読書の日記 --- READING DIARY
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 インモラル/ブライアン・フリーマン

『インモラル』/ブライアン・フリーマン (著), 長野 きよみ (翻訳)
文庫: 635ページ
出版社: 早川書房 (2007/03)
ISBN-10: 4151768513
ISBN-13: 978-4151768514
商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 3 cm
内容
妖しい緑色の瞳、艶のある唇、豊かな胸。その少女の肢体は淫らすぎた―町じゅうの男を虜にしていた17歳の女子高校生レイチェルが忽然と姿を消した。失踪直前、同級生の男を誘惑し、嬉々としていた彼女がなぜそんな不可解な行動を?ダルース警察のストライドは、レイチェルの義父が娘に色目を使っていた事実を知り、義父を逮捕する。やがて法廷で審理が始まるが、そこには悪夢が…。



冒頭少しもたつきましたが、途中から一気に行きました。先が読めてしまう甘い部分もありましたが、エンターテインメントとしてはテンポも良く、面白かったです。

2007年05月31日(木)
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 不都合な真実/アル・ゴア

『不都合な真実』/アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳)
大型本: 325ページ
出版社: ランダムハウス講談社 (2007/1/6)
ISBN-13: 978-4270001813
ASIN: 427000181X

商品の説明
全米公開後、大ヒットしているドキュメンタリー映画『不都合な真実』の書籍版。米国の元副大統領が、瀕死の状態にある地球の現状を訴える。日本でも1月の映画公開に合わせて書籍が刊行された。

大統領選の落選後、著者は世界中を回って環境問題に関するスライド講演を行ってきた。書籍も映画も、そのスライドが基になっている。30年以上、研究してきた気候変動問題を中心に、地球環境にかかわる研究成果を収録する。

過去1000年間の北半球の温度推移、100年前と現在の氷河の様子、急増するハリケーンや台風災害、アマゾンの森林破壊の実態など、地球環境の深刻さを伝える図表や写真をふんだんに掲載する。360点あまりの図表や写真はすべてカラー。一目見て「危機的状況」とわかる資料があふれており、圧倒される。

一方で、本書は著者がなぜ地球環境問題に目覚めたのかを振り返る半生記にもなっている。きっかけは大学で、大気中のCO2量の測定を最初に提案した科学者、ロジャー・レヴェルに学んだこと。地球温暖化問題に大きく心を動かされた著者は、議員になってからも、議会が温暖化に関する初の公聴会を開催する手助けをしたり、公聴会や科学討論会議長を務めるなど積極的に活動を続けた。

最大の転機は1989年、6歳の息子が交通事故で瀕死の重体に陥ったことだという。この瞬間、「かつては緊急なことに思えていたものが、本当は取るに足らないものだと突然わかった」。「自分は本当はどのように自分の時間を使いたいのだろう?」と自問した結果、地球環境問題に活動と知恵、創意の大部分を向けるべきと自覚したという。

こうして形成された地球環境問題への関心と解決に向けての使命感は実に強固だ。環境問題は多くの政治家や企業経営者が耳を傾けようとしない「不都合な真実」だが、それに真っ向から立ち向かい、解決しようと努力する姿勢に心を打たれる。読者に対しても、日々の暮らしの中で小さな努力を重ねることで事態は変えられると主張。誰もが「不都合な真実」に真摯に向き合うことを促している。
(日経エコロジー 2007/03/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



かなり前に図書館に予約して、やっと順番が回って来ました。興味を持っている人は多いでしょうが、地球に生きている者として、必読の本だと思います。世界中の人々が、けして他人事ではないのだと自覚するべき事実です。

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私たちが直面している気候の危機は、ときにはゆっくり起こっているように思えるかもしれない。しかし、実際にはものすごい速さで起こっている。これほど明らかな警告が私たちの指導者たちの耳に届いていないように見受けられるのは、なぜなのだろうか?それを認めた瞬間に、道義的に行動を起こさねばならなくなることを知っているがために、警告を無視するほうが都合がよいから、というだけなのだろうか?そうなのかもしれない。しかし、だからといって、不都合な真実が消え去るわけではない。放っておけば、ますます重大になるのである。―アル・ゴア

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2007年05月29日(火)
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 サミング・アップ/サマセット・モーム

『サミング・アップ』/サマセット・モーム (著), 行方 昭夫 (翻訳)
文庫: 385ページ
出版社: 岩波書店 (2007/02)
ISBN-10: 4003725018
ISBN-13: 978-4003725016
商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm

訳者あとがきより
本書は20世紀前半を代表するイギリス作家の一人であるサマセット・モーム(1874-1965)の回想録である。モームは日本で紹介されてから既に70年近くになり、一般読者にもかなりよく知られている。作者自身は「本書は自伝ではないし、また回想録というのでもない」と述べているが、確かにいろいろな要素が混じっている。モームという人と文学について知るのに、これくらい適切な書物はない。本書はモームが64歳のときに発表されたが、少し以前からぜひこれだけは書き残したいと念願したことを、誰にも気兼ねせず、洗いざらい、死ぬ前に整理したいというので執筆したものである。



2007年05月27日(日)
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 みずうみ/いしいしんじ

『みずうみ』/いしい しんじ (著)
単行本: 288ページ
出版社: 河出書房新社 (2007/3/16)
ISBN-10: 4309018092
ISBN-13: 978-4309018096
商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
出版社 / 著者からの内容紹介
ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年、待望にして著者最高の最新長篇小説!


