comfortable diary



叔父の入院。

叔父が脳梗塞で倒れた。
今日お見舞いに行ってきたんだけど、話していることが聞き取れず、言っている
ことも支離滅裂で、なんだかとーっても落込んでしまった…。
ベッドの上で、意味不明なことをつぶやいている叔父がまるで赤ちゃんみたいで
じわじわ…と涙が出てきてしまった。なのに口からでる言葉は子供に向かって
話す言葉と同じになってしまう…。そんな言葉遣いだけは絶対に使いたくなかっ
たのに〜。

それに加え、叔母までもが少し様子がおかしい。軽い痴呆が入っているようだ。
同じことを何度も聞き返す、5分前のことを覚えていない、叔父の入院先の病院
がわからなくなる、探し物をしているうちになにを探しているか判らなくなる…。
見ていて心が苦しくなった。少しまえまでは2人ともとても元気だったのに。
こうやって周りの人々が老いていき、それは裏をかえせば自分も同じだけ歳を
とっているということで…。世代交代の時期なのかと思うと、とてもさみしく
思う。

お見舞い中に叔父のところに看護婦がきた。

看護婦「○○さーん、お名前はなんといいますかぁ?」
叔父「○○です…」(ちゃんと名前を言う)
看護婦「お年はいくつですかぁ?」
叔父「大正12年…」
看護婦「それは生年月日でしょ?歳だよ、歳!」
叔父「大正12年…」
看護婦「(絶句^^;)それじゃー、ここどこかわかる?」
叔父「大正12年…」

まるでコントのようなやりとり。見ていてとても切なくなっちゃって、でも
その切なさを隠すように無理に笑ってしまった。もう笑うしかなかった。
でもね、同室の患者さんに笑われるととてもムカついた〜。なんだか叔父を
笑われているようで、とても悲しかった…。

これから良くなっていくのかな。絶対に良くなって欲しい。
落込んでいるうちの母のためにも、早く元気になって欲しいって心からそう
思いました。まる。

2001年04月24日(火)

ふて寝してやる。

今日は午後からお休みだったので、一大奮起して上映時間な、なんと3時間30分の
「ユリイカ」に挑戦してきた。

最初はバスのシーンが多く、たぶん狙いのハズなんだけれど、画面がぶれまくり
マジでバスに酔ってしまった。不覚…。しかもバス酔いのせいでこの青山監督が
ちょっぴりキライになってしまい、「これで3時間30分もつんだろうか…」と不安
になってしまった(-"-;)
だがやはりデキがよい作品というものは、お客を飽きさせるということは無い
らしい。すっかりあの世界に没頭してしまい、少々オケツの痛いことを除けば
素晴らしく満足のいく作品だったのだ!

すっかり気分も昂揚し、とても満ち足りた気分で映画館を出た。
2:40から上映したのにもかかわらず、外に出たらもう暗くなっていた(笑)
ビデオを返しにいく日だったので、その足で真っ直ぐビデオ屋さんにいく。
週末用のビデオも借りましょう♪と音符付きの機嫌の良さでビデオ屋さんへ行く
が、どーも気分にピタッ!とくる作品に出会えない。30分徘徊した挙げ句、何も
借りれずビデオ屋さんを後にする。気分は30%ダウン…。

でも!そうだ、「陰陽師」もそろそろ読み終わるし、次の本を買いましょう!と
意気込むも、「ユリイカ」に2200円+パンフ800円で3000円もかけてしまったので
「古本屋にいこう。」と決断。本屋には寄らず、古本屋さんへ向かう。

…が、ここでも気に入った本に出会えないっ!ハードカバーなら読みたい本は
あるんだけれど、持ち歩くのに不便なためついつい文庫を探したがダメ。
なんだか適当な本を買う気にもなれず、ここでも何も買わずに意気消沈…。
気分は更に25%ダウン・・・。

家に帰ったら、車のオイル交換を早くしろ!と父に叱られ凹み、そそくさと部屋に
こもる。あ、そういえば、HPの日記のURLがサーバー移転のため今日から変更する
んだったっけ…と思い出し、アドレス変更しようと思いきや…。
あれれ?あれ?
どうやるんだっけ?登録してあるURLをただ交換するだけでいいはずなのに、あれ?
HPをアップしてから今の今まで、更新ということを知らなかった私には、あろう
ことか何もかも忘却の彼方。しかもいろいろいじっているうちに、なんだか恐ろ
しいことになってしまったりして、もうどうにでもなれ状態!
結局なにもできず止めてしましまひたぁ…(-_-;)あぁ。どうしよう。
もちろん今の私は更に50%のダウン…。(マイナスやんけっ!)

