ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2006年04月30日(日)  あるパン屋

金曜日に母と駅前のパン屋兼カフェで待ち合わせた。
着いたのは18時過ぎ。
私はお昼がうどんだったので小腹が空いていて、
ちょっと何かつまもうと思っていた。
お店に入ったらパンが置いてあるべき棚ががらんとしている。
あるのは食パンとフランスパンくらいで、サンドイッチですらない。
変だなと思いつつカウンターに直行し、
「中で食べたいんですけど、パンはここ(カウンター)で注文するんですか?」
と一応聞いた。
「いいえ。そちらでお取りください」
定員さんのその言葉に、私はもう一度パンの棚を見た。
やっぱり食パンとフランスパンしか見当たらない。
逆に厨房の方を見ると、なんかデッキブラシで床をこすっているのが見える。
増産体制にあるとは思えない。
「もう閉店ですか?」
「いいえ。20時までです」
「パンって、あそこにあるものだけですよね?」
「はい」
普通カフェで食パンとフランスパンに齧りついたりしないと思うんだけど、
きっと私の誤った認識なんだろう。
どうせすぐ夕食だから我慢するか。
結局、ホットミルクを頼んで席に着いた。

あの町はこういうところが田舎くさいんだよなあ……。
売り切れ続出なんてものすごい人気店みたいだけど、
普通にフランチャイズのパン屋だし。
二時間も食パンとフランスパンだけでしのぐなんてすごいことじゃないかと思うんだけど、それが当たり前の顔してるのが更にすごい。

2006年04月29日(土)  情けは人のためならず

金曜の夕方、外出先から直帰で実家に帰った。
美容院行くことも考えてたけど、
結膜炎でコンタクトが使えず目が見えない状態では不便なので断念。
7月はじめの踊りの勉強会が終わるまでは髪伸ばすか……。

祝日が土曜日というのは「もったいない」と思う。
日曜だったら振り替えで月曜日休みなのにね。

昨日の夜、母とスーパーで夕食の買い物をした。
北海道のにしんがおいしそうだったので、買ってみた。
包丁でお腹を切ったら、なんと子持ちだった。
それを見た時に、思わず「申し訳ない」と心の中で手を合わせた。
人間はこうやって植物や動物の恩恵を受けて生きているのです。
食物連鎖の図で言えばとりあえず今は人間は何かに食べられるということから免れているけど、彼らはこうして身を捧げている。
普段魚さばいたりしないからそういうことに無頓着だった。
たとえば羊とか牛や鶏の屠殺を残酷だと言うことは簡単だけれど、
実際のところ私たちはその過程を経た肉を食べているということを
忘れちゃいけないんだと思った。
食べることはある意味残酷なこととわかって
日々感謝しなくちゃなあ。
あ、にしんは塩焼きに、卵は煮付けて全ていただきました。
(繊細な子どもだったら普通食べられなくなるところだろうけど、
そのあたりはドライな私。)
ごちそう様です。

母は一人暮らしの職場の女の子たちに
時々作った料理を持って行ってあげるのだそうです。
野菜不足だったりするから。
私は年上の方々から親切にしていただく機会が比較的多いのだけど、
それは両親がそうやって誰かに何かをしていることの恩恵なのだと思う。
もしかしたら両親だけじゃなく、そのまた親の世代とか更にずっと昔のご先祖様だったりとかがしてきたことかもしれない。
感謝感謝。ありがとうございます。
すぐそういうこと忘れちゃうんだけど、
時々ちゃんと思い出して感謝しないとダメだな。
……なんてことを考えた実家滞在の休暇でした。

2006年04月27日(木)  酔っ払いの後始末

火曜の夜、うっかりコンタクトレンズをつけたまま眠ってしまった。
その影響らしく、両目が激しい結膜炎に襲われております。
こんなことになったのは初めてで本人が一番驚いている。
眼科医には、コンタクトに慣れた人にありがち、と笑われた。

