ビー玉日記
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2002年11月30日(土)  キムチ鍋の夜

今夜は既婚の友人が、ダンナが麻雀で留守だから鍋をしよう、と呼んでくれた。
暗い部屋に一人でいると気持ちもだんだん落ちこんでくるので、タイミングとしてはベストだった。

私はちょっとした気分がすぐ全てに影響してしまい、何も手につかなくなってしまうので、踊りもまったく覚えておらず、今日の稽古では師匠に厳しく「気持ちを切り替えなさい」と叱られた。
稽古の前に少し話を聞いてもらっていたので、それはつまり「そんなことに振り回されずに強くなりなさい」という言葉でもあって、つらいとかきついとか悲しいとかネガティブな感情ではなく、純粋にありがたくて涙が出そうになった。

「負けるもんか!」という気分にようやくなって、遅れ馳せながら友達の家に行くと、既に一人来ていて鍋に野菜を放りこみはじめているところだった。
部屋の中はニンニクのニオイが充満している。
友達と鍋をつつきながら、仕事の愚痴や会社の人のことや恋愛の話なんかをして笑っていたら、なんだかいろいろ思い悩んでいたのがバカみたいに思えて、どうでもよくなった。

死ぬほど食べて、TVを見つつ横になっていたら、2時頃、一人が冷えた鍋を再びあたためてごはんをぶちこんだ。
オジヤをこんな時間に食べることになるなんて。
っていうか痩せるつもりなのに、これじゃ無理じゃん。

朝帰るまでに2度ほどうとうとしたけど、ほとんど夜中起きていた。

……こんなこといつまでやれるのかな?(笑)

2002年11月29日(金)  大声コンテスト

今の職場の人たちは、みんな結構真面目で、就業時間のほとんどを電話や仕事のやりとり以外はじっと黙ってPCを見て過ごしている。

今まで経験した職場はラジオがかかってたり、電話がたくさんかかってきたりで、それなりに何かしら音がしていたから、しーんとするほど静かなのってこの会社がはじめてだ。
静かなのって仕事が進むようで実は落ち着かない。

私は集中する時は集中するけど、ちょっとした合間に人に話し掛けておしゃべりしたりする。
上司から指示をもらうのに話をすることも多く、その際に声を上げて笑ったりする。
よく周囲の部署の人に「楽しそうだね」と言われるのは笑い声が目立ってうるさいからだろうとちょっと引け目があったりした。

最近移ったエリアは、お隣が経営関係、その向こうが経理、とますます静かだろうと思っていた。
確かに、大半の人は静かに仕事をしている。
しかし。
経理に1人、経営に1人と声の大きい人がいることが発覚。
もちろん始終しゃべっている、というわけではないけれど、唐突に電話や誰かへの呼びかけで大声を発するので、びっくりする。
思わず向かいの席の人の目を見て笑ってしまう。
ちょっとホッとした。
うるさくするのは私だけじゃないんだ。いえい。

更に。
反対の隣はガラスで囲われた部屋で、こちらの人たちはほとんど出張で空室なので、よくみんながちょっとした打ち合わせで使ったりする。
私も使うことがあるけれど、部屋の中からは外の声は聞こえないし、逆もしかり。
防音効果がある部屋だと思っていた。

私は用があってその部屋の住人の机の上にメモを置いておいた。
ガラスの壁だからお互いに姿は見えるけれど、念の為内線番号を書いておいた。
先日出張から戻ってきた彼が、私を呼んだ。
なんと部屋の中からだったのに、声がバリバリ聞こえたのだ。
みんな苦笑。

2002年11月28日(木)  キャンドルライト

部屋の電灯がつかない。
日曜に蛍光灯を全部付け替えたのに、水曜日になったら、突然灯りをともすことをやめてしまった。
私の何が気に入らないの? よよ。(;o;_;)o

しょうがないので、玄関の明かりをつけて、以前友達の結婚式の時にもらったキャンドルスタンドを使った。
何か意味のある時に使おうと思っていたのにぃー。

でも、なんだかこの灯りで癒されてしまったのか、気が付いたら朝だった。
芯が燃え尽きて、火は消えていた。
マッチ売りの少女みたい。(あれは死んじゃうんだけど)

週末の修理まで我慢しなくては。
今日はキャンドルを買ってこよ。
クリスマスだからいろいろありそうだし。
なぜかウキウキしているのだった。

(よいこは火をつけたまま眠っちゃイケマセン。火の用心、火の用心!!)