今日はもう寝ようっ!明日「スターリングラード」で気分を盛り上げよっ。
んで、困ったことは明日考えようっ!・・・と決めましたので、寝ます。
寝るぞっ!寝てやる!寝てしまえーーー!

2001年04月18日(水)

道明寺じゃないよ、おんみょうじだよ。

最近気づいたことなのだけど、私はどうもこの手が好きらしい。
アタクシ只今「陰陽師」観ながらコレを書いてます。
別に吾郎ちゃんが好きなわけではないんだけど、ホラ私って類まれなるミーハー
なので、夢枕獏先生の「陰陽師」を読んでいる最中だからなのだ。

「陰陽師」…星の相を観、人の相を観、方位も観れば占いもし、呪詛によって
人を呪い殺すこともでき、幻術を使ったりもする。眼に見えない力−運命とか
霊魂とか、鬼とか、そういうのもののことに深く通じており、そのような
あやかしを支配する技術を持っている能力者のこと。

今風に言えばcool!っていうような主人公、安倍晴明。この世ならぬ不可思議
な難事件に挑んでいき、ものの見事に解決するのだが、ストーリー性はもちろん
この小説のもつ雰囲気や、優雅なる平安時代の趣き、そういったものものが
これまたアタシのツボなのであった!

京極夏彦さんも大好きで、彼の作品…特に京極堂がでてくるシリーズなんかは
とっにかくぶ厚くてクラクラしちゃうんだけど、読まずにはいられない。なんて
悲しいサガなのっ!どちらも時代は現代ではなく、しかも物の怪とか鬼とか妖怪
とかが出てくるのでそうそう好きなタイプではなさそうなんだけど、これがねー、
また一度読み出すとハマってしまうのよねぇ…。

ま、なぜスキかっていうと、これはもう極論かもしれないんだけど、両作品とも
とにかくキャラクターの設定がすんばらすぃーのよ。気品溢れる主人公が、とき
には凛々しく、ときには温かく、ときには俊敏な動きをみせ…。脇を固めるキャラ
もそれはもう一癖も二癖もあって、目が離せないし。もちろんストーリー性も見事
だし、いうことないっす。マジで。
(ぢつはまだ1巻の半分くらいしか読んでいないのよ(笑) ・・・ なのにここまで誉め
ちぎってしまってもいいのだろうか…?)

これからは「陰陽師」にとことんはまってしまうアタシが恐い…。
マンガもでてるんだっけなぁ…。欲しいなぁ…。

蛇足ですが、吾郎ちゃんではちょっと役不足ぅー(笑)
もっと匂い立つような美形で、そんでもって緊張感があって(彼に足りないのは
きっとコレ)、気品がある人じゃないとダメ。そうだなぁ、三田寛子のダンナ様
なんていいなぁ。あとちょっと違う気もするけど、気品という点では中井貴一。
あとはねー、美形という点では柏原崇。あ、彼は大好きだけど色気ありすぎだし。
真田広之?んん〜、彼はもう少し浮世離れしてもらわないとダメだなー。
いやーーーー!結局誰ならいいんだろう??トヨエツもいいけど、声が似合わない
し、彼の狩衣姿は…ダメ、考えられない(笑)
京本正樹(字はこれでいいのか?違うなぁ…^^;)だけは絶対に勘弁してほしいっ!

というわけで、何をかいているかわからなくなってきたけど、とにかく最近の
マイブームっちゅーことで。機会があったら読んでみてちょうだいっちゅーことで。

おしまい。

2001年04月17日(火)

アタシ、この番組きら〜い!

