日々の泡・あるいは魚の寝言

2002年08月31日(土) うつりかわり

ひきつづき、マリリン4の初稿ゲラをしています。

で、思うのは、マリリンの長い夏休みを書いているうちに、日本の子どもの本の状況も変わったなあ、ということで…。
マリリン1がでた七年前、今の状況−−ハリポタ大人気、指輪の映画が大ヒット−−は、想像すらできなかったですもの。

七年前は、モンスターの名前を書くのも、武器の名前を書くのも、「これ書いても通じるかなあ?」の世界でした。テレビゲームの世界でファンタジーがはやっていたから、まあなんとかそのイメージでいけるだろうということで、おそるおそる書いたものでした。
あのころは、まだファンタジーというものは、「好きな人だけが読む分野の小説」でした。それがまさか、七年間の間に、こうすそ野が広がろうとは…。

秋にでる「マリリン4」は、「『魔法学校の生徒』の少女マリリンが、『エルフの森』のおじいさまに会いに行く」というお話です。
…ああ、絶対、どこかの書評か紹介記事で、「このところのファンタジーブームの影響を受けた作品」とか、身も蓋もない書かれ方をしてしまうんだろう(涙)。
だけど、担当編集者H氏は、「そこを逆手にとって、帯に大きく、魔法学校、とか書きましょうか〜?」と、明るく笑ってましたっけ(笑)。

ちなみにわたしは、指輪は学生時代に4巻で挫折したくちだったりします。
当時は根性と、時間がなかったので。
その手の古典的なファンタジーでいうと、ゲドは4巻がどうしようもなく苦手で、神のようにあがめているのがナルニア、という感じです。
ナルニア国物語がなかったら、作家になってなかったというくらいにあのシリーズには思い入れがあります。
指輪は今読んだら面白いかも、と思うので、家にある評論社文庫版の、コロボックルの新聞みたいに活字が小さい本を、いつか再読しようとは思っています。

そんなわたしなので、マリリン4にでてくるエルフは、指輪の流れでだしてるんじゃないのです。
マリリンはわたしにとっては、ハイ・ファンタジーというより、TRPGリプレイ小説みたいなものなので、わたしが書くエルフは、ゲーム世界のエルフです。
国産味付け風エルフというか。耳とがってませんが(笑)。

正直いうと、この際、エルフという言葉は使わずに「森の民」くらいにしちゃいたいなあと思ったんですが、以前の巻で何回もエルフという単語を書いてしまっている以上、今更書き換えるわけにもいかず…。
ああ、気が重いなあ…。
まあ、ゲーム世界のエルフも、指輪の流れから派生しているんだから、いいといえばいいんですけどね。

魔法学校ネタだって、わたしがマリリン1を書いた時は、ハリポタはまだ刊行されてなかったんだい。しくしくしく。

影響受けてないものに影響受けたっていわれるのって、困るのです。
反対に、ずばりあてられると嬉しいんですけどね☆



2002年08月30日(金) ちょこっと一人暮らし

先日から家族が田舎に帰っているので、ちょこっとだけ一人暮らし気分を味わっています。

マンション一部屋自分が好きなように使えるというのは、なかなか楽で楽しくて、よい感じです。好きな部屋で好きな時間に、好きなように仕事できるし。

今はマリリンのゲラをやっているので、家の中は散らかし放題で、そこを猫たちが運動会やるんで、すごいことになっています。
猫も人間も、昼夜が完全に逆転してるし。

食事の方(人間様の)は、いろいろで、一日半岩塩と香草とスパイスにつけ込んだ鳥もも肉を、ゆでて冷やしてマスタードでいただく、なんてことをしたり、「パンでグラタン」ですましたり、と、日によって違ってます。
なにしろ、文句をいう人間がいないので、作りたい時は作るし、作る時間がない時は、冷蔵庫の残り物処理をこの際一気にやっちゃうのです。
…ああ、そういえば、冷蔵庫のお冷やごはんは食べ尽くしたから、今夜はごはんを炊かないとなあ。電気釜に蜘蛛の巣はっちゃうよ。

上にも書きましたが、マリリン4のゲラをやってますので、ちょっとまたネットにつなげなくなっています。ゲラはやはり、神経を使うので、ネットにつなぐ体力と気力がなくなっちゃうんですよね。
ですから、レスが遅れ気味になっています。ごめんなさい。

こないだ、嬉しそうに一声鳴く、セキセイインコの声を夜中に聞きました。
もちろん気のせい、幻聴でしょうが、ずいぶん前に死んでしまった鳥の声でも、耳の底には残っているのだな、と思いました。
猫飼いになってしまったので、もう鳥を飼うことはないでしょうが、今でもやはり、小鳥は大好きです。
子どものころから、我が家にはずっと鳥がいたのですが、当時のわたしには今のような経済力も知識もなかったので、無駄に死なせてしまうこともありました。今なら一羽も死なせないのにな、と、思い返すたびに悲しくなります。
毎朝亡きランコにお水を供えるんですが、そのときには、過去に死んだ鳥たちにも、お水をあげているのです。



2002年08月29日(木) マリリン4ゲラやってます

マリリン4の初稿ゲラをチェックしているところです。
担当Hさんに、「いやもーどこもなおすところないですよ、うまいですね」とほめてもらえたので、非常に嬉しい。
なにが嬉しいって、担当編集者のみなさんに原稿をほめてもらえることくらい、嬉しいことはないのであります。
それにしても、今回のマリリンは、とてもよいと思うので、みなさま期待していてくださいね。なんか、神懸かり的な文章を書いてます。「これ、わたしが書いたのかしら」と、ゲラよんでて思う。

正直、年もとったし、昨年から体調もよくないし、もう長いのはかけないんじゃないかと内心おそれていたんだけど、その心配は杞憂だったようです。
やはりわたしは昔のまま、高学年向けグレードの長編が書ける作家でした。

