西方見聞録...マルコ

 

 

再起動 - 2006年02月20日(月)



先週木曜まで3月に締め切りが迫ってきている投稿論文かいてたんだが、金曜は5月に学会で発表する予定のお題に関するフィールドワークでなんだか遠方に出かけた。そんでその調査報告をさっき書き上げたので(この調査は共同研究なんで調査したら必ず報告書を書かないといけないのよ)、さて、締め切りが迫ってきた論文の執筆に戻ろうかと思ったらなんか筆が止まっちゃってるんである。先週の水曜あたりにはかなり神が降りてきてる感じだったのに〜。なんか一回違う仕事に取り組んじゃうと、元の仕事に戻って、再起動に時間がかかるかんじ?

これは以前やってたプログラムオフィサー業務といわいる研究との大きな違いかも。昔はマルチタスクで3つや4つのプロジェクトを平行して平気で報告書書いたりシンポで発表したり異なる作業から異なる作業に自在に移動しながら仕事を片付けていた様に思う(思ってるだけかもしんないけどさ)。

そう思ってその旨あめでおさんに言ってみたら
「それがあんた、慣れてくると、3秒で再起動できるようになるんやて。Nさん(カルフォルニア沖でフィールドワーク中、水死してしまったあめでおさんのお友達でネイチャーもサイエンスもドンと来やがれな人だった)なんか大学の会議中メモ取る振りして論文の結論が書けたらしいで。わしはいまでも研究室の机座って再起動しなけりゃ、かけんけど。道を極めると宴会の最中に尻にボールペンはさんで論文書けるんやて」

らしいです!だれか、宴会の最中云々はまあおいといて、会議中メモ取る振りして論文書ける人いますか???

、、、、って遊んでないで地道に時間かけて再起動しよっと。



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飛火野ー春日大社 - 2006年02月18日(土)

今日も今日とて1号さんの喘息定期健診、のち奈良公園散策。
今日は暖かいから久しぶりに鷺池でボートにでも乗ろうかと来てみると、、
池の水が抜かれてました。水のない鷺池。なんか貴重な気がして激写。




次に飛火野に移動。
誰もいませんでした。私たち家族と鹿のほかには。興福寺や春日大社参道のほうには結構な人出だったんですが、冬の飛火野、結構穴スポットかも。




そんでまあまあ人のいる春日大社に行くと、舞楽の実演をやってました。
ラッキーと思って観覧。


しかし春日大社の神主が意見表明の文章を神社前にでっかく載せてんですが、ちょっこり賛同しかねる内容でした。「日本人は古来心の優しい民族だったのに第2次世界大戦で凶暴のような印象を押し付けられ、それが今の若者の心の乱れにつながってる。」ってさ。
「日本人」ってそんなに簡単にくくって、その実態は何かしらん。
昔も今も心の優しい人も凶暴な人もゆたゆたとこの領域内にいて、外国由来の人もこの領域で何世代か続いている人も「何とか人」の前に「だれかさん」として、それぞれによくある日常をただ重ねていたのではないかな〜。


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ちゃんぐむさん、どうもありがとう。 - 2006年02月15日(水)




 さて年末東京に帰省した際、「宮廷女官チャングムの誓い」に大はまりにはまっていた実家両親のおかげさまで私ども家族もラスト3回をばっちり視聴し、たいへんチャングムファンになって奈良に帰ってまいりました。

 本日、奈良県立図書館に行こうと思って午前11時ころJR法隆寺駅で、電車を待っていると、女子大生らしい女の子がマルコに声をかけてきました。

「なんじですか?」

 どこからどうみても日本人にしか見えないんですが、発音がネイティブ日本語スピーカーと違います。何時か携帯の画面でお見せすると

「ありがとう」

 とおっしゃいます。「観光ですか?」ときくと

「はい韓国からです。」

「あ、いやいやサイトシーイング?」

 というと「Yes」

 とおこたえになられました。ちょっこり英語が出来るけど日本語は出来ないということで奈良駅まで二人で怪しい英語で会話します。

 彼女は今朝、法隆寺観光をしてこれから奈良にむかうそうです。斎州島出身で大学の卒業旅行で日本を旅行していて本日で16日目。京都では北部の方の猿の放し飼いにしている観光スポットに行きたかったけど、お寺に夢中になってて行けなかったので今日は奈良公園で鹿の放し飼いが見れてとても楽しみだそうです。(京都の猿の名所ってどこでしょうね?私知らなかったんですが)