「私、これキラーイ」って言ってる番組に、まんまとハマってることがあって、
しかも涙流してたりなんかして、「あれ、私、実はこの番組スキなのか?」って
マジに悩んじゃうことがある。

私が嫌いと思うテレビ番組って、お涙頂戴モノであったりとか、テレビで恋人
見つけよう!って意気込んでいるヤツとか、人生相談ものだったりするわけ
だけど、たまたま居間でゴハンを食べてるときに「バ○珍」なんかかかってたり
して(母がめっちゃスキでさー^^;)、「げ、またやってるよ、コレ」なんて
思ってモグモグ食べてたりするでしょ?で、「ゴチソーさま」ってちょっと新聞
読んで部屋にあがるのよ。で、部屋ですぐに着替えながらテレビを観るのが毎日
の日課なんだけど、なぜか「バ○珍」かけてかぶりつくように観ちゃってるワケ。
しかも私は朝は「め○ましTV」派だから、絶対フジテレビがかかるようになって
いるのにもかかわらず、「バ○珍」かけちゃうワケ。
そんでもって感極まってウルウルしちゃったり、いいところのCMにイライラした
りしちゃうワケ。人の不幸を放映して何が面白いんだ!人を探してあげるのは
とってもいいことだと思うけど、そんなら放映せずにひっそりと探してあげれば
いいのに!なーんて憤慨していたことなどすっかり忘れて没頭なんかしてるワケ。

これってさー、やっぱり好きなんだろうか。

「あい○り」もそう。昔から「ねるとん」とか「〜の春よ、ふたたび」(集団
お見合い)とか「けっ!」って思っていた。「あい○り」もスマ×2のあとに
放映されるので、なんとなく(でも最近は加藤晴彦くん狙い^^;)観ていた。
こんなに恋が簡単にできるわきゃねーやん、きっと外国の魔物にとり憑かれて
いるか、「ここまできたからには誰か好きにならなきゃっ!」って自己暗示を
かけているに違いない、まんまと番組に躍らされやがって!と冷ややかな視線
を投げかけていたのだが、見出すと止まらなくなってしまうワケ。
やばい、私もすっかり罠にはまってしまってるのかっ?って一瞬、素に戻るワケ。
まあ、切ない恋が成就したあとはしばらく観ないのだけど、またそろそろ新たな
カップルが盛り上がってきたぞーー!加藤晴彦くん泣き入りそうだぞーってとき
になると「んじゃ、そろそろ観てみよっかな(しゃーねーなーという意が含まれ
ている)」っていう気持ちになってるワケ。んで、祝福とかしてるワケ(笑)

これってさー、やっぱり好きなんだろうか。

例えば「人参きら〜い!」って言ってて、でもすごい久し振りに人参を食べて
みたら案外ウマかったんだけど、あまりに人に「人参なんて人の食べるもんじゃ
ないよっ」なんて言ってた手前「食べてみたら案外ウマかったよ」って言い出せ
なくなったのと少し似てるかも。(そーかー?^^;)
ま、私のことを「キライ」って言ってた人から、にこやかに話し掛けられたら
「なんなんだ?コイツ」って思うでしょ。私は「あんたんなんか大キライ」って
言ってしまった人を、体育館の陰からこっそり覗き見してる(しかもちょっと
気になるわ〜なんて思っている)陰険で邪悪なニンゲンではなかろうかと結構
今日は悩んでしまった。あはは、バカだよ、私も(笑)

ま、その番組を楽しみにしてるワケでもないから(ビデオなんて絶対にとらない
し)、強いて言えば「あんたなんか大キライ!」と言ってしまったけれども
おじいさんに親切にしているところを偶然に発見し、「イヤなヤツだけれども
人間いいところもないとな」って納得させているアタシってところかな(笑)

かなり苦しいですが、今日のところはこれでご勘弁を(+_+)

2001年04月11日(水)

新入社員歓迎会にて思ふこと。

今日は歓迎会でした。なんと18歳の男の子が入社してきたの!
自分との歳の差は、を数えるのも恐ろしいので知らんぷりしてますが(笑)、これ
がまた初々しいっちゅーか、なんちゅーか(笑)
ラガーマンだというから、すごくがっちりした体格の子が来るだろうと予想して
いたのに、なんのなんのすごくスリム。顔なんてめっちゃ小さい!
でも毎日一生懸命働いてるし(でもスーツにスニーカーは止めた方がいいと思う、
個人的に^^;)、これからいろんなことがあるだろうけど、その素直さを忘れずに
がんばってくれ!お願いだから、スレた大人にならないでね〜(-"-;)

