ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2002年07月28日(日)  気分屋

自分の性質の根本を一言で言うなら、「気分屋」だ。
これは間違いない。

自分の気分が乗ってしまえば料理であれ掃除であれ、徹底してこなす。
そういう時は凝り性なので、とことんこだわる。夜を徹してもやる。
だから変に知識だけあったりして、周りの人に「家事ができる人」と思われがちである。
それにちょっとこっちは戸惑ってしまう。
だって毎日継続してやっていれば「私やってます!」って胸を張ることもできるだろうけど、気が向いた時しかやらないのに(しかもその頻度はかなり低いのに)そういう印象をもたれてしまうと「困ったなー」って思う。
別に実際に何も困ることはないんだけど誤解されてるみたいで恐縮なのだ。

家事以外の全てのことにもそういうことは当てはまる。
とにかく何をするにも「気分次第」なのだ。

社会に出るまではその気質がかなり激しくて、周囲の人に随分迷惑をかけたことと思う。
人恋しい時があるかと思えば突然人と口を利くのも面倒と思うことがあったり、好きな人への態度とキライな人への態度があからさまに違ったり。
精神的なアップダウンもあまりにも激しいので、自分でも二重人格じゃないかと真剣に考えたことがある。

最近は大分大人になって、セルフコントロールできるようになった。
もうちょっと精進しないといけないとは思うけど。
こういうのに付き合ってくれる人たちって本当に偉大だ。(私だったらイヤだろうなー)
なんだか申し訳ナイっす。
もっとうまくバランスとれるように頑張りまーす。

2002年07月27日(土)  人騒がせな4人

友人Yちゃんに聞いた話。(名前は全て仮名)
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夜中に誰かが騒ぐ声で目を覚ましたYちゃん。
「開けろ! いることはわかってんだよ!!」
どうもお隣の女の子の彼氏がやってきてドアを開けろと騒いでいるらしい。
そっとドアの覗き穴から外の様子を伺うと、若い男の子がインターホンを殴ったりドアのノブをがちゃがちゃしたりして暴れている。
彼の暴れっぷりに部屋が揺れるほど、すごい。
この彼は、以前彼女の部屋と間違えてYちゃんの部屋のドアを真夜中に叩いて「開けろ開けろ」とわめいたというお騒がせ男である。
(Yちゃんはその時「知らない男が入ってこようとしている」と相当恐ろしい思いをした)

「山崎! お前もいるんだろ! わかってんだよ。開けろ!!」
彼は半狂乱になって叫びながらドアを破ろうとする。
しかし、この状況でドアを開けられるわけがない。
お隣のドアが開くことはなかった。
で、彼は何を思ったか、Yちゃんの部屋のドアを叩き出した。
当然Yちゃんも開けない。
しばらく叩いた後、すごい勢いで彼は階段を掛け上がっていった。

少しして、パトカーがやってきた。
警官がお隣の部屋に到着。
その時。
「キャーッ」
女性の悲鳴。

Yちゃんがほとんど野次馬状態でドアの覗き穴を見ていると、お隣のドアが開いて、若い女性と男性が飛び出してきた。
それを追う先ほどの彼。
……彼は屋上から隣家に入りこんだらしい。
「山崎ぃ! てめえ、なんでここにいるんだよ!!」

警察が介入したので彼は観念したのか、泣きながら彼女に言った。
「そりゃねえよ、裕子ぉ」
彼女は一緒にいる男性と抱き合ったまま何も答えなかった。
警官がなだめると、彼は警官に訴える。
「俺は悪くないっすよ。あいつ、俺の友達なんですよ。ひどいと思いませんかー?」
「そりゃあ気の毒だけれども。人の家に押し入るのはだめだよ」

そこへ山崎くんの彼女、登場。
彼女も号泣。

しばらくそこで騒ぎは続いたが、警官が彼らを警察署へ連れて行き、ようやく平和が戻った。

Yちゃんが寝不足になったのは言うまでもない。

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公開修羅場。
B級ドラマみたいだな。

Yちゃん曰く。
「お隣の彼女に一言謝ってほしいー」
そうだ。その通りだ。まったく。
でも恥ずかしくてできないだろうなぁ。私が当事者なら引っ越すね。(笑)

