日々の泡・あるいは魚の寝言

2006年05月29日(月) 六年

☆おかげさまで、またサイトの記念日を迎えました。
六回目、六年目? といういい方になるんでしょうか? 時間や日付を数えるのが苦手なので、まちがっていたらごめんなさい。
「六周年で、七年目に向かって」という立ち位置になるんでしょうか?

☆記念日も六回目になると、さすがに、サイトの歴史をふりかえり感じるよりも、常連の皆様の歴史の変動の激しさを感じることの方が、比重が大きくて。大体にして成長や、よい変化を多くきいてきたのは、なによりなことでしたけれど。

かもめ亭でお話を聞かせてくれた、あの子やあの子が大学生になり、卒業して社会人になったとか。いろいろ悩んでいた青年が、恋をしたとか。じきに結婚するとか。結婚しちゃって、パパになる人もいたりして^^
子ども向け掲示板で、記号いっぱいのかわいい投稿をしていた子どもたちが、一人また一人と十五才になって、おとな用掲示板かもめ亭に、どきどきしながらひっこしてきたりとか。

一方で、私の本を子どもの頃に読んでくれた人たちや、おとなになってからであってくれた人たちが、喫茶店のあかりを見つけてたずねてきてくださるように、嬉しそうに訪れてくださったりもして。
日々、新しい人たちとの出逢いが、会話が、ログに記憶に降り積もってゆく。

またこれからも、いろんな人たちの話をここで聞きながら、私はずうっと、お話を書き続けていくのでしょう。
店の片隅においた机で、パソコンに向かい合っているようなかたちで。
たまにふりかえり、話に加わり、お茶やお菓子をだしながら。

☆私もさすがに六年分の年を取ってしまい、それにともなって、いくつか持病も増えてしまったので、サイトをはじめた頃のようには、まめにレスをつけることも、ネットに出てきていることもできなくなりました。
自分自身で、それに慣れずに、自分のふがいなさに滅入ったこともありましたが、いまは、「ここでこのサイトを続けてゆく」「灯をともし続けてゆく」ことを第一に考えて、無理なくやっていこうと思っています。
それが、結局は、この拙いサイトを気に入ってくださっている方々や、これからここを探し、たずねてきてくださるであろう新しいお客様たちのためにいいことだろうと考えるようになったからです。
そんなこんなで、掲示板へのレスなどが遅れることなどもあるかと思いますが、すみません、ご寛恕下さい。

☆そして、サイトの背後で、いつも見えない優しいプログラムのように、私やサイトのことを案じ、支えていてくださる、風の丘管理組合のみなさま、ありがとうございます。CGI氣志團、もとい(笑)騎士団のお兄様方、今夜のCGI関係の作業、ありがとうございました。
くま騎士さん、紅茶の管理、いつも、ありがとう^^
みなさんのフォローがなければ、風の丘は続けていけなかったでしょう。
みなさんの幸福を祈りつつ、「…これからもよろしくお願いします」、などと、小さな声で、お願いしておきます^^;



2006年05月25日(木) 昨日今日

☆ただいまの時間は、お昼の十二時くらいです。

☆昨日は、お休みがてら、ひさしぶりにベランダの手入れをしました。
春先の、私と母の病気が続いたときに、ベランダの草花の手入れがしてあげられなくて(朝、カーテンすら開けられないような日々が続いたもので)、それでその時期に枯れた鉢がいくつか。
そのまま片づけられないままになっていたのも、心の中で手を合わせながら、まとめました。
手入れをしてあげられなくて、草花を枯らすのは、かなり辛いことです。何年も咲いていた花などもあったので、申し訳なかった。かわいそうなことをしてしまった。

もう夏なので、少し鉢の配置も換えて、植え替えや寄せ植えなどもしました。十年もの?くらいのトックリランが巨大化しているので、それを中央に配置して、とも子さんのところから昔にいただいた南国の鳥の、これも育ったのを吊り鉢にして吊るし。
足下には紫色の露草の仲間や、はぜに、らんの鉢をおいて。
南国風で涼しげな、夏の庭になりました。
プランターに、以前拾ってきて種をまいたオシロイバナの芽が出ているので、今年は、ベランダでオシロイバナが楽しめそうです。