2002年11月27日(水)  オジ様キラー

自分で言うのもなんなのだけど、オジ様にモテる。
オジ様に関わらず、どういうわけかわからないけれど、年上の方からのウケがいいのが私の特徴。
同年代とか年下の人たちが私をどう思っているかはわからない。
ただ、年上の人からのウケがいいのだけは間違いない。

なぜだ?
おとなしくイイコっぽくしてるわけではなく、言いたいことを好き勝手に言ってるのに。たまに「それは言いすぎだろ!」って自分でも思うし、周りもビックリしてるようなのに。
おかしい。

今日、お昼はかなり年上の女性とランチをした。
たまたま近くの席で一人でお弁当を食べていたら話しかけられて、なぜか料理と器の話で盛り上がってしまったのだ。

夜は、新しくやってきた部長さんに秋田料理のお店に連れていってもらった。
惚れられた。(ヤバイ意味ではなく。)
スカウトされた。
私は今やっている仕事が好きだし、現在の上司の部長さんの方に恩義もあるし人間的に好きなので、お断りした。
(そこまで理由を言うことを強要された)
……ありがたい反面、ちょっと疲れる。こういうの。
採用の面接なんかはうまくいったコトがないのになあー。

やっぱり愛人体質……?
やだなあ。将来にある意味絶望。(笑)

2002年11月22日(金)  ジェントルマン

ドイツ人がやってきて、ミーティング。
私の部署はメインの一部だったので、私は朝から資料の準備やお迎えでバタバタしていた。

どうにかミーティングの体制が整い、私も席につこうと先に椅子に座っていた人たちの前を横切った時、同じ年の男性が私の背中を指して指摘した。
「タグがついてるよ」

ハッ。昨日クリーニングから出してきたパンツだった。
げーっ。ずっとタグをくっつけたまんま動き回ってたんだ。

あわてて背中に手を回そうとしたら、彼が「とってあげる」と言って、さっとそれを取って自分のポケットにしまってくれた。

それがあまりにもスマートだったので、私がお礼を言ったのを周りの人が不思議そうに見たくらい、誰にも気付かれなかった。

すごいなあ、とつくづく思う。
だって、あんな風に女性(一応)に恥をかかせないようにスマートに振舞える人ってそうそういない。
年上の彼女と長く付き合っている、ということを知らなければ、惚れるよねー。
イギリスで育った結果かもしれないし、その年上の彼女の影響かもしれない。
何にしろちょっとした感動でした。

と言っても、不器用で、ああいう時にもたもたしてかえって目立っちゃうような人も、それはそれでOKだけど。

2002年11月15日(金)  引越し最短記録

本当に本当にうんざりなんだけど、また組織替えがあり、私たちの部署は席を移動することになった。

ちょうど今日やってきた派遣会社の営業さんにそのことを知らせると、
「え? またですか? 引越し多いですね」
と素直な感想。
そうでしょう?
私ももう疲れたよ。

さて、今日は移動先の部署が先に動いてくれないと私たちが入れないのだけど、彼らは今日監査があるとかで、結局動き始めたのは18時。
私は自分の机の上の荷物を箱詰して、PCを外した後、棚の本やら書類を箱詰め。
男性陣は机を運ぶ。

引越し完了は20時。
2時間とは最短ではないか。パチパチ。

私たちの立ち去った後の場所を忘れ物チェックで見にいったら、まるで夜逃げした家のようにすっぽりそこだけ空いて、LANや電話のコードだけが床にうずまいているのが笑えた。

2002年11月13日(水)  韓国のビザの話

上司の韓国出張が決まり、旅の手配をすることになった。
グループの旅行会社に頼めば飛行機をとってくれるし、ホテルは韓国出張のメインイベントの会議の主催者が予約しているので、手配といってもたいした仕事はない。
ただ、航空チケット予約をしたら確認FAXに「ビザ有」の文字が。

ビザがいるのか。知らなかった。

グループの旅行会社のHPで調べると、観光ならいらないけど、ビジネスなら要るらしい。
会社から行くのにビジネスではない、とは言えないではないか。
やっぱり必要なのか。手続きしなくっちゃ。
と思いはじめたその時、ふと、今韓国に出張している人がいることを思い出した。
3、4日の予定だったのに、更に一週間伸びたっていう話をランチタイムに聞いたんだった。
貴重な情報ネットワーク。