2002年07月26日(金)  週末もまた……

今週の宴会第3弾。

今週の初めに上司が突然。
「森崎さん、金曜の夜空いてる?」
「えっ?」
「あっ、こんな言い方したらアヤシイよね(笑)」
(うん。そう思いマス)
「実は金曜に××部の祝賀会があってね。賞金が出たから会費なしでいいの。タダならいいでしょ?」
「はいっ」←『タダ』って響きに弱い

そんなわけでまたまた飲みに行ってしまった。
タダでしこたま食って飲んだ。
ごちそうさまです♪

それで。
その後、友人が家の近所で飲むと聞いていたので、合流。
宴会第4弾。(笑)

来月は控えねば。
こんな調子なので、今年の夏はどこにも行けない。
8月は休まず働くことにした。(T_T)

2002年07月25日(木)  不快指数120%

暑い。暑すぎる。
こんな日に外出なんてー。
しかも、微妙な時間に会議が終わってしまい、直帰できずに会社に戻ることに。

天然サウナ状態の外を歩く。
なんなの、この湿気。
体が重く感じられるほど。
15分も歩いたら、服がすっかり汗でべとべと。
いやーん。

しかも会社に着いたのが5時半。
みんなに「なんで戻ってきたの?」って言われてしまう。
悔しいからたまった仕事を片付けようと9時まで残業した。

2002年07月24日(水)  Bad News

なんか最近変な事件多くていやな感じ。
お金がないからって人を殺すな。
自分で働け。

どの事件の犯人も頭悪すぎ。
人間は考える動物でしょ。
もっと考えろ。

あんな人たちに殺されたら、死んでも死にきれない。
一生懸命頑張って生きてる人たちがなんでこんなことで死ななければならないんだろう。

ホント人生何が起こるかわからない……。

2002年07月23日(火)  またまた会社の飲み会

月曜日は送別会。
火曜日は歓迎会。
ワケあって一緒にできなかったので週明け早々飲み会が二日続いてしまった。
財布が痩せ細る。
っていうか、4月から毎月こんな調子なんだけど。
なんで?

歓迎会は幹事の一人になってて、お店は私が「ぐるなび」で見つけたんだけど、びっくりするぐらいさびれた店で驚いた。
誰かが「海の家」と喩えたけど、ホントにそんな感じ。
料理は中の下くらいだし。サワーは薄いし。
日本酒なんて冷酒を頼んだら、人肌だし。(いかにも常温で置いておいただろっていう感じ)

なんだよぉ。
「ぐるなび」には気を付けよう。
皆さん、ごめんなさい。(こんなとこで謝るなって?)

2002年07月22日(月)  こども

昨日は友人夫婦の0歳児の女の子も一緒だった。

私みたいな人間でも赤ん坊をかわいいと思うようになるんだなあ、としみじみ思った。
(以前は、コドモなんてペットみたいなもんだから面倒、くらいに思ってたし、そう公言していた)

ちょっと人見知りをする泣き虫の彼女が目に涙をいっぱい浮かべたりぽろぽろ涙を零したりするのがなんだかとてもいとおしい。
それでも人のコドモだから心の中に線が引かれてるところはあるんだけど、これが自分のコドモだったらもっと無条件にかわいいと思うんだろうか。

それにしても、一日中コドモのペースにつきあってる母親は偉大だ。
自分たちのご飯以外に、あんまり見た目うまそうじゃない離乳食を作ったり。
赤ん坊はちょびっとずつ何回かにわけて食べるから(このあたりが小鳥の赤ちゃんと同じでどんな動物でもそうなんだと新発見)食事だけでもヒト手間。
疲れて眠ってくれてる間は自由にいられるけど、それもそんなに長くはないし。
男はあんまり使い物にならないし。(困ったもんだ)

ある人が、「女は29になると急にコドモが欲しくなるもの。だから30前後で急に結婚する人が増える」って言っていた。
うーん。私もその手なのか?
結婚? いい男がいたら考えてみてもいいけどー。……なんて言ってるうちは、ありえないか(笑)

2002年07月21日(日)  復活の理由

昨日はLUNARIA様が泊まりにやってきた。
ちょうど近所でやっていたお祭の行列(天狗様とお神輿)に遭遇して、ゲーセンの太鼓ゲームやって、ごはんを食べて、「スターウォーズ」のビデオを2本見て、寝た。