色あざやかな草花を買ってきて、この緑の中に加えたい気もしますけれど、当分は枯らした花たちの記憶と、心の中で対話することにします。

☆じんましんが、なんか今回はなかなかひかなくて、おなかから太もも、胸の方へと広がってきましたよ、ひえええ^^;
弟にメールで愚痴ったら、病院に行けといわれましたが、病院にはなにかとかかる私も、皮膚科はかかりつけのところがないので、ちょっと躊躇。
いくら病院とはいえ、このぶつぶつしたおなかを人に見せるのは、すごく気が進まない…。
ねてたら治らないかなあ。
しかしかゆい。

>サトカヨちゃん

じゃあ、ふたりでかばんもちねv



2006年05月23日(火) ゆっくりする予定の今宵

☆寄る年波には勝てず、昨日は旅の疲れで、一日寝間着で過ごしました。で、疲れてるなら寝ていればいいものを、寝間着姿のまま、なんだかんだ部屋を片づけたり、連絡を取ったり、旅の荷物をほどいたりしていたら…
ゆうべ眠る時間になっても、横になっても眠れない、ハイな状態になってしまって。
おまけに、旅行中、咳を押さえるためにずっと飲んでいた風邪薬のせいなのか、これも疲れのせいなのか、ひさしぶりにかゆいじんましんが、おなかを中心にぶつぶつと(涙)。

☆これは寝ないとだめだ、と思って、薬局で買った眠くなるお薬を飲んだら、体調のせいか効き過ぎて、今日はだるくて仕事にならないというなさけなさ。
いま、この日記を書いているのは、夕方七時頃ですが、いまもなんか冷や汗がにじみでるようなだるさだなあ。おなかはあちこちかゆいし。
まあ、休むべき時に、ちゃんと休まなかった私の自業自得です。

今日はもう、いろいろすることをあきらめて、おとなしく、お料理して、食べて、雑誌でもながめて(「美的」読んでまとめ髪の研究をするのだ!)、楽天のお店から届いたばかりのヘアアクセサリーをみてにこにこして…
新聞読んで、ゆっくりお風呂入って、ねようかなあと思っています。

☆そうそう。お料理は、明日の夕食の下ごしらえをしています^^
ミィさんのブログの「牛すじ肉のカレー」が実に美味しそうだったので、まねっこしようと思って。牛すじを煮込んでますよう、ぐつぐつ♪
今日明日と、時間をみながら、ちょこちょこと煮込む予定。

今夜は、マグロのどんぶりと、野菜のスープと牛乳豆腐。食後にルピシアのラズベリー風味のルイボスティーです。家族が外で夕食を済ませてきて、私一人の食卓なのであっさりめ。
そっか、デザートに、セブンイレブンで買ってきた、うめのゼリーもあったなあ^^

…なんだかんだいって、食欲があるから、まだ元気なんだなあと(笑)。
早く体力を取り戻して、原稿かこうっと。
とりあえず、今夜のごはんごはん〜v

>濱野さん
濱野さんと雪虫ちゃんの合同お祝い会は、いつごろがいいでしょうね?
ファン研の今度のお食事会とはまた別に、大がかりにやるんですよね?
ふたりが胸につけるコサージュは、私が用意しますので、それ(だけ)は(せめて)おまかせください^^
…日本の西の果てにいると、実動部隊には加われないもんなあ^^;

>サトカヨちゃん
メールどうもv 不着の謎が解けました(笑)。mocoのアドレスは、サブアドレスで、よみにいかないとよめない設定にしているのです。ごめんごめん。六月の私の予定は…うーんその日にちだと、少し難しいかも^^;
七十周年記念(笑)、はいはいぜひ、ご一緒しましょう。わたくし、そのときは、サトカヨ先生のかばんもちでまいりますわ♪

<紅茶日記>
SilverPotの、マスカットの紅茶が、とても美味しかったです。色もすごくきれいな薄い琥珀のような色で。
ホットで飲んだけれど、今度はアイスですっきりいれてみよう^^

<香水日記>
ジバンシーのオブリーク。プレイ。
レモンとメレンゲ〜♪ 今の時期でもわりとすっきりと香ります。優しい甘酸っぱい香りがいつもそばにあるのは、香りを感じるたびにふっと気持ちが生き返る気がして、いいものですね。