とかいってると、夜中の三時だ。

昨日、画家の佐竹さんと電話でおはなししました。
で、「読者さんが本を好きでいてくれると、本当に嬉しい。やりがいがある」という話で盛り上がったりしました。
楽しかった。

夜中の三時なので…寝ます。



2002年08月27日(火) 今日はよく働いた

アカネヒメ4のあらすじを書き終わって、岩崎書店さんにメールしました。
あれは原稿用紙五十枚代の話なんですが、十六枚くらいの分量で、わりとくわしめのあらすじです。
なにしろ五十枚だから、今週中にかこうと思えばかけるんですが、明日あたり「マリリン4」の初稿ゲラがとどきそうなので、でもってあっちが急ぎの仕事なので、アカネヒメは、あらすじだけでいったんとめておくことにしました。

ここ数日、たっぷり睡眠時間をとっていたので、指が別人のように軽かったのですが、また明日から、というかすでに今日から、夜更かしの日々がもどってきました。ただいま、夜中の三時二十六分です。
今日は家族が田舎に帰って、家に一人なので、キッチンでテレビ見ながら仕事してました。「怪人二十面相」とか。なかなか好みでした。やはり、昭和という時代にはロマンがあるなあ。昭和四十年代に子どもだったわたしにとっては、日本の面白い児童文学の舞台は、焼け跡の東京であることがままあったということもあって、一種の原風景のような光景をいっぱい見られたドラマでした。

そういえば、こないだみたセーラームーンミュージカル。
メインの舞台の一つが、どうみても、「新宿中央公園から都庁を見た図」なので…わたしがよくとまるホテルらしき影まで大道具に書いてあるので…なんだか懐かしい感じがしました。
今年の冬もまた、あそこに行くぞ〜。
東京の新宿の、都庁界隈や、新宿駅あたりで人混みにまぎれるのが好きなのです。
肩の力が、ふうっと抜ける気がするから。

お休みの間、掲示板にゆったりレスをつけることができて、楽しかったです。
忙しいとどうしても、まめにレスする気力がなくなったりしてしまうから。
もちろん、どの投稿も、拝見して、読み返しているのですが、疲れ果てていたり、眠かったりすると、どうしてもじっくりとレスができなくなる。
投稿を書いてくれているひと、一人一人が、わたしに話しかけてくれるたった一人の人なのだと思うと、きちんとレスできない時はすごく申し訳ないです。
たまに、余裕がない時に、初参加で掲示板にこられた人に、まともなレスができなくて、それっきり消えられちゃったりすると、「悪いことしたなあ」と、ずうっと覚えていたりします。ほんと、悲しいです。ごめんなさい。

今夜の香りは、ブルガリ・プールファム。
以前に買っておいたブルガリ詰め合わせセット(笑)の中のひとつです。
ジャスミン・ティーの香り、ということですが、そのまんまジャスミン、だと思うけどなあ。女性らしい、品のある、優しい香りだと思いました。好きですね。



2002年08月25日(日) 休日その3

弟一家と、セーラームーンのミュージカルを見に行きました。
なんだか面白いとうわさのミュージカルで、たしかに面白かったんですが、はっきり「セーラームーンのファンの人向け」なので、原作を知らない人には、お話がわからないと思います。わかる人には、楽しいですが。
わたしはマニアじゃないですが、一応原作を読んでたしアニメを見ていたので、楽しかったです。原作知らないと…メインキャラだけで十数人、設定と固有名詞まるで説明なしのあの世界には入れないと思う。
なんていうか、テレビアニメの総集編か特番みたいなミュージカルでした。
(という話を弟にしたら、「これはそういうミュージカルとして作られてるんだから、それでいいんじゃないの?」といっていた。なるほど)。

しかし役者さんたちは、みんな、おみ足が長く、プロポーションが美しかった…。
声がきれいで、踊りが上手だった…。
大体、セーラームーンのあの衣装、ほぼ原作のままのデザインなのですが、あれをきて似合うプロポーションの女の子たちが今はいるんですねえ。
タキシード仮面様(いつも思うけど、すごいネーミングだ…)も、「金色のマントにタキシード」という派手な衣装を、美しく着こなしていらっしゃいました。

うさぎちゃん役の子は、十代らしいんですが、ほんとにふだんも月野うさぎとして生きているんじゃないかと思えるほど、いきいきしていました。
ただ、長崎のお客さんは、もんのすごくノリが悪いので、気の毒だった。
ギャグで笑わないし、拍手は少ないし…。
「こういう県民性なんだよう。わかってくれよう」と、心の中で、つぶやいてしまったわたしなのでした。

帰りに、サントラを買って帰りました。
今もきいています(^^)
これを聴きながら、明日から、「アカネヒメ4」を書くつもりです。
大体話はできていたんですが、今日、ミュージカルを見たのがきっかけで、脳が活性化して、一気に構成ができてきたので、どんどんいけそうです。
あらすじを弟に話したら、好評だったんで、ま、いい話になるでしょう♪
ミュージカルの話になります。

さあて、休日も今日で終わり、と。



2002年08月24日(土) 休日その2

ちょこちょことホームページの更新をしました。
メインPCことe-oneをまだ修理していないので、もともとあったマイドキュメントにいれていたファイル類は、MOにいれたまんまです。それなりの量のデータがあるので、今ネット用に仮に使っているThinkPadに移植する気になれず…。

結局、ThinkPadにFTPソフトをダウンロードしてきて、既存のファイルをサーバからとってきて、ビルダーのタグ編集画面で書き直してアップしました。
ちなみにわたしが使っているのは、Fftpというわたしにも使えちゃうシンプルな機能しかないFTPソフトです。有名なFFFTPも一応いれてはいるんですが、つい簡単な方に頼っちゃうのでした…。
どこか画像がでてなかったりしたら、教えてやってください。

