へそおもい

2015年01月31日(土) 母の誕生日

今夜は、奄美に来て
まだ3泊目。

なのに
たくさんの人にあい過ぎて
混乱状態です。

でも
あした
2月1日は母の誕生日。
71だな、たぶん。

きのう
5時間一緒にドライブした
フランスのバスク地方のアイセも
お母さんの話をしてた。

おかあさんって大きいな。
歳を重ねるに連れてどんどん
でかくなる。

あした起きたら
いろいろ目の前のことがあるように思えて
忙しくて電話忘れるタイプだけど。

前日の夜は
しっかり覚えているよ。

こんやは
意外に
裸で相談できる近い人に出会えた。

裸になれるというのは
大きい。

わたしはすぐ
はだかになりたくなるのだけれど
相手がならないとなかなか
むずかしいのだよ。

こんやは
宿の前の海辺で
ウクレレをひこう。

奄美には
意図しなくとも
癒しの力があると
きいた。

すごくわかる。
いやしとはなんなのか
よくわからないながらもわかる。

けっきょく
すごくよっぱらった。

出会いも
ありがたかった。

みんなだいすき
ありがとう!

あした

母に電話しよう!



2015年01月27日(火) いいね、金沢。

大阪は春のにおいの霧の雨。
昨夜、金沢から戻ってきた。

金沢から戻ると
大阪はやっぱり
時間の流れ方がはやくて
空気の密度がぎゅうぎゅう濃くて
呼吸を大きく吸わないといけない。
長い間暮らして
随分きたえられたな。

金沢での日々は
キラキラと光る
嵐の塊みたいな日々だった。

メロメロポッチ
相変わらずおもしろい
金沢のパワースポット。

金沢にありがとうの気持ちで
うたをうたえてよかった。

幼馴染み仲間たちの
回文発表会も
ほんとにおもしろくてへんてこで
そうそう、そのツボ!ツボ!という感じ。
大好きだとおもった。

両親やめいっこたち
こっそり京都から来てくれた友だち、
何十年ぶりに再会の友だち、
久しぶりの杉野清隆くんのうた、
なつかしい顔
子どもが増えて
数年ぶりに連れて来てくれたお客さま、
あたらしい出会い。

父がちょっとしたMCで
腹から笑いがこみあげているのがみえて
うれしかった。

やりたいことさせてもらえてて
あたりまえにささやかに
まわりにあるあたたかさにささえられてて
わたしってほんとうに
しあわせな人生を歩ませてもろてるわーと
ここに生まれてこさせてもらえたことに
ありがとうありがとうという
自分でもおどろくような
なにやらふしぎな
ありがてえ気持ちになった。

一日目は2時過ぎまでのんだくれ
次の日は二日酔いのまま
京都から来てくれたお友だちふーふと
ふーふふーふで
市場の食堂で宴会!
ふー!ふー!

のど黒さしみブリカマカキフライ治部煮
ビール日本酒

たのしい!
しあわせやー!
うめえー!