2006年05月21日(日) 帰宅しました

☆無事に帰ってきています。
今回は、いつもより一本はやい飛行機にして、長崎空港のレストラン、その名も「エアポート」(ここ、美味しいのです)で、ゆっくり晩ご飯(卓袱御膳。長崎のいろんなおいしいものが少しずつ盛り合わせてあって、美味でした。お刺身も天ぷらも豚の角煮も、ごま団子も大村寿司も、旨かったよう)をいただいてから、リムジンバスで帰りました。
いつもなら遅い時間になるので、バスで長崎駅前着、そこからタクシーで帰宅、なのですが、昨日は駅から普通の市内を走るバスで帰りました。
タクシーは好きですし、運転手さんと、車内で景気のお話したりとか、いろんな会話をするのが楽しいんですが、「いつも普通に使うバス停」から、「いつも家に帰るバス」にのって家に帰るってのも、穏やかに日常に復帰する感じがして、癒されるものですね。

☆しかし、二泊三日だと、さすがにあっというまの旅ですね。

都庁そばのシティホテルは、ひさしぶりの宿泊だったのですが、ホテルのあちこちで、ホテルで働く方々に、「お久しぶりですね」と声をかけていただいて、嬉しかったです。
もともと、きちんとした、どんな旅人相手にでも感じのよいホテルではあるのですが、でもやはり、あんなふうに憶えていて頂けると、嬉しいものですね。客として、こちらがとても愛着がある場所だけに、ひときわ。

西新宿の地下道で、誰かが落とした薔薇の花一輪と、トルコ桔梗のつぼみを一輪、見捨てることができずに拾って、ホテルのお部屋で、コップにいけてめでていたのですが、お掃除の方がさりげなくセンスよくいけなおしてくださっていたのは、あれも素敵だった。
花二輪をコップに挿すのでも、やはり違いがありますね。

その花二輪は、なんとか持って帰ってきて、今、長崎の家でめでています^^

また、あのホテルに泊まろう。

いつものホテルの大きな窓から、朝と夜の空と街をみるとき。直結している地下道を、地下鉄の駅めざして移動しているとき。
「ここにも私の日常があるんだな」と、かみしめた、そんな旅でした。

☆濱野さん、また、さぼうるにつれていってくださいv
サトカヨちゃん、メールどうもv あなたは本当にかわいいひとですね。
童心社H氏、どうでしたか、やっぱりメール、たまってましたか(笑)?
草炎社Y氏、楽しくて燃える時間をありがとうございました。送っていただけたのも、ありがとう。またお散歩しましょうね。
偕成社Bさん、干し肉美味ですv 年表作り、楽しんじゃってごめんなさい〜^^;
岩崎Sさん、メールお待ちしております(笑)。



2006年05月20日(土) 明け方短信

日曜日朝4時。

やっとこさ、偕成社さん夏の新刊関係の作業が終わりました。
ホテルの窓から見る空が、淡い藍色の朝の色ですよ(笑)
神保町の児文協のイベントと仲間うちの二次会のあと、新宿のホテルに帰って来てからの仕事だったので、最初眠気と疲れで机につっぷしたりしてましたが、本格的にのめりこみだすと、これがとまらない楽しさでした。
とりあえず完成して、いまは夜明けの空を見ながら、ここちよい脱力感。
架空の世界の架空の国々の、歴史年表づくり、そしてそのチェックをする作業、楽しかったなあ。お付き合いいただき、ご指導いただいた、偕成社のみなさま、ありがとうございました。

明日は、ホテルから宅配便で、この年表と本文再校を、偕成社さんにお返しします。

☆しかし今日…もとい昨日は楽しかったです。おあいしたかった方々におあいできて、たくさん挨拶して、たくさんお話しして、たくさん笑って。
みなさま、ありがとうございます。


それでは、おやすみなさい。

あ、空にかわいい三日月が浮かんでる。高層ビル街の朝の月って、鋭いようでどこかやわらかくみえて、凛とした小さなこどもみたいにみえる。
あれはさすがに、デジカメじゃないと、とれないだろうな…



2006年05月19日(金) 真夜中短信

東京にきてます。金曜深夜、ホテルのお部屋のベッドで、偕成社さんのお仕事してます。
ね、眠いけど、あと少しがんばる…


#ぶたさんジャケット、みなさんにウケてよかった(笑)。
長崎から着ていった甲斐があったなあと。着心地もよかったし。
やっぱり好きだ、ドラッグストアーズ。



2006年05月17日(水) カフェとか旅行の予定とか

☆「たそがれ堂」ゲラを、翌朝便でポプラ社さんにお返ししました。
ゲラのチェックの作業そのものは、昨日、市内の某カフェでしあげたのですが、わりとひさしぶりに行ったせいか、カフェのきれいなお嬢さんたちに歓迎されて嬉しかったです。
ていうか、やはり、お客のがわとしては、お店の方に顔を覚えていていただけているらしい(それもたぶん好意を持って)という事実に、素直にサプライズな喜びが^^