喉のつかえもとれないままなので、ついでに耳鼻科に行ってみた。
ファイバースコープで喉を見てもらうことまでしたのに、
結論は、「気のせい」でした。
気のせいでこんなんなるんかいな?
ここまでやってそう言うならそうなんだろう。
私も一緒に画面を見ていたが、確かに何の問題もなさそうだった。
医者は声帯の写真をお土産に私にくれた。
渡されてもどうすればいいのか途方に暮れた。

今日の午前中はそんな風にちょっとメンテナンスをしてきた。
突然いつもはしない眼鏡をして出社したのでとても目立つ。
メイクも薄くかなりスッピンに近い状態なので顔色も悪いかもしれない。
兎の目状態を見て「泣きすぎたの? 大丈夫?」と心配してくれた人がいた。
周囲の人たちはもしかして、私が失恋でもしたとでも思っているかもしれない……。

火曜に飲んだ帰り、電車に乗ったら残業組が帰ってくるのにばったり会った。
その時の酔っ払い加減から、一緒にいた男性は「ザ・酔っ払い」と命名された、と言っていた。
そりゃあ残業疲れのしらふの人から見ればそんな悪態の一つもつきたくなるだろう。
私も結局酔ってたんだよなー。
眠気に耐えられなかった「ザ・酔っ払い」でした。

(目の前にいるダンナを見て、なんでこの人なんだろう、酔ってたんだ……、って自問自答するCMがある。結構好き。)

2006年04月25日(火)  会社帰りに

会社の人たちと、こじんまりと飲みに行きました。
最近わかったんだけど、ちょっとだけ電車乗れば、
いいお店エリアがあるのね。
前の場所に比べたら便利とはいえないけど、捨てたもんじゃない。
今日行ったお店は、元倉庫だったところを改装したお店だとかで、海は見えるし、天井高いし、とても素敵な雰囲気。
去年行ったサンフランシスコの海辺のお店みたいで私はすぐに気に入った。
お料理もおいしかったし。(少々お値段は高いのだが。)

仕事で来られなくなった男の子が途中で電話をくれた。
ちょっとうらやましがらせようと(我ながらイヤなやつだ)
「すっごくいいお店なのに」
と言ったら、行ったことがあるから知ってると言われてしまった。
その後は、一体誰と来たんだ、と本人がいないのをいいことに
勝手に空想噂話をしていました。
(結論は、合コン。さもありなん。)

本日は肩の力が抜けた楽しい会でした。

2006年04月21日(金)  バッテリーチャージ

火、水、木、と毎晩飲んでました。
「それだけ聞いたらとっても元気な人(=体力のある人)みたいですね」
と月曜日に日付変更線まで一緒に残業した同じ部署の子に呆れられました。
仕事とプライベートは別のバッテリーを使い分けているのです。
仕事の体力と気力はガス欠寸前でも、
プライベートの方はまだ余力ありです。
知らなかったでしょ。ふふ。

仕事は確かに忙しい。
忙しいけれども、それによって自分に与えられた大切な機会を失いたくはない。
仕事とプライベートで「どっち!?」という時、
基本はプライベート優先でいこうというのが今年の私の抱負。
ちゃんとコントロールしないと、どっちも楽しくなくなっちゃうから。
初志貫徹ですよ。コントロール不足で時間は遅くなっちゃったけど。

友だちに会って、しゃべって、笑って、
おいしいものを食べて、飲んで。
いいじゃん、それで元気になれるんだから。

2006年04月17日(月)  5年後はもっと優雅に

上司に増員してくれと直訴をしようと思っていた。
でも今日、世間話にまぎれて、増員は人事に依頼済みと直接聞いてしまったので解決した。
やったね。
「とりあえず二人募集しておいた。本当は三人欲しいけど、三人いっぺんに仕事教えられないでしょ?」
よっ、太っ腹。
確かに、三人同時に仕事を引き継ぐのは無理ですねえ。
ぼちぼちいきましょう。
くれぐれも○○心中は避けましょう。
(六本木心中にちなんで会社のある町の名を入れたらゴロがよかった。
友人に言ったら、その場所だけは嫌だ、と即答された。……私も嫌だ。)