で、今日は学生時代のお仲間とバーベキュー。
場所は友人夫婦の家の近所の河川敷なんだけど、あっついので橋の下で日陰で。
それでも汗だらだらだったけど。

金曜までの私は本当に食欲がなくて、正確に言えばLUNARIA嬢と会う直前まで胃の調子がいいとは言えなかった。
それが、友達と一緒だとがんがん食べられちゃうんだもんなあ。
バーベキューなんか午後中ずーっと肉食べてたんだもんね。
なんか精神的なものだったのかしら。
それとも勢い?(笑)

土日休みなくて疲れるかなって思ってたんだけど、逆に元気を盛り返した週末でした。
サンクス。

2002年07月20日(土)  スターウォーズ考。

「スターウォーズ」って、誰でも見てるものかと思ったら、意外と周りの人は見てなかった。

確かに私も最初の3作はテレビ放映とかビデオで見た。
ロードショーでやってた時の記憶がない。
一体いつやってたんだろう? と思ってたら、1作目は25年前に作られたんだってテレビで言っていた。
25年前。天才ちびっこでもない私が記憶してるワケがない。
私の最初の映画体験って「ET」だし。それより何年か前ってことでしょ。

そんな昔に頑張って作ったんだなあ、と思うと、やっぱすごい気がする。
そんな頃から続編(エピソード1)を意識して作ってたなんて、驚き。
1作目の最初の画面で文字がわーっと流れる時、ちゃんと「エピソード4」ってなってるんだもんねえ。
そんなの「エピソード1」が作られるまで気付きもしなかった。

しかし、今見るとハリソンフォード以外の主役の二人はイケてない……。

つい、ジョージ・ルーカスと宮崎駿がダブってしまう。
自分の一生をかけて何かを作るって、男のロマンの世界だね。
ついその仕事を見守ってやりたくなってしまう。(恩着せがましい)

そうやって考えると、私の「スターウォーズ」の見方って他の人とちょっと違うかも(笑)

2002年07月19日(金)  飲み会準備

週明けに正式な歓迎会をやることに決まり、幹事さんのお手伝い。
お店の手配をする。

結構お店を探すって大変なのね。
「ぐるなび」で目星をつけて当たっていくんだけど、いい感じー、と思って電話してみると、小部屋しかないからバラバラに別れてもらうことになる、なんて店もあれば、10人以上の団体は受けつけられない、なんて店も。

とりあえずお店は決まった。

ホントに4月から毎月飲み会ってどういうこと?
チッチャイ飲み会はいいんだけど、大きいのが続くと財布も泣いてるよ。
予算は押さえたつもりだから、あとは上の人たちがどれだけ払ってくれるかにかかってるな。ふふ。

2002年07月18日(木)  初夏のはず?

暑い。
昼間クーラー漬けな分、家では扇風機だけで自然に過ごそうと思うんだけど、我が家は風が抜けなくて、外の方がまだ涼しい、という有様。

この時期に夜暑いってどういうことなんだろう。
7月なんてまだ序の口じゃないの?

というわけで、すっかり夏バテ気味。
消化不良で食欲減退。
スタミナに欠けるので、仕事もたまっているのに、9時までが限界。
いいや。もう。適当にしとけ。投げやりー。

2002年07月17日(水)  仕事山盛

ミーティングと外出で仕事進まず……。(T_T)

2002年07月16日(火)  彼らの結婚式

今日から新しい人が二人増えた。
というわけで、軽く飲みに行く。(歓迎会ではなく、とりあえず、の飲み会)

既婚のオジ様方に、結婚式を何式でやったかを聞く。
6人中5人が教会式だった。1人だけ、神式。
結構意外かも。

1人は、軽井沢の教会で挙式したそうだ。
感心する女性陣に、「いや、そんなロマンティックな理由じゃない」と彼は笑った。
理由は奥さんが高崎、自分が長野の出身で、親戚が来やすい中間地点だった、というもの。
なるほど。

でも、軽井沢といえば……。
「馬車に乗ったんですか?」
と私が聞くと、「なぜ?」と言うので、
「やっぱり軽井沢の教会と言えば馬車でしょう」
と女性陣に同意を求めると、みんな大きくうなずいた。
私たちの盛り上がりを見た別の女性が「何?」と話に入ってきたので、
「軽井沢の教会で結婚したんですってー」
と説明すると、彼女は言った。
「すごーい。で、馬車には乗ったんですか?」
ほーらね。

軽井沢の結婚式と言えば馬車に乗って教会でしょ。
単純によく女性誌についてる広告にそういう広告があるだけなんだけど。

そのロマンティックなイメージの教会で、ボーイスカウト出身の夫婦は、ボーイスカウトの姿で挙式したそうである。
それもまた……。

2002年07月15日(月)  トラウマですか?