 で、マルコがそういえば法隆寺の建物はチャングムの誓いに出てくる王宮とても似てたでしょ。というと一瞬「ちゃんぐむ」が通じなかったんだけど「有名な韓国のTVプログラムで。」というと「ああ!ちゅんぐむ?」と驚かれて「見たんですか?」というので「はい。見た。ラストがとてもよかった。」(ラストだけしか見てないんだけど)というと、冬のソナタのヨンジュンが人気なのは知ってたけどチャングムまで人気とは知らなかったそうです。

 飛鳥時代はたくさんの技術が韓国から入ってきた、とかチャングムはジェンダーの観点からとてもいい番組だとおもう。とか話が弾みました。 

 チャングムさんありがとう。チャングムさんのおかげで法隆寺から奈良まで初対面の私たちはとっても楽しくお話が出来ました。

 ところで女子大生の彼女に「どの観光地にも韓国人がいっぱいいるの。気になる?」と聞かれたんですが「いや〜日本人と区別できないよ、おんなじ顔だもん。私あなたのこともしゃべるまで日本人だと思ったよ。」というと「ほんと?」とうれしそうでした。

 そういや私も中国を旅行したときは中国人と間違えられると「やった!」と思ったし、韓国に行った時は韓国人に見られたいと思ったっけな。なんでだろ。なんとなく現地化するとうれしいんですよね。私も18年くらい前の自分がへなちょこバックパッカーだった時代を思い出してああ、わかるな〜と思いました。

 彼女の残りの旅が楽しい、実り豊なものになりますように。心で百済観音にお願いしときました。



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無力なる母 - 2006年02月13日(月)



 1号さんインフルに罹って治ったんですが、なんつうか大変お痩せになってしまいました。昔から痩せてらっさるんですけど、「だいじょぶか?あんた」って感じの痩せ方です。母は少しでも太らせようと、滋養の高いものを食べさせるんですが、大変気前よく排便なさるようなので、全然太りません。思い余って就寝前に「そうだ、チョコホットケーキでも焼こうか?」と聞くと、1号さんが答えるより先におKさんがその会話をお聞きつけになって「ホットケーキ、Kちゃんたべる!」と元気に雄たけびになられます。

 このおKさんの方は正規の食事はまあ食べたり食べなかったりするんですが、とにかくおやつ大好きでなんか「脂肪肝になるんじゃないの?」って感じの食べ方をなさいます。家庭内でインフルエンザが発生したのに病も彼女をよけて通る様で、風邪ひいても咳が出るくらいで熱も出さずに元気に保育園に通いながら、自然治癒してしまします。

 そんでまあホットケーキを焼くと1号サンがひとくちふたくち食べる間に、ずももももっと掃除機の様にホットケーキをお平らげになり、文字通り恵比須顔で微笑まれます。

 (お肉を)持たざるものはますます貧しく、持てるものはますます豊になってまいります。

 こちらのお肉をあちらのあばら骨の上に移植したい。

 二人の娘のお肉と食欲の偏在の前に母は無力でございます。




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バイカルチュラル(二文化保持者)の力 - 2006年02月12日(日)

アフリカのマラウィから知らせが届く。
「青年海外協力隊員で、マラウイで活動中の山田耕平隊員(村落開発普及員)が、危機的な状況となっているHIV/エイズの予防啓発のためにつくったキャンペーンソングが現地で話題になっている。売り出していないにもかかわらず、マラウイのヒットチャートで1位になるなど、HIV/ エイズをテーマとした曲としては異例の広がり。このほど現地のレコード大賞にもノミネートされた。」

