蹴文修記

2004年03月31日(水) シンガポール代表×日本代表

内容は最悪、でも結果は良し。

オマーン戦はワールドカップ予選の初戦ということもあり、緊張感
漂うホームで、選手たちも初めての舞台で本領発揮はできなかった。
今回は初のアウェーでの予選、どんな状況が待っているのか、選手も
サポーターも監督も報道も手探りな部分は否めなかっただろう。

アウェーでの戦いと言えばつい最近、過酷な中東とのダブルセントラル
形式の予選を戦い抜き五輪出場権を得たU23代表が思い出される。
その時を思い出せば、今日の苦戦の原因が見えてくるのではないか。
思わぬ苦戦、予想しなかった敗戦、計算外のトラブル、などの苦境を
乗り越えられた一番の要因は、監督の采配や選手の技量ではなく、
どんなことがあっても五輪に行くという戦う気持ちが強かったからだと
僕は思っている。

昨日のフル代表の選手たちには、残念ながらその気概が見えなかった。
選手たちだけではなく、監督や報道、サポーターにも、だ。
負けられない戦い、と煽りはするが言葉だけ、中身は何もない。
監督批判は簡単だが、じゃあどうするのって所では何も答えがない。
ジーコを超える政治力を持った人物で日本の監督を引き受けてくれる
人なんかいない。

確かにジーコは選手起用や戦術では今の日本にとってベストではない
かもしれない。しかし予選が進んでいくにつれ、選手の招集や他国
との交渉事において(特に協会が頼りないから)、ジーコほど日本の
現状を理解し仕事が出来る人はいないだろう。だから簡単に監督交代
など考えてはいけないと思う。トルシエの時代を考えれば、交渉上手
なのは明白である。中田1人をケアすればいい時代は終わっている。

どんな監督が率いようと、肝心なのはピッチで戦う選手である。
この試合では誰もピッチで声を荒げる選手はいなかった。暑いなぁ、
入らねぇなぁ、バラバラだなぁ、と考えているだけで、淡々と自分の
出来ることをやって、時間が過ぎるのを待っているようだった。

ピッチで怒ってばかりの選手もどうかと思うが、ドゥンガや中山の
ような戦う選手が必要だ。仲間に対しても試合中に要求できる、
指示ができる選手がいない。声を出すのは当たり前のことで、試合中
に寄り添って打ち合わせているだけじゃ物足りない。グダグダ話して
るんじゃねぇよ、って思う。中田はそういう選手の必要性を理解して
いるのだろうが、自分がその立場になることは出来ない。

果たしてシンガポール戦のピッチ上で、シュート外して悔しい、
もっと点が取れなくて情けない、と思ってる選手はいるのだろうか。
修正しなきゃ、なんてコメントはもう聞きたくない。選手生命かけて
戦う姿勢がなければワールドカップという舞台には立てない。

大げさかな?でも五輪代表がピッチで見せた戦いは、今日勝たなきゃ
全てを失ってしまうという危機感を抱き、ピッチで戦う選手の気持ち
を感じることができた。それとも日本は1次予選くらいは流して
戦えるくらいレベルが上がったんだろうか。内容は最低でも、最低限
のノルマである勝ち点3は奪えたんだから。

でもこのままでは、技量的にレベルが近い最終予選では全く通用しな
くなってしまう気がする。手遅れにならない内に、って中田が発した
言葉は、それを意味しているのではないだろうか。伸びきって
しまったバネは取り替えなきゃ以前の反発力は生まれないのだから。



2004年03月28日(日) Chelsea×Wolverhampton Wanderers

今日はチームのサル練習試合だったけど、イマイチ気合が入らず
ってか身体も乗らず、なんだかな〜って感じだった。
まあ、面倒な試合はやっぱしない方がいいなってことかな。
でも何の気兼ねもなく出来るのって少ないしなぁ。

それにしても点取れませんな。チームの記録をまとめていたら
自分の得点記録がまだないのだ。練習試合含めてもね。
個人参加とか紅白戦とか番外試合とかでは取ってるのに、
どうしてなんだろか。今日もシュート何本か打ってるし、かなり
いい感じの1つあったんだけどなぁ。難しい。

そんなことで帰ってきてうたた寝したりしてあっと言う間に夜。
チェルシーの試合やってんじゃん。今日は最下位相手だし余裕〜
って思い、先制点入ったのを確認してやべっち見てたりしてた。
でもチャンネル戻したら同点?しばらくしたら負けてんの?
何やってんねん〜、疲れてるのかな、まさかチャンピオンズリーグ
に集中してるわけでもあるまいし、なんとかしなさいーっ。

と思ってたら、助けてくれたのはジミーちゃんでした。
ランパード得意のミドルで追い付いた後、途中出場ながらも約15
分でハットトリック! 誕生日&プレミア通算100ゴールだ!
おめでとう! 最近すっきりした勝ちがなかったから、いくら下位
相手でもうれしい勝ちだね。

アーセナルはユナイテッドと引き分けて勝ち点差は7。残り試合は
8だから逆転可能な差ではあるけれど、直接対決も終わってるし、
ユナイテッド戦も終えたアーセナルがそう負けるとも思えないし、
出来ることと言えば来月のチャンピオンズリーグでアーセナルを
突き落としてモチベーションを低下させるくらいか(笑)

Chelsea 5 - 2 Wolverhampton Wanderers

Chelsea
Goalscorers: Melchiot 4: Lampard 70: Hasselbaink 77, 87, 90
Squad: Ambrosio, Gallas, Babayaro, Melchiot, Terry, Lampard, Cole (Parker 80), Geremi (Hasselbaink 60), Makelele, Crespo, Gudjohnsen (Duff 45)
Unused Substitutes: Sullivan, Huth

Wolverhampton Wanderers
Goalscorers: Craddock 57: Camara 23
Squad: Jones, Butler, Naylor, Craddock, Clyde, Camara, Rae (Cort 84), Kennedy (Newton 73), Ince, Ganea, Miller (Cameron 84)
Unused Substitutes: Oakes, Irwin
Booked: Rae (45) , Ganea (45)

Attendance: 41,215
Referee: Graham Barber



2004年03月27日(土) 川崎フロンターレ×大宮アルディージャ

J2の洗礼を浴びた新米監督。

普通の人がテレビ観戦してたらつまんない試合だったろうなぁ。
しかしストーリーを理解すると見所満載の面白い展開でした。
スマックダウンって1回だけ見てもわけわかんないけど、何回か
我慢して見るとその面白さがわかってくるって感じだろうかね。
この例えを理解できる人も少ないと思うけど。

さてまず先発メンバー発表から異変が生じてました。アウグストが
ケガから復帰し、前節負傷退場した我那覇も元気に戻ってきた。
しかし昨シーズンから出場停止以外でピッチを離れたことがなかった
箕輪の名前が控えにもなく、山根もコールされることはなかった。
代わりに入ったのは佐原と鬼木。鬼木はわかるとしても、佐原は
どうなんだろう、寺田じゃなくて?って感じ。

でもそう思うのはまだ頭の中で去年のイメージが色濃く残っている
からだろうな。新しく来た監督は既成概念を持たないがために
思い切った選手起用が出来る。まあ傍目からは無謀と思えることでも
出来ちゃったりするから面白い。

相手の大宮も今年新監督を迎えている。あの三浦くんだ(笑)
Jリーグの監督にくん付けも失礼かと思うけど、歳はちょっと上で
スカパー解説で小難しいことあーたらこーたら喋っているイメージ
から、僕にはくんと呼ばれる対象なのだ。いい友達になれそうだが。
そして彼は完全な川崎対策を練ってきた。恐らく川崎だけではなく
開幕後4〜5戦の戦い方はもう既にシーズン開幕前に出来上がって
いるに違いない。多分間違いない。

バレーとダニエルは等々力のピッチが小さく見えるほど背が高く、
競り合いに強い箕輪不在の影響が懸念された。試合勘の戻っていない
佐原で大丈夫だろうか。スピードで匠と宏樹が負けることはないと
思われるが。また守備陣は川崎の3トップを全く自由にさせず、
我那覇なりマルクスに入るくさびのボールがことごとく狙われカット
された。ペナルティエリア近くでの3人のパス交換は、成功すれば
ビッグチャンスとなるため、エンジンがかかる前に止めにきた形。
サイドのアウグストもぴったりと蓋されていた。

三浦くんがどんなサッカーするのか楽しみだった。すごく現実的
な策を執ってきて残念だとは思いつつ、机上の空論だけでサッカーを
観ている人じゃないんだな、と感心したり複雑な気分。
そんな大宮の非常にJ2的な戦い方に対し、前半の川崎は空回りを
繰り返すだけだった。

おまけに試合を更にスリリングにさせたのは審判の方々。ファウルを
厳しく取るのはいいけど、得点機会でもなくそんなに危険でもない
反則にイエロー出すのはどうかと思う。J2はJ1と違い試合数も
多く、必然的に累積警告が貯まる。累積の数え方は両方とも同じな
ため、シーズン終盤になり主力が試合停止になる場面がJ1と比べて
も多くなる。すると大事な試合の面白みがなくなってくる。
反則しないにこしたことはないが、カード出すに値する反則かどうか
の見極めをもっとしっかりしないと、リーグの盛り上がりにも影響を
与えてくる。副審もジャッジしないとダメだよ。主審の判定や選手の
反応見てから旗振っても意味ないよ。

しかしこれがJ2の実情。関塚監督は現実と戦わなくてはならない。
後半になり、スカスカだった中盤を修正し気合を入れなおし、試合を
支配し1点をもぎ取った。開幕3連勝と結果は残してきてるものの、
今日は得点シーンを除けば三浦くんの思い通りの展開だったので
はないだろうか。審判にイラつき声を嗄らし指示を送り、試合終了
前にはベンチ裏でも怒声を上げていた。疲れただろうなぁ。