「お店」というものが好きなせいもあって、「お店で働く人たち」のことも好きな私です。特に、プロ意識を持って接客している人たちは、好きだなあ。
そういうわけで、嬉しかったのでした。
またあのカフェにお仕事をしに行こう^^
…でも、あのカフェの前に常連になっているカフェにもいかないと^^;
某ファミレスの店長さん(ふだんはスポック船長のようにまじめな顔の方)にも笑顔で挨拶されるようになってしまったし。ああどうしよう^^;

まあでも、「人が来ないような時間を選んで、PDAと携帯電話をもって、長時間オーダーをくり返しつつ、紙に向かい合って仕事をしている謎の中年女(メイクも服も年に似合わずかわいい系)」というのは、東京ならともかく、ここ長崎市では、識別しやすいお客さんなのかもしれないですね。

☆そういや、ドラッグストアーズのセールで、フードにぶたさんの顔がついた、くすんだピンク色の上着を買ってしまいました。袖が長めで、はおるとかわいいし、だらんと大きめなところが気に入っています。
週末、東京に行くときに、ワンピの上に着ていくつもりです。飛行機の中でも、ゆったりできそう^^
今回のセールは、楽しみにしていたのに、気ぜわしくて気持ちに余裕がなくて、通りすがりにこの一枚だけをやっと買えたんですが、この一枚で、充分幸せな気がします^^ うん。良い服と縁があった^^

☆にしても。
風邪を引き込んでしまったらしく、喉が腫れてしまいました。朝方とか、咳き込んで目が覚めたりするので、いまのところ、風邪薬でしのいでいますが、もしかして、これがひどくなったら、東京へ行っても、イベント(児文協の関係)は、出席をやめるかもしれないです…。
咳き込む人間って、イベントの時は、みんなに迷惑だろうし、なにより本人が一番肩身が狭いです^^;
他の誰かに、風邪をうつしても悪いですし。
ああもう、喉が弱いと、こういうときに困る。

そんなこんなで、滞在中のスケジュールが、まだちょっと仮の状態のままになっています。

でも、飛行機で、東京へは飛ぶつもりでいます。
お会いするかも、な、予定になっている方々には、なんらかの形で連絡をさしあげます。
例によって、PCメールも携帯メールも、旅行中でも使えます^^

>サトカヨちゃん&濱野さん

郵便とメール便、届きました^^




ベニシジミとノースポール。
もともと虫は好きでしたけれど、最近、蝶のかわいらしさに惹かれます。
こないだの母の日に、神の島の公園で撮影したもの。





☆好きな人たちに話しかけたい言葉や、してあげたいことがたくさんあって、しなくてはいけない仕事も、するべき挨拶も連絡事項も、たくさんにたくさんにあるのに、どうしていつもこう、時間がたりないのかなあ。
正直、寿命が半分になっても良いから、私だけ一日が倍の時間になればいいのに、と思う。
加速装置を装備、でもいいですが(笑)。
なにかそういう魔法があれば。



2006年05月15日(月) 旅のあゆみに

☆日曜日は母の日でした。ので、仕事を休んで、母と弟一家と一緒に、みんなでお食事会。そののちに市内を車で散策。いいお天気で、いい一日でした。
一年生になった姪の成長著しく、言動が、みていてなにかと面白い(笑)。
彼女とは毎日あっているわけではないので、リアルで話しているはずが、前にもこのたとえは使いましたけれど、本当に、植物が生長する動画でもみているようです。
幼稚園と一年生で、ほんの数ヶ月の差で、あんなに表情がかわるものだとは…。一個人としての押しの強さを感じるようになりました。
幼稚園に行っていたときは、どこかしら、ほわほわとした、柔らかさを感じていたのですけれど。その柔らかさは、今思えば、幼さに派生するものだったような気がするので、いまの、一種独特な、戦闘的な強さのようなものは、好ましいような気がします。
こうやってひとはおとなになってゆくのだなあ。

私が姪をみている感情は、母性愛とは多分ちょっと違っていて、これはなんだろう、仲間意識かな? 同じ道を行く小さな旅人のあゆみを見守っている感じかもしれません。自分の足を少し止めて、彼女の旅をみている感じです。
ちっちゃな手足で、一生懸命がんばるなあ、という感じ^^