というニュース


マラウィ側のスタッフと山田耕平さんがコラボレーションで唄ってる映像がこちらで見れて音も聞ける。

懐かしいアフリカ。
それを恐れることなく日本的な視点で切り取り、現地の人気歌手のムラカ・マリロさんやコンピュータ技術隊員、AV機器隊員の協力を得て、これだけ影響力の大きい仕事に持って行った。

すごいと思う。

14年前、私はエイズ知識を含むリプロダクティブ知識の普及を任とする隊員としてケニアにいた。内務省の人口局の組織の中でケニア側スタッフとの調整に走り回って2年間が終わった。組織のあり方を壊さぬように、ケニア文化の枠の中でしか動けなかった。

青年海外協力隊は基本的に支援相手国の公務員として着任するのでこの山田氏のような破天荒な働き方は当時の私には想像できなかった。

あの時の私は何を恐れていたのだろう。

せっかく異文化を背負っていったのに、2年間異分子としていくんだから思いっきり自分の異分子パワーを炸裂すればよかったじゃない。でも私は適応することにただもがいていたように思う。

山田さんの唄と懐かしいアフリカの大地の映像を見ながらただ涙が止まらない。異分子であることの力、二つの文化のハザマに立ったものが発揮する爆発力ってこういう事を言うんだなと震えた。

山田さんの活動に心から拍手を送りたい。そして一人でも多くの人にこの歌を聴いてほしい。

(ちなみにマルコが取り組んだ地味なエイズ知識普及活動の様子はこちらの本に4ページくらいでまとまっている。)


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たまごっちをもとめていにしえの都を歩く - 2006年02月11日(土)


さてファミリーメンバーの誰も寝込んでなくって、特に予定のない晴れた休日。
本日、私どもはどこに行ったかというと、、



行ったかというと、、、




ここだ!平城宮址!




つうても最初から平城宮址を目指したわけでなくて、大和西大寺のならファミリーというショッピングセンターで、1号さんがご自分のたまごっちとショッピングセンターとかに置いてある「でかたまごっち」を交信させたいとか抜かすんですわよ。何のことやらわかんないんですが、まあとにかく、病も癒えたし、まあ彼女の希望もたまには聞いてやろうということで、バスと近鉄乗り継いで西大寺へGO、でございます。

しかしならファミリー、JUSCOと近鉄デパートが入ってるんですが、どっちのおもちゃ売り場には「でかたまごっち」はおいてません。王寺の西友にはあるのにな。さすがハイソだぜ>ならファミリー

そこで徒歩で平城宮址公園を突っ切って近鉄大宮駅前のイトーヨーカドーを目指すことになったのでございます。

つまりこの平城宮址公園散策はでかたまごっち求めて、ならファミリーからイトーヨーカドーへ移動するまあ、移動経路だった訳ですな。

しかし親は平城宮址を堪能させていただきました。
資料館(無料!展示も上手い)もばっちり見ます。
春のサクラのころは美しいでしょうな。鹿がいないので糞もなく座っておべんと食べてもデンジャラスではございません。

そういやこのへんは畏友さるとるご一家の縄張りだからその辺をさるとるご一家が歩いているかも、とかきょろきょろしたりいたしました。(当然ですが歩いてませんでした)




大極殿も再建中。完成したらきっと観光スポットとして今よりも、もっと華やぐでございましょう〜。




平城宮址のなかを元気に走る近鉄ビスタカー。結構斬新な構図ですな。




そんでイトーヨーカドーのたまごっちマニアの集う「でかたま」前へ参ります。そうすっとこんな風に見知らぬ少女(右)にナンパされてたまごっち同士で交信をしたりする訳ですよ1号さん(左)は。お互いが異性の適齢期のたまごっちを養育しているとここで結婚なんてこともあるそうです。わからん。




そして念願の「でかたま」との交信。
こうやって、ショッピングセンターに子ども呼び出すってことは親にも着いて来て何事か消費行動に走れってことだろう?え?