今年の夏は、わたしの住む街ではあまり暑くありませんでした。
完全に寝込んだ、一昨年あたりの暑さと比べれば天国のようでした。
嬉しいような物足りないような感じですが、おかげで仕事は進みました。
わたしは一年のうち、冬と春が好きなのですが、またその季節が来るのがとても楽しみです。冬生まれのせいなのか、冬が近づく、と思うたびに、故郷に帰るような気持ちがします。…故郷って、具体的にはわたしにはないんですけどね。
北風に向かって歩くのが好きです。風が遠くの空で鳴る音を聞くのがすき。

アカネヒメ4は、本来秋の話として考えていたものを、春の桜の時期の話に変えることにしました。実際、その方がキャラクターにはあうのです。すごく気持ちのよい、心温まる話になると思います。仮タイトルは、「春色のミュージカル」です。
この季節の変更を思いついたのは、実は、雑誌CREAにのっていた、お店紹介の一枚の写真がきっかけだったりするので、やっぱり余暇もそれなりに必要なものなんだなあ、と思いました。発想の元はやはり摂取しなきゃなのですね。



2002年08月22日(木) ちょっと休日

今日は朝からコンビニに行って、少年サンデーと、ついでに猫特集だった雑誌CREAも買いました。コンビニコスメもちょこっと買っちゃったりして。いい年をしてなんだかなあと思うけど、コンビニコスメは色目がかわいいものがちっちゃな箱に入っているので、つい手元に置きたくなってしまうのです。カネボウイットビーのアイシャドウなんて、若向けだよなあと思いつつ、つい買ってしまう…。ラメのきらきらが、かわいいし。色の取り合わせもほんとにきれいだし。

あ、そういえば、昨日買い物に行った時、資生堂のブースになにげにいって、なにげに花椿会に入ったら、カードに記入した年令を見て、BAさんが、のけぞるようなアクション付きで驚いていた…。
そりゃ、見た目が若いっていわれるのは嬉しいけれど、あそこまで驚かれると、正直なんだかなーなのである(^^;)
でも、元が年齢不詳な上に、メイクするとさらに若返るので、たいていの人はわたしの実年齢を当てられないんでしょうね。福岡の占い師さんも、「あなたの年令は、絶対に誰にも当てられない」っていいきってたし…。
嬉しい…でもなんだかやっぱり、微妙に悲しくもある…。

ちなみに、この手のお店に行くと、必ず職業を聞かれちゃうんだけど、「作家」というのはなんかいやなので、このごろは、「家でやる、パソコンを使ったフリーのお仕事なんです」ですましています。<うそはついてない。

今日の話にもどると、サンデーを読んで、「からくりサーカス」でぐっときたあと、一日、のんびりとCREAを読んでいました。
特集記事の猫の話も、なかなかしゃれててよかったけど、本全体の作りも悪くなかったです。ひさしぶりに、丸一冊、最初から最後まで雑誌を読みました。
いつもは、雑誌を読む時は、必要なところだけつまみ食いしたり、後ろから逆に読んだり(その方が早く読めるから)とかするんですが、アイスティー飲みながら、ゆーっくり、読みました。広告も全部。何時間もかけて。

CREAって、たしか創刊された時は、キャリアウーマン向けの思想的な本をめざしていたと思ったんですが、その後、編集長が替わったりして、いまや、落ち着いた感じの、やや知的な女性誌になってるんですねえ。
ただ、この雑誌の読者ターゲットって、一体何歳なんだろう、と読んでいて何度か首をひねりました。すみません、女性誌ってめったに読まないもので…。

読者参加企画のお嬢さんたちは二十代。でも、載っている秋の服のブランドは、ドルチェ&ガッバーナで、一枚39万円のコートとか平気で紹介されてるし…。
今時の二十代は、そんなに高い服でも買うのかなあ??? それくらいの服を買えるのは、三十代になってからじゃないのかな? いや、高給取りのお嬢さんたちは買うんだろうか…。わたしが貧乏だからわからない世界なのか(涙)…。
一方、猫特集は、保坂和志とか寒川猫持とか、渋いあたりが死んだ猫の思い出話を語っていたり、なつかしの猫CMの特集がかゆいところに手が届く感じで語られていたりと、読み応えありました。とくに、新聞に載ったとあるキャットフードの広告についての感動秘話は、いい記事だったと思います。

雑誌の個性が出ているように思えて面白かったのは、各ジャンルの働く女性数人とその飼い猫を紹介するコーナーがあったところでしょうね。この猫は富士通のなんとかさんの飼い猫です、飼い主といっしょにはいツーショット、みたいな写真と記事が、10人分ほど並んでました。これが女性自身あたりだと、芸能人と飼い猫の写真だけで終わるんだろうなあ。あ、この雑誌にも芸能関係の人とその飼い猫は当然紹介されていましたが。
もちろん、企業にも宣伝になるんでしょうが、でも、そういう記事を読者は好んで読むであろうと想定して作られている本なんでしょうね、この本は。

食べ物メイク関係の記事も楽しかったし、いろいろあるコラムも面白かったし、いい時間を過ごせました。太田垣晴子のマンガまで載ってたし。
次はメイク特集らしいので、お化粧勉強中のわたしとしては、また買っちゃうかもしれません。ほんとは、出版社的にはちょいと好みじゃないとこなんですけどね…。
問題は、来月号が出るころに、わたしがのんびり本を読めるような状態にあるかどうかがわからない、というところにあるのでしょう。

