木に登った豚なアタシ。 逆に頼られないと「そんな程度なんだ」って凹む手に負えないアタシ。
ま、どれもこれも正真正銘なアタシであることには違いないのだけど。
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