明日の二者面談の提出資料に、「5年後の自分」について書く欄がある。
5年後って。
産休とって子ども産んで9時6時で働いています、とか、宝くじに当たって退職して家買います(この発言は男性に多い)、とか正直に書く人いるんだろうか。
参考までに人の書くものを見てみたい。(←かなり興味本位)
入社して早々なんだけど、ここで5年後も働いてるのか?
もうちょっと優雅に暮らせるんならいいけどなあ。
(注:私の言う優雅な暮らしとは、定刻に上がって、ゆとりある生活を送ることであり、お金をたっぷり儲けて贅沢ライフを送るということではない。もちろんお金はあるに越したことはないけども、お金は2の次。ゆとり第一。)
そんなこと書いていいのかしら。でも他に書くことない。

1年先の未来も考えてないのに、5年後なんて難しい問題を出すなあ。
……はい。本当は相当真面目に考えておかなきゃいけないですね。

今日の一言。
本人のいないところで(しかも海外で)結婚相手を議論しないでください。
ピクチャーブライドかっての。もうー。

2006年04月16日(日)  あかずきんちゃん

そういえばおじいちゃんと言えば。
「悪い男に気をつけろ」って言ってたな。
もしかして、そっち……?

――あまりのリアルさにまだ気になっているのであった。
人に話したら「もうやめてぇ」と言われたのでもうやめるけど。
私は肉親だから気持ち悪くないけど、やっぱ他人からしたらグロいよねえ。

2006年04月15日(土)  外国人のトリック

昨日のこと。

午後のお休みのために帰り支度をしてエレベーターを待っていると、お客さんの見送りに同じ部署の男の子がやってきた。
お互いに気付いて目で会釈はしたけど、お客さんは気付かなかった様子。
1人は日本人、1人は外国人で、3人は英語で会話していた。
エレベーターが来て、私はお客さんたちと一緒に中に入った。
扉が閉まった直後からはじまったお客さんの会話。
(お客さん・日本人=A、お客さん・外国人=B)
B「Nice guy」
A「Yes, nice guy」
B「オフィスで英語を使える人は珍しいですね。日本の企業では、若い女性は英語を話す方が多いですが、男性ではとても珍しいと思います」
A「確かにそうだね。彼は帰国子女かもしれないね」
(確かに帰国子女です。)

思わず吹き出しそうになりました。
日本語しゃべれるんじゃん。しかもかなりの高レベル。
同乗した私が同じ部署の同僚とは思ってなかったのかもしれないけど、ちょっとおかしかった。


今日の午後、テレビで再放送していた「富豪刑事」で、外国人男性と警官のこんなシーンを見て思い出したことでした。
「社会の窓が全開です!」
「えっ!」(あわてる外国人男性)
「きさま、社会の窓がわかるとは日本語ぺらぺらだな!」
確かに、社会の窓がわかるとは上級者だ。

2006年04月14日(金)  午後はお休み

考えてみたら、昨日の夢は、疲れてるから休め、ということだったのかも。
祖父が亡くなった時、私はちょうど残業続きで体調を崩して休んでいたので、お通夜や葬式なんかで結局一週間連休になってしまった。
その時母と「おじいちゃんがお休みをくれたんだね」と言っていたのを自分で思い出したのか、それとも祖父が心配してできることならもう一度休ませたいと思ってくれたのか。
(おじいちゃん、ありがとう。たぶん、大丈夫です)