というのを
みんなで口々に連発した。

その後、
友たちと別れて
金沢の懐かしい場所を
相棒と散策。

高校時代にふらついた街。
かわったところと
かわらないところ。

鳩にパンを持って行かれた公園や
ひとりで悶々とあるいた小道
時々行った濃いい純喫茶。

夜は
実家で
妹家族と親と
軽く飲みながらご飯を食べる。

このお正月から

こんなに家族の中に
楽にいられるのは
人生で初めてかもしれないと
あらためて思う。

倒れるようにねむりについて
次の日は
ご近所の幼馴染みの
おうちでお茶だべり。

みんなのエネルギーが
昔から変わらないおもしろさが
とても力になる。

みんな、いろいろありながら
生きていて
変化の中でぐるぐるしながらも
生きていて
みんな愛おしいとおもった。

その後
幼馴染みのひとりと相棒と
大好きな山のお寺に行くことに。

家から車で5分くらいなのに
奥の院までの川沿いの道は
雪が残っていて
歩きにくい

大阪の街を普通にあるく
裏がつるつるの靴で
雪の山道
あり得ない。

ながらも
その靴しかないので
気をつけながら
あるく。

さいごに、
急な長い登り階段があって
その上に
洞窟の祠がある。

階段は自然のゴロゴロの石を
寄せ集めてできていて
異様に急な傾斜で
雪がなくても
あぶないよあぶないよ!と
声かけあいながら登る場所。

相棒と幼馴染みは
登るのやめとくという。

わたしは
「いく!まってて!」と
ひとり登ることに決めた。

島に行く前に
どうしても
祠にはいって
ご挨拶したいとおもった。

一歩一歩
階段の足場を確かめながら
雪を足でかき分け固めながら
両手も使って登る。

ロッククライミングの人に
教わった
3点確保を思い出す。

「心配かけてごめんねー!」と
下で不安げに見守る二人の顔に
声を掛けるが
川の音でかきけされて
あまり聞こえないみたい。

時間をかけてやっとたどり着き
洞窟の中ひんやり
闇の気配。

すこし
心寂しくかんじつつ
ひざをついて
ご挨拶できた。
よかった。

さて、
問題は階段の下り。

「後ろ向きにおりてこい!」と
叫ぶ声が聞こえたが
わたしは
お尻汚れる覚悟で
棒を使いながら
前向きにおりる。

一歩一歩
集中力を途切れさせてはいけない。

全神経を、
その時の一歩にかけて降りる。

そして、
おり切ったら
二人の顔が
うれしかった。

友が

「さとちゃんは登るって言うとおもった。
そして、とめても無駄だとおもった。
でも、さとちゃんは大丈夫とおもった」

と言った

そうおもって
見守ってくれてる感じが
安心で
ちからになるんだ。

一日一日が過ぎて

こちらの生活の

一日一日が
減って行く。

島へ行くことの
楽しみと不安が交錯する。

どんな状況になろうと
自分の内側と矛盾することは
絶対に
しないでおこうと
決めている。

そこを
がんばらねば。

春の雨がやんで
雲間からすこし
青空。

大阪の日常。

今夜も
挨拶したい人たちに
会いに行く。



*いろいろお知らせ*

たぶん
春から街でのライブは
すごくゆっくりになるけど
わたしはうたったりおどったり
演奏したりつくったり
ずっとし続けるよ。

島での暮らしから
うまれてくるうたを
こちらに届けられるように
がんばります。


◆ソラネコアルバム発売記念ツアー
〜ここからはじまる旅のはなしをしよう〜◆

◼︎2/28(土)京都丸太町 ネガポジ(http://www.negaposi.net/)
ソラネコ レコ発記念ライブ 『ここからはじまる旅の話をしよう〜京都編〜』
with ピエモンテルノ
京都府京都市中京区間之町竹屋町下る楠町610森ビルBF1
TEL&FAX:075-252-8856
*18:30オープン19:30スタート
*チャージ:1500円/1800円(D別)