しかし我が家は、ならファミリーでもイトーヨーカドーでもびた一文お金を使いませんでした。朝ご飯が遅かったので昼食なんて「ヌキ」でした。お金使ったのは平城宮址資料館の休憩所の自販機でココアとお茶を買ったときだけでした。

ふう、今日も1日(お金を使わないわりには)充実しておりました。



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ハリーポッターとレイシズム - 2006年02月10日(金)

さて、「ぽん太の大冒険」についてである。

第5巻の「不死鳥騎士団」を読んでる時、ちょうどイギリスの多文化教育の盛衰に関する本を何冊か読んでた(おもにこんなん→佐久間孝正 1998「変貌する多民族国家イギリスー『多文化』と『多分化』にゆれる教育」 明石書店)。

で、ぽん太の作者のJKローリングスがこの物語を通じて言いたいことって、ずばり「レイシズムとの戦い」なんでないのかな、と思った。

似たようなこといってるブログはないかなと「ハリー・ポッター」とか「レイシズム」をキーワードに検索したら、あった。
これとか。ふむ、やっぱし、私のオリジナルな見解じゃないみたい。残念。

第2巻「秘密の部屋」でぽん太の敵役が由緒正しい代々魔法使いの家同士の結婚で生まれてくる魔法使いのことを「純血」と呼んで、普通の人間(ぽん太の世界ではマグルといいますな)から生まれてくる魔法使いことを「穢れた血」という差別用語で呼ぶ、と言うシーンがある。主人公とその仲間たちはそういう差別思想を思いきり「狂ってる」と思うし、主人公の母親や親友にそうしたマグル出身の魔法使いを配して純血思想への対決姿勢は最初のほうからかなり判明してた。

そうしてぽん太がシリーズ中一貫して戦っている闇の魔法使い「ヴォルデモード」(この人は15年前、アカンボのハリーになぜか滅ぼされて、1、2、3巻では休眠状態、4巻結末で復活し、5巻のやっぱ終盤で攻めてくる)はこの純血思想のもと恐怖支配を行った。そのヴォルデモートの支配した時代についてこんな、記述がある。

「(両親は)なんと、ヴォルテモートが正しい考え方をしていると思っていたんだ。魔法族の浄化に賛成だった。マグル生まれを排除し、純血の者が支配することにね。両親だけじゃなかった。ヴォルデモードが本性をあらわすまではずいぶん多くの魔法使いがやつの考え方が正しいと思ってた。」(第5集上巻184ページ)

 この闇の魔法使いたちの純血崇拝はレイシズムのパロディーなのかなと考える。

 第2次世界大戦のころ、レイシズムはナチズムという最悪の形でヨーロッパを吹き荒れたが、戦後ナチズムと第2次世界大戦への反省から、国連が結成され、平和や人権への意識が世界的に高揚した。アメリカで起こった公民権運動は人種的・性的マイノリティの権利意識を高揚させ、それまで横行していたあからさまな人種差別や性差別は少なくても建前としては表明しない世の中へとパラダイムシフトした、と私は理解している。しかしここにきてのナショナルフロントや国民戦線といったネオナショナリスト勢力の盛り上がてきている。

 この「ナチズム⇒戦後から最近までの人権意識の高揚⇒ネオナショナリズムの台頭」

「ヴォルテモートの支配時代⇒15年間のヴォルテモートの沈黙⇒ヴォルデモートの復活」

と、相似関係なのかな、と思う。

 で、復活したヴォルデモートに対して早急に対策を打ち、戦うべきだとハリーのお師匠さんの魔法学校の校長ダンブルドアが主張する。それに対して、政府であるところの魔法省はヴォルデモードの復活を頑として信用せず、逆にダンブルドアが魔法省転覆を狙ってデマを飛ばしているのだ、と決め付け、魔法学校への干渉、ダンブルドアの追放へと対応をエスカレートさせていく、というのが5巻のお話。