そんなわけで最悪の週明けであった。(14日の日記参照)
先のある靴は痛くて履けないので、サンダルにて出社。

この前のメールで大爆笑事件を実は上司に根に持たれてしまっていた。
(やっぱり失礼千万でした。ええ。)
あるメールで、上司の表現がユーモアがあっておもしろかったので、「これって……」って笑って話しかけたら、「何、何? 今度は何?」と警戒された。
ゴメンナサイ。もしかしてトラウマ?

2002年07月14日(日)  我が身の呪い

夜中に寝苦しさに目が覚めた。
窓を開けようと起きあがる。

窓の手前に、金曜に使ったスチームアイロンがあった。
熱は冷めていたものの中の水を出しきらなくてはならず、しまわずにそこに置いていたのだ。

よくウチの母が「あんたの部屋は障害物競争ね」と言う。
自慢にもならないが、私はモノを床に置いて散らかす方で、それを器用に避けて歩くことができる。

この時もすっかりアイロンをちゃんとまたぎ越して足を置いたつもりだったが、寝ぼけていたのか目測を誤ったのか、立てて置いていたアイロンの先に思いきり左の足の指をぶつけてしまった。

よく足をぶつける方なので一瞬「あ、しまった」くらいに思ったものの、あまりの痛みに指の様子を見ると、暗い中でもはっきりと流血の事態になっていることがわかった。

血には弱い。
血を見ただけで「大変なことになった」と思う。

しかもこの痛みはかつてコドモの頃にやはり不注意でツメをはがすことになった時に似ている。
出血の量が意外に多く、正確な患部が把握できない。
やはりツメな気がする。実際ツメのあたりが痛い。
私のかわいいツメをひっこぬいた悪魔のような医者を思い出して、恐怖を覚える。
絶対医者には行くもんか。行ったら抜かれるに決まってる。

夜中に一人で痛みと出血に耐える自分の姿を客観的に考えると、情けなくて泣けてくる。
寝る前にアイロンを片付けておけばよかった。
そんなことを今更思ったところで後の祭。

大量にマキロンをぶっかけて、再び布団に横になる。


朝になって、シャワーできれいに傷口を洗い流しよく観察すると、傷口はツメの手前を切っていたに過ぎなかった。危ない危ない。
けれどズキズキ痛んでツメがあたるような靴は履けない。
2つあった予定のうち、一つをキャンセルする。長時間歩き回るのはきつい。

サンダルだと患部を押さえつけたりしないので大丈夫だとわかり、サンダルを履いて出かける。
しかしその分無防備なので、人ごみの中で絶対に踏まれてはなるまいと、常に左を車道側にして歩く。

そこまで気をつけといて、自ら話に夢中になり、テーブルの脚にぶつけて再出血させる。
……最悪。


もしかして私の足は何かに呪われてるんじゃ……?

2002年07月13日(土)  盆の入り

東京では今日からお盆だそうだ。
お盆休みといえば8月だし、九州地方出身の私の家は旧暦のお盆が普通で、こんな時期に盆の入りを迎えるものとは、20数年住んでいながら実は今日まで知らなかった。
たぶん長いこと新興住宅地に住んでいたので、昔からの住人があまりいなかったからだろう。

今日、踊りの師匠に「今日は盆の入りで忙しい」という話を聞いて初めて知ったのだが、なるほど、夕方近所を歩いていると、あちこちの家の窓から「チーン」と鈴を鳴らす音が聞こえてくる。
門前で迎え火を焚くところも見かけた。

このあたりは長く住んでいる人が多いし、お寺も多いので、アタリマエのこととしてこういうことをきちんと行っているのだろう。

考えて見れば、こういうお盆の行事をちゃんと体感したことって、今までなかった。
いつか消えてしまう前に自分の目で見ておかなくては。

2002年07月11日(木)  職人芸

あまりにも仕事が山積みで、わけがわからなくなったので、イヤになって帰宅。

帰りがけに、せめて頭の中を整理しておこう、と「やることリスト」を書いていたら、出てくる出てくる。
ああー。
今週は飛びこみ仕事が多かったので、ルーティンワークがたまってるんだわぁ。
なのにメールでルーティンワーク用の資料がばしばし送られてくる。
泣けるぜ。(TへT)