だからというわけではないけど、
今日は午後休んで英会話と映画に行く予定にしていた。
本当は出席すべき会議があったり緊急事項の連絡が入っていたりしたんだけど、今日はすべてキャンセルして休暇決行。
平日休みって、半日でもうれしーい。
今年からは、仕事とプライベートがぶつかったら、
プライベートを優先するのだ。断固として。
じゃなきゃ浦島太郎ですよ。
気付いたら定年退職、気付いたら仕事以外に何もやることがなかったおばあちゃん、になってしまう。
いかん、そんなこと。

最近受講者が増えたのか、英会話のレッスンは平日の早朝、夜のレッスンが予約しにくくなった。
私みたいにちょっと不平を言う人がいたのか、
講師の数は大分増えてきたし、土日のレッスンも増やしてるみたいだけど。
今日は前から午後休むと決めていたので、午後のレッスンを連取。
その後、贅沢料を払って、ゆったり座席で「ライオンと魔女」を見ました。
はー。極楽。優雅。
このゆとり。これがほしかったのです。

「ライオンと魔女」(ナルニア国物語第1章)は、原作が好きなら見ないほうがいい、という声もあったけど、私はある程度割り切って見られる方なので、思い切って見ちゃいました。
結果としては、よかった。
私は、好き。その場でDVDが出たら買っちゃいたいと思うくらい。
たぶん原作ファンが嫌がるのは動物たちのCGだろう。もちろん一部(たとえばライオンのしっぽの振り方とか、ライオンの背に乗る子どもたちの姿勢とか)気になる点はあった。
だけど現実に再現することが出来ない以上、それはある程度やむを得ないわけで、ちょっとくらい目をつぶってもいいと思う。
それと、時代設定とか、服装とか、場の雰囲気とか、めちゃくちゃイギリス臭い感じ(いい意味でダサい感じ)が私は好き。
10年前に映画化の話があった時、舞台を現代のアメリカにしないと商業的に成功しないと言われたそうだ。
冗談じゃない。そんな風に変えたら、物語そのものが成り立たない。
あの時代でイギリスが舞台だからいいのであって、現代のアメリカに変えたら、観光客向けに演出過剰な観光スポットみたいになってしまう。
テンポを増すため、上映時間に納めるため、または背景を説明するために、多少ストーリーが変わるのは仕方ない。でもそれもかなり最小限に抑えられてたかなと思う。
キャストは申し分なし。
子どもって恐ろしい速さで育っちゃうから、続篇は大変だと思うけど。
アスランの声は、私の好きなリーアム・ニーソンだし。
私が勝手に選ぶ本作のベストアクトレスは、(ルーシー役もよかったけど)白い魔女役のティルダ・スウィントン。
なかなかできない役だよねえ。

2006年04月13日(木)  夢の話

今朝の夢は2本立て。

1つ目は、友だちと富士山に登る夢。
といっても、富士山には前日既に登っていて、翌日も登る予定があったのを、朝、「富士山は昨日で充分。今日は富士急ハイランドに行こう」と予定を変えて、富士山に登る別の友人夫婦一行を見送る、というもの。
怠け者の私が富士山に登ること自体ありえない上に、二日続けて富士山に登るなんて、高尾山じゃあるまいし……。
夫について富士山に登る新婚の友人に「だんなさんにちゃんとついていくなんて偉いね」などと言っているあたりが私っぽい。

2つ目。
祖父が亡くなった夜のこと。
祖父はまだ布団に寝かされていて、私は急の知らせを聞いて駆けつけたところ。
親戚の人たちは隣の部屋にいて、仏間には私1人。
(※祖父は6年前に亡くなっている。病院で亡くなって葬儀場に運ばれたし、仏間のあるような大きい家にも見覚えはない。つまりこれはまったくのフィクション。)
私は祖父の布団に近寄ったところで、布団越しの祖父の足に躓いて転んだ。
あわてて布団をめくって祖父の足を見ると、足の先が黄色くむくんだ感じでなんだか気の毒だったのでさすってあげようとした。
その時、祖父が寝返りを打った。
驚いて祖父の顔を見ると、目を開いて何かうめき声か独り言のようなことを言っている。
しかし、その開いた目は瞳孔が大きく開いている。
私はあわてて襖の隙間から母に声をかけた。
喪服を着た母と叔母がやって来た。
「おじいちゃんが生き返った!! どうしよう」
私は起こってはいけないことを起こしてしまった気がしてあせっていたのだが、母と叔母は驚きながらもそのことをすぐに受け入れて喜んで涙ぐんでいた。
祖父は完全にこの世に戻って来ていて母たちに何か話をしていたが、相変わらず瞳孔は開いていた。