それにしても、CREA。
猫特集のベネチアの猫たちの美しい写真には、癒されました…。
猫専門の雑誌よりも、猫の写真をいっぱい見ることができて、かわいい猫絵はがきのおまけ付きで、ああなんか、とっても楽しかったわ…。



2002年08月21日(水) 昼夜逆転

マリリン4を書いている間、朝十時ごろおきて、ひる夜と書き続けて、早朝まで書いて眠る、という生活をしていました。そういう日々が何週間か続いて、書き終わったころ、「ああもう終わったんだあ。休んでいいんだあ」という気持ちになってしまって、昼の一時頃まで寝てしまう癖がついてしまいました。
で、夜更かしして、朝まで何となく起きている、という。

こんな生活は、体によくないのです。
てきめんがたがきたので、ただいま、夜は十二時前に寝て、早起きする生活にシフト中です。でもなかなか、切り替わらない…。
今夜ももうほら、夜中の一時半…。

今日は、通信講座のお弟子さんの原稿二作を、やっとこさ添削して、それぞれのお宅に送りました。これ、ほんとはお盆の間の仕事にするつもりだったのに、おくれてしまって、申し訳なかったです。
人に教えること、人の作品のいいところ悪いところを掘り出す作業は大好きです。児童文学者協会の通信添削をやっていると、目に見えて、指導しているお弟子さんたちがうまくなっていくので、楽しいですね。

そういえば、福岡の占い師さん、わたしの適職は、「教えることと、話すこと」だといってたなあ…。教師役はむいているのかもしれない。

その仕事は、郵便局でやったのですが、そのあと、バスに乗って街へゆき、アリュールのアトマイザー入り三本セットやら、お化粧用品やらを買い込みました。
…どっちも、今安くなっていたからなんですが。
基本的に最近のわたしのお買い物は、あらかじめ欲しいものをリストアップしておいて、それをどの店(ネット含む)が安いかつねにチェックしていて、「今だ」と思った時、買う、っていうものなので、いまいち、優雅さにかけるのでした…。

で、シャネルのアリュール(オードトワレ)は、憧れてイメージで買ったんですが…わたしにはあわない感じでした。
アリュールは、香水を構成している六つだか七つだかの香りの要素のうちの一つが、その人によって強くかおる、つまりつける人によって香りが違ってくる香水、というのが売りの香水なんですが、わたしの場合、バニラが甘いんです。
いや、バニラは好きなんだけど…。
実はわたしはブドワールという香水が苦手でして、その甘さと似て感じるの。
甘さが重たく感じるんです。
わたしには苦手な部類の甘さでした…。

でもまあ、もう少し秋が深まって、温度が下がって空気が乾燥してきたら、またためしてみようかと思っています。
だって、人がつけていると、本当にいい香りなんですよ、アリュール。
あの品の良さ、すがすがしさを自分の体で香らせてみたいんだもの。

夜は弟が遊びに来て、なんだか語り合ったりしました。
そのあとは、このThinkPadに、フリーソフトの「てんらん」を作者さんのサイトからダウンロードしてきたり。これは今お休みしてるe-oneにはいれてたんですが、素人にも簡単に画像の圧縮ができる便利ソフトで、わたしはこれがないと、ホームページで使う絵を縮められないんですよ。そろそろ更新したいので、入手。
ああ、e-oneも、はやいとこ修理に出さないと。

合間に、某年下の友人君とメールのやりとり。
人生いろいろあるものだけど、苦しんだら苦しんだ分だけ、レベルはあがるよ、といつも彼にいっている言葉を、また贈ります。
わたしもそう思って、いつも前を向いて歩いているのさ。
いっしょに、がんばろうね。

今後の予定。ポプラの新作シリーズ1巻を近いうちに書いてしまいます。
岩崎のアカネヒメ新刊は、どうなるのかな? 打ち合わせによっては前後して書くことに。
あとはじっくり、小峰と童心社の書き下ろしと、新シェーラ1。
おお、何とか今年中に、依頼原稿は書き上がりそうな幸せな予感が!

…なんか忘れてるのなかったかな?



2002年08月19日(月) 世界のはての遠い野原の

ゆうべ、すず猫さんと長電話(ごめんなさいです…忙しいのに。しかし、あなたという人は、わたしが今までに出会った人の中で、偉大な人のトップクラスかもしれない…いや、マジで)、今日はお昼にポプラ社Nさんと長電話、夕方産経新聞Tさんと長電話、と、楽しかったです。
おまけに近所で、大学時代のクラスメートとばったりであって、話し込んでしまったり…。懐かしかったなあ。

ここのところ、ずっと仕事していたのと、お盆休みで世間の人がかまってくれなかったのとで、あまり人と口をきいていなかったんですが、それでけっこうのんびりしていたつもりだったんですが…。
うーん。自分やっぱり、孤独だったのかな?
ここ数日、体調がすごく悪かったんですが、それが治ってしまった。
いまは頭痛だけ残して元気になってるし。頭痛はまあ、一晩寝たら治るだろうし。

今日は、郵便局に行った帰りに、「あ、そうか、自分へのご褒美か」と思って(かもめ亭の凛さんの書き込みを受けて☆)、オーデショーメなんて買ってしまいました。週に何回もかよう近所の郵便局のそばに、香水やさんがあるというのも、あれですねえ(笑)。
今つけてますが、ローズティーの香りですね。決して、甘くはないです。なんていうのかな? 清楚ででもかわいい、くすんだピンク色のミニバラのポプリみたいなイメージです。ちなみに、オードトワレ。30mlで買いましたが、これはいずれ、もっと大きな瓶で買って、いつもつけていてもいいかもしれません。
ほんと、とってもバラ。押しの強くない、バラです。