一緒に働いている(部署は違う)派遣の女の子が今月で契約を終わることになっている。
同じ派遣会社から来ている派遣社員の女性が、営業さんから「彼女はスキル不足だから別の人を探して」と頼まれている、と聞いたという。
その営業さんの言葉がどこまで信憑性があるのかわからないけれど、もし本当に誰かがそう言ったのだとすれば、「それは違うんじゃないの?」って思う。
PCの知識とこの業界の特殊知識を持ち合わせた人なんか、そうそういやしない。

派遣された部署の巡り会わせが悪かったんだろう。
私が前の会社で、違う部署だったらたぶんもう少し長く契約してただろう、と思ったのと同じだ。
私はたまたま別の部署に派遣されて、上司とうまくいっているから続いているけれど、彼女の部署だったらとても続けていられないだろうと思う。
なんかもっと評価してあげればいいのにっていつも思ってたけど、あの部署の人たちの要求はかなり高いものなんだろうな。

たしかに派遣社員は人柄よりスキルなんだろう。現実って厳しい。
自分の腕一本で食べていくって、大変だ。

2002年07月10日(水)  笑いのツボ

上司のメールはタイプミスが多い。
そういう上司だとこっちは多少気が楽だ。
自分が間違った時に厳しく注意されたりしないから。

それにしても。
いつもは「ああ、これが言いたかったんだな」と黙って了解して、おかしくても笑わずに収めてきた私も、今日ばかりは耐えられなかった。

ちょうど台風の雨が激しくなってきた、定時前。
誰もが外の様子をそれとなく気にしていた。
私もたまった仕事でてんぱっていながらも、時々窓の方に意識を向けていた。
雷は鳴らないな……、と思いつつ、受信メールをチェック。

上司Aさんからccでメールが来ている。
ある人に質問を投げかけるメールだった。

Subject:××に関する質問
「○○さん。元気ですか? 電気でしょうね」

そこまで読んだところで、思わず吹き出してしまった。
向かいの席の女の子がすかさず目を上げて、意味深な視線を送ってきた。
「Aさんからのメールですか?」
もう笑いに支配されてしまった私は、かろうじてうなずいた。
彼女もccでメールを受け取っていた。

傍にAさんがいるので笑ってはいけないと思いつつも、もうこらえられず、私たちは笑い転げてしまった。
その様子に周りの席の人たちが「何、どうしたの?」と反応する。
「箸が転がってもおかしい年頃だからね」とAさん。
い、いや、これは箸どころの問題じゃ……。

早くこの笑いを収めなくては、と思えば思うほどツボにはまって抜けられない。
「何がそんなに?」と皆が不審がる。
「Aさん、このメール……」
息も絶え絶えに、目で訴える。
一応○○さんもこれを受け取ってるわけだし、知っておくのも必要かもしれないし。

Aさんが私のPCの画面を覗きこんだ。
周りの人も少し集まってしまった。(ゴメンナサイ)

ああ。私はなんて悪い部下なんでしょう。
寛大な上司に感謝すると共に、懺悔します。

2002年07月09日(火)  スパイ?

部署名も変更になったので、「そういえば雇用契約書を更新するんだった」と思い出し、メールで派遣元の担当営業に部署名変更の知らせを出した。
普通に考えれば人事から後で正式に知らせるはずだからわざわざ言うのは気が引けたりもしたけれど、契約書を作り直すのは手間だろうし、通知が出るまでちょっと待ってという風に書いておいた。

すると速攻で営業さんから電話があった。
いつもこっちが必要な時には連絡くれないくせに、こういう時には早いんだから。
(大体この契約書だって、6月からの契約分なのに。いい加減)
ちょうど近くに来る用事があるので寄ると言う。

彼が人事に電話したら(後で通知があるはずだと言ったのにぃ。ぶつぶつ)、「実はそうなんです」と言われたとかで、「森崎さんの言うとおりでした。またこういう時はすぐ知らせて下さいね」とニコニコ。
なんか密告したみたいで複雑……。

