2007年02月28日(水)

雑事および書類関係の用件をこなすため
昨夜出張先から戻る。

近所の沈丁花からいい香りが漂ってくる。
この花の学名がDaphne（ダフネ）だと最近知った。

ダフネは、ギリシャ神話でさんざアポロンの求愛を拒み、
最後は月桂樹に姿を変えてまでも「いや！」を通しきった。
ここまで嫌われてしまうアポロンて、一体何したの？と
考えてしまう私は、新聞の読みすぎなのかもしれない。

一時、神話の世界に思いを馳せつつも
現実には書類に埋もれていた。

たまにはゆるりんと想像の世界に浸っていたいなぁ。

そういえば、JOYWOWの仕事リズムはとても優雅に
ゆっくりと流れているように見えるらしく、
先日私たちの仕事のスピードを垣間見た知人らが
目を丸くしていた（笑）

気持ちと見かけは「ゆっくり」が身上であるけれど
作業と仕事はぱっぱとこなすものと決まっている。

とはいえ、せめてお風呂はゆるゆる浸かろう。

昼間の出来事。

降車駅が近づいたので、新幹線車両の出口に向かった。
目の前を大きな背中が通せんぼしている。
まるきり後ろのことは考えていない。

鰐皮の黒いバックを抱え、靴・衣服素材も高価。
その筋の人？・・・と思ったが、
振り返ったら金田正一さんだった。

そして、夜。
がやがやと素人っぽくない団体が近づいてきた。
ふと目を上げたら、役所広司さんが中心にいた。

昨夜、録画しておいた「ガイヤの夜明け」で見たばかりのお顔。
とても51才には見えない。

この次は誰かなぁ。
ここまで続くと、待ち遠しくなってしまうぞ。

録画しておいた2/22放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」
専門看護師・北村愛子さんについての回を見た。

泣いた。ただ泣いた。
瀕死の病人の生きる力にとか、
助かってよかったとか、そういう明快なことでなく
専門看護師である北村さんご自身の高い徳と、
魂から語っている真摯な言葉に感動したのだ。

ここでその感想を述べるというわけではないのだが、
あまりに感動したので、キーボードを叩いている。

DVDを終了して、TVをアナログに戻したら
新日曜美術館の再放送をやっていた。
人間国宝である染織家の志村ふくみさんの仕事場、
そして作品を番組に沿って流していた。
ここでまた、なんと私はさらに泣いた。

植物から糸を染め、そして織る。
創りだされた芸術品である着物の数々が、
美しいという言葉が陳腐すぎるほど、
美しかったから、なのだ。

着物があまりにも美しすぎて泣いた、というのは
生まれてはじめての経験である。

あの着物を瞼によみがえらせると
すぐに涙が湧いてくる。

美しいものが人に与える感動。
いまさらだけれど、人の生み出す力はすごい。
北村さんと志村さん。
そしてこのお二人を番組にしてくれたNHKさんに感謝。

三週間ぶりに時間をひねり出してマッサージを受けた。
身体の中の流れが滞っているなとは感じていたのだが、
そういった疲れには慣れてしまうもので、放っておいた。

そんな身体を、見事に解きほぐしてもらった。

「体中、詰まってましたね。
　経絡を通しておきましたから」

施術後に、先生が笑顔でかけてくれた言葉^^;

おかげで夜はぐっすり、朝はパッチリ爽快な目覚め。
体中の血液が滞りなく流れ、不純物が取り払われた感じ。

二週間に一度は身体のメンテナンスを実行しなくちゃね。

所用があり、初めて地方法務局へ出向いた。

インターネット登記情報提供サービスを使おうと試みたが
必要なプログラムをふたつインストールして、挫折した。

ユーザーの利便性を考えて作られたはずだが、
途中で米国サイトにアクセスしてDLしろというし、
何を選べばいいかわからないIT系専門用語選択肢の羅列、
これでそう信じる人がいたらスゴイことである。

そういう意味ではe-TAXの使勝手の悪さも引けをとっていない。

ICカードリーダライタを購入しなさい、
住民基本台帳カードを申請してきない、
写真を用意しなさい、
ペイジー（電子納税）対応している銀行口座を開きなさい、
などなど、始める前に五万と作業が待っている。

出向いたほうが絶対に早い。

で、その法務局。

役所といえど・・・そう、役所なんだけどね、
ここまで昭和の匂いとインテリアで埋め尽くされている
場所はそうそうないよ。

タイムトラベルをお望みの方にぜひ薦めたい場所No.1に決定。

ふとTVを観たら"You got a mail"が放映されていた。
NYにいた頃に観た映画だったと思うけれど、懐かしい。

メグ・ライアンがAOL接続ボタンをクリックする。
ものすごっく懐かしいモデム音がTVから流れてきた。

私の初PCはMAC、プロバイダーは米国AOL。
モデムは14.4、今からじゃ信じられない接続速度だ。
憧れのメール着信音は嬉しかったが、
日本語でやりとりできずほんとうに苦労したっけ。