終盤になり今年初めて4バックを試したり、箕輪を欠きながら無失点
に抑えたところは評価していいかな。苦しい場面をどう乗り切るか
は監督の力量が問われるところだし。サッカーさせてもらえなくて
しんどい戦いがこれから続くだろうけど、信念を曲げずに頑張って
ほしい。

もちろん、今年こそ昇格、今年は誰にでもチャンスがあると頑張って
いる選手たちの功績も大きいけどね。今日の試合は監督見てるのが
一番面白かった。



2004年03月26日(金) Nステ


サッカー以外の話題が続くのも珍しいけど。。。今日でNステ終わり。

ずいぶん長くなったんだね、18年半か。
ってことは、僕がいわゆる社会的な事象に興味を持ち、影響を受ける
ようになってからほとんどの期間にわたり続いていたんだなぁ。

世間では久米さんどうのって話になると思うけど、この時間帯にこの手
のニュース番組がなくなるってのが大きいよね。
後継番組も報道?よくわかんねー、笑。

Nステが始まってから色々な報道番組が浮かんでは消えていった。
テレビでの報道がリアルタイム中継をウリにして視聴者を獲得してきた
けれど、その役目が衛星テレビ(専門チャンネル)とかインターネットに
取って変わられようとしているのかね。

Nステ見てれば日本の世界の今が知れた十数年前に対し、今は欲すれば
いつでも衛星テレビやインターネットで世界の情勢が中継されてる。
物事を知る、という意味ではもうテレビはその速報性はない。

昔はテレビでなきゃ知られないことが多くあった。新聞では伝えきれない
部分をテレビの報道番組は僕達にリアルに伝えてくれた。

これからは自分から知ろうとしなければ物事が入ってこない時代になる。
インターネットも専門テレビも、僕らが見ようとしなければ何の情報も
与えてくれない。民放チャンネルでお気軽にニュース見て、なんてこと
が出来なくなる。

恐らくNステが終わり、他の報道番組も姿を消していくだろう。次の
番組もすぐになくなっちゃうだろうな。そうすると知ろうという努力を
しないと情報が入ってこない時代への変化が起こる。

良悪あれど社会的に大きな影響を及ぼした報道番組。そこから一般家庭に
流された情報量は多大なものである。それに代わるものが出てくるの
だろうか。インターネットはまだそこまで一般には普及していない。
だって知りたくない情報には触れなくていい世界だもんね、ここは。

わけわかんなくなったのでこの辺で。




2004年03月25日(木) よくわからないけど。


季節の変わり目だからなのか咲き始めた桜が誘うのかなんだかわからない
けれど、著名人の訃報が最近の新聞やテレビを賑わせている。

そして最後の有名税納付の時機なのかどうかわからないけど、大勢の人が
悼み集まり涙を流す。普段はすっかり存在も忘れているような人に対して
でも、だ。

そうなってから初めて過去の出来事が自分の中で回想され、テレビや新聞
によってそれはある種誇張された想いに変わっていく。映画の主人公と
同じ気持ちになり涙を流すような。

有名人だからこそ一般の人が弔いに訪れる。一般人のための場所も用意
される。でも僕は想いが深いであろう人でも、個人的な面識なしではその
場に赴くことはできない。僕なんかが行っていいのか、と思うし、何の
関係もなく来るんじゃないよと思われそうで。

こんな考え方するのはおかしいのかな、よくわからないけど。
よく自分の葬式の場面を想像して云々って話はあるけど、自分の場合は
いつも6畳間1つ分の人しか集まらないんだよな。

まあそれでも僕にしては十分なんだけど。



2004年03月24日(水) Chelsea×Arsenal


普段と違ったのはピッチを写すカメラの位置。
プレミアシップではバックスタンド側からメインを背景にした映像が
流されるのだが、チャンピオンズリーグではそれが逆になるらしい。
そしていつもは見られないバックスタンドの雰囲気に驚いた。
試合が盛り上がった時間帯ではあったけれど、ほとんどの観客が立ち
上がり声援を送っている。スタジアムの雰囲気もいつものそれとは違い、
今日こそはアーセナルに勝つぞという気持ちが感じられた。

いつもに増して愚直なサッカーを展開するチェルシーに対し、ある程度
余裕を持って受け流すアーセナル。チェルシーは今季選手を大幅に入れ
替えてはいるが、ピッチで見せているサッカーは基本的に昨季と大きな
変化はない。ボールを取れば前に運び、最短距離でゴールを目指す。
デサイーが制空権を握り、ダフがサイドを走りグジョンセンが決める。
クレスポが入ろうが、マケレレが来ようがサッカーは同じ。

サッカーを変えるには監督を代えるのが早いんだろうが、このプレミアの
原点とも言える早いサッカーは捨てて欲しくない気がする。かつて
ユナイテッドは最も上質なイングランドサッカーでプレミアを牛耳って
いた。逆にアーセナルは、脱イングランドというか新たな形をプレミアに
持ち込み、今や敵なしの状態である。またそのサッカーは欧州にも通用
するものである。欧州を制するにはイングランドサッカーは捨てなければ
いけないのだろうか。

そんなアーセナルに対し、一瞬のミスを突きチェルシーが先制。
そして一気呵成に今日は2点目を取るぞと前がかりになったところ、
しっかりとお返しを食らってしまう。いつもの見慣れた風景。残念ながら
実力差通りの、多くの評論家が予想した通りの展開になってしまった。
終盤、デサイーが2枚目のイエローで退場し、決定的なアウェー2ゴール
目を献上しなかったのは良かったとしても、チェルシーホームで1ゴール
ドローと言うのはアーセナルの思惑通りの結果だろう。

しかし今日のチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグ。
チェルシーファンはいい気分を味わえたのではないだろうか。
先制点を奪った直後、そんなにしゃかりきに2点目を狙いに行かなくても
いいのに、ある種異様な雰囲気のスタジアムは、難敵アーセナルを叩き
落とす2点目を望み会場一体となった声援を送った。少なくともその数分
間、選手はスタジアムの声に押されて前に前に進んで行き、アーセナルを
圧倒した。もう1つのミスがあれば流れは決定的に違っていただろう。

それにしても先制後、選手も観客も落ち着いて試合をリスタートさせる
ことが出来ていれば、わずか数分後に失点することもなかったろうに。
悔やまれる時間帯でもあるが、チャンピオンズリーグの舞台でアーセナル
を破る夢に酔いしれた観客を非難することなんて出来ない。選手も残りの
試合時間は集中し、アンリにもベルカンプにもレジェスにも仕事をさせ
なかった。残りの時間帯は守備面で非常に集中していた。

それにしてもチェルシーを評する評論家の方々はなぜにあんなにブルーズ
を非難するのだろう。レアルは銀河系とか言って特別扱いするのに、同じく
補強に大金を使ったチェルシーが勝ってはいけないという論調になる。
チェルシーの使った資金は1人の選手ではなくチームを立て直すために
大量の補強が必要であったがため。誰を連れてくれば勝てるようになる
なんてことは考えていない。使える選手の頭数が絶対的に不足していたから
なのに。クレスポ頼みのチームなんか作ってもいないし、ベロンがいない
からなんて今更言わないで欲しい。彼らはまだこのチームで何もしていない
のだから。クディチーニの離脱が一番痛いよ。

セカンドレグはまだ終わっていない、アーセナル対レアルのカードも
決まったわけじゃない。ホームのアーセナルから1点を取る実力はチェル
シーに十分備わっているし、プレミアの結果からもそれは証明されている。
但し90分に渡りアーセナルを封じるにはスペシャルな何かが必要だけど。
チャンピオンズリーグという舞台にそれはあるのかもしれない。

Chelsea 1 - 1 Arsenal

Chelsea
Goalscorers: Gudjohnsen 53
Squad: Ambrosio, Desailly, Terry, Bridge, Gallas, Makelele, Lampard, Parker (Cole 72), Duff, Gudjohnsen (Melchiot 86), Mutu (Crespo 72)
Unused Substitutes: Sullivan, Huth, Gronkjaer, Geremi
Booked: Desailly (80) , Makelele (65)
Sent Off: Desailly (84)

Arsenal
Goalscorers: Pires 59
Squad: Lehmann, Campbell, Cole, Vieira, Ljungberg (Reyes 78), Pires, Lauren, Toure, Edu, Bergkamp (Gilberto 72), Henry
Unused Substitutes: Stack, Cygan, Keown, Clichy, Kanu

Attendance: 40,778
Referee: Manuel Enrique Mejuto Gonzalez



2004年03月23日(火) U19日本代表×U19韓国代表

9月にアジアユースがあって来年6月にはオランダでワールドユースが
開催される。その準備段階の強化試合として組まれた今日の韓国戦。
どんな選手が選出されどんな活躍を見せてくれるのか楽しみであった。

国立でもらったパンフレットには、このチームは2月に始動、とあった。
去年の秋に仙台でアジアユース1次予選を戦って一度解散したのか、
んで仕切り直してこの冬から再始動なのね〜、とか勉強しつつ観戦。
誰が選ばれてるんだ?平山とかカレン、増島は新聞で見たけど。。。
国見から兵藤ね、ああ福岡行った中村北斗、鹿島に入った増田と
田中かぁ、がんばれよぉ、FC東京の梶山とセレッソの苔口もかぁ、
なんて感じでまったりと弁当食べながら観戦。なんせ最近、えらく
気合を入れなきゃいかん試合が多かったから、たまにはお気楽に。