スパイついでに、もしかしたら勤務地が本社の方に変わるかもしれない(確率的に90%と上司に聞いていたし、社内的にも暗黙の了解事項なので問題ないと思われる)という話をしたら、「そういうこともあるかと思って、森崎さんにしたんですよ」などと調子がいい。
確かに私の家は現勤務地と本社の間にあって、どっちにも近いわけだけれど、ホントにそこまで考えてたなんて到底思えない。
元々派遣される予定だった他の派遣社員がやむを得ない事情で働けなくなり、急遽ピンチヒッターで私が入ったわけだから……。
まあ、どうでもいいけどね。

絶対こいつ、次男だ。間違っても長男じゃない。
などと思うのだった。

2002年07月08日(月)  とちり屋

今日から社名が変わった。
いや、正確には変わったというわけじゃないんだけど、今まで名乗っていた通称が使えなくなった。
メールの署名も変えた。

困ったのは電話。
以前いた会社では2回も社名変更があったし、派遣という職業柄、社名が変わることには慣れるべきなんだろうけど、話す知能が少々鈍い私にはちょっとつらい。
仕事をしている途中で何も考えずに電話をとると、うっかりいつもの調子で言ってしまう。
数秒妙な沈黙を置いてしまう。
すんません。

2002年07月07日(日)  七夕

今更七夕って年でもないとは思うものの、やっぱり気にするあたりがイベント好きの性ってものでしょう。

今日は多少雲が出ているものの晴れています。
それでも東京の夜空には宵の明星以外見えません。とほ。
脳裏に焼き付いている星空といえば、コドモの頃館山で見た星空。
生まれて初めて自然がコワイと感じた。
あまりにも星が多くて。空が広くて。
それから、学生の頃行った志賀高原で見上げた夜空。
流星群を見るためにみんなで地面に横たわって天の川を眺めた。


今、短冊を書くとしたら、何を書くかな。
願い事が一つしか選べないとしたら何を書く?
意外と、難しい。
たくさんあって選べない、というのではなく、一つ抜きん出て選ぶだけの「絶対」という願い事が見つからないのだ。
それはそれでちょっと悲しい。

2002年07月06日(土)  梅雨の晴れ間

暑い。
雨雲はどこへ行ってしまったんだろう。
これは、梅雨明け?
もう夏っぽくない?
でもあんまり雨降ってないよなー。
もうちょっと降っておかないと「節水」「給水制限」とかケチくさいこと言わないとならなくなっちゃう。


踊りのお稽古に今日の曲に合わせた浴衣を着て出かけた。
(夏の着物は1枚きりないので滅多に着られない……。情けない)
近所の和菓子屋に寄ったら箱代をサービスしてくれた。
ラッキー。浴衣さまさま。
家の中は暑くて着るだけで汗が出たのが、外は風があって涼しかった。
浴衣ってやっぱり涼しいんだなー。

2002年07月05日(金)  飲み会の女

会社のゴタゴタで、みんなのモチベーションが下がっているせいか、残業をする人が少なかった。
私は上司に「メールで送っといて」と言われた資料作成があって、帰ることができず、もたもたしてたら、残り5人になってしまった。
鍵をかける係はいやなので(ここではまだやったことがない)、みんなで一斉に9時に上がった。

飲んでいる人たちがいるということで、軽く一杯合流しようということに。
駆けつけ一杯飲んだら、他の飲み会に更に合流することに。
2軒目のお店で大人数でゴハンを食べていたら、同じテーブルの人に、「森崎さんっていつも飲み会の時いるよね?」と言われて、ドキッ。
「たぶんタイミングですよー」
と受け流したものの。
た、たしかに……。あちこちに顔出しすぎ?
今日はちょっと情報収集もあったんだけど(お前はスパイか)。
ちょっと自粛しよ。
ホントにタイミングなんだよー。

2002年07月04日(木)  会議は踊る

今日は月に何度かある定例会議の日。

ある資料を整理するのに、「アクセスを使いましょう。アクセスのファイルにみんなが入力すればいいようにしましょう」という発言があった。
むきになって「エクセルが便利です。エクセルで充分です」と言ったのにはワケがある。
だって、あのメンバーの中にアクセスでデータベースを構築できる人はいないわけだし、作るとなったらどうせ私に回ってくるし、しかもアクセスはちょっと敷居が高いので利用者から質問攻めに遭うのは目に見えている。
だから「アクセスできます」とは口が裂けても言えなかった。
上司は私の魂胆を見抜いていて、後で笑ってたけど。
やる気がないというわけではまったくなく(いや、たしかにないとも言えるけど)、自ら余計な仕事を増やすのだけは免れたかった。
契約外の話だからいいんだよな……(笑)
自分が作れることを前提にああいう話はしてほしいよ。