まだ出会い系サイトなんて存在しない頃だったけれど
ネット恋愛が話題になってたんだ。
それから、米国AOLでの個人情報流出も。

何を隠そう、当時のクレアにAOLとのタイアップで
ネット恋愛に関する記事を記載したのはこの私である（汗）
（それも写真＆署名、メルアド付^^;）

今ならそんな無謀なことはしない。
あの頃はインターネットの世界も平和だったってことだね。

2007バレンタインデーは大嵐＆春一番。

地方法務局に行かねばならなかったのだが
無理やり先延ばしにし、PC前で仕事をこなす。

相手をしている暇がなかったので、
家人にはサプライズ・ギフトを用意していた。
宅配で次々届けられる「家人の欲しがっていたもの」。

それはいいとして。

なぜこんなに早い時期に春一番なわけ？
ぶつぶついっても始まらないが、
二月は寒い月なんだから寒くあって欲しい。
ほんとうにおかしいね。

自然のサイクルのヒトコマがおかしくなるだけで
想像していたよりも速いスピードで生態系というものが
変わってしまうことに気づく。

みんなわかっているのだろうと思う。
でも、日常に追いかけられて今日できることを明日にする。
その繰り返しが「今」を作ってしまったことを
そろそろ認めなくちゃいけない時期なのだろう。

都内で打合せ後、夕方から北海道を堪能する宴席を囲む。

コラボプランの山本藤光さん、コラボプランD&Cの大井さん。
お声をかけていただき久しぶりにお目にかかることになった。

いろいろな話をお伺いし、かつ、
口から出るに任せてぽんぽん言いまくり（恐縮！）、
笑いに満ちた楽しい時間を過ごさせていただいた。
ありがとうございます。

普段と違う顔ぶれで気さくな時間、
不思議な元気チャージをした感じ。

それにしても相変わらずの山本さんダジャレ、
きもちよいほどかぽかぽ飲むコラボプランのお二人、
とても素敵だった、はい（笑）

所用で南の島に住む旧友に連絡を取った。
バブル期に一緒に笑って泣いて、ともに過ごした友人。
本当に、久しぶり。

NYに住んでいる頃は、同じ国内とは思えないその島に
ほぼ一日かけて飛行機を乗り継ぎ、彼女に会いに行くという
こともしていた。日本からのほうが近いのに、帰国してから
まったく行っていない。

届いたメールから、「彼女」が伝わってくる。

懐かしくて嬉しくて・・・
少しだけ、あの頃を思いだした。

さて、いつになったら会えるかな。
楽しみにしておこう。

ほぼ一日中、PCに向かってプレゼン資料作成にかかっていた。

気がついたら背中の筋が一本、棒のようになっている。

作っている最中は夢中になっているし、
なんてことはないのだが。

終わると違和感が邪魔をするんだよね。

と、いつまでPCに向かっていても棒状態は治らない。
お風呂に入って身体を伸ばすことにする！

でも、いい資料が出来上がってご満悦♪

学大オフィスで阪本と共に「すっきり！セラピー」を行う。

久しぶりにお目にかかったクライアントのIさんは、
以前よりとてもすっきりとした表情になっていた。

苦労もしたし、考えもした。いいことも悪いことも
様々自分の肥やしになったんだね、ということが
彼の内からにじみ出ていたのだろう。

都心の落ち着いたティールームで人を待っている間、
ぼーっと広々した空間を眺めていた。

目の端に違和感を感じた。

「ん？」

視線を動かすと、10mほど奥の席で真っ黒くて大きな物体が
煙草を吸いつつ週刊誌を読んでいた。

ロングダウンを着込んだままの元ヤン風情なおっさん。

落ち着きがなく、その空間にとても似つかわしくない風体。

でも、なんとなく気になってたまに観ていた。
向こうも気づいて、なんだ？という具合で視線が合う。

数人の知人らしき人々が彼の元にきて、
笑顔で彼をいざない席移動をした。

おっと！ようやくわかった。

本日の「ばったり」、嶋大輔さん。
どこから見ても立派な元ヤンだよね。笑。

友人たちが、半サプライズ（？）で
一日早い誕生日パーティーを催してくれた。

北京ダックの美味しそうな雄姿と香り、
なんともすばらしく「ありがとう！」な一夜をいただいた。

私好みの山盛りなプレゼントにただただ感謝。
時間と気持ちが本当にありがたい。

これを見て友人が一言。
「女性にはもっとアクセサリーとか多そうなのに
Yukariさんへのプレゼントって実用品が多いよね」

うはははは、おっしゃるとおり（笑）

でも、みんな私の好みをよく知ってくれている。

そういえば、へこたれずに化粧を続けているのだが、
この年にして化粧の「楽しさ」を感じているとは、
なんだかこれもラッキーかな。

上記の友人が「化粧した顔のほうがいいよ！」と
笑顔でしてくれたコメントは、喜ぶべきかどうか・・・
悩むところである。

とにかく、明日から45歳。
ますます人生が楽しい！！

雪が降らない。

雪をまったく見ない冬は初めて。
もしかしたら今月も降らないのかな。

ここ100年の観測で、平均気温が3番目に高い冬だという。
4日立春からはまた暖かくなるらしいし、このまま
一寒六温のペースで春になってしまうのだろうか。

個人的には、冬は痛いくらい寒いほうがいい。

寒い表から帰ってきて、ぬくぬくとした湯気の出そうな
温かさを感じること。これは真冬だけの醍醐味。

天国のベッドから降りて朝の洗顔、氷のような水。
暖められたリビング、水蒸気の上がるポット。

季節は夏が一番好きだけれど、月でいうなら二月が好み。
だからね、冬はきっぱり寒いほうがいい。

Yukari ｜株式会社JOYWOW