ある意味、ちょっと不気味。『プラネタリウムのふたご』とか、『麦ふみクーツェ』などを読んで、いしいしんじも宮沢賢治の流れを汲んでいるのかと思っていたが、『ポーの話』あたりからだいぶ方向が違ってきたようだ。それも、不気味路線へと。

かといって、ホラーという意味ではない。内的な不気味さ、と言ったらいいのか、うまく言葉がみつからないのだが、宮沢賢治とは明らかに違ってきたことだけは間違いないだろう。もうこのへんで、いしいしんじはお終いにしておいたほうが良さそうだ。この先、このままの路線で行くと、私の好みからは大きく外れる。



2007年05月26日(土)
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 崖の国物語(7)自由の森の戦い/ポール・スチュワート

『崖の国物語(7)自由の森の戦い』/ポール スチュワート (著), Paul Stewart (原著), Chris Riddell (イラスト), 唐沢 則幸 (翻訳), クリス リデル (イラスト)
単行本: 542ページ
出版社: ポプラ社 (2006/05)
ISBN-10: 459109216X
ISBN-13: 978-4591092163
商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 4.4 cm
内容(「BOOK」データベースより)
大いなる嵐の襲来で、旧地上町は崩壊した!逃れた人びとは、「自由の森」をめざして、危険な深森をこえる旅に出た。行く手に待ち受けるのは、人を惑わす「薄明の森」、恐ろしい泥地の怪物、血に飢えたオオモズ・シスターにゴブリン。さまよう人びとに安息はおとずれるのか?そして、飛翔機を失った司書勲士ルークの運命は? 英国異界ファンタジー第7部。



今回も楽しく読み終えました!毎回主人公は命がけの戦いをするのですが、今回は、登場人物皆が、手に汗にぎる命がけの戦いをします。悲しい出来事もあり、まさか!と思うようなことも起こります。そしてルークの出生の秘密も明らかに・・・。

大好きなシリーズなので、読み終えてしまうのがもったいなくて寂しい思いもしましたが、すでに続編の翻訳も予定されているので、次を楽しみに待つことにしましょう。

中身は冒険ファンタジーですが、そのオリジナリティは素晴らしいです。個人的には、1巻目が一番のお気に入り♪

2007年05月24日(木)
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 ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬/ポール・スチュワート

『ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬』/ポール・スチュワート (著), Paul Stewart (イラスト), Chris Riddell (原著), 唐沢 則幸 (翻訳), クリス・リデル (イラスト)
単行本: 254ページ
出版社: ポプラ社 (2005/11)
ISBN-10: 4591089517
ISBN-13: 978-4591089514
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm

内容(「MARC」データベースより)
それは「空飛ぶ箱」からはじまった。ファーガスは、学校船ベティ・ジーン号のみんなを守れるのか? 空飛ぶ馬の背に乗って、きみょうな冒険に出発だ! 「崖の国物語」のスチュワート&リデルが贈る楽しい冒険物語。



『ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬』を読み終えましたが、あ、そうだったのか!という感じでした。

これは《ファニー・アドベンチャー》の第一作目。その前に三作目の『ヒューゴ・ペッパーとハートのコンパス』を読んでいたのですが、物語はすでにここから始まっていたのかと。シリーズものだから当然だけれど、なるほどね!と納得。

しかし、話としてはそれぞれ独立しているので、どれから読んでも大丈夫なんですが、あっ!と思う部分で繋がっているのです。やっぱりポール・スチュワートは面白い!

2007年05月20日(日)
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 ヒューゴ・ペッパーとハートのコンパス/ポール・スチュワート

『ヒューゴ・ペッパーとハートのコンパス』/ポール・スチュワート (著), クリス・リデル (イラスト), 唐沢 則幸 (翻訳)
単行本: 290ページ
出版社: ポプラ社 (2007/04)
ISBN-10: 4591097536
ISBN-13: 978-4591097533
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
内容
はるか遠い<凍てつく北の地>からふしぎな乗り物「飛行式雪上滑走機マーク供廚波瑤鵑任た、風変わりな少年をめぐる謎解きのお話。<ファニー・アドベンチャー>シリーズ第三作目!


大好きなポール・スチュワートです。<崖の国物語>シリーズ以来はまってます。この本もそうした期待を裏切らないすごく面白い話でした。

とにかく想像力豊かな物語を書く作家で、オリジナリティがある。イラストレーターのクリス・リデルとのコンビも最高です!