今夜は、目上の友人たからしげるさんの新刊「闇王のいる街」(アーティストハウス)を拝読しました。少し前にいただいていたんですが、やっと読めた…。
すごくアメリカのモダンホラー風です。でなきゃ、角川ホラー文庫あたりに入ってそうな、日本の若手作家のホラーという感じ。
怖いです、はい。
詳しくはいずれ、サイトの方で紹介する予定ですので、今は簡単に。
ラスト、わたしだったら、もう少し「とりつかれた人」の事情について書くなあと思ったけど、そのへんは作家の個性だと思うし、あれはあれでいいのでしょう。
小鳥が重要なモチーフとして出てくるんですが、わたしも鳥を長いこと飼っていたので、鳥や鳥かご、鳥が立てる物音あたりの描写には、ううむう、と思いました。
映像的に面白い描写が多くて、なるほど、ホラーは絵なのねえ、と思いました。

世界のはての遠い野原の、誰もいないところにいきたいなあ、といつも思うけれど、そういうところにいくとしても、たぶん、携帯電話は持っていくのかもしれないなあ。わたしは…。



2002年08月16日(金) 先祖の守り

博多駅で、長崎に帰るかもめ号の発車時刻を待っていた時のことです。

時間を多めにとっていたので、のんびり、買い物などをしていたのですが、駅の地下街で見つけた占い屋さんを、ふらっとのぞいてみました。
「なんでみていただけるんですか?」
「手相とか、ま、いろいろですよ〜」
のりのいい(福岡女性って、みんなあんな感じなのだろうか)熟女の占い師さんでした。

へえ、手相かあ…。
と占いブースに入るわたし。<実は手相は自分で見られる童話作家。

手を見てもらう前に、ぱっとテーブルの上に出された紙は、九星で占う時に使う図面みたいなものでした。九星気学です。
ついでに名前も記入して、姓名判断。
これでこの金額なら、安いかな、とも思ったりして。

で、占い師さんがいった第一声。
「あなたは、ご先祖の守りがあついですね。かなり強力に守られてます」
はあ? 思わず、声がうらがえってしまいました。
それは、手相+気学ででたらしいんですが。

うーん。うーん。
実はわたしは、おそろしく先祖を大事にしない女です。
ご先祖様に手を合わせるなんて、数年に一度くらい?
うちの仏壇だって、何日かに一回しか拝まない。<ごめんね、パパ

毎日拝むものといえば、東側の窓においてある、なき愛猫ランコのためのお水と、道で死んでゆく名もない動物たちのためにおいているお水、それを朝にかえるそのときに拝んでいる−−あれはなんの神さまに拝んでるのかな、わたし。
少なくとも先祖の霊ではないと思う。
あ、あと、電話機のそばに置いてあるお稲荷さんのお札と、狐の人形には手を合わせてる。
「商売繁盛」って、つぶやきながら。

だいたい、地縁血縁って、嫌いなんですよ。
そんなもので結びつく人間関係は、わたしの好みとしては好きじゃない。
つきあう人は、自分で選んで、自分の意志で人間関係を作っていきたいといつも思っているので、あらかじめ約束されたつながりで束縛されたくはない。
そーゆーわけで、ご先祖様にもはなからすがろうとは思ってないです。

っていうか、うちの先祖って、母方父方、どっちも武士。
オカルト的にいうと、いろいろ怨念背負いまくりの家系のはず。
まあでも、父方はけっこう楽しいかも。
父方の家系は蘭学者とか、アマチュア画家とかいたらしいし。たぶんわたしの文才は、そっちの流れからきてる。
ひいじいさまは、なんだか大村藩でイイコト(なにかは忘れた)をしたというので、褒美に上野彦馬(あの写真家の元祖みたいな人ですね)に写真を撮ってもらったとか、死後、大村神社にまつられたとか、伝承の多い人物で、今げんざい「からくりサーカス」(とちゅうで昔の長崎が舞台になる、アクション伝奇純愛ファンタジー少年マンガ…って感じかな?)にはまっているわたしとしては、なんかいいかも〜な感じなんだけど、でもやっぱり、あの写真のおじさん(弟のサイトに写真がありますです)に甘える気はない。

一方、母方の先祖といえば、死んだ祖母の家の土間には、お札が張ってあったんですよ。
いわく、「昔、ここで悪い神さまを封じたから、お札を張ってます」。
なんでもナントカノミコト、って名前の悪い神さまが、母方の家に関わっているらしく、たたりがあるとかで、いろいろ田舎できくと、「あれもこれも」と、その手の話が出てきます。
わたしゃそんな、「たたる神さま(それも歴史がかってレトロそうな)」つきの先祖の守りは、辞退しますがな。

ああ、父方も母方も、何年も何年も、先祖に手を合わせてないですね。
思い出しもしないなあ。
そんなわたしを、守ってくださってるんですか?
ご先祖様……。
とか、うれしいより、後ろめたく思ってしまったものでした。
ひょっとしたら、ご先祖様は、わたしなんかより百倍も人間ができた人(?)で、わたしが「ご先祖様なんて、へーん!」とか笑ってる時も、にこにこ笑って、そう、今これを書いているノートパソコンのそばにたっていたりするのかなあ?
そ…それは、ちょっと申し訳ないです、ご先祖様。

占い師さんのところでは、いろいろぐちったり話を聞いてもらったりして、とってもリフレッシュしましたねえ。
ご先祖の話以外は、占い、あたってたと思いますし、いい時間を過ごせました。
いろいろ見てもらった中で、ぐー!と思ったのは、
「あなたは一生お金には困らないでしょう」
「仕事もばっちり、だいじょうぶ」
「来年からが、新しい運命の始まりの周期」というあたりでした。
吉凶半々なのは、
「恋愛運も結婚運もありますよ。少なくとも一人はでてる」。

…一人〜?

ってことは、もしも、その運命の赤い糸の人ともうであいずみで、何事もなくさよならしちゃってたりしたら、わたしの結婚運はそれでおしまいということですか(^^;)?