☆先日、残り物でなにげに作った簡単料理が、母に好評だったので、メモ代わりに。

1.鶏挽肉とタマネギみじん切り、紫蘇のみじん切り、卵黄、小麦粉に、出汁入りのお醤油と塩胡椒、みりんで味付けをして、手で混ぜる。

2.鍋に昆布で出汁を取って、鶏ガラスープと茸(こないだはなめたけを使使用)で茸のスープを作り、沸騰させたところに、1をスプーンですくって落としていく。
火が通ったところで、いただく。

これだけなんですけど、美味しかった。でも今思うと、1にゴマ油少々か、白ごま少々を入れるとさらに美味しかったかもしれない。
でもそうすると、こってりしすぎたかなあ。
ネギが切れていたので、ネギを入れなかったのですが、ネギやらニラやらも最後にスープに浮かべたら、また美味しかったはず。



2006年05月11日(木) ばたばた

☆またちょっと、そうですね、今から二週間くらいの間は、お仕事に集中しないといけないので、ネット落ちしたりすると思います。メールの返信も、なかなかできないかもです。
具合が悪いとかそういうのではないですので、心配しないでください^^




蝶のかたちのクリップ。
ちょっとというか、かなりわかりにくい写真になっていますが。
髪が伸びてきているのですが、首を痛めた関係で、なかなか美容室にも行けず、じゃまなときは、束ねたりあげたりでしのいでいます。
巻いていない長い髪って、何をするにもじゃまでじゃまで。それに、ぼさぼさの頭では、近所に買い物に行くにも、かっこうが悪すぎて。

でも、「しのぐ」とかいいつつ、それじゃあ、良い機会だから、まとめ髪にこってみよう、とおもいまして、ぽつぽつヘアアクセサリーを買い集めたりしています。<大体、毎度「良い機会だから」で、ものと趣味が増える…

写真のこれは、楽天のお店で買った、足が長いクリップで、かんざしとクリップのいいとこどりみたいなアクセサリーで、不器用な私にも使いやすいのですが、これはもう一本、色違いで買おうかとおもったら、もうなくてがーんと(涙)。
…色違いを、せめてもう一本、買っておけばよかった。なんか贅沢な気がして、色を迷った末、一本だけ選んでこの色をかったのに(涙)。
ちょこっと(というか実はかなり)残念だったのでありました。
セミロングな私だと、フルアップもできるし、おだんごでもかわいいし、ねじっていってポニーテール風にするのも楽しいのになあ。
色違いで、シャムかブラウン、ブラックあたりがほしかった(涙)。この色はきれいだけど、どこにでもつけていける色じゃないんだよう(涙)。

それにしても、もう少し体調がよくなったら、美容室に、ゆるめのパーマをかけに行きたいものです。

☆今日は、草炎社のY青年にメールにお返事書いたりしていました。彼の書く優しいメールはとてもよいのです^^
そして、発行が間近に迫った「たそがれ堂」の表紙の関係で、ポプラ社K嬢とは電話とファックスの打ち合わせでもりあがり。
作品は、「ミラクル2」を書いています。でもこれは、明日届く予定の、「たそがれ堂」の初校が優先なので、ここまでで中断かな。
そんなこんなで、初夏の一日は過ぎてゆくのでした。

☆サトカヨちゃん、濱野さん。来週は楽しみにしていますね。
濱野さん、初めての本を手にした感想はいかがですか^^?



2006年05月09日(火) 昨日今日

☆昨日月曜日は、児文協の通信講座の今年の生徒さんが書いた作品を拝読して、添削し、郵便局から投函しました。構成力に光るところがある長編で、今後に期待できそうな若い方でした。もちろん短所もある作品なのですが、それもまた若さゆえ、のことかと。

そのあと、駅ビルの無印にひさしぶりにいって、薄手のスパッツや靴下などを買ったりしました。手持ちの薄い布地のスカートやキャミソールに合わせて着て、ビルケンのサンダルを履くのですよ、楽しみ〜♪
ここ数年の重ね着の流行は嬉しいです。派手にならない色目をあわせて、初夏はきれいな色を着て街を歩きたい。

駅前あたりには、樹の若い芽の匂いがいっぱいにたちこめていて、ついこのあいだまで寒かったのになあ、と、ふしぎな感じがしました。

☆今日火曜日は、母のおともで脳神経外科に行ってきました。
植物と光にあふれた建物の、街のお医者さんです。
母はこの春に、この病院でMRI検査を受けて異常を発見され、入院設備のある駅前の大きな病院に入院することになったわけですが、退院したいま、そのお礼とお借りしたままになっていた画像を返しに、その病院に足を運んだのです。