2次会でカラオケのできるお店に入り、いろんなメドレーを一節ずつ歌っていき
曲の最後を歌った人が、日本酒イッキ!という過酷なゲームを始めた。
「松田聖子メドレー」「チェッカーズメドレー」「サザンメドレー」「山本リン
ダメドレー」「globeメドレー」「小泉今日子メドレー」…。
それはそれは盛り上がったんだけど、アレですねー、チェッカーズとかをもう
歌えない世代なんですねぇ…(笑) みんな鼻歌で誤魔化してたもん。
キョンキョンにしたって、聖子ちゃんにしたって、まあ私の青春っていっても
過言じゃないけど、私が今一緒に仕事してる皆は、まだ小学生とか下手すれば
まだ幼稚園とかそんな世代なんだよなぁ…。

歳を重ねることがイヤなんじゃないんだよね。
そんな中にポツンといるのがたまにとても淋しくなる。
年代というものが壁になっているとは思わないのだけど(現に和気あいあいだし)
たま〜にね、ごくたま〜に孤独感を感じたりするんだなー。

なりたくて一番年上やってるんじゃないの。
なりたくてお姉さんぶってるわけじゃないのよぉ!

自分が新入社員だったころのことを思い出した。自分の周りの全ての人が自分
よりも年上で、全てにおいて甘えられた時期。いっぱしに仕事をしているつもり
でいても、実はみんなに守られていたんだよね。
気づかなかったのは私が子供だった証拠。あ〜、そうだったんだよなぁ…。

あの頃を思い出してちょっぴりだけ誰かに甘えたくなる。
最近なんだか強がっている私を解放してあげたくなる。
んんん〜、なんだかヤバイぞ(笑) これも春の陽気のせいだらうか…(-"-;)

2001年04月10日(火)

ミチヨ、SSFをみて考える。

smap short filmsなるものを観た。
月9の延長で突入したので、最初は全然期待してなかった。裏番組のドラマ
観ようかと思ってたくらい。それが、なかなかどうして面白かったのである。

石井克人監督のあのサイケな感じとか、それぞれがそれぞれにいろいろな
個性があって、ひとつとして同じ物はなくって(当たり前だけどさ〜)、
ムツゴロウさんとか出てくるし(私はコレがいっちゃんスキだった^^;)、
世の中には才能のある人がいーっぱいいるんだなぁって感心してたんだけど…。

「才能」ってなんだ?ってふと思った。
じゃあ、この監督たちはみんな「才能」だけでここまでのし上がってきたのか?
確かに、普通の人が思いつかないような閃きとか、センスとか、そーゆーもの
にはきっとタケていたんだろう。でもそれだけか?
きっと違うんだよなー。陰にはすごい努力(こういう言い方はあんまり好きじゃ
ないんだけど)とか、「俺ゃ〜、こういうのがやりたいんだっ!」っていう確固
としたコダワリとか、自分のやりたいことを周りに納得させる力とか、とにかく
やりたいこと、形にしたいものに執着する力が、人より大きい人のことを「才能
のある人」って言うんじゃなかろーか。

私なんてさ、「喫茶店やりたい」だの、「ブライダル関係のお仕事に就きたい」
だの、「ビデオコーディネーター(ビデオ屋さんの片隅にいつも座っていて、
お客さんの今日の気分に合わせて、ビデオをコーディネートして差し上げる^^;)
をおばあさんになったらやりたい」だの「映画配給会社でバイトしたい」だの
「かっちょいいHPをつくりたい」だの(ところで「だの」って改めてきくと変な
響きだ…)、やりたいことばっかりあるのだが、それに対する努力(だから努力
って言葉キライなんだってバ)とか、どうしたらその夢に近づけるのかとか
ちーーっとも考えちゃーいない。心のどこかでシアワセは天から降ってくるもん
だっていう甘えが絶対にあるのだ。

…甘い、甘すぎるぞ。

自分に成し遂げる自信がないから「才能がないから仕方ない」って諦めたり、
自分好みのHPを見つけては「私にはセンスがないからこんなのは無理」って
投げ出したり、なんだかそーゆーのが多すぎたってちょっと反省した。

今ふと気づいたんだけど。
smap short filmsを観ただけで、こんなことまで考えちゃう私って、実は
ちょっとおもろいなぁって発見した(笑)
こーゆーのも米粒くらいの「才能」っていうのかしら・・・。あははのは。