ご、ご先祖様。なにとぞよろしく…。







2002年08月14日(水) 覚え書き〜お盆の間にすべきこと

☆マリリン4,手を入れてから、教育画劇さん編集部のPCに送る。
☆児文協通信講座のお弟子さんたちの作品の添削。
☆てばさんに記念品お送りする(ごめんなさい! 遅くなりまして)。
☆できれば猫の墓参り。

ここに書いておけば、忘れないことでしょう(笑)。

その後、からだの具合はいいんですが、講演会(ほんっとに、きてくださった方々には感謝するのみ)と旅と暑さの疲れで、ちょいとストレス性の咳でてますな。
まあ、これは体質なので。しょうがない。

でも、今日は弟一家が遊びに来てくれたので、遅くまで話し込んだり、ごはん食べたりで、ちょっとのんびりしちゃいました。
明日からは、働こうっと。

今夜の香水は、のどの調子があれなので、お休みです。
昨日と今日の昼間は、モリナールのバニラマリンをつけてました。
もう、これが、バニラ・エッセンス!
そのもの!!!
でも、びみょーに、夏っぽい、海のような木のような匂いがするのですな。
わりと軽い香りです。そのかわり、飛ぶのも早いかも。

この香水、実は、ただで手に入れました。
福岡の博多駅内の香水やさんで、そのお店のあまりの安さと品揃えの良さに、いろいろ見繕って買ったら、おまけでもらえちゃったのです。らっき☆
ロングヘアのウイッグつけた、足のながーい、お姉さま店員さんでしたね。
博多駅の中の香水のお店は、他にもいろいろ回りましたが、どのお店の店員さんも、ノリがよかったなあ…。あれが福岡気質かしらん?

フルール・ダンテルディを入手できたのは嬉しかったなあ。
「秘密の花園」という名前に憧れていたのですよ。でも、入手できてなかったの。
なかなか手に入らない感じがしていたイン・トゥ・ザ・ブルーも安く買えたなあ。
ふふふ〜。
お金はかかるけど、香水集めは楽しいです。
香りはやはり、イマジネーションの世界への扉の一つ、だと思う。



2002年08月13日(火) あかりちゃん3才おめでとう☆

今日、8月13日は、うちの姪の誕生日です。3才になりました〜☆
もー、目が大きくてお鼻がかわいくて、不二家のペコちゃんみたいな顔してて、頭はいいし、声はかわいいし、自慢の姪っ子なんだよう〜♪
…とか書くと、おばさん馬鹿丸出しですか(笑)?

でも、かわいいものはかわいいんだから、仕方ないの〜v

またその子が、生まれたその日から、二週間に一回、あっている子となれば、早送りの映像を見ているように、成長しているのがみてとれるしねえ。
生まれた日は、手のひらにのりそうなほど、小さくはかなく見えた赤ちゃんが、今じゃあ、とたとた足音たてて、家の中走ってるしねえ。
わたしのこともちゃんとおぼえてて、「おねえちゃ〜ん」(わたしは「おばちゃん」でいいのに、弟の奥方様が気を遣ってこう呼ばせているのだな)と呼びながら、ぎゅーっと、抱きついてきてくれるし。
ああ、我が子でもないのに、こんなにかわゆい子どもから抱きついてもらえる幸福を、弟夫婦と、神さま、それから本人のあかりちゃん、ありがとう〜!

彼女が今日でもう3才になるんだと思うと、いろいろ思い出してしまいますね。
彼女が生まれる前、お母さんであるところの弟婦人は、つわりがひどくて倒れてしまったこととか。なんにも食べられなくなって、やつれちゃったんだよね〜。あれは一目見て、びっくりするくらいのやせ方でした。
おなかが大きかった時の、おなかをかばう仕草とか、表情とか、なんだか一つ一つ、思い出せてしまいます。絵みたいに神聖な情景をたくさん見ました。
弟も、奥さんと生まれてくる子供に対して、なかなかに、優しいところがあって、ほほう、と思ったりもしましたね。
そうして、姪っ子は生まれてきたのでした。

いま、弟夫婦が子育てをしているのを見ていると、人間一人育つのに、どれほどの労力と精神力がかかるものか、百分の一くらいは想像できるような気がします。
赤ちゃんは、おとながせわしないと生きていくことすらできないし、幼児はマナーやしきたりを教わらないと、人間として、成長できない。
この営みを繰り返して、人は新しい社会の成員を育てはぐくんできたんですねえ。

そんなことを考えつつ、児童文学作家としてのわたしは思います。
わたしの本を読んでくれている読者の子どもたち。
あのひとりひとりが、こうやって、お母さんから生まれて、両親をはじめとする人々に育てられ、成長し、字を覚え、本を読めるようになり、そうして、わたしの本を選んで読んでくれているんだな、と。
そうして、お手紙をくれたり、ホームページの掲示板に書き込みにきてくれたりするんだな、と。
かつては、赤ちゃんで、泣くことでしか感情を表現できず、寝返りもやっとだったような幼子が、今はそこまで大きくなったんだな、と。

その子どもが成長してきたということの感動と、背後にあるその子を慈しんできた人々の手を想像すると、自分の職業にまたひとつ責任を感じてしまい−−また、同時に、「やっぱり、子どもの本の作家でよかったな」と思ったりもするのです。
子ども一人一人の尊さを、どうしても、仕事で本を書いていると、忘れてしまいがちになるけれど、つい、massでとらえてしまいがちになるけれど、でも、それはいけないことなんだ、しっかりしなきゃ、と、思いました。