試合は日本がボールを支配してスタート。みんな上手いなぁ、いつの
時代から日本はこんなにボールポゼッション出来るようになったんだろ、
今やどの世代でもだいたいの国と試合するときには支配率高いよね。
そこから先に進むアイデアと決定力がないのと危機管理能力の低さは
これも全世代に共通する問題なんだけど。

今日の試合でもその課題をまざまざと見せ付けられることになった。
ボールは持っていても勝負しない、パス回せるところがあれば回す、
1人2人追い越したパスが出ない、簡単にプレーすることが出来ない。
まだまだチームが出来上がっていない段階だけど、個人個人の意識の
中では早期に改善できる、すべき点だと思った。必要な場面なら
放り込んでもいいし、思いっきりシュート打ってフカしても恥ずかしく
はないんだよ、と。熊さんがどう考えているかわかんないが。。。

そんなこんなでまったりと前半が終了し、後半には平山がピッチに立つ。
ヘッドで競り勝っただけで歓声が上がるのはテレビの悪影響だなぁと
思いつつ、ターゲットが出来たことで試合が動き出した。相手のGKが
異常に当たっていたのは日本にとっては不運。守備に関してはえらく
気合が入っていて、絶対にゴールを与えるものかとの韓国の意志の強さ
が感じられた。また実際にゴールを奪うことはできなかった。

日本の失点の場面は、ディフェンスの裏を突かれてボール対処が出来ず
GKと1対1になってしまった。これはDFの判断のまずさもあるけど、
ボールの出所をフリーにしていた中盤の守備に課題が残る。マークの
受け渡しがずれる場面もたくさんあったし、プレッシャーなしでミドル
シュートを打たせてしまう局面もあった。チームが成熟していけば
この問題は少なくなってくるだろうけどね。

気持ちの問題も大きかったかな。韓国にとっては日本はどんな場面でも
どんな世代でも絶対に負けられない相手であり、日本の韓国に対する
ライバル心ってのは若い世代ほど希薄な気がする。世界に目を向けて
いる若者にとっては、足元の小うるさい難敵に過ぎないのか。これを
超えていかなくては世界もないのだけれど。

ワールドユースって日本にとってはもう出て当然の大会ではあるけど、
アジアの出場枠は4つ。出場権を獲得するにはアジアユースで4位に
入らなくてはいけない。アジアユースではベトナム、マレーシア、
ネパールと同組に入り、順当ならここを1位通過し準々決勝で他組の
2位通過国とワールドユース出場権をかけて争うことになる。

まあ多分ワールドユース出場は大丈夫だろうが、マレーシアは開催国で
あるため油断は禁物。2位通過でも出場権獲得のチャンスはあるけれど、
他組の1位と戦わなければいけないだろうから、グループリーグの1位
通過を目指してまず戦うということになるだろう。

そしてワールドユース出場権を獲得した後は、ぜひアジアユース優勝を
目指してほしい。この世代なら出来るはず。なんせ日本はここ3大会
連続で決勝で敗れており、未だにアジアのトップに就いたことはない。
今日戦った韓国(実質的にはU18チームらしいけど)や中東国がライバル
になると思うが、新たなゴールデンエイジの構築に向けて頑張って
欲しい。さもなくばドイツ大会以降のA代表が寂しくなるよ。中田
だってもうその頃にはベテランだもの。

試合終盤、鹿島の田中がピッチに送り込まれ、ちょっと回りと違うテンポ
でチャンスを何回か作りだした。熊さんはあんなのお好みではないかな?
よくわかんないけど頑張れ〜。山本さんはいい素材を見つけられたかな?




2004年03月21日(日) Chelsea×Fulham

新聞整理しながらビデオ観戦なのでよく内容はわからんかったが、
チェルシーの陣容もなんか普通になっちゃったなぁ、と(笑)
普通ってのは、やっとこさ昨季メンバーと新加入選手が違和感なく混ざり
あってきたな、ってことで、悪い意味じゃないんだけど。

マケレレが欠場してもクディチーニがケガでもデサイーがセンターで
復活しても、ギャラスが何か知らんけど右サイドにいても、もう普通に
試合できるようになったんだなぁ。アーセナルははるか上空にいるけど。
それでも2位なんですが。

シーズン前半、これくらいのメンツでドローの試合を勝ちに結びつけたり
下位チームに簡単に負けたりしなかったらもう少しプレミアシップも
盛り上がっただろうに。ユナイテッドがあんなことなるとは思わなかった
しね〜。仇敵だけどボロボロなのは嫌だ、憎たらしい存在でないと(苦笑)
弱いジュビロなんかいらねぇ、ってのと同じ感覚ですかね。

今のチェルシーに必要不可欠なのは左サイドのブリッジとダフ、そして
デサイーですよ。デサイーの読みの良さとフィードはまだまだワールド
クラスですよ。さすがにスピードにはついていけんけど。
前はクレスポでもムトゥでもグジョンセンでもジミーでも誰でもいいや。
その時一番コンディションいいの出せば。組合せ的には誰とでも合わせ
られるクレスポが一番かな。

さて今週はチャンピオンズリーグ準々決勝、早いねぇ。
欧州と戦うはずが、相手はアーセナル。相性は最悪ですわ。
ここは思い切って戦い方変えてみたらどうですかラニエリさん。
守備的に行ってもどうせ守りきれないんだからさ(苦笑)


Chelsea 2 - 1 Fulham

Chelsea
Goalscorers: Duff 30: Gudjohnsen 7
Squad: Ambrosio, Gallas, Desailly, Terry, Bridge, Lampard, Duff (Cole 70), Gronkjaer (Parker 45), Geremi, Crespo, Gudjohnsen
Unused Substitutes: Sullivan, Huth, Mutu
Booked: Parker (83)

Fulham
Goalscorers: Pembridge 19
Squad: Van der Sar, Volz, Bocanegra, Knight, Pearce, Pembridge (John 62), Davis, Legwinski, Malbranque, Hayles (McBride 77), Boa Morte
Unused Substitutes: Beasant, Goma, Djetou
Booked: Legwinski (48) , Boa Morte (66)

Attendance: 41,169
Referee: Neal Barry



2004年03月20日(土) ヴァンフォーレ甲府×川崎フロンターレ

初めて川崎のアウェーツアーを利用し、松本平まで行ってきた。
アルウィンに行くのは2回目だけど、初めて行った頃にはまだ
自分の意志でサッカー観にいく、って感じはなかった(笑)ので、
スタジアムも改めて訪れてみると新鮮で、楽しい小旅行になった。

集合場所に向かう途中、急に雨が降り出して焦る。雨の予報はあった
ので折り畳み傘とかポンチョは持ってきていたんだけど、カバンの底。
急いで食料買い込み、自転車と放り置きしてバスへ向かった。
バスは60人乗りくらいだったけど座席は狭めでちょっと窮屈。
これは難儀な旅かなぁと思ったけど、色々あって退屈しない旅に。

バスは渋滞のためルートを変え府中インターまで一般道を走った。
お彼岸で午後は雨の予報だったから午前中にお墓参りを済まそうとの
車が多かったのかな。府中まで1時間超かかり、先行き不安になる。
そして八王子から大月までの山越え中央道ではなんと雪。
小杉で振り出した雨は雨脚を強め、雨観戦は覚悟していたが雪とは。
車内で知らされた現地情報によると、スタジアム付近は曇りとのことで
一安心し、バスが進み山を越えたところで雪から雨に変わり、雨脚も
弱まってきたことで不安感は少なくなってきたけど、道中の寒さは
真冬並だった。

しかしそれは杞憂に終わった。スタジアムに予定通り着くと気温は
さほど低くなく、そりゃ寒いけど一昨日の国立と同じくらいだった。
到着時雨は止んでいたけど、席につくとたまにパラつく時間帯もあった
ので防寒も兼ねてポンチョは着たままにする。途中のサービスエリアで
急遽購入したカイロもスパッツも装着し万全の体制。ワールドカップ
以降色んな競技場で様々な天候の下で観戦して、変な意味で場慣れして
きたなぁ。観戦眼は相変わらずだけど。。。

そして肝心の試合、僕にとってのフロンターレ開幕試合。
相馬は2試合連続の欠場、おまけにアウグストも前日のケガでベンチから
外れる事態に関塚監督が選択した布陣は、左サイドに木村を入れるという
もの。果たして今年から抜擢された若者は期待に応えられるのだろうか。
そして開幕戦は木村が入った右サイドには長橋が据えられた。

今年の川崎では誰が試合に出れるのか、どの選手がどのポジションで
選ばれるのか、いい意味での競争が激しいという。
石崎監督が勤めた3年間である程度メンバーは固定され、ケガしたらその
補充という形で新しい選手は起用されてきた。3年間で去年のような
チームを作り上げた功績の裏で、主力選手と控え選手のモチベーションの
差が出来ちゃってたのかな。今年は新監督を迎え新たなスタートを切る。
去年まで出番がなかった選手にも十分にチャンスがある。逆に言えば
ある程度の年齢とキャリアに達した選手にとっては勝負の年でもある。

試合内容は前後半で全く違うものになった。前半、引いて守る甲府に対し、
完全にボールポゼッションでは上回り試合を支配していた川崎だが、
人数をかける守備陣を突破することは出来ず無得点のまま。しかし前線の
3人、ジュニーニョ、マルクスと我那覇の連携は面白い。完全にはまれば
J1でも十分通用するのではないかというコンビネーションを見せる。
実際にはまだまだだけどね。この3人にサイドの2人やボランチ山根とか
が絡んでくれば最高なのだが。。。まあまだ公式戦2試合目だからね。
去年は第2クールまでこの厚い守備を突破することは出来なかったんだ
よなぁ。