1本目はともかく、2本目はかなりリアルでグロい。
もちろん私は肉親なので「怖い」という感覚はないのだけど、他人からしたらかなり気持ち悪いと思う。
それにしても、死体に躓いて転ぶあたりがめちゃくちゃ私っぽい。
やりかねない。
おもしろいのが、祖父が生き返った後に私が考えること。
おじいちゃんが生き返ってうれしい、というよりは、ありえないことが起こったことに対して「こんなことはあってはいけない」という感覚でいる。
その対比として母や叔母がいるのもおもしろい。
確かに私は、人が素直に感情を表している場で、それに同調できなかったり、一歩下がってものを見ていたり、通常みんながあわてるところでまったく違うことを考えていたりする。(たぶん鈍感なだけなのだが、それがかえって落ち着いた人間に見えるらしい。)
たぶん本当にこんなことが起こったら、普通は瞳孔なんかどうだっていいんだろうけど、それをやたらと気にしている。

最近、生と死の間の物語なんかを考えていたので、こういう夢を見ても不思議ではないんだけど、いやー、リアルだった。

2006年04月12日(水)  いいこと探し

ちょっと立ち読みした本に、「自分のいいところを考えてみよう」とあった。
私のいいところ?
うーん。なんだろう。

以前友だちに言われたのは、どんな人にも割とちゃんと対応するところがすごいらしい。
誰もが苦手とするような人に対しても、友だちに接するのと同じようにフラットに接しているように見えるらしい。
かなり好き嫌い激しいから、本音で言えば苦手な人とは関わり合いたくなかったりするけど。
学生の頃までは気分とか好き嫌いが態度に出ちゃってたのを、さすがにそれはまずいと反省して気をつけてきたつもり。
一応成果はあったということなんだろう。
二面性が増していると言えなくもないけど。

今、気を付けなきゃいけないなあと思っているのは、気分屋なところ。
ほどほどならいいんだけど、私の場合、気が乗らないと緊急な仕事でも後回しにしたり、気分が乗るまでだらっとしてしまう。
そういうところが団体生活できないところなんだよなあ。
ダメです。そろそろ。

いいところ。
割と頑固で自分が「こう!」と決めていることは譲れないところがある一方で、他人が持ってきたアイディアや考え方を聞いて、それはいいな、と思ったら自分のこだわりをぱっと捨てられるところ。
自分の意志がないように思われることもあるみたいなんだけど、自分がいいと思ってたものより更にいいものがあったら、そっちの方がいいに決まってるじゃん。
自分が納得できたらよりいい方に乗り換えられるのは柔軟性があるってことでいいんじゃないでしょうか。

おいしいものをおいしそうに食べられること。
これは昔付き合った人に言われた。どうもそうらしいです。
確かにそれはいいことです。
でも最近ちょっとそうでもないかな。
もっとおいしくご飯を食べるようにしようっと。

ため息をつかないこと。
これは絶対。幸せが逃げるから。
冗談とか軽いノリで「はあ」っていう程度のはいい。
でも心底疲れたため息は絶対ダメ。
聞くのもするのもやだ。

要領悪いこと。
これは自分では損だと思うけど、変に要領よくてズルイ感じよりいいかなあ、って思う。そう思わなきゃやってけないじゃん。
今日だってめちゃくちゃ仕事テンぱってるのに、電話で「単語登録したいんだけどどうやるんだっけ」という問い合わせが。私はヘルプデスクじゃないってば。
でもこういう地道な努力がいざっていう時に助けてもらえる素になるんですな。