わたしは、知識を活字で得ることが好きです。
たぶん、物事を考える時、「客観的な視点で見る」ことをまず第一に考えるからかもしれない。だから、自分の感情をよりしろにした意見を展開してくるタイプの人や、そういう思考は苦手なわけで、そこから派生して、「何事も経験しなきゃわからないのよね」的な考え方には否定的になってしまう。
でも、こうやって生身の幼子にふれていて、初めてわかったことがあるのも事実なので、これからは、経験や体験というものの価値を、もっと認めてあげなきゃなあ、と、ちょっと反省したりしているのでした。

あかりちゃん、お誕生日おめでとう。
いろんな大切なことを、わたしに教えてくれて、ありがとうね☆
これからも、ずっと、ずっと、あなたが幸せでありますように。



2002年08月07日(水) 忙しいので駆け足日記

☆マリリン4は、どんどこ書いています。あと一章。今回、遺言とか最後の手紙とかが、登場するので、キャラクターにもらい泣きしています……。そうです、わたしはキャラといっしょに喜怒哀楽しちゃうタイプの作家なのです。こないだは、なんか息苦しいと思ったら、たちまわり書いてるとき、息とめて書いてた……。

☆朝まで起きて書いているし、あんまり食べてないわりには、体調いいなあ、とか思っていたら、今朝右腕にじんましん登場。しかも痛い! なんだこれは?
ああやっぱり、どっかでひずみがでてるんですねえ。

☆福岡講演会の準備。きょうはとりあえず、マニキュアを塗りました。それ以降のことは……マリリンがもう少しめどがつくまでは、なにもできません。できれば明日は、美容室に行きたいんだけどなあ。やっぱり、福岡の子ども読者さんの夢を壊したらいけないでしょうし……。土台はあれでも、努力だけはしていかないと。

☆少年サンデー連載中の、「からくりサーカス」(藤田和日郎)が……
いま、ものすごーく先が気になる展開になっていて、一刻も早く読みたいんですが、長崎では発売日が明日! まじで、深夜のコンビニに今夜行っちゃおうかと思うくらい、続きが早く早く早く、読みたい……。
久しぶりに、読者の側の気持ちを味わえて、めちゃくちゃ幸福です☆
わたしもあんなにおもしろくて、心に残る話がかけたらなあ。
ほんと、尊敬しちゃいます。

#今日の香りは、久しぶりのプルミエ・ジュール。
すがすがしくて、いまの季節にもいい香りですね。幸せ〜♪



2002年08月04日(日) 鶏ガラスープは美味でした

マリリン4,現在、270枚を越えました。
予定では、あと二章くらいで終わるかなあ?
予示と伏線と、設定の説明と、アクションの巻になってしまった…。
いいのだろうかと思いつつ、たぶんおもしろいだろうし、よいということにいたしましょう。
とりあえず、かけてるところだけ、明日、担当H氏に送ることに決定しました。

今日は、祖母の法事の日で、長崎で法事といえば、中華料理なので、今日もお昼は当然のようにごちそうでした。
前夜、胃痛のため、チャットをとちゅうで抜けたわたし。
食べられるかと思いきや…
味が濃くてあったかくて美味しいものが、少しずつ来ると、美味しく食べられちゃうものなんですね〜
ほんっとーに、美味でした。
とくに、終わりのほうででた、鶏ガラと野菜のスープは、「これをお持ち帰りメニューに入れて、売ってほしい」と懇願したくなるほどのおいしさでした…。
もいちど飲みたいよう(涙)。
でも、あれ単体じゃないんだろうなあ。

晩ご飯は、もういいかな、と思っていたんですが、結局、七時過ぎに小腹がすいて、冷蔵庫の卵とめんつゆと、乾燥ネギで、玉子丼(お子さまサイズ)を作って食べました。テレビアニメの「ワンピース」などをみつつ。
で、「やっぱり、こういうのはいいなあ〜」としみじみしてました。
友情、努力、勝利、それにプラスして、理想…かな?
物語の王道は、やはりこうでしょう。

ただいま、夜中の一時四十分ほど。
シャワーでも浴びてから、もう一仕事しようかな?

今日の香りは、午前中は法事だったので、サンのデオドラントスプレーのみ。
家に帰ってから、オートリードを使いました。
この凛とした香りは、やはりいいですねえ。わたしは、今年発売の夏の香水で、わたしが買ったものの中では、オートリードが一番好きでした。

夏の香水だけど、竹が入ってるんだし、お正月も使えないかな〜?
だめかな〜?



2002年08月02日(金) ゲストキャラと天才とハッピー

マリリン4は、地道に進行中。
ゲストキャラその4,登場。
この人は、「通行人A」のつもりだったのに、実際に一太郎の画面に打ち出してみたら、今回のメインキャラの一人に昇格してしまいました。
実に、その行をかくまでは、この世に生まれていなかったというお兄さんです。

しかし、この人が、大事な役どころでして。
いままでの1巻から5巻までをつなげるための、いろんな要素を持っている人で、なおかつ、今後のストーリーにも密接に関わってくる人で。
いろんな設定をしょって、登場してきてくれて。
「ああ、神さま、素敵なキャラを降ってこさせてくれて、ありがとう」
と、天に祈りました。

ここでいろいろその人に関する情報をかいてしまうと、ネタバレになって、本で読むときつまらないので、曖昧な書き方しかできないんですが、テーマからいって、その人は本当に大切な人で。

わたしはあのシリーズを、「ヒーローが世界を救う」話にはしたくないんです。
「無数の人の思いが歴史を作る」「いままで生きてきた人々の願いが、世界を変えていく」という話にしたいと思っているのです。
その上で、そのお兄さんは、テーマをまんま具現化したような人物なのでした。
ああ、詳しいことかきたいよう。でもまだここにはかけないよう。