試合が動いたのは後半。甲府が少し陣形を変え、攻撃的に出てきてから。
攻め込まれる場面も多かったが、逆にスペースが出来てより効果的な攻撃
が出来るようになった。先制点が生まれたのはセットプレーから。
マルクスが蹴ったボールがファーサイドに流れ、ジュニーニョが落ち
着いて頭で決めた。やっと入ったよ〜、って感じ。

すると甲府もバロンを投入し積極的に攻めてくる。バロン番の寺田だ
渡辺に代えてピッチに送り出され、期待通りに仕事をさせなかった。
この交代は去年見られなかった思い切った策である。試合の終盤で最終
ラインを代えることは素人考えでも怖いと思うのだが、最初から考えて
いたという関塚監督は思い切った交代をする人だ。

我那覇の負傷交代もあり前線でボールがキープ出来ず、マルクスも
スピードダウンで試合が落ち着かなくなってきた。ジュニーニョは
こんな試合では気合入れて守備をしてくれないし。
しかし試合を決定付けるゴールがマルクスに代わった町田から生まれる。
長橋から来たセンタリングがフリーの町田の前まで流れてきて、その
ボールを落ち着いてゴールに押し込んだ。試合終了前の決定的な2点目。
まあこれが大事な大事な1点になるわけだが。。。

甲府の最後のセットプレー。これをしのげば試合終了ってところで、
ゴール前でごちゃごちゃして甲府に1点をプレゼントしてしまう。
最後の詰めが甘いねぇ。まあ1点差でも勝ちは勝ち、去年はこれでドロー
地獄に陥ってしまっていたことを考えれば今年はいいんだけど、開幕の
鳥栖戦でもきちんと抑えるべきところを抑えられていない。
これは今後修正しなきゃいかん課題だろう。相馬が戻ってくると解決
されるだろうと楽観する人もいるだろうけど、そんなことではないと
思うしね。

全体的に試合を観ても、ちょっと進行が荒っぽい気がする。個々の実力が
高いから何とか出来ている内はいいけど、何をやっても上手く行かない
時はきっと来る。その時にはやるべきことをやっているかどうかで、落差
の大きい低調期を避けられるかどうかが決まってくると思う。
きっちりやることはやる、我慢するところは我慢する、ってのを徹底
しないと落とし穴に入りそうな予感がする。
そういう意味で、相馬復帰熱望。復帰って言っても公式戦ではまだ姿を
見ていないんだが(苦笑)。

まあアウグストが急な欠場で、相馬もいない状態で、寒いアウェーで
勝ち点3を取れたことは良しとしなきゃいけないだろうけど。
結果的に首位ですが、締めるとことは締めましょう。まだ42試合もある。
これくらいで浮かれる選手はいないと思うけどね〜。浮いてるのは僕か。

しかし帰ってきて、川崎の方が寒かったのにはびっくり。
試合終盤には松本平は晴れてきて、暖かくなってきてたのに。
日本は不思議な気候の土地だこと。




2004年03月19日(金) 我慢。。。

粗大ゴミ処分、来月から有料になります(笑)

他所は知らんがうちの近辺ではそうなるらしいです。
で、部屋を見回して買い換える予定の、あるいは予定はないけど
捨てるのに困るものは。。。ソファーだね、と。

床置きのソファーで、脚がなくて背もたれ倒したらまっすぐになる
やつ(この説明で想像できた人は想像力豊かな人と認定)。
引っ越してすぐに買った安物だけど、もう鉄パイプが浮き出てきて
クッション性まるでゼロ。これは買い換えたい(資金難でいつに
なるかはわからんが)。この安物を捨てるのに金かかるなんて・・・。

ってことで、生活環境事業所ってとこに電話しました。先に電話して
連絡済って貼っておかないと集めてくれないのだ。面倒だな。
で、受付は平日のみ4時30分まで、普通の人は出来ないよね、これ。
4時過ぎくらいから電話し始める、話し中、リダイヤル、話し中、
リダイヤル。。。いや、リダイヤルには慣れてるから大丈夫。

話し中、リダイヤル、話し中、リダイヤル。。。4時30分過ぎた。
やっと呼び出し音が聞こえてきた、チャンス(チケ取りの癖)。
そしたら一向に電話取りやがらねーでやんの。どうにかしろーっ。
捨てるぞこのまま(いやそんな暴挙には出ないけど)。
ちょっとくらい融通利かせてもいいのになぁ。

役所仕事ってのはこれだからねぇ。我慢するしかないのか?でも。

我慢と言えば、日本代表合宿中から抜け出した数人が次戦の召集を
見送られました。7人なのか8人なのか知らないけど、協会は何の
処分もしていないのに、ジーコ監督の判断で、ってこと。
選手も監督も1試合我慢しなきゃいけなくなった。

これは協会の責任逃れでもあるね。処分はジーコ監督に一任、
それでもって戦力ダウンしたら監督の責任である、と。
協会主導で動いている日本サッカー界は、協会の協力がなければ
仕事出来ないのわかっているだろうに。

サッカー先進国ほど全権監督でもないのに、こんなところだけ責任
を押し付けられる。学校は何にもしない、けど生徒の指導は先生が
教室できちんとしなさい、と。それで問題があったら先生の責任で
学校側は何も知りませんでした、と。

一応、協会は今回の処分を支持すると言っているけど、そんなことで
いいのかねぇ。日本の選手層も厚くなり、代わりの選手には事欠か
なくなってきたけど、大久保と茂庭を使い続けた五輪代表の立場は
どうなるの? 山本さんの管轄下で起きた違反じゃないから大丈夫
なのかい?

誰がどう悪いと責める気持ちはないけれど、ちゃんと筋を通しておか
なきゃいけない気がするな、協会は。

合宿抜け出した人にはもちろん猛省を。でもなぜそんなことが
起こってしまったのかも監督や協会は考えなきゃいけないね。
スケジュールがあまりにもタイトでストレスがたまる合宿だった?
選手のモチベーションコントロールも重要な仕事だと思うしね。
いくらプロでも、合宿してて一生懸命練習して練習試合で結果出して、
欧州から海外組が帰ってきたらはいご苦労さん、じゃやる気なくなる
のもわかんないことはないからね。




2004年03月18日(木) U23UAE代表×U23日本代表

「ご心配をおかけしましたけど・・・」

山本監督がスタジアムに残るサポーターにこう話し始めた。
いやいや、本当によくやってくれました。いろいろ心配して、
勝ち点計算やら得失点を気にしなきゃいけない状況になる
など、最後まで気が抜けない五輪予選でした。

終わってみれば堂々の1位通過。第3戦目以降はずっと首位を
保ち、最終的に2位のバーレーンに勝ち点差2を付けた。
得点もグループ最多で失点はわずかに2。実力的に、ピッチで
繰り広げているサッカー的の質としては当然のトップ通過である。

計算外の事態を予想させたのはUAEラウンド中からの選手の
体調不良。ほとんどの選手が下痢などを起こし、ピッチに立てない
ほどの重症だったと聞く。色んな秘密があるだろうから原因は
明らかではないものの、ケガなどの事態は予想しつつもこれだけ
多くの選手が使えなくなったのは想定外の出来事だったろう。

その結果ベストメンバーが組めなくなり、日本ラウンドの初戦を
落とす。体調を重視せざるを得ない起用は、山本監督を大いに
悩ませたに違いない。この世代だと、1日おきの試合はなんとか
こなせるものだし、相手も同じ条件だ。しかしベストの体調では
なかったため、ある選手は1日では回復せず、ある選手はピッチ
でも身体がずっと重そうだった。

しかしその状況を打破したのは、無理をさせない監督の采配と
選手の頑張りだったと思う。いくらイエローをもらっていたから
と言って、絶対負けられない試合に主力選手を休ませるなど、
普通の監督には出来ないことである。そして代わりに起用された
選手は、その期待に十分に応える。いいグループが出来たものだ。
全員で戦うという意志がしっかりしており、誰が出てもプレーの
質はさほど変わらない。

実力通りの結果を残すことは大変なことなのだ。

さあ、次はアテネ。谷間と呼ばれた世代は、大きな国際大会を
経て経験を積み、現在のA代表の地位を脅かさなくてはいけない。
それでないと日本代表の進化はないから。

アテネではオーバーエイジ枠の採用が予想されるが、どんな選手が
選ばれるのだろうか。普通はGKやディフェンスの中心選手を呼び、
チームの柱をしっかりさせるのが重要だと思われるが。。。

五輪の国別出場枠は、ワールドカップとは違いアフリカとアジア
勢が優遇されている。世界的に強国と言われる欧州は4カ国、南米
は2カ国しか配分されておらず、アフリカの4カ国、アジアの3カ国
と比べ、実力的に???と思われる形になっている。人口別やIOC
内での力関係がそうなっているのだろうか?

という事は、予選リーグでは高い確率でアフリカ、欧州と同じ組に
入ることになる。欧州は五輪代表に力を入れていない(入れられない)
国が多いため、アフリカ対策を万全にしなければいけないだろう。
おまけにアテネ五輪は夏。暑さに強いアフリカ勢は脅威となる。

現在の五輪代表に欠けている力強さ、高さに対応できる選手が必要
なのかな。でもこのまま、このグループで成長し続けて欲しいという
気もあるし。。。難しいところだね。
山本監督も最後の最後、時間稼ぎの交代をしなかった。西が丘の状況
からこのままでいいと判断し、選手もこのままでと思ったのかな(笑)
あの場面は誰でもいいから交代させるべきであったと思う。
これも監督の国際経験かな?