最初に病院に行ったとき、先生に「実は私も首が痛くて」と、なんとはなしに訴えていました。「そうですか。では、お母様のことがおちついたら、一度いらっしゃいませんか?」と途中まで会話していたこともあり、今日は、首の診察を受けてきました。

簡単な手や腕の感覚の検査があったあと、MRIの機械があいていたとかで、急遽、検査を受けませんかという話になりました。
そういう流れになるかもなあ、とは思っていましたが、実は私は、過呼吸持ちの閉所恐怖症なので、大丈夫かな、と、不安になりました。
というのは、MRIについて、以前ネットで調べたとき、MRI検査の禁忌の中に、「閉所恐怖症」というのが、明記してあるサイトが多かったからです。
先生に事情をお話ししましたが、とりあえずは、機械に入ってみましょう、ということになりました。
「もしダメだったら、CTスキャンを撮りましょう。それでもある程度はわかりますので」ということで…

別室でパジャマのような服に着替えて、そして、そのどどーんと威圧感がある機械をみました。
もうその段階で、心臓がバクバクいっていて、のどがしめつけられるような感じになっていました。
台に寝そべってくださいと検査技師の方に指示されて、
「大丈夫ですよ〜 ずっとモニターしてますから、なにかあったら、ほらこれで呼んでくださっていいですから〜」
と、渡されたのは、小さな電球のようなかたちをしたブザー。
それをもったままのかたちで、ミイラのようにぐるぐるとテープで台にまかれて固定されて。

でもそのあたりではまだ、なんとかがんばろうと思っていたのですが。

機械が動いて、頭がその機械の中にすっぽりはいったとき…
「すみません。ごめんなさい。だめです。私はこれだめです」と、
検査技師のひとに、息も絶え絶えに訴えている私がいました。

だって、棺桶より狭いですよ、あの空間は。
ほぼ目の前くらいの近さを手でふさがれたように、ぐるりと頭全体を覆われてしまうんです。
で、このあと、これも苦手な騒音に包まれながら、十五分(といわれました)もがまんしているのは、無理だと思いました。
過呼吸で卒倒するか、ストレス性の咳から吐き気が来て嘔吐するか、どっちかだと思いました。

こういうことを書いても、「大げさだ」とか「がまんがたりない」とか思う方はいるだろうと思います。私だって、我が身で経験しなければ、「恐怖症」の理不尽な恐怖が、感覚的に理解しづらかったかもしれない。
これがただの検査のための機械で、ここに頭をつっこんでいたからって、絶対に死ぬことはないし、たった十五分のことなんだ、と、いま、日記を書いている私は、理性でわかっています。
でも、あの場にいた私の体は、リアルな窒息の恐怖で全身に汗をびっしょりかいていましたから。
検査技師さんは、すぐに、「ああ、これは無理ですね」と明るくいって、CTスキャンでの検査に切り替えてくれました。

また着替えて、しばらく待合室で待って、やがて先生に呼ばれました。
CTスキャンで撮られた、ポリゴンめいた画像が、机の上のモニターに映っていて、いろんな角度で、ぐりぐりと動き表示されるのでした。
脊椎を模したモデルを手に、先生は解説してくださいました。
結論からいうと、変形性頸椎症だそうです。左の頸椎の6番7番のあたりの間隔が細く狭くなっていると。
CTスキャンだと、骨と軟骨は映っても、神経は映らないので、頸椎のヘルニア(私はこれを疑っている)かどうかまではわからないということでした。
「今度、首が痛いときに、お薬飲んで寝てから撮りましょうね」と、先生はおっしゃいました。
「重たいものは持たないようにしてくださいね」

☆その後、母とまったりと、病院の側の古い商店街を歩き、お買い物をして、おそば屋さんでおそばを食べて、家に帰りました。

なんていうか…MRIでの検査はできませんでしたけれど、とりあえずは、一仕事終了、という感じではあります。
一応の病名がついて、少し、落ち着きました。



2006年05月05日(金) オンブルブルウ

☆ここ数日は、気温が上がったので、南国風の香りを付けていました。
オンブルブルウ。たぶんハニーサックルの匂いなんだとおもうのですけれど、真夜中にこの香りを喉が渇くようにほしくなって、朝起きてすぐに香水瓶のふたを開けました。
オンブルブルウが何日か続いて、そして今日は、地中海の庭。甘い樹木とイチジクの香りに、癒されてしまいました。