◼︎3/7(土)三重 ひのき家
with RAMO
*18:00オープン/18:30スタート
*チャージ:前売り2000/当日2500

◼︎3/8(日) 奈良 ファミリエ
録音させてもらった場所と人たちに
ありがとうの、ちいさなこっそりライブ


◆からっぽライブ◆

◼︎2/13 (金) 京都 まほろば
w/かりきりん

◆夕焼け文鳥?のライブ◆
2/22の予定です。



2015年01月23日(金) 島への準備

かつては
12年に一度行われていた
沖縄久高島の儀式を記録した映画
「イザイホウ」を
みにいく。

久高は何度か
行ったことがあって
心の中の大切な場所。

映画の後
一緒に行った友と
飲みながら
みえないエネルギーの話をする。

人間の脳の視床あたりには
第三脳室という場所があって
そこから
微弱電流が流れていて
それが
エネルギーと考えられていること。

延髄には、
いろんな記憶が溜め込まれていて
フィルターになっていて
そこを通して
私たちは
いろいろな判断をしていること。

トラウマがあると、
そこが詰まったようになっていて
そのつまりが取れると
その人本来のエネルギーが
流れ出すのだそう。

へえ。
おもしろい。

陰と陽のバランスの話も。

その両方が必要だけど、
いまの社会は
陽ばかりフォーカスされるから
陰が強くなっていくのではないか。

陽ばかり求められる裏では
陰が膨れ上がっているのではないか

そんな話をしながら
メキシコ料理を食べて
ワインを飲んだ。

今朝
自分の中の
こわがる気持ちに気がついた。

ああ
こわいんやなあっておもった。
あんまり自分の中に
それがあることを認めたくないから
すぐに外側のせいにしようとする
自分もみつけた。

くるしいのって
ぜんぶ自分の内側の
あらわれのように
おもった。

自分の中の
こわい気持ちに
あいさつしたら
途端に
気持ち良くなった。

視力が良くなって
頭痛もふわあーって消えた。
からだがすごく
かるくなった。

あからさまに!
なんじゃこりゃという具合に。

腸も動き出して
快便まっしぐら!
これでもかーというくらい
3回トイレに行って
3回ともたっぷりでた。

こたえは
ぜんぶ自分の中にあるんだ。

しんどいこと
くるしいことが
おこったら

そこにいる
自分の内側をながめて
そこにある闇に
ちゃんと
礼儀正しく
ご挨拶をしたらいいんだとおもった。

島に行ったら
まずは
ひとりからはじまる。

いまは
わたしのこと
よくわかってくれて
濃い話を聞いてくれたり
相談に乗ってくれたり
ばかばかしく遊んでくれる人がいるけれど

島では
ひとりからはじまり
すこしずつ
関係をつくっていかなければならない。

それが
とってもさみしい。

けれど。

最初は
ひとりでも
いろんなこと
のりこえていく術を

いま
集中的に
教わっているような気がする。

ありがたや。
がんばろう。

さて
明日は金沢ライブ。

快腸さらさら
ひらひら
ぷくぷく
春の音。

すごく楽しみ。

島にゆく前、
故郷にご挨拶して
まいります。


*ライブのお知らせ*

ソラネコとからっぽ
2月まではみっつ プラス
こっそりひとつライブがあります。
3月は三重や奈良の山奥 ライブなので、
島にいく前の街でのライブは最後になるかも。
あいたい人にあいたいな。

島に行ってからも
こちらでのライブは
続けるつもりだけど。

たぶん
街でのライブは
すごくゆっくりになるけど
わたしはうたったりおどったり
演奏したりつくったり
ずっとし続けるよ。


◆ソラネコアルバム発売記念ツアー
〜ここからはじまる旅のはなしをしよう〜◆

◼︎1/24(土)金沢近江町市場 メロメロポッチ(http://meropochi.web.fc2.com/)
ソラネコ レコ発記念ライブ 『ここからはじまる旅の話をしよう〜金沢編〜』
with 杉野清隆
金沢市下近江町68武蔵ビル地下
TEL&FAX:076-234-5556
*18:00時開場/18:30時開演
*チャージ:2000円/2500円(D別)


◼︎2/28(土)京都丸太町 ネガポジ(http://www.negaposi.net/)
ソラネコ レコ発記念ライブ 『ここからはじまる旅の話をしよう〜京都編〜』
with ピエモンテルノ
京都府京都市中京区間之町竹屋町下る楠町610森ビルBF1
TEL&FAX:075-252-8856
*18:30オープン19:30スタート
*チャージ:1500円/1800円(D別)