なんか一晩経ったら次のことしか頭に浮かばなくなってしまった。
昨日はあんなにハラハラしていたのにね(この日記は19日記)。
家に帰って一息付き、畳に座り込んだ瞬間、ももの筋肉がすごく
緊張していてつりそうな感覚に襲われた。寒かったせいもあるけど、
よっぽど張り詰めて試合観ていたんだなぁ(苦笑)

何はともあれ、よかったよかった。



2004年03月16日(火) U23日本代表×U23レバノン代表

実はこの題名で長文観戦記を1時間以上かけて書き上げていた
のだが、最後の最後あたりでブラウザが勝手にご迷惑をおかけ
しますが閉じます、ってメッセージを出しやがり、その草稿は
ネットの闇に葬り去られてしまいました(号泣)

今さら思い出して全部書けと言われてもそれは無理な話で、
フレッシュな思いが全部過去のものになっていく〜。

概要は多分、各国チームの状況説明や山本監督の采配について
だったと記憶しているけど、もっと熱く語った部分もあったなぁ。
何だったんだろう。。。

バーレーンはすごくいいチームに成長していた。しっかり守って
カウンターの1発にかける戦術は、格上との戦いが続くリーグ戦
でうまくはまれば最高の形になる。UAEラウンドではまだチーム
が出来上がっておらず不安定な結果を残したが、日本ラウンドでの
日本とUAEとの戦いでは見事な成果を収めることができた。
最終戦の相手レバノンは格下であるため、戦い方を変える必要が
あるだろう。UAEラウンドでは勝ってはいるものの打ち合いを
演じている。その点がレバノンとしては狙いどころであるのだが。

UAEは当然ながらUAEラウンドにピークを持ってきた感があり、
今のチーム状態は非常に落ち込んできている。怪我人も増えてきた
ようだし、レバノン戦をドローで終えたりバーレーンに完敗する
など結果が伴わずモチベーション的にもきついところだろう。

レバノンはおそらく何も考えていない(笑)。目の前の試合に全力
を尽くし、個人技やチーム戦術で明らかに上回る相手に戦いを挑む。
調子を落としたUAEとはドローを演じ、日本ともいい戦いをした。
6戦を戦うというよりも、目の前の試合に全力を注ぐ戦い方は、
時にして荒れたりするのだが、日本ラウンドでは上手くコントロール
されているように感じる。

そして日本は、6戦を通じてコンスタントに勝ち点を積み上げようと
考えていたのだと思う。采配にもある選手を休ませようとか、この
相手にはこの選手がいい、とか考えたある意味一番上質な戦術を
取っていると考えられる。しかしそこに計算外の出来事、体調不良
を訴える選手がUAEラウンド後に続出し、先発の配置に困るような
事態を迎えている。日本ラウンド仕切り直しができたはずなのだが、
思い切った入れ替えは行われなかった、っていうか十分な選手層の
厚さだと思うけどね。後で召集された阿部と大久保が結果を出す
くらいだから。

そんな4チームがリーグ戦を行い、1戦を残して3国に五輪出場の
チャンスが残ることになった。日本とバーレーンは勝ち点で並び、
UAEは日本に勝ちバーレーンが負ければ得失点差でチャンスは
残された。しかし現実的には日本とバーレーンどちらかが五輪行きの
切符を掴むことになるだろう。もちろん日本だと信じている。

レバノン戦の終盤、追い付かれ突き放し、既に試合が終わっていた
バーレーンとの得失点差を広げるチャンスはあった。しかしそこで
山本監督は動かなかった。選手交代は田中を投入したのみで、高松
や山瀬、より攻撃的なDF徳永をピッチに入れることはなかった。
これが6戦全部を見据えたマネージメントで、明日はまず勝つこと
=フレッシュな選手を多用しアドバンテージを得る=につながれば
何の文句もないのだが、観ている立場とすれば少し苛立った。

バーレーンとの得失点差は試合開始時に5あり、それがこの時点
では4に縮まっていた。それを再度引き離すことは考えなかった
のだろうか。もちろん引き分けたりしたら最悪の結果になるのは
わかっちゃいるけど、最後の最後で得失点差で泣くなんてことに
ならないだろうか。

バーレーンの最終戦の相手は既に予選落ちが決まっているレバノン。
レバノンは今日は素晴らしい試合をしたが、次もそんな試合をして
くれるかどうかわからない。非常にムラのあるチームだし、退場者
が出たりなんかすると何点入るかわからない。もちろん日本も前半
なんかでUAEの戦意を喪失させれば、大量得点のチャンスはある。
普通に考えたら得失点差4は大きなアドバンテージだ。

予選が終わった後、ほら正しかったでしょ、って山本監督に言われ
たいもんだね(笑)。余力を残して悔いることがなければいいが。
とにかく次は予選最終試合。もちろん勝つしかないし、得点は
多ければ多いほどいい。どんなサッカーを見せてくれるか楽しみだ。

天気予報によれば18日は雨らしい。中東の選手って雨の中の試合
に慣れているのかな?降らないイメージあるけど。日本に有利で
あるならば、雨でも寒くても我慢するから(笑)必ず勝つのだ!



2004年03月14日(日) U23バーレーン代表×U23日本代表

試合開始から数分経って、まだチェックしてなかった第一試合の
UAE×レバノンの結果を携帯で確認してみた。予想外のドロー。

この試合の結果が日本代表にどのような影響を与えたのかは
わからない。しかし選手のモチベーションや山本監督の采配に
わずかながらも悪影響を与えていたのではないだろうか。
終わってみてから言えることなんだけど。

サッカーに限らずほとんどの勝ち点を争う競技で、点数計算を
行うほどプレーに悪影響を与えることはない。僕らがやってる
素人フットサルの大会でもそうなんだから、ほんの些細な出来事が
勝敗を左右する世界レベルの争いでは、もっと大きな力を持つ
のだろう。

日本が今日の試合に勝てばUAEと勝ち点3差が付けられ、最終戦
を待たずにアテネ行きの切符が手に入るかもしれない。あるいは、
今日の試合は無理して勝ちに行かなくても(相手はUAEラウンド
で最も日本を研究し苦しめたバーレーンだから)引き分けでも
十分な試合だ、とか思っても不思議ではない。

もちろん選ばれた選手は勝つために全力を尽くし、監督は残された
3戦でアテネへの切符をつかむべく采配を行ったのだろう。
しかし今日はバーレーンの集中力、ここで負けたら終わりとなる
背水の陣の勢いに圧倒される形になった。

試合は終始日本がボールを支配していた。しかしそれはバーレーン
が事前に予測していたこと。バーレーンは鉄壁の守備で日本の攻撃
を封じることしか考えておらず、攻撃は素早いカウンターのみ。
守りきってワンチャンスを生かして勝利する、これが最高の結果。
おまけに日本は新たに召集したA代表の大久保やUAEラウンドで
結果を残した松井を使ってこなかった。捕まえにくいトゥーリオは
ケガで途中交代となった。バーレーンにとっては全てがうまく
転がったわけだ。

山本監督は事態を打開すべく石川を投入する。しかしポジションは
慣れない左サイド。最後に投入された松井には残り時間が余りにも
少なかった。石川投入の際に菊池不在のため取れなかった攻撃的
布陣。どうして大久保のカードを切らなかったのか。彼こそUAE
ラウンドで相手に見せていないジョーカーだったのに。

体調不良やアクシデントなど、計算外のことが起きたため監督が
責められることはないだろう。日本ラウンドの3戦全部をマネージ
メントしなければいけない立場もあるし、1戦で全てのカードを
さらけ出すわけにはいかないこともわかる。結果的に3戦目で首位に
いればいい。でもせっかく集まってくれた5万5千人の観客のため、
もっとスリリングな采配をしてもよかったのではないだろうか。
終わったからこそ、どうせ負けるならと言えるから無責任にこんな
こと言えるんだけど、今まで大観衆を集めることが出来なかった
五輪代表にこれだけたくさんの人が期待して集まってくれた。
それも過酷なUAEでの3連戦を首位で折り返してきたからこそ、
五輪代表への期待感が高まったからだ。あの必死さをテレビで観て
スタジアムに行こうと思った人も多いだろう。

僕はピッチ上の選手が、負けてもいいやと思って試合をしてる
なんて思ったこともないし、そんな考えで指揮する人はいないこと
を理解している。でもそれがまた伝わってこなかった。勝てども
僕らの心を打たない去年の二次予選を思い出した。バーレーン
はこの1戦に勝つために何でもした(好感は持てないけれど)。
日本は日本のやり方で、全身全霊をこめて残り2戦を戦って欲しい。



2004年03月13日(土) FC東京×アルビレックス新潟

いよいよJリーグ開幕!