児童書ではありますが、大人でも十分楽しめます。シリーズの三作目から読み始めてしまいましたが、もちろん一、二作目も借りました。

2007年05月19日(土)
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 夜の旅その他の旅/チャールズ・ボーモント

『夜の旅その他の旅』/チャールズ・ボーモント (著), Charles Beaumont (原著), 小笠原 豊樹 (翻訳)
単行本: 340ページ
出版社: 早川書房 (2006/07)
ISBN-10: 4152087420
ISBN-13: 978-4152087423
商品の寸法: 17.6 x 11.6 x 2.4 cm
内容(「MARC」データベースより)
平凡な何気ない日常から、小さな芽が出て、育ち、色鮮やかな花が咲く。悪夢という名の大輪が…。手品師のごとき手腕で紡ぎ出す、不思議な不思議な物語全15編を収録。



ブラックな話の短篇集で、どれも最後にどんでん返しがあります。途中うっかり見落としてしまいそうなことが、結末の大きな伏線となっていたりして、パズルのような感覚の小説でした。

表題作の『夜の旅』はニューオーリンズのジャズバンドの話で、たまたまタイミングも良く、個人的に非常に思い入れを感じた作品でした。このためだけにこの本を読んでもいいくらいです。

2007年05月16日(水)
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 星降る夜に、だれかが/ビヴァリー・バートン

『星降る夜に、だれかが』/ビヴァリー・バートン (著), 高里 ひろ (翻訳)
文庫: 484ページ
出版社: ヴィレッジブックス (2007/02)
ISBN-10: 4789730565
ISBN-13: 978-4789730563
商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.2 cm
出版社/著者からの内容紹介
アラバマ州スプリング・クリークにひとりの精悍な男が帰ってきた。名前はリード・コンウェイ。18歳のときに義父殺害の濡れ衣を着せられて、15年間服役した男だった。その胸に秘めたのは、真犯人を突き止めて復讐を果たすという堅い決意。だが、彼は知らなかった・・・。その姿なき真犯人が彼の帰郷を聞きつけて早くも狡猾な罠を仕掛けようとしていること、そして自分と町の名家の娘とのあいだに激しい炎が燃え上がろうとしていることを。人気作家が贈る謎とロマンスに満ちたエンターテインメント巨編!



謎とロマンスに満ちたエンターテインメント巨編!なんてあったので、かなりサスペンス系かと思ったら、バリバリのロマンスでした。しかも、それは有り得ないだろう!という展開の強引なロマンス。ちょっと引きます。

最後のどんでん返しで殺人事件の犯人がわかるというので、かろうじてサスペンス風味もありますが、主人公はともかく、老いも若きも、あっちもこっちも恋愛話。それしか頭にないのか?という感じでした。しかし、はなからロマンスだと思って読めば、それもまた楽しいのかも。(^^;

2007年05月10日(木)
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 図書館警察/スティーヴン・キング

『図書館警察』/スティーヴン・キング (著), Stephen King (原著), 白石 朗 (翻訳)
単行本: 415ページ
出版社: 文藝春秋 (1996/09)
ISBN-10: 4163633405
ISBN-13: 978-4163633404
内容(「BOOK」データベースより)
図書館警察―あの懐かしい薄闇には怖ろしいものが…。サン・ドッグ―異世界を写し出すポラロイド・カメラの怪。


キングの作品は結局、ああ、またこんなもの読んでしまった!と思って終わるんですよね、私は。これも例にもれず。図書館で、もう一冊分厚いのを借りましたが、キングを続けて二冊はちょっとね・・・という感じなのでやめておきます。

2007年05月07日(月)
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 物しか書けなかった物書き/ロバート・トゥーイ

『物しか書けなかった物書き』/ロバート・トゥーイ (著), 法月 綸太郎 (編集), 小鷹 信光 (翻訳)
単行本: 352ページ
出版社: 河出書房新社 (2007/2/10)
ISBN-10: 430980103X
ISBN-13: 978-4309801032
商品の寸法: 19 x 13.4 x 3.2 cm
内容
タイプしたものが物質化する怪現象に遭遇したアル中気味のシナリオライター、自分をお払い箱にしようとする作者の企みに抵抗する小説中の私立探偵、帰宅途中、死体にヒッチハイクされた男のたどる奇妙な運命……不条理なまでのナンセンス・ユーモアと巧みなストーリーテリングで読者をキリキリ舞いさせるクセ球作家トゥーイの短篇傑作集。



面白かったです。ただし、現実的で想像力の乏しい人には無理かも?

例えば、お墓の中から死体が起き上がるなんて話に、そんなこと科学的に有り得ないじゃないか!バカバカしい!などと思う人はダメです。この本丸ごと不条理ですから。不条理やブラックユーモアが好きな人向き。

これを読みながら、なんとなく星新一のショート・ショートを思い出しました。

これは短篇集なんですが、たびたびモアマンさんという人の話が出て来ます。この人がおかしい!

暇だからというので、警察相手にわざと何か悪いことをしでかしたような態度を取って逮捕までさせるとか、半端じゃないイタズラを仕掛けます。読みながらニヤニヤしてしまって、ちょっと人前では読めない本かも…。


2007年05月02日(水)
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