ちょっとだけ自画自賛してみた。

2006年04月09日(日)  深海魚の言い訳

ネガティブな言葉は言わない方がいい、と注意された。
それほどネガティブなことを言ったつもりはなかったけど。
基本的には、私も言霊を信じているので、嫌なことや悪いことは口にしない。(ブラックジョーク(?)言うことはあるけど)
ため息は絶対つかないようにしてる。

でもさー、人間24時間365日100%元気で前向きでいられるわけじゃないと思うの。
たまにはちょっと毒っ気を吐き出したい時だってあるじゃん。
疲れた時に疲れたって言いたい時だってあるじゃん。
たまには言ったっていいと思うんだよね。
たまには。いつもじゃなく。
そういう時は人に会うよりは家で一人休んでいるに限るけど。

水中から浮き上がる感覚が好き。
気分とか体調が一時的に落ち込んだ後でそこから持ち直す時と同じ。
不調の時は深海魚の気分で、底の方でぐだぐだしていたい。
その後でぐんぐん浮上して、トビウオに変わるのがいいのだ。
いつも海上にいるよりは、海の底に潜る体験もした方が好調な時間を本当に楽しめると思うし。
……ま、そんなのは言い訳に過ぎないけどさ。

2006年04月08日(土)  雷鳴

今日の昼間の夕立は、春の嵐、って感じでおもしろかった。
雷の音が「ごろごろごろ」「どかん」って低く響くのがあまりにもできすぎで、誰かが楽器で音響やってるみたいだった。
もしその瞬間に外にいたら「冗談じゃない」って思っただろうけど、幸い家の中にいたので嵐の音に耳を澄まして楽しんだ。

なぜか春の雷鳴を聞くと八百屋お七を思い出してしまう。
ちょっとエロティックなイメージ。
雷の音を言い訳にするラブシーンって、「源氏物語」なんかでもあったっけ?(源氏はほとんど読んでないのでものすごい適当。)
考えてみたらドラマとか映画でもみかけるような?
危機的状況に陥った男女が恋に落ちやすいみたいなもんかな。
以上、嵐と恋の関係についてちょっぴり考えてみた。

2006年04月07日(金)  宿題

私にはそれほど大それた野望も大きな夢もないけど、ただ一つ願っているのはこの世に存在した証として爪あとの一つも残せたらおもしろいなー……ということ。
ああ、こういう人もいたんだなー、とどっかで誰かが一人でも思ってくれたらいいなあ、なんていつの話かわからないけど。
だからってポンペイの遺跡の人とかエジプトのミイラとか、
そういう形を望んでるわけじゃなくってさ。
(それはむしろ嫌。当たり前か。)

最近、ちょっと時間を無駄に使っちゃってるかなあ、と反省している。
与えられた時間を、ぼんやりだらだら使って、もったいない。
かといって、ぱりぱり何でもできるような活力に欠けている。
実はこのところ、疲れた顔してそうだから鏡を直視できない。
生理前の肌荒れと時期ハズレな虫さされ。(しかもアゴと首筋なんて、すんごい疑惑の眼差しを感じる……。)
散々です。
元気出してかなきゃなあ。

いただいたお手紙を見て、反省しました。
お礼を言うのはこっちの方です。
なんか一つでも働いてる理由がほしいだけなのです。
微々たる理由だけど。
ありがとうございます。

2006年04月06日(木)  患者モデル

喉の奥に何かつまってる。
3月の末から発症したもの。
原因は、たぶん蓄積疲労。
以前同じ症状が出た時は気管支炎を併発してヒドイ目にあったけど、今回は風邪も引いていないし痛みもないので、まあいいや、と放置。
ところが、昨日の夜の残業がたたったのか、今朝起きたらちょっと大きくなっている気がしたので、念のため半休をとって近所の病院に行った。