川崎もホーム開幕戦だったけど、交渉によりこの日は味スタへ。
新潟には等々力の米食い尽くされた恨みもあるからね、って
それよりも昨年あんなサッカーで昇格された悔しさもあるので、
ここはぜひFC東京にJ1の厳しさを教えてあげてもらいたい
との思いで出かけた。

試合前にスタジアム前の屋内サル場で個人参加。去年までは
チームで参加してたけど、今年からは個人単位のエントリーに
なったコパFC東京で汗を流してからスタジアム入り。
サルはまあまあ楽しかったけど、時間的余裕はなかったなぁ。
去年みたくもうちょっと早くしてくれないと厳しい。

でスタジアムに入るとそこは開幕を待ち侘びたFC東京サポと
新潟から大挙駆けつけた新潟サポが既に対峙していた。
感じとしては新潟側がえらく気合が入っていたのに対して、
東京側はあっさりと受け流してたって状態。余裕だね〜。

試合が始まるとまさにそのサポーターの姿が選手に写し出された
状態になった。ピッチに足がついていない新潟に対し、積極的な
攻撃を仕掛けるFC東京。ケリーがケガで出られなかったにも
かかわらず試合を支配していた。ただ先制点を取った後、追加
点をすぐに奪えなかったのはまだ甘いなぁと思わされたが。
相手が浮き足立っていた前半の内にリードを広げないとね。

後半になると新潟がやっと落ち着き始めた。相変わらず面白くない
サッカーだけど、去年より更に守備的になった感じ。そりゃJ1
に行けば当然なんだけど、初戦くらいはもっとがっつり攻めても
よかったんじゃないか。バスで来てくれたサポーターに対しても
そういう姿勢を見せなきゃいけない気がする。

東京は。。。基本的に去年と同じでした(笑)
五輪組がいないがために更に小粒になったチームだったけど、
ケリー不在でよく頑張ったと思う。ジャーンと土肥の壁は健在。
攻撃サッカーなのに失点が少なく得点が少ないパターンは今年も
続くのだろうか(笑)。でも前線の選手は少しずつだけど成長
してきてるし、ルーカスも思ったより使えそうだ。

んで川崎では相変わらず鳥栖相手に乱戦状態。
いつも荒れるんだよな鳥栖戦は。前の3人が得点したのはいいけど、
いきなり2失点は痛い。期待の相馬が出なかったのと、今野が
ピッチにいないのは寂しいね。映像は見てないけど、去年のサッカー
と新しい血がまだまだ融合されていないのかな〜。まあJ2の場合は
長丁場だし、完成されるのは第2クールくらいでいいんだけどね。

そんなわけで今年もあちこち観戦に出かけます。
Jリーグの選手のみなさま、よろしくね〜。



2004年03月12日(金) CLドロー

チャンピオンズリーグ準々決勝以降の組合せが発表された。

3月23日のファーストレグは、
ミラン×デポルティーボ、ポルト×リヨン
翌24日には、
チェルシー×アーセナル、レアルマドリード×モナコ
と決定。セカンドレグは4月6日と7日、日程の前後と
ホームアウェーを逆にして対戦する。
んで準決勝は準々決勝が同日に行われるチーム同士の対戦となる。

。。。なんでまたアーセナルと試合せないかんねん!!!

チェルシーは現在プレミア2位ながらもアーセナルにはリーグ戦で
2連敗。FAカップでも負け、スコアは全て1−2。
全て1点差負けとは言え、内容では完全に圧倒されてるので惜しい
と思わせる結果ではなかったよ。こんな相手とまたCLで対戦させ
られるとはラニエリ監督も運がいいお方だが。。。

どうせ散るならミランとかレアルとかと対戦してみたかったなぁ。
去年のビッグイヤー獲得チームと因縁のマケレレ対決。
アーセナルに勝てばいいやんと言われるだろうけど、今の状態だと
絶対に勝てる気はしないね。おまけにファーストレグのホーム戦を
なんとかモノにしたとしても、何年も勝ててないハイベリーで
テレビ的に美味しい逆転劇が想像できる。

今シーズンのリーグ戦1回目は好調だったチームに初黒星を付け、
2度目の対戦では首位攻防戦とは思えぬ内容で勝ち点9差を付けられた。
おまけにFAカップではファーストディビジョンのチームがたくさん
残ってるうちにアーセナルに当たらなくていいじゃん、ってところで
当てられ負け。どうやったって勝てないんだもん。
多分僕がチェルシー観始めてから一度も勝ってないんじゃなかろうか。

カヌーもアンリも大嫌いだーーーっ。

ヨーロッパでは弱かったアーセナルも、出だし最悪だったグループリーグ
を勝ち上がってからは調子を上げ、ラウンド16も圧勝。
ユナイテッドの不調もありプレミアシップもほぼ手中に。FAも手にして
トレブルに今や一番近いチームだね。いやいや、かないませんわ〜。
ベルカンプも大移動しなくていいチームに当たってよかったね。

。。。

これくらい誉めておけばこけてくれないかな?(笑)

勝つよチェルシーは。

クレスポも復調してきたしダフも復帰。クディチーニはリーグ戦休んで
完全にCL仕様に集中。デサイーも復活。ムトゥのケガも治った。

舐めてかかってきてくれればいいな(笑)
ホームで点差を付け、ハイベリーでは得意の守り固めで。
まずはホームで失点しないこと、この戦い方は得意なはず。

何にしてもCL準々決勝、楽しみだ〜。



2004年03月09日(火) Chelsea×Stuttgart


1stレグを幸運な形で貴重なアウェーゴール1を上げ、
なんとか猛攻をしのぎ切り勝ちを拾ったチェルシー。
そして相手に点を与えなければベスト8進出が決まるため、
ラニエリ監督の考えることはわかっていた、うん、守備的。

クレスポを1トップに据え(1トップならムトゥだろ?)
ダフとグレンケアを両サイドに配置。トップ下の位置に
パーカー、DHにランパードとマケレレ、両サイドバックは
おなじみブリッジとジョンソン、真ん中はギャラスとテリー、
GKは神様クディチーニ。

なかなか面白いフォーメーションではあるが、攻めにかける
人数が少なく、効果的にチャンスを作り出せない。前半は左
サイドをダフが突破しいい形を作るものの、中がクレスポだけ
ではクロスを入れるタイミングも計れない。ただ、真ん中に
入ったパーカーが攻守に奮闘し、いままでで一番よかったかも。

でもパーカーがよかったのは前半だけ、後半になったらもう
ガス欠で動けなくなった。おまけに知らない間にダフと
グレンケアが左右交代し、チェルシー最大の武器であるブリッジ
とダフの連携が見られなくなった。そしてジョンソンが何でも
ない所で足首やってしまい負傷交代のアクシデント。デサイーが
センターに入りギャラスが右サイドに回る。

前半はなんとか五分五分の展開だったけれど、後半はジョンソン
が退きギャラスが入った右サイドを徹底的に攻められる。ダフは
それほど守備に貢献する選手ではなく、スッポリと空いたところ
にボールを入れられ簡単に突破を許す。守備のケアに回るはずの
パーカーは着いて行けず、ボールを完全にシュツットガルトが
支配する時間が続いた。なぜにここでダフとグレンケアの位置を
元に戻さなかったのか?

このピンチを救ったのはセンターに入ったデサイー。テリーとの
コンビは危うかったものの、ハイボールは完全に支配し読みの
鋭いカバーリングでピンチを未然に防ぐ。枠に飛んだシュートが
ことごとくクディチーニの正面を突いたのも幸運。言い換えれば
シュツットガルトに決定力が不足していた。

最後のシュートの部分を除き、シュツットガルトのサッカーは
素晴らしかった。圧倒的な出足の早さで中盤のボールを支配し、
ワンタッチでボールをつないでいく。おかげでアーセナルと試合
しているかのような錯覚に陥った。アンリがいたら間違いなく
決められていただろうに。試合の展開はすごく速く、時折見せる
チェルシーのカウンターも一気にペナルティエリアまで攻め込む
し、シュツットガルトの攻撃もシンプルでスピーディ。
プレミアの質の高い試合を観ているようだった。

でもある意味、それはチェルシーのペースでもあった。いつ果て
ることないシュツットガルトの猛攻は青い壁にことごとく跳ね
返され、また同じことを繰り返す。チェルシーは点取れないけど
失点を簡単に許すチームではない。チャンピオンズリーグの無失点
記録を作ったのかな?今日の試合で。

パーカーに代えて右サイドにジェレミが入ってから試合は落ち着き
を取り戻した。シュツットガルトは猛攻を繰り返すものの次第に
精度は落ちてくる。反対にチェルシーにチャンスが訪れる。残り
10分でダフに代わってピッチに入ったムトゥ。仕事は前線での
ボールキープのはずだったが、最後にシュツットガルトがパワー
プレーに出たため、決定的なチャンスを何度か迎えた。

しかしそれを防いだのはGKヒルデブランド。あのカーンの無失点
記録をあっさりと塗り替えたこの選手は、信じられないセーブを
繰り返し味方の反撃を後押しする。恐らく早ければドイツWC前に
カーンの座を奪うのではないかと思えるほどのGKだった。
クディチーニといい、ヒルデブランドといい、名GKが揃った試合
は本当に締まって気持ちがいいね。

そんなこんなであっと言う間にタイムアップ。終始攻め続けた
シュツットガルトに対し最後まで守り切ったチェルシーという
格好だったが、お互いの持ち味を出し切った試合ではないだろうか。
来年の契約切れでの引退を表明したデサイー。アクシデントによる
交代でピッチに入った彼が、今日のMVPに値すると思う。
まだあのスピードに着いて行けるんだなぁ、すごいなぁ。

その他の試合では、デルピエロの試合開始直後の負傷交代でプラン
が狂ったユヴェントスが早くも敗退。リオの穴をまだ埋めきれて
いないマンチェスター・ユナイテッドもポルトに敗退した。
ベスト8入りを決めたのはユーベを破ったデポルティーボ、マンU
にまさかの同点弾を浴びせたポルト、不調のソシエダを危なげなく
破ったリヨン、そしてチェルシー。ビッグクラブが2つもいなく
なって寂しいかな? いやいや、試合としてはこの方が面白い。

明日も何が起こるかわかりませんで〜。

Tue 9 March 2004,

Chelsea 0 - 0 Stuttgart

Chelsea
Squad: Cudicini, Terry, Bridge, Gallas, Johnson (Desailly 29), Makelele, Gronkjaer, Lampard, Duff (Mutu 82), Parker (Geremi 61), Crespo
Unused Substitutes: Ambrosio, Huth, Cole, Gudjohnsen

Stuttgart
Squad: Hildebrand, Zivkovic, Meißner (Tiffert 62), Soldo, Meira, Lahm, Hleb, Hinkel (Gomez 81), Bordon, Cacau (Szabics 39), Kuranyi
Unused Substitutes: Heinen, Heldt, Vranjes, Gerber