なんて、香水を楽しんで、優雅な日々のようですが、実のところ、香水の香りのリフレッシュ効果で自分を励ましつつ、この数日は、偕成社の「砂漠の歌姫」の再校ゲラをしていました。今日、翌朝便で送り出しました。
児童書としてはかなり長い本なので、気力が尽きましたけれど、でも、ほんとはもう少し、手元に置いておきたかったです。
…青焼きも見せてくださいってたのんだら、叱られるかなあ^^;
ああでも、もう一回、手元に取り返したい。
どうしてこんなに、東京と長崎は遠いんだろう(涙)。自分の足で届けに行けるなら、あと数日長く、ゲラを眺めていられるのに。

毎度、ゲラを手放すのに時間がかかるのが、私の悪癖です。
作品世界から切りはなされるのがいやなんでしょうね。
午後にゲラを発送したのに、夜になった今もまだ、ホームシックのように、ヒロインたちのすむ西の砂漠の大陸に、帰りたい思いがしています。

にしても、ひさしぶりに、完全に朝まで働いていたので、もうなんか、眠くて死にそう…。このまま、椅子を後ろに倒して、床に寝ても熟睡できそうだ。賭けてもいいなあ。




☆中国語版「風の丘のルルー」。
先日、ポプラ社さんから、著者分が届きました^^
お忙しいところ、ありがとでした、K嬢v

以前出版された台湾版に続いて、中国大陸版のルルーです。二十一世紀出版社さんというところからだしていただいています。とりあえずは、一巻から五巻までが、出版されています。
中国語版を作った方々の愛が感じられる、きれいで愛らしい装丁の本です。赤い字のタイトルが浮き上がっていて、ラメが入ってるんですよ(笑)。すごいかわいいの。
翻訳は、黄栄初先生という方です。なんだか一度どこかで、お礼を申し上げたい気分です…。本当に、ありがたいです。

はるばる中国に旅立ったルルーが、たくさんの友だちと、であえますように。本が好きな子どもたちに、愛されますように。
もしかして、さみしい子どもが読んで、少しでも、幸せになってくれたらいいなあ。ちょっとでも、笑ってくれたらいいなあ、と思っています。



2006年05月01日(月) 東京

☆土日で一泊二日、東京は新宿方面にいってきました^^
同人誌の例会に顔がだせたらなあとおもったのですが、さすがに、スケジュールと体力的に無理で、二次会のお食事会以降から加わりました。
楽しかったです。

掲示板の方でもお知らせしていますが、来月、博識な友人濱野京子さんが、童心社フォア文庫よりデビューするので、どうしても、そのお祝いを直接渡したかった、ということもありまして。
お祝い、といっても、地元長崎のお店で選んだ、ささやかな水晶と銀のアクセサリーだったのですが。まあお守りに、と思って。

今回は女性がほとんどの集まりで、二次会以降は代表浅井氏ともおあいできて、そのあと、三次会、四次会、と、場所を変えながら、話は続いたのでした。
今年は、濱野嬢&菅野雪虫嬢の合同お祝いの会を開こう、とか、サトカヨちゃんの授賞式の話とか、季節風秋の大会に、またまたファン研は分科会で参加するらしい、とか、そんな話題や、児文協の創作教室のその後の話などなどで盛り上がりました。
そばにいると笑顔に癒される、癒し系杏実さんとはずっとそばの席で、ふわふわの白い手を握って、きゃいきゃいはしゃいだりしてました。癒しエネルギーをいっぱい補給してしまった(笑)。

四次会で最終的に残ったのは、濱野嬢、サトカヨちゃん、私の三人で、ホテルのロビーで、お話しして終わったのですが。
マキアージュの銀のアイライナー(だよね?)きらきらのサトカヨちゃん(彼女は松たか子をかわいらしくしたような若い女の子。すごい才能と、難しいテーマに挑むチャレンジャー精神と、繊細な優しいこころの持ち主です)と、おとぎ話の中のキャラクターのように、深い知識と知恵を持つ、賢者濱野嬢。
女三人で、人生論とか恋愛論とか、濃い感じで^^
いやこれもまた、デザートのように、楽しい時間でありました。

☆長崎にいると、身近に、自分を必要としている存在が常にいるので、それはそれで満ち足りるのですが、今回、ひさしぶりに都内で友人たちと話したり、ひとりで雑踏を歩いてみたりすると、「やっぱりたまには、ひとりで、この場所に来ないといけないなあ」と思いました。
誰かに必要とされることで、自分の輪郭をつかまえていくのではなく、自分一人でも存在していられる、保護すべき対象ではなく対等だったり尊敬できたりするひとびとと会話する時間。
その時間は、大切なものだと思いました。