IPで見ると、彼の名前を発見。(ヤッタネ!!)
「アンニョンハセヨー。お疲れ様です。今、韓国にいらっしゃるんですよね?」
「アンニョンハセヨ……なんたらスミダ。そうです。韓国です」
「Aさんが来週韓国出張することになったのですが、ビザ取得しました?」
「ワールドカップの関係で今年は観光目的ならビザはいらないのです。だから働いてはいけないのです」
「それではのんびり遊んで来てください!!助かりました。カムサハムニダ」
「……疲れたよー(涙)」

そういうワケで、ビザは必要ないことがわかったのだった。

2002年11月04日(月)  たたかう英語

あるシステムのヘルプデスクのような仕事をしている。
世界中の関連会社の人たちが使うので共通言語は英語だ。
中学英語レベルで必死に対応している。

仕事で英語を使うようになって、本当に困ると思うのが、「ビジネス英語」とか「専門用語」だ。
英語の文法なんかはとりあえず骨組さえわかってればいいわけだからいいとして、語彙力がないもんだから、「あれってなんて言うんだろう?」といつも頭を悩ませる。
意外とこういう役に立つ英語って学校じゃ教えてくれない。
仕事英語じゃ、教えられても覚えないか……

だけど、いちいち和英辞典をひくと時間がかかってしょうがない。
そこで私の英語法はとにかくわからない言葉は省いて言い換えてしまうこと。
これはあんまりいい方法じゃないんだろうけど、とりあえず少しだけ短時間で英文メールを書けるようになったと思う。

それにしても外国人って、ほんとうにクドイ。シツコイ。
粘着質が多いよなあー、まったく。
やたら態度が横柄だし。
ヨーロッパに限らず、アジアの人も。

ちょっとおもしろいのがタイの人のメール。
字がやたらにデカイ。
メールソフトの設定なんだろうけど、いっつも笑っちゃう。
だって一単語だけで画面一杯なんだもん。おいおい、って感じ。

でも結構楽しんでやっている。
「世界の挨拶シリーズ」と称して、その国の言葉の挨拶を調べてそれからはじめてみたり。
「ブエノスディアス、セニョリータ○○!!」とか。

2002年11月01日(金)  残業の理由。

社内の構造改革みたいなことが行われていて、経費削減だの事務作業時間削減だのが今年のテーマとなっている。

私なんかもろ経費で、思いっきり事務作業してるわけ。
そりゃなるべく協力したいとは思うのよ。
私だって早く帰りたいしさ。

でも、仕事が終わらない!!!

特に月末は、月毎のいろんな集計業務を請け負ってる関係で、仕事がたまりがち。
お願い、まだ今月が続いてぇ、という願いもむなしく、翌月になってしまう。

そもそも部署が変わったのに、前の業務をそのまま持っていること自体謎。
振り分けようにも元の部署が人減らしに遭っていて、そんな状況にない。

いろいろと「これ、誰がやるんだ?」っていう仕事が目についちゃうんだけど、もう見ないふり。
だって気付いたもん負けだもん。
新入社員の女の子なんか生真面目でデキル子だから、一年目なのにやりすぎちゃって、もうすっかり燃え尽き症候群。
よく言うんだけどさ、ホントに適当に手を抜かないと死んじゃうよー。
一年目はもっと優雅に、遊ばせながら仕事させないと、って私なんかは思うんだよね。
そういう余裕の中でExcelとかWordのワザを磨くもんなのに、その隙すらないからあんなに苦労してるんだよ。

削減削減でケチるのもいいけど、人だけは減らさないでほしい……。
みんなすっごい優秀なのに、必要な仕事やってるのに、何を見てるんだろうなあ。
あの人たちを失うことが会社にとってどんな損失か、わかってないでしょ。
もったいない、もったいない。
人が抜けて、苦労するのは残された人たちなんだよね。結局。
残業で二人分稼ぐことになるんだから、人減らしたって意味なし。

たぶんこの会社だけじゃないんだろう。
不況ってイヤねー。
ケチケチすんな!!
って、派遣が言うなって感じ?

上の方もいろんな考えがあってのことだろうけど、つい青島刑事の言葉が頭をよぎる。
「事件は現場で起きてるんだ!!!」


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