Booked: Hinkel (60)
Referee: Kim Milton Nielsen



2004年03月08日(月) 五輪代表

UAE戦はほぼ売り切れ状態になったらしい。
あの試合を見せられたら当然か。

でもバーレーン戦とレバノン戦はまだまだチケットが残ってる。
レバノンは格下だし平日だししょうがないかもしれないけれど、
あの厳しい条件の下で3試合戦ってきた五輪代表を青く染まった
満員のスタジアムで迎えてあげたい。14日、日曜日は埼スタに
行こうよ。サッカー好きならね。

去年の夏にもたもたした試合をしていた五輪代表は、ユース組
と何人かの新たな血を入れ、全く違ったチームに成長している。
今日、日本ラウンドの代表選手が発表された。
大久保と阿部には頑張ってもらいたい。まだ中東での激戦の
疲れが抜け切っていないだろう選手に、新しい力を注ぎ込む。

連携がどうのは問題ないと思う。二人とも経験豊富な選手だし、
何をすればいいのか言わなくてもわかっているだろう。
Jリーグ開幕も楽しみだけど、五輪出場が決まるまで落ち着いて
リーグ戦も観れないや(苦笑)



2004年03月07日(日) 祥之のキモチ

長谷川祥之のキモチが少しだけわかった気がする。

今日はなんとまあ6時間に渡ってサルを続けてまいりました。
もちろん途中リタイア時間はあったけどね。。。

6時間枠の練習試合を持ちかけられ、老体に鞭打っていつも
走ってる我がチームのことを考えれば辞退すべきだったろうが、
場所が以前利用して好評だった清水ヶ丘公園体育館。
そして3〜4チームの交流戦ということで、人数集めれば
なんとかなるだろうと快諾。人員集めは実際ヒヤヒヤものだった
けれどね、メンバーの尽力もありなんとか人海戦術には成功。

結局16人集まったからチームは3セット出来たわけで(笑)
でも女性が2人入れば合計6人OKルールだったから、実際には
2セットのチームがシエスタFCとして戦ったわけだ。
相手は強かったねぇ。きちんとサルしてるし(これ重要)、
悪かったところとか作戦ボードで修正したりしてるのね〜。
うちはまだまだそんなことはできません。

とにかくがんばろう、なんてのが指示だったりするし(苦笑)
でもゲーム中の声は一番出てるんだよね。守備の注意とかフリー
の選手いるよー、とか外から指示出来てる。これは実は重要で、
頭の中で戦術とかフォーメーションとか理解できてないし、
なにしろピッチに入ったらしんどいから声なんて出せない。。。
今まで対戦したどこのチームよりも、控え選手の声が大きいので
はなかろうか、うちは。

もちろんゲームをみんなで楽しむってのはうちの大前提なので、
自分たちのプレーに声援を送ったり、休み中は相手同士の戦いに
拍手を送ったりする。みんな蹴るのも観るのも好きなんだね〜。
いいことだ、よ、ね?

個人的には、最初のゲームでいきなり足を痛めてしまって。。。
またかよっ(苦笑)、いや今回は相手とボールを挟んで蹴り合って
しまって、去年大ケガした右足首靭帯をちょっと傷めてしまった。
くるぶし(靭帯の付け根ですね)がジンジンと痛み出し、いや〜な
感じになってきたのでアイシングしてた。全然走れるしインサイド
では蹴れるんだけどね。この前から不調な右腿はサポーター効果で
大丈夫だった。そりゃちょっとは響くけどね。

そんなこんなで、またしてもフルショットできない状態に。。。
いつになったら思いっきり蹴れるんだろう。僕が無意識によくいる
ポジションではシュート打つにはインステップで強く打つのが有効
なんだけど、それが打てないのは悔しい。切り込んでいくスピード
なんかありゃしないし、相手が上手かったのでコンビで入り込む
なんてのもムリだったし。。。

長谷川祥之はどんなキモチでピッチに立っていたんだろう。
彼は僕を鹿島ファンにさせた張本人と言ってもいい存在で、
引退前にはドクターに足でシュート打っちゃダメって言われて、
それでもサポーターの大きな期待を背負って試合に出る。
足で蹴る一本一本のシュートが自分の選手生命を削っていき、
それでも点を取るためにシュートを打つ。

僕らにはそんな大義はないけれど、試合に出ている最中、あと一本
思いっきり打ったら今日はもう足が持たないだろうなぁ、と思い
ながらプレーする。それでもチャンスが来れば足を振る。
入らないんだけどね、まともに飛ばないんだけどね。

ちょっと祥之のキモチがわかった気がした。



2004年03月06日(土) 川崎フロンターレ×ザスパ草津

五輪代表日本ラウンド3試合カテ2チケット=1万8千円。
川崎フロンターレシーズンチケットDVD付=1万8千円。
片や1週間で消費され、片や年間22試合が見れておまけ付き。

どうよ?

まあ日本代表のユニ着た選手たちを応援するのはやぶさかでは
ないけれど、チケット売れ残るんなら値段設定変えようよねぇ。

それはさておき、Jリーグ開幕を控えて手元にチケットが
たくさん増えてくるとワクワクしてくるね(お金は減るけど)。
そして迎えた本日のプレシーズンマッチ兼ファン感謝イベント。
フォルツァ川崎!と銘打たれた催しが等々力で行われました。

まずはスタジアム前に駐車していたザスパ草津のさかつくバスを
激写。テレビでは見たことあるけど、本当に走ってるんだね(笑)
後援会限定の本日のイベント、回数券が2枚付いてくるしグッズは
割引で買えるしで受付手続きを済ませる。ついでにシーズンチケも
買ってしまいました(早速開幕権は失っているけど、苦笑)。

スタジアムに入るとあらメインスタンドしか開放されてない。
いつもゴールななめ裏に陣取っているサポーター達は逆側に移って
早くも新しいコールの声を上げている。いや、遅刻したんですけど
ね、等々力だとつい油断しちゃってね。おかげでメインホーム側
はほぼ満席状態(荷物席もあるけど)。

それでもきらさんの尽力により良席を確保、いつもこの力には
お世話になっております。さてさて、スタメンは、と。
J2屈指の攻撃力と言われるマルクスとジュニーニョと我那覇、
その下に山根と久野、サイドにはアウグストと木村、3バックは
箕輪と相馬と伊藤宏、GKは吉原。

練習試合とは言えサポーター番号12番を付けたアウグスト、
今年もサポーターの心を掴みそう(笑)。でも今日はちょっと
控えめ。気持ちが入ってないとあまり動かないのねこの人。
トップの3人はポジションチェンジを繰り返しながら攻撃を組み
立てているけど、まだまだ連携が出来上がっていない様子。
第1クールは必要かなぁ、決まれば1点って感じはするけど。

最終ラインに入った相馬、ちょっとバランス考えすぎかもね。
スイーパー気味に余るのは守備の安定をもたらすんだけど、
ボランチの攻撃参加が少なくなる。まあ今日は山根とベティ
だったから元々攻めは期待出来ないけどさ。鬼木や今野、中村が
入った時にはもっと押し上げてもいいんじゃないかなぁ。

サイドのアウグストがまだ本番モードではなく、反対側の木村は
レギュラー獲得に挑戦中でいっぱいいっぱいなため、両サイド
から有機的な動きは出来ず、前の3人と2列目が離れてしまって
いい形はなかなか生み出せなかったね。さすがにザスパとは個々
の力が違ったため、1人でもチャンスは作れちゃうんだけど。
早いうちに連携を高めないとスタートダッシュは難しいかなぁ。
鳥栖戦で勢いに乗れなかったら、曲者甲府、頭のいい人が監督
になって恐らく照準を絞っているであろう大宮が続いてるから。
その次の仙台は大丈夫だろうけど(僕らが応援に行くから)。

その後、2本目3本目と選手を入れ替え、新しい選手の顔も
見ることができた。下川とか町田とか谷口ね、そう言えば神崎も
初めて見たな。あと動いてる佐原も。岡山と寺田と長橋はお休み。
ケガみたいだねぇ、岡山がいないのは寂しいね(ベンチに)。

で、試合の方は次第に疲れてきたザスパがグダグダになってきて
3本目の川崎はやりたい放題な状態に。JFLの開幕は月末
だもんね。そんな中の中村ってすごく上手く見えるよね(笑)
いや元々上手い選手なんだけど、ムラがあると言うか。。。
監督に理解されにくい選手なんだよね。今年はサイドかボランチ
かトップ下か、いまいちはっきりしないけどレギュラー取る
チャンスだと思うし、取らなきゃいけないと思う。結構年だし。
ブレイクしないとJ2レベルの選手で埋没しちゃいそう。。。

今年はケガ人少ないよね。岡山と寺田は元々ケガ持ちだし、
去年まで石崎監督が走らせ過ぎたのか?なんて思っちゃう。
でもだからこそ夏場にもあのプレスが出来たんだよね。
さて、今年はどうなることやら。。。

一言で言うと、今年のサッカーは当たり外れが大きいかもしれない
けれど、当れば実力的にはダントツの京都に匹敵するチーム力が
発揮できるかも。外れたら、まぁ、3位争い?
まあ、どのチームでも今が一番夢を見れる時(笑)
いろいろ想像しながらあと1週間待ちましょう。



2004年03月05日(金) U23日本代表×U23UAE代表

高松って不思議な男だよな、出れば取るってイメージがある。
ちょいと手元に資料がなかったのでよくわからんが。。。

日本のスターティングメンバーは事前の予想通り、かなり
守備的な布陣。徳永が右サイドに入り、経験豊富で1対1に
強い(と言われている)茂庭が最終ラインに入った。
そしてトップ下には山瀬が起用された。さすがに松井の
3戦連続はきつかろう、若しくは最後の切り札か。

