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指輪物語関連ファイル

YUKI


2003年12月20日(土)
 意識的に


映画の情報をシャットアウトしております。
公開時に心から楽しむために。
自分の目で見るために。
まあ、少し熱がさめたというのもあるんだけれど。
そういう自分を引き戻すくらいの
映画だったらいいなあ。




2003年12月03日(水)
 <TTTのSEE>特典ディスク


今度のSEEは隈なく全部見る時間がないので、
とりあえず脚本と俳優関連だけ拾ってみています。
特典ディスク1は最初のふたつだけ見ました。
一個目では映画と時事問題とのからみについてPJが語っています。
私の考えとは違うので、このへんが指輪物語の解釈でもずれるんだろうなあ。
二個目では、トールキンの原作と映画が違うのは何故か、ということを
脚本の三人が説明しています。
ファラミアの性格の改変と、アルウェンの役割の変化について。
ネットでの原作ファンの反対によって、アルウェンの役割が原作寄りになったと
言っていました。ファンとしてはそれで良かったと思うけれど
リブがたまたまそういうページを読んで涙が出たと言うのを見て
それはかわいそうだったかも、と初めて思いました。
行動的なアルウェンだったら、リブは適役だったかもしれない。
ファラミアについては、指輪の魔力を示すために弱さを描いたという話。
人間的なファラミアという描き方でもいい思うけれど、
セオリーどおりの映画の文法を守る必要もなかったんじゃないかなと
思ったりしました。

特典ディスク2のカメラが捕らえた中つ国というのが
なかなか盛りだくさんでおもしろかった。
ショーン・ビーンとデビッド・ウェンハムがコメントしている部分がありました。
ヴィゴ関連のエピソードてんこもり。ブレゴだの、頭突きだの、ヒルおじさんとの悪ふざけだの。
それにもまして、出演者が楽しんで一生懸命なことがわかって
簡単に悪口を言ったらいけないなあと、思ってしまうんでした。


2003年12月02日(火)
 <TTTのSEE>コメンタリー(俳優編)


FOTRと同様TTTのSEEには四種類のコメンタリーがついています。
最初に聞いたのは俳優編。だって、一番おもしろいんだもん。

ドムビリ最高!!
映画を見ながら漫才してます。
ラストクレジットを見ながら、コメントするのも楽しい。
ショーンビーンについては「シャープをやったショーン」って言ってましたよ。

今回は四人組で見てるわけではなくて、
イライジャ、ショーン・アスティン、アンディー・サーキスの三人。
ドミニクとビリーの二人。
ミランダ・オットーとバーナード・ヒルが一部一緒に話をしていました。
オーリ、ウェンハム、リー様、ジョン・ノーブル、ダーリフ
ショーン・ビーン、クレイヴ・パーカーは単独でコメントしていました。

やっぱり私はショーン・アスティンが好きじゃないなあと思いました。
どうにも、こうにも、原作から遠い考え方をする人だということが
コメントを聞いているとよくわかりました。
話がやばくなりそうになると、アンディやイライジャが
無理やり話題を変えていました。
それでも最後に、みっともなくて田舎くさいホビットなんか演じたくなかった。
英雄的で高潔なところを描きたかったと、言い放っております。
・・・

今回もヴィゴは参加していないのですが、
またしても全員ヴィゴのことを絶賛しています。
なんとなくそれを聞くとうれしい。
ショーンやウェンハム、ジョン・ノーブルの執政親子は
語りも聞いていて耳に心地よかったです。
意外とバーナード・ヒルの声が若くてフラットなので驚いたな。
リー様はバラヒアの指輪についてウンチクを語っておられました。

四時間近く話しを聞いていると、演じる役柄とは違う普段の性格が見えるようで、
雑誌やテレビのインタビューとは違う一面が楽しいコメンタリーでした。


2003年12月01日(月)
 <TTTのSEE>本編


とりあえず本編を見ました。
いろいろと細々とエピソードが足してあって楽しかった。
見たかったあのシーンこのシーンがてんこもりです。
劇場版でつじつまのあわなかった、いろいろなことは
時間短縮のためエピソードを削ったためであることがわかりました。
加えたことによってふくらんだのが、ファラミアとメリピピ。
反対に加えたことでしぼんでしまったのがエオウィン。
ほんとにアラゴルンとエオウィンの描き方が中途半端でヤになっちゃうなあ。
ご老体のお世話をしている女の人があんなの作るわけないし、
野伏の馳夫さんがそんなことするわけないでしょう。
困っちゃうな。
ボロミアが良かった。違和感が全くなく、もっと見たかった。
執政親子で別の映画作って〜という感じ。
原作既読者にはうれしいシーンが多かったのですが
映画としてみた時に、これを劇場公開するわけにはいかないということは
SEEを見ていてわかりました。寄り道が多いと映画の勢いがなくなる。
だからカットすることは悪いことじゃない。
カットして組み立てたものが矛盾せずに、
カットされたものを想像させるような密度を持っていれば問題ないわけですね。
劇場版はその辺の詰めが甘かったかなあと思いますが、勢いはある。

久々にTTTを見て改めて思ったのですが
この映画にはFOTRにあったような求心力はやっぱりない。
細部がとてもよくて、役者も揃っているのに、
登場人物の気持ちに一本通ったものがなくて集中できないのでした。
最後のサムのスピーチをカットしてくれ。
原作の精神から遠いと私は思う。
スピーチじゃなくて、本編で表現してほしい。