おしまい。

2001年04月09日(月)

1年前の記憶 *** replay

雪が消え、やっと暖かくなってきた。でもピンとはった緊張感のある空気や、
道端に小さな花が芽吹いていく様子、そういったものが私は物心ついた頃から
とても好きだった。自然と軽くなる足取りも、冬とは違う太陽の眩しさも。

それが今年はちっともわくわくしない。それどころか、胸がちょっぴり苦し
かったりもする。どうしてかなぁ〜とずっと考えていた。なにもかもがリニュ
ーアルするこの時期に、なぜこんなに息苦しいんだろうって。

その答えが昨日やっとわかった〜。
一年前の今日は、父が倒れた日だったのだ。去年の今ごろは、今まで生きて
来て一番つらかった時期だった。きっと記憶がこの季節を覚えていたのかも
しれない…と、今そう思う。

今まで病気ひとつしなかった父が、いきなり転がるほどの腹痛を訴えて倒れた。
私の勤務する病院に急いで連れて行き緊急のCTを行ったところ、大腸の癌が
発見された。大腸カメラの写真を見た途端、「あぁ、お父さんは死んでしまう」
と直感的に思った。そのくらい大きな、憎らしいほど大きくなった癌の姿が
カルテに当たり前のように貼ってあった。
毎日毎日、私はたくさんの病気を持つ患者さんと接していた。父と同じ病気の
患者さんもたくさんいた。それなのに、私は患者さんの不安な気持ちも、一緒
に病院に付き添ってくる家族の辛さも全く分かっていなかった。そのことが
私の気持ちをより一層落胆させた…。

炎症がひどく、炎症が収まるまで手術はできないため、父は1ヶ月以上絶飲食
だった。水も食べ物も禁止されていたが、父はいつも笑っていた。
本人へ癌だと告知したときも、父は「がんばるしかない」と笑った。
父が笑っている以上、私や母がメソメソしているわけにはいかなかった。
しかもすっかり気弱になっっている母の前で、私も泣く訳にはいかなかった。
仕事が終わり父の見舞いをした後、自分の車に乗り込み…。
私は毎日のように車の中で泣いた。家に帰るまでと決めて…わんわん泣いた。

やっと手術ができることになったのにもかかわらず、GWに突入してしまったため
手術は1週間くらい延期された。ここ函館は、GWが桜の見頃。去年父はとうとう
桜を見ることができなかった〜。満開の桜の妖しさや、豪快さ、華やかさや儚さ、
そういった全てのものが皮肉に思えた。好きだった桜が、嫌いになった…。

手術が終わった。先生より早く、手術場の婦長さんが「大丈夫、とりきれたよ」
と走って報告にきてくれた。すぐさま母のところへ行き、結果を告げた。
緊張の糸がきれたのと、朗報で、私は初めて母の前で泣いた。母と一緒に声を
あげて泣いた…。

胸が押しつぶされそうな毎日を送っていたのは、去年のこの時期。
父に嘘を言わなければならなかったのは、去年のこの季節。
見舞いにいくときに着ていたこの白のニット。
この清々しい季節にまるで不似合いだった私の心の陰の部分を、いま改めて
思い出す。この新緑の颯爽とした季節になるたび、私はこれからもきっと
忘れてはいけないこの胸の痛みを思い出すだろう。そして今、父が元気で
暮らしていることに感謝していくことだろう。

今年は父を2年分のお花見に連れていこう。
そして父がお休みの日曜日、「癌発見記念日」と称して(笑)、お食事にでも
連れていこうかな。

そうだ、そうしよう〜。




2001年04月06日(金)

ブラボー、函館弁!

今日、仕事をしていて、ふとニンマリしてしまった。

「ラ○ックス 0.5管 で(PCに)打たさっていたものを、1管に直す」

と提出された文書に書いてあったのだ。
「ラ○ックス」というのは注射薬で、コンピューターに0.5管と入力されたもの
を1管に入力し直しました…という意味である。
「〜しらさる」というは、北海道なのか、函館だけなのかは定かじゃないが、
「勝手に〜してしまう」というかなりメジャーな方言である。