 この「闇の魔術師とその仲間」と「ダンブルドアを中心にしたホグワーツ魔法学校」とさらに「魔法省」の3つ巴の葛藤は「ナショナルフロント」と「多文化教育のとりでだった地方教育局」と「サッチャー保守党政権」の葛藤と微妙にダブる。

 イギリス教育界の移民子弟に対する対応は1950年代〜60年代の同化主義、70年代の統合主義の時代を経て、80年代、多文化主義の時代に入る。移民子弟の多い地域の地方教育局は多文化教育の砦として数々のリベラルな教育を展開した。イギリスに存在するどの文化も対等であることをみとめ、レイシズム(人種差別)と対決(対決のための細かい禁止事項とガイドライン策定)、多文化社会構築のためにマイノリティの要求へのきめ細かい対応等を基本に、レイシズムを克服する次世代を育てる試みが行われた。さらに無知から来る偏見を克服するために「ワールドスタディーズ」と言う必須科目を設置し、移民送り出し側のパンジャブ地域やカリブ、アフリカの文化伝統を学習する機会が持たれたり、既存の歴史科を植民地側から読み直す試みなどもされた。

 こうしたイギリス教育界(特に地方教育局)の動きに対しナショナルフロントは特にリベラルな教育をする教師の実名をHPで公表し『ルーニー・レフト(気狂い左翼)』とバッシングする。

 こうしたレイシズムとそれと戦おうとする教育界に対してサッチャー保守党政権が行ったのは1988年教育法の施行だった。

この教育法は簡単に言うと

・教育の決定権を地方教育局から国または各学校へと委譲する

・コアカリキュラム(重点科目) 数学・英語・科学と基礎科目 外国語・歴史・地理・技術・音楽・体育を設定し、7歳と14歳と16歳で全国統一テストを実施する。コアカリキュラム偏重。成績の悪い学校は生徒獲得が難しくなる(=予算配分を減らす)。

というものだった。

 政府はレイシストよりも教育界を標的に『改革』をしたのだ。ヴォルデモートと対決するのを避けて魔法学校の改革に乗り出した魔法大臣ファッジのように。

 魔法省によって魔法学校に送り込まれたアンブリッジ先生が次々と改革を繰り出す。同僚教師に対して、『教師は教科以外は教えてはならない』という新しい教育令を出す。自身の担当する『闇の魔術に対する防衛術』では「理論さえ習得していれば実際の戦い方は知らなくてよい。」といい延々と教科書だけ読ませる。それに対して生徒たちは「(学校の)外の世界で待ち受けているものに対して準備をするのよ」(第5集上巻512ページ)と、社会に出て実際に闇の魔術師たちと戦わなければならない場合に備えて自ら学習するグループを立ち上げる。


 まあこんな記述をいちいち現実のどういう状態を風刺してるのか読みかえながら、読んでいくと、ハリーポッターもなかなか楽しい。今1号さんの要求に従い、また1巻から本気音読に再び取り組まされてるんだが。

 今後ラストに向けて、ハリーポッターがそのたくさんの読者とともにどちらに向かうか楽しみである。




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核心を突く - 2006年02月01日(水)



MIXIの方であがささんが使われて以来、マルコのキーワードとなってます>「核心を突く」。

さて、核心を突く女 1号@八歳児。

1号の国語のノートが食卓にほっぽりだされていたので、深夜、マルコ手に取ってぱらぱらと眺めてみる。どうやら「父は、、、」「母は、、」といった家族をテーマにした短文を書くという課題が出たらしい。

ノートにはこんな文章が書き連ねてあった。
「父は、いつもおもしろい。」
「妹はほんとうによく食べる。」
「私には兄がいない」
「私が姉だ。」


てなかんじ。ほうほう。なかなか現実に即した文章をお書きだ。じゃあじゃあ、この母たるマルコさんはなんて表現されてるかな? わくわく。

「母は何ごとにも雑だ。」
、、、、ぎゃふん。



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