他者に必要とされることによって、喜びを感じる、安心するということは、ひとと生きる存在である人間にとって、大切な基本的なことであるのですけれど、それは同時に、自分の存在を肯定するために、誰かに必要とされることを無意識に期待することにもなりかねない…もっというと、他者への依存につながると思います。

ひとは、ひとりではさみしくて生きていけないし、幸せはきっと、ひととのつながりの中にある。誰かを守り、誰かとの日常を続けていくことは大切なことですが、同時に、ひとはひとりで生きていけるものでもあり、そういう存在だからこそ、他者と対等につきあえるのだということも忘れてはいけないのだなあと、再認識した旅でした。




これは高層のホテルからの眺め。
今回初めて泊まったお宿でした。
駅から近かったので、利便性が高かったし、夜遅くまでひととあってお話ししていても大丈夫なのは、いつものお宿よりも上でしたね。
また泊まろうかなあ^^
だけど、やはりいつものホテルにホームシックになってしまいました。
うーん。五月はやっぱり、あちらに泊まろうかな。

☆三次会で、とあるビルの中の食べ物屋さんでみんなでコーヒーを飲んでいたとき。
いつもの新宿の夜の常で、そのお店も混んでいて、ひとの話し声がにぎやかにざわめいていたのですが…
はしっこの席に座っていた私だけ、たまたま気づいたのですが、隣の席に座っていたお洒落な青年が、呼吸を補助するための機械を体につけて、酸素ボンベをそばにおいて、食事していました。
新宿のそのあたりにいるとたまにあうような、デザインか広告か、そういう感じの職業の雰囲気を漂わせた、凛と背筋が伸びた青年です。
フルコースだったのかなあ。何皿か美味しそうなもののお皿が届いていました。
私は、父がその機械とボンベを持参しているところを過去にみた記憶があったので、あ、と思い、ことさらに話しかけることもみることもなかったのですが、なんとなく彼の方を気にしながら、みんなと話をしていました。

と、彼が何かのはずみで、ナイフを落とすのが見えました。
彼はお店のひとに、「すみません」と声をかけて、かわりのナイフをもってきてもらおうとしたようでした。
でも、にぎやかな店内を、急いで移動するお店の人たちに、彼の声は届きません。
私はあらら、と、手を上げて、お店のひとを呼びました。

彼は笑顔で、私にお礼をいってくれました。私も「いえいえ」とかなんとかいいながら、それに軽く答えて、またみんなとの話に戻りました。
そのあとしばらくして、私は仕事の用事があって、外に電話をかけに行きました。席に戻ってきたら、隣の席で、あの青年が、にこにことほほえんで、私を見上げています。もう食事はすんだようでした。
青年は立ち上がり、ふかくふかく頭を下げて、もういちど私にお礼をいうと、ボンベを抱いてきれいに立ち上がり、店を出て行きました。
お礼をいうためだけに、席で待っていてくれたのでしょう。

そのあと、みんなと話を続けながらも、彼のことを考えずにはいられませんでした。
ひさしぶりに好きなお店に来てみたところだったのでしょうか? あるいはひとりきりの、なにかの密かなお祝いだった?
一時退院だったんだろうな。病気はなんだったのかなあ、とか。

都会のレストランに、粋な姿で、重いボンベをかろやかに抱いてやってきて、ひとりおいしい食事を食べて。たまたま小さな手助けをしただけの、隣の席の女に、二度目のお礼をいうために、席に帰ってくるのを待っていた青年。待つだけで、体力が必要だったに違いないのに。

彼の幸せを祈りながら、同時に、あの場にたまたま自分がいて、ささやかに小さないいことができたことを、本当によかったと思いました。
私はろくでもない人間だと、常に自負していますけれど、あの瞬間の自分は、あの場にいて本当によかったと、神様に感謝しました。

☆くーぽあさん、メールどうもありがとうございました^^
お元気そうでなによりです。
最初のメールがどうして届かなかったのかは、不明です^^;
メルアドはかえてませんし。むー。
かもめ亭にも、どうぞまたおこしくださいな。ひさしぶりにくーぽあさんのやさしいカキコを拝読したいです^^

☆サトカヨちゃんv メールありがとう☆ でも、気を使わなくても良いのよ(笑)。いやほんと、私、いま幸福なのは事実ですからv


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chayka [HOMEPAGE]