■「起きらさる」
使用例…「やんや、今日は6時に起きらさってガッツ眠いわ〜」
意味…「いや〜、今日は6時に勝手に目が覚めてしまってとても眠いわ〜」

…と、このように動詞に「〜らさる」という言葉をつけるだけで、どんな活用
も可能である。…が、以外にこれが方言だと周りは知らないらしい。

この間も、私のイトコが東京に遊びにいって、エレベーターのボタンを押そう
として、こう言ったそうだ。

「いや〜ん、押ささんないっ!」

これは直訳すると、「いや〜ん(ここまでは一緒)、押そうと思ったけど、
押すことができない!」…という。なんと否定形も可能という優れものだ。
エレベーターの中には、標準語軍団がひしめいていて、非常に白い目で
見られたらしい(笑)

そういえば、「〜しらさる」はこっちに\(・_\) (/_・)/おいといて、
この間、すごい会話を入手してしまった。まるで訳がわからなかったのだけど、
絶対自分で使ってみたくなったので、ここでちょっとご紹介。

Aさん「おー、そういえばこの間の仕事、どうなった?」
Bさん「おー、あれな。あんなもん『菜っぱ食ったえんだもんだ』」
Aさん「おー、そりゃいがったな」

「菜っぱ食ったえんだもんだ(@_@)」??
この一言は、1秒くらいでイッキにまくしたてるんだけど(これも凄いよな^^;)
直訳すると、「葉っぱ(野菜の葉)を食べたようなものだ」になる。
意味は「菜っぱを食べるくらい、たやすかった」ということらしい(笑)
北海道弁、まだまだ奥が深いわ(-"-;)

他に思い付いたものだけ。

★屁クサイ(格好わるいこと) ★もちょこい(くすぐったい)
★ザンギ(鳥のから揚げ)★あめる(食べ物が腐ること)などがある。

特に「ザンギ」などは、標準語でなんていうかわからないくらいメジャーな
方言である。北海道のほとんどの居酒屋さんでは「ザンギ」で通用するだろう。

あ、全然関係ないんだけど、誰か教えて!
東京方面では、コンビニでおにぎりを買っても「温めますか?」って聞いて
もらえないって本当?茶碗蒸に栗が入らないって本当?赤飯には甘納豆が
入らないって本当?

北海道ではこれが常識なんだけどさ〜。(いや、マジで。)



2001年04月05日(木)

あ〜、アホくさ。

今日は仕事も早く終わったし、TSU○AYAで200円レンタルの日だったので、
ビデオ屋さんに寄ろうと思って、ふと気がついた。そうそう、もう小銭
しかないんだった。お金を下ろさなきゃ…と思い、ATMに向かった。

ATMにはひとり先客がいたが、外はとても寒かったので車の中で待つことに
した。ATMにいたおじさんは、モタモタしていてなかなか出てこない。
すぐATMに向かえるように、バッグのなかからお財布を取り出して、カード
も用意して、おじさんが出てくるのを待つ。

やっとおじさんが出てきた。
お財布を持っていたので、車の中にはもう貴重品はない。
車のエンジンをかけたまま、えいやー!って飛び出し、ちゃっちゃとお金を
おろし、車に戻ると…。
あのATMにいたおじさんが、私の顔をじっとみて、そんでもってすぐ目を
そらし、車を走らせた。

なんかヤバくない?

速攻で車に戻り、無くなったものがないか確認する。
バッグ…おっけー。TSU○AYAに返すビデオ…おっけー。
携帯…おっけ…???? じゃないーーーー!なーいーーーーー!
職場を出たときは確かにあった。帰り間際、電源ONしてバッグに入れたもの。
もしかしてあのおじさん、取るものないから携帯持っていったのかっ?
そしてバンバン電話して、請求は私にくるのか?
でも大丈夫、おじさんの車のナンバーは覚えた!(意味ないケド^^;)

とりあえずTSYU○AYAに行って、車のなかを入念に探す。
足元にも落ちていない、バッグの中のものも全部出した。
…ない、ないぃぃ…(T_T)

もうダメかと思ったその瞬間、ゴツって何かが触れた。
うひゃ〜、バッグのぜっんぜん使わないポケットからいきなり現われたアタシ
の携帯…。おいおいおい、なんでこんなところに入っているんだぁ?
思いっきりあのおじさんを犯人にしてしまったじゃないかっ!
警察に言おうかともマジに考えたんだぞー!凸(-_-メ)