アクセス云々より先に必要な決め事がいっぱいあるのにな……。
なんかあまりにも「会議は踊る」って感じで疲れてしまった。
みんな深入りしたくないの見え見えなんだもん……。
結局また話が進んでいないってことに終わってから気付き、いつも通り呆然とする。
この会議自体経費的にムダじゃないかと思えてくる。
私がそんなことをいくら考えたところでそれすらムダなんだけど、余計なお世話ながら、もっと効率よく一つ一つ着実に決めようよ。

派遣扱いされないのはいいけど、私ごときがやるべきじゃないことまで「森崎さんやってよ」って言われるのには閉口する。
私が送ったメールを見て部長クラスの人たちが言う通りにしてくれると思う?
「っていうかお前誰?」って思うのが普通じゃん。考えてよー。

2002年07月03日(水)  お国柄

昨日ミーティングをしたゲストたちの接待に行くことになった。

会社のお金だから行こう、と言い出した上司は、夜になって「疲れたから帰る。代表で行っといて」って帰ってしまった。
なんてこったい。っていうかなぜ代表?

まあ、仕方ない。
もちろん他にも何人かいるんだけど、女は私一人。
しかもみんなそれなりの役職の人だし。

「え。この面子に私が混ざるのってありですか?」
「なんで? いけない?」
……そんなことはないけれども。

さて、ゲストは三人。
1人はフランス人。2人はイタリア人。
紅一点なので優遇していただいた。

フランス人っていうのは、あたりがソフト。
だけどちょっと保守的な考え方をする。
渋谷の女の子は彼の好みには合わないらしい。

イタリア人は、サービス精神旺盛。
飲みの席を盛り上げる小技を知っている。
楽しい話題を提供できる。

やっぱりヨーロッパの人というのは、女の子にいつも気を遣う。
それがまたさりげなくて心憎い。
下心云々ではなく。(注:全員既婚者)
日本の男性にもちと勉強してもらいたいような。
でもそうじゃないところが彼らのよさだったりする。
……それよりお前が気を遣え、と言われそうだけど。気が利かない女でスミマセン。

2002年07月02日(火)  Meeting in ENGLISH

ついにこの時がやってきた。

ヨーロッパから3人のゲストがやってきて、ミーティングをすることに。
聞き取りはなんとかなっても、いざ説明をしようとすると言葉が出てこない。
困ったものです。
あーあー。もっと真面目に英語勉強しとくんだった。
そんなの後の祭りだけど。

思い出すのが苦痛なほど、後で考えるとめちゃめちゃな英語を使った。
恥ずかしー。
惨敗です。

私は議事録を書く役目があるので、とりあえず日本語で作ったら、やっぱり英語でも作るように言われてしまった。
あうー。
やっぱり英語は必須だなあ。痛恨の一撃。

2002年07月01日(月)  嵐を呼ぶ女

行く先々で大きな変化が起こる。
これはもう偶然とは言えないかもしれない。

学生の頃は部活動の体制や学校の制度。
社会に出てからは主に会社の組織変更。

今回は大きな会社なだけにやることが大掛かりで大胆。
というか根底から覆されるような大きな変更で、それを何の予告もなく突然言うので、寝耳に水、というか、ただびっくりするしかない。
社員の人は前前から予感はしてたのかもしれないけど、こっちは「そんなの聞いてないよー」ってなもので、もちろん受け入れる以外になくても、なんだか釈然としない。

派遣社員の子が一人切られることになった。
これはただはじまりでしかない。
私も他の派遣さんも、漠然と「次は自分かもしれない」と思っている。
だってもう今までみたいに「この仕事をやってるからこの人は必要」っていうちょっとした保険みたいなものは存在しないんだもの。
どの部署のどの仕事が重要で、誰が必要かそうでないかすら見えない。
派遣どころか社員の人だって、何が起こるか戦々恐々としてるところだろう。
この時代、どこにいたって安泰ってことはあり得ないんだな。しみじみ。


こういう変化の時期(サイクル)に立ち会いやすい年なのか。
それとも、やっぱり私がいるとこういうことが起こるのか。

どこ行っても落ち着かない……。これって私のせい?(笑)


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