ほんとは、ちゃんと専門の耳鼻咽喉科に行きたかった。
でも、このあたりの病院よくわかんないし、午後にどうしても休めない会議があって早めに会社に行かなきゃいけなかったし、時間的に止むをえず。
総合病院(風)のクセに大学病院からの日替わり医者ばっかりで、あんまりいい病院じゃないって知ってたんだけど。
参考:2002年02月20日(水) 健康診断と確定申告

呼ばれるのを待っていると、看護士さんに声をかけられた。
「主治医の先生とかご希望の先生はいらっしゃいますか?」
「いいえ。以前に来たのが大分前ですし……」
と答えたら、
「じゃあ、どの先生でもいいですね」
と言われた。
その時に気付くべきだったけど、愚鈍な私は、おまかせします、と言ってしまった。
その後、呼ばれて入った診察室には、若い女の先生が待ち構えていた。
「こんにちは、○○×子です」
「こんにちは。よろしくお願いします」
と礼儀正しい挨拶から診察がはじまった。
最初に症状を伝え、聴診器での診察。
それから、喉の診察。
「うーん。腫れは見えないですねえ」
見えないんだ……。
軽く驚く。
これは気のせいなのか。
確かに、心理的な原因も多少考えられるんだけどさ。
言いたいことが言えないでいるとか。
「つまった感じがするのはとりたいですよねぇ」
「そうですねえ」
先生、そこでファイルを取り出し、ページを繰って、考えはじめた。
待って。それは、何。
カタカナの単語のオンパレード。
……薬のリストじゃないですか。
せ、先生。大丈夫っすか。研修医か、もしかして。
先生の後ろから、年配の看護士さんの冷ややかな目線を感じた。
通りがかりの若い看護士が、ちらっと気遣わしげにやはり先生の背中を見て行った。
そして看護士たちはカーテンの反対側へ消えていった。
ああっ。あのカーテンの向こうではどんな会話が繰り広げられているんだ。

「患者の前であんなもの見てちゃだめよね」
「まったく。後でしっかり注意しとかなくちゃ」
↑妄想。

ああ。気の毒。……って、医者の心配してる場合じゃないって。
こうなったら、炎症を抑える薬処方してくれたら、それでいいから。
「これまで薬で何かアレルギー出たことありますか?」
「いいえ。特にありません」
場つなぎの会話をしつつ、私もそっとリストを覗き込む。
見たことのある名前があった。
ロキソニン。
あ、それ。たぶん、よくもらう薬。
それと、胃薬のセットでお願いします。

私の念力が通じた、とは思わないけれども、無事望みどおりの(?)薬が処方されることになった。
患者のクセに、思ったとおりの薬の名前を聞いた時には、
「よくできました、ぱちぱち」
という気分だった。(ちょっと余計な(?)薬もあったけど)
下手に喉の奥に薬塗りたくられるようなことがなくてよかった、と冷や汗。
「これで様子見てください。調子悪かったらまた診せてくださいね」
……ごめんなさい。もう来る気にはなれないです。許して。

まあ、がんばりたまえ、医者の卵さん。
と、看護士にいびられるであろう女医さんにささやかなエールを送りつつ診察室を出たが、会計で1000円の診察料が告げられた時には、さすがに穏やかな気持ちではいられなかった。
高い。この診察料は高いんじゃないですか?
美容院でカットモデルやったみたいなものじゃないかと思うのですが。

そして、薬もまた1000円した。
はあ。医療費って馬鹿にならない。
健康第一ってことですよ。

やっぱりこの病院はやめよう。
近いという以外のメリットがまったくない。

2006年04月05日(水)  上弦の月

会社の帰りにふと頭上を見上げたら、月が見事に真半分だった。
残りの半分はどこに行っちゃったんだろう。
誰だ、食べたやつ。
なんて、ものすごくつまんないこと考えながら
真上を見て歩いてたら平衡感覚がおかしくなって電柱にぶつかりそうになった。
危ない。


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