試合開始後は五分五分のペース。日本は高い位置からの
プレッシャーをかけ続け、相手の攻撃を単発で抑える。
UAEは最終ラインがしっかり守り、日本攻撃陣の突破を阻む。
共に大きな決定機もなく、ガチガチの展開が続いた。

前半30分頃から日本の中盤の足が止まる。アウェー、それも
過酷な中東で中一日の3連戦目、疲労もピークだったろう。
今野のプレスをかいくぐって相手FWが決定的なチャンスを作り
何度もハラハラさせられる。鈴木はどっか行っちゃうし、
元気なはずの茂庭はトゥーリオとの連携がイマイチ。

結果的に、この時間帯を無失点で切り抜けたのが日本の勝因。
田中達也のドリブルにも冴えが見られず、平山も完全に潰され
ており、山瀬も効果的なプレーが出来なかった。守備に専念
していたはずの森崎もボールが足についていない感じ。
そんな時間を徳永の献身的な守備で耐え抜き、相手のシュート
ミスにも助けられ前半を何とかスコアレスで終えられた。

これで一息つけるし、山本監督のDFラインの修正やフレッシュ
な選手の投入があるだろうと一安心。後半は平山に代えて高松
がピッチに送り出された。平山は体調でも悪かったのか、動きが
いま一つ。さすがに3戦目で相手にも研究し尽くされたか。

後半、田中達也が息を吹き返す。今野も一息ついてプレスが
かかるようになり、鈴木もしっかりとプレーに絡んできた。
時折カウンターでシュート打たれるがいずれも枠を逸れたもので、
開始直後はまたも序盤戦のような五分五分の展開に戻った。
相手の効いていた選手が交代したのも大きな要因だと解説者が
言ってた。僕はまだこんな気持ちが入ってしまう試合で相手の
プレーを冷静に判断する観戦眼を持っていないのでわからな
かったけれど。。。特にテレビだとね、相手がわからん。

そして後半20分くらいに山本監督は2枚目の交代カードを切る。
山瀬に代えて松井投入。今日は負けない試合を目指すのでは
なかったのか?とちょっと不安感が先に立ったけれど。。。
この前も書いた通り、松井は守備が得意ではない。このラウンド
では献身的に守備に走っているものの、やっぱ下手(苦笑)。
でもやっぱり一生懸命チームのために闘っている選手を、監督は
よく見ていたのだと思う。松井が入ったことによって日本が
ボールをキープする時間が増え、リズムが生まれた。
蹴り合いになっていた時間帯に独特のテンポで試合に入った松井。

そして再び?蘇った田中達也が松井、今野からのワンツーパスを
受けペナルティエリアに侵入。ファーサイドを丁寧に狙った
シュートはGKに弾かれたものの、高松がこぼれ球を押し込んだ。
この試合一番のコンビネーションプレーで結果が出た。今野の
攻撃参加もよかったし、松井がこの時は非常にシンプルにボールを
離したことも結果につながった。田中達也のシュートコースも
よかったし、詰めていた高松もさすが。言い方はきつくなるかも
しれないけど、平山ならあそこにいなかったかもしれない。
彼はあの場面でファーに構え折り返しを待つ性分だから。
でも経験不足は仕方ない、ベンチでいてもいい勉強になっただろう。

田中達也の2点目は相手のミスを突いたおまけ。でもシュート
上手くなったよなぁ。去年の後半辺りからだよね。枠に飛ぶように
なったの(苦笑)。以前はあの辺で達也がいたらシュート打たせ
と思ったけど、今はかなり危ないらしい(笑)。

試合を終えてインタビューを受ける山本監督。じわじわと涙が
溢れてきてるような感じだった。出来の悪い子供の方が可愛いのか
よほど嬉しかったんだろうな。このメンバーで苦しい試合勝てたの。
アウェーで引き分けでもいいって試合を勝つのは難しい。
消極的な考えになりがちな場面で、その考えを跳ね除けて松井を
投入した監督は、かなりプレッシャーあったんだろうなぁ。

とにかくよかった。これで1位で日本に帰ってくる。
勝ち点差はまだ1で油断は出来ないけど、予想外に得失点差が
UAEと4も開いた。日本ラウンドで再戦するバーレーンも
レバノンも同じ中東のUAEをサポートする形で、例え五輪出場が
なくなっても全力で立ち向かってくるだろう。
でも次は日本ラウンド。たくさんのサポーターがついている。
気候も慣れ親しんだもの、水当たりすることもない。
この五輪代表チーム、期待されると勝ちきれないんだけど(苦笑)
UAEでのこの3戦の経験は、特に精神面で大きな財産となる。

な〜んだ、トゥーリオ我慢しろって言ったら我慢できんじゃん(笑)



2004年03月04日(木) 個サル

誘われて個人参加フットサルに行ってきた。
最近痛みが抜けない右腿が気にはなったけど。

でもサポーターでしっかり締めれば大丈夫だった。
足首も、一回ちょっとヤバイつんのめり方しちゃったけど、
すぐに痛みは引いたし、最後まで球蹴り楽しむことができた。

今日参加した個人参加は、基本的にうちのチームと同じく男は30歳
以上で女性も参加しているという感じ。プレーもそんなにガツガツする
感じではなく、みんなで楽しもうという雰囲気が漂っている。

ホームページ読んだりすると、僕が理想としていた形でやっているんだ
なぁ、とうらやましくも思う。なかなか僕のやっていることは理想に
近づけなかったりするんだけど、こういうの見てると励みになるね。
頑張ってやろう。

今日は球蹴ることだけに集中できたのもあるけど、無駄走りが無駄に
終わらないところがよかったな(笑)
味方探してパスを出す、パスもらえるとこに動く、出したら走る、なんて
基本的なことなんだけど、なかなかそこまで行かないなぁ。。。

うちのチームでそんな練習始めたの最近だしね、頑張っていこう。
もちろんうちで初めてボール蹴った人でもそれが出来るように。
上手い人が1人でプレーしてそれで終わらないように。



2004年03月03日(水) U23レバノン代表×U23日本代表

日の丸まともな大きさに直ってた。ホッと一息。
縫い合わせたみたいな跡があって、誰だかわからない
けど現地の人がんばってくれたんだな〜、と感謝感謝。

荒いレバノンの守備に怖がらずに前に出て行った日本の勝ち。
でも長かったなぁ、1点取るまで。90分+30分かぁ、ふぅ。

どんな形であっても入れば気分は楽になるだろうし、今日のポイントは
いつ点が取れるか、ってことだったのは明白。明らかに実力差があって
個々の能力も段違いで、チーム戦術も統一されていないレバノン相手に
先取点さえ取っちまえばこっちのもんだ。

松井が頑張ってる。下手だけどしっかり守備もするし、攻撃にアクセント
を付けられる。A代表にはいないタイプで、パスカットを狙えば何とか
防げる日本の攻撃に1つ違った味をもたらしてくれる。

勝ち点3を得て、UAEに引き分け以上ならアウェーラウンドでの最低限
の目標を達成することができるようになった。楽勝モードから一転、
危ないんじゃないかと報道が気付いたことも大きい。

必要以上に緊張することなく、のびのびと戦って日本に帰ってきてほしい。
特に前がかりになり過ぎな守備陣もしっかり構えてほしいね。
ホームなら僕達のサポートも届くし、なんとかなるさ。
みんなで埼スタ&国立に行こうよ、チケットまだまだ余ってるよ(笑)



2004年03月01日(月) U23日本代表×U23バーレーン代表

試合開始前の国歌斉唱。ブラスバンドの変な演奏にもまいったが、
テレビに大写しにされた日の丸がおかしい。。。
赤い部分が小さすぎる、これじゃ日の丸弁当に梅干だよ〜。
頑張ってくれ関係者、もしくは大使館の人たちよ。

そんな日の丸を見て逆に力が抜けちゃったのか、日本五輪代表は圧倒的に
ボールを支配するものの、フィニッシュまでなかなかつなげなかった。
バーレーンの守備は集中力が高く、カウンターで何度もチャンスを作る。
やることがはっきりしているチームは、どれだけ実力差があっても崩す
ことはかなり難しい。出来上がったばかりの日本代表にそれを求める
のは酷だった。

平山とトゥーリオが入り、大久保が抜けた五輪代表チームは、期待感は
高いけど経験がまだ少ない。勝たなきゃいけない試合をまだ戦ったことが
ない。ニ次予選は相手が弱小国ではあったが買って当然の試合だった。
日本はダメダメだったけど、それでも相手のミャンマーを下して最終予選
に駒を進めた。チーム状態は決してよくなかったが、勝つしかない試合を
経験している。

そこからSARSやら戦争やらで開催が遅れたこともありチームは再編成。
戦力的にはアップしているし、今年行われた親善試合を見ても連携が取れ
てきたように思える。しかしまだ痺れるような緊張感は体験していない。
平山やトゥーリオもまだ完全にフィットしてたわけじゃない。おまけに
試合は暑い中東で行われる完全なアウェー。

こんな状態なのにスーパーな平山の出現、大人しかったチームに激しさを
与えるトゥーリオの帰化ですっかり舞い上がってしまった日本の新聞や
テレビ。中東で戦うことの厳しさは歴史的に何度も経験し、予選第一戦め
の厳しさはつい最近A代表が身をもって示していたはず。なのにね。

この結果は至極妥当な結果だったと思う。あれだけボールポゼッションが
高ければ出来れば1点が欲しかったけど、カウンターで失点しなかった
だけよかったのかもしれないね。

ま、こんなもんでないかい。
自力で1位になれる順位で日本に帰ってきてくれればいいよ。
楽勝だったらチケットも売れないしね(笑)


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