ついでにいうと、「見た目が麗しく性格よろしく頭もいいのに、少し変」というキャラなので、かいてて楽しいです。やはり、いつだったかたしかチャットで、のるさんがいってたみたいに、「少し変」がポイントですね☆

でまあ、ちくちくとその天才肌のお兄さんを描写しつつ、たち回りなどかきつつ、しみじみ思ったのが、「わたしって、自分のこと天才って笑っていえるタイプの人が好きかもなあ」ということでした。実生活の話でも、ですね。好きっていうか、そういうタイプの人のほうが、つきあいやすい。
男女を問わず、自分の持ってる才能のことを、自然に笑って、ネタにしつつ話せる人がいいですね。「わたしって、天才だから」「だってぼくは才能あるから」ってふうに。さらっといえる人。もちろん実力あっての話だけど。
実際、そんな感じの天才肌の素敵な人が、友人知人には多いんですけど。

一方で、「わたしなんて…」ってうつむいちゃうタイプは、ちょい苦手かも。
なんか、そういう人にかぎって、実は強烈な自負心を持っていたりして、つきあいが面倒だったりするからな。で、「わたしなんて」といいつつ、心の奥では、「そんなことないよといって」とか念を放ってたりするのがわかったりすることもあるし。その手の、「自我を保つために他者の言葉を求めるタイプ」って、わたしは扱いが不得手なので、思いきり突き放して泣かれちゃったりするんですよね。はあ…。

今夜の香りは、クリニークのハッピー。
幸せな気分になれる香りらしいです。ふむふむ。
ジバンシーのオートリードに似ています。柑橘系だし。<ハッピーのほうが古いですけどね。
ただ、ハッピーには竹の香りがない分、軽くてふわっとした感じ。
夏の普段使いにいい香水っていう感じだと、本やら香水サイトやらにかいてありましたが、なるほどそういう感じです。
好きずきある香りらしいんですが、わたしは好きだったなあ。
とってもオレンジな香りがします。
瓶はいかにもクリニークな感じで、ちょっとフレグランスの瓶にしては、シンプルすぎるかも…



2002年08月01日(木) ゴースト・ディープナイト

マリリン4,やっとこさ波に乗ってきた村山です。
締め切り来週なかば(予定)。がんばろう、おー。<ちょっと小声

気がつくと八月です。なんかいつまでたっても、小学生気分が抜けないのか、八月にはいると、「ああ、夏休みもあと一ヶ月しかない」とか心のどこかで思っているわたしです。で、ほっとしたりして。秋になってもわたしは休みだったって。
…実際には、仕事の連続で休みなんかないんだけどね〜(^^;)

まあでもマリリン4は、進路変更してやっぱり正解だったというか、ゲストキャラ2&3も無事に登場して、なかなか魅力的に立ち回ってくれてるので、安心しているところです。かいててほんとに楽しいし。
ただ、今回クライマックスに予定していたエピソードが5巻に移動してしまったので、どこでどうクライマックスにするかが思案のしどころ。ラストシーンはできてはいるんだけど。
さあて。どうしようかな? なんかエピソードを考えないと。

いま現在マリリン・マリルーンは、仲間は全員消息不明、馬とははぐれ、頭に大けがして夜明け前の初めての街道を一人旅しているところです。食べ物も食料も荷物もなく、さあ彼女の旅はどうなるのか? でも、それでも妙に強気だし、お財布はしっかり持ってるところが、彼女らしいというか(笑)。

さてさて、香水日記です。
なんだかメールその他の反響をみていると、日々読者が増えつつある感のある香水日記。いい香水があったら、教えてください。みなさま。
今日は、日が明るいうちは、オパフメ・エクストリームをつけてました。
(おじゃるまる子さんのおすすめがきっかけで購入した、お茶の香り〜♪)。
で、今夜の香りは、なにげに入手した、ゴースト・ディープナイト。
透き通った水辺の花の香り、妖精のイメージのゴーストの、「深夜」ver.です。
ガラス瓶の形が、濃い紫色で、三日月の形をしております。箱の裏には、小さく、ミニスカートをはいた美脚のお姉さま魔女のシルエットのカットあり。

ええっと。
「媚薬」モードなんですか? これってひょっとして。
トップに本家ゴーストのもつ、優しい花の香りも残ってるんですが、その直後にわっとくる香りは、甘いバニラとお砂糖入り葡萄酒、って感じ。それに、「恋の秘薬のハーブを各種入れてみましたわ。いかが?」ってな、摩訶不思議なノリです。
うーん。これはたしかに、昼間つけるものじゃないかも…
なるほど、ディープナイト、なんですね。
夜のお出かけか、親密な仲の誰かといっしょの時の香りかな。

でも、単純に香水としては、わたしは本家ゴーストよりも、こっちの方が好きです。甘くて甘くて、うっとりするなあ。葡萄(だと思うけど…)の香りもほんとに素敵だから。ただ、嫌いな人は逃げちゃう香りかも、とは思ったり。
少なくとも、夏の真昼の人混みでつけるもんじゃありませんですね。
冬になって温度湿度が下がったら、ちょっと挑戦してみたいけど。

ついでに今夜の爪の色。
コンビニ化粧品(だけど好き)化粧惑星のクリア・ブルーの上に、ボディショップのスカイを重ね塗りしてます。まぶしい夏空か、はたまたプールの水のきらめきか、という感じ。しかし、わたしの肌の色って、どうしてまともなピンクより、青や緑の方が似合うんだろう? なんだかなあ。
仕事が済んだら、マーブルとかフェザーとかシロップとか、いろいろと、ネイルアートにも挑戦してみたいものです。

それにしても、今夜は眠い…。
寝てるひまはないのに眠い…。
うーん。なるべく早く眠れるように、今夜は努力してみようかなあ?
でも、一日でも早く完成させたいんだよねえ…。Hさんに悪いし。


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