アタシってなんでこんなにアホなんでしょう…。
1人でなくして、1人でパニクって、そして1人で解決してしまいました(笑)
あぁ、アホくさ。

2001年04月03日(火)

ミニーちゃん、初めての失態。

アタシはたま〜に、なにも考えずに言葉を発し、相手をとてつもなく傷つけて
しまうことがある。そんな日は1日いっぱい落込んで、次の日も相手から話し
かけられなければ上手に会話もできなくなってしまう実はとても傷心モノだ。
いつも傷つける側のアタシが、今日は人を傷つける現場を目撃してしまった!
それもイジワルなんかでは全然なく、彼女があまりにも素直な性格であるが
故の出来事なのであ〜る!

残業前の食事タイムに、ある先輩の髪の話になった。仮にミッキー先輩としよう。
ミッキー先輩の後頭部に円形脱毛らしきモノがあるというのだ。それを発見した
今回の主人公。彼女を仮にミニーちゃんと呼ぶことにする。
ミニーちゃんは、ミッキー先輩の円形脱毛らしきものに対し、「もしかしたら
寝グセかもしれないですぅ、後で確認してみて下さい」私に依頼してきた。

食事タイムも終わり、事務所に戻るとちょうどミッキー先輩が通りかかった。
「どれどれ」と覗き込むと、あきらかにぽっかり地膚が見えている。
ミッキー先輩は以前にも円形脱毛症を患ったことがあるので、私たちは丁寧に
「ミッキー先輩、やばいっすよ!これ完全に円形ですってバ!」(どこが丁寧
なんじゃ^^;)と教えて差し上げた。

ミッキー先輩は慌てふためき、ミニーちゃんの手鏡をもって、給湯室にある
大きな鏡で合わせ鏡を施し、円形脱毛をシカと自分の目で確認した。
「げ〜!こりゃヤバい!」彼は、驚き&戸惑いを隠せない様子。
周りの私たちは面白半分で、「マジックで塗りますか?」とか、「コピーの
ブラックトナーふりかけますか?」とか(本当にトナーを持ってきたS君は
もっとヒドイが^^;)散々イジめ、げらげら笑っていた。

そこに今回の主人公ミニーちゃん登場。
彼の頭部の一部分を触わりながらミニーちゃんは一言こうつぶやいた。

「あ、ここも円形っぽくないです?」

うぎゃ〜!ソレは禁句だよ、ミニーちゃん!
そこは彼の普通の髪だよっ!年齢を重ねるにつれ、ほんのりとしてるかもしれ
ないけれど、そこは間違っても円形系じゃないよぉぉ(T_T)
周りの「やば〜…」という一瞬冷えた空気はすぐにミッキー先輩に伝わり、
その後の大爆笑で更に追い討ちをかけ、ミニーちゃんは大真面目に彼の頭髪を
心配しての発言だったのにも関わらず、ミッキー先輩はかなり気分を害されて
しまったらしいのだ!

それからが大変!
ミッキー先輩は、自室に閉じこもり、つい立で外部を完全にシャットアウト。
「ごめんなさーい!!」と必死に謝るミニーちゃんに、部屋の電気を消し(笑)、
挙げ句の果てには暗闇の中から、ゴミを放り投げ、攻撃(≧▽≦)/
もちろんそれはジョークなのだが、ミニーちゃんにしてみれば、悪気は全く
無かったとはいえ、ミッキー先輩を傷つけてしまったとい良心の呵責に苛まれ、
どっぷりと落込んでしまったのである。

もちろんミッキー先輩は、そんなことを根にもつような人ではないのを私達は
よ〜く知っているので、それをみてお腹がよじれるだけ笑ってしまったのだが、
(今もちょっと腹筋が痛い…。)ミニーちゃんにしてみれば、それはそれは
一大事だったことだろう(-"-;)

大丈夫、ミニーちゃん。ミッキー先輩は怒ってないよ。
ただちょっとミニーちゃんを苛めてみたくなっただけだと思うよ☆ミ
でもねー、「素直な気持ち」って、全部を口にしてはいけないということを、
今回ミニーちゃんからしっかり学びました。これを肝に銘じ、日々邁進していく
所存でありまーす!\(*^▽^*)/

ミニーちゃん、明日もがんばるぞー!イケイケ!GO!GO!


2001年04月02日(月)




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