◆からっぽライブ◆

◼︎2/13 (金) 京都 まほろば
w/かりきりん

◆夕焼け文鳥?◆
2/22の予定です。



2015年01月21日(水) 石の声

友だちは、
石とお話ししたいといった。

わたしも
それ、いいなあーと
おもって、
石とお話しすることにした。

みみすまして
声かけると
お返事が来た。


闇の中にひかりがある
ぼくたちのカケラをあつめて。
チカラをあつめて。


ちいさな
白い石のかけらが
そういった。


その数日後に
闇を意識する出来事に
出会った。

わたしは
闇に足をとられて
長いあいだ
戦ってはきたけれど

闇を
背中や視界の端っこで
はいりこまれた身体で
感じるだけで

できるだけみないように
生きてきた。

もう
ちゃんと
闇をみなさいと
言われた気がした。

あっぷあっぷして
電話したともだちが

光と闇は
もともとは一緒だったって
何処かで感じる

というようなことを
言った。


闇は魅力的だけれど
とても太刀打ちできるものではない感じがして
直視できなくて
溺れるだけだった。

このところの
一連の出来事から
闇にむきあえと
いわれているのだと
わかった。

闇の中にひかりがある。

まるで
陰陽ののマークの
あの勾玉の真ん中の
丸いぽっちみたい。

光の中にも
影がある。

まだ
よくわからないけれど

ひかりも影も濃い
島にいくための
準備が着々と
はじまっているんだな。



腑に落ちた。




ひょんな流れから
テレビに出ることになった。

2月4日Eテレの天才テレビくん。
超挙動不審なわたしがでるっぽい。

まさか
この人生であんな風に
テレビに出ることがあろうとは。

人生は
わけがわからなくて
おもしろいから
いいとしよう。



*ライブのお知らせ*

ソラネコとからっぽ
2月まではみっつライブがあります。
3月は三重や奈良の山奥 ライブなので、
島にいく前の街でのライブは最後になるかも。
あいたい人にあいたいな。

島に行ってからも
こちらでのライブは
続けるつもりだけど。

たぶん
街でのライブは
すごくゆっくりになるけど
わたしはうたったりおどったり
演奏したりつくったり
ずっとし続けるよ。


◆ソラネコアルバム発売記念ツアー
〜ここからはじまる旅のはなしをしよう〜◆

◼︎1/24(土)金沢近江町市場 メロメロポッチ(http://meropochi.web.fc2.com/)
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with 杉野清隆
金沢市下近江町68武蔵ビル地下
TEL&FAX:076-234-5556
*18:00時開場/18:30時開演
*チャージ:2000円/2500円(D別)


◼︎2/28(土)京都丸太町 ネガポジ(http://www.negaposi.net/)
ソラネコ レコ発記念ライブ 『ここからはじまる旅の話をしよう〜京都編〜』
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京都府京都市中京区間之町竹屋町下る楠町610森ビルBF1
TEL&FAX:075-252-8856
*18:30オープン19:30スタート
*チャージ:1500円/1800円(D別)


◆からっぽライブ◆

◼︎2/13 (金) 京都 まほろば
w/かりきりん



2015年01月14日(水) ゆめよみ

今年初のゆめよみクラブ。

夜見る夢を題材にして
ワークをする
マニアックなグループ。

人には
エネルギーがあって

わたしは
人が変わってゆく時に発する
いろんな色の
エネルギーを浴びるのが好き。

みんなで

静かな静かな時間を持ち
みんなで
ぷはーっと動き

きょうは
たくさんの紙を破いて
なんどもひらひらした。

めぐる血流
ひらひらと舞う光
力強く進む道
海の中でやわらかくなる身体。

みんなのイメージを受けて
身体があたたかくなった。

たすかった。

このところ
ほんとうに
人に助けられているのを感じる。

一分一秒おしまず
自分のできることで
世界に返せることを
していかねばと
焦る気持ちになった。

相棒のいびきがきこえる。

きょうも
夢をみよう。

もう
きたい服は
自分で決める。



2015年01月13日(火) 気配はしてた

気配はしてた。

澄んだ青い空
風の強い日に
ふと
気配がしてた。

そういうとき

もう、身体の世界には
いないかもしれないって
ふと
よぎることがあった。

10年近く
きになりつつも

妻子持ちの男のまわりを
モトカノがうろうろするのも
どうかとおもって
ふわっと
おいといた。

年末の大掃除の時に
手紙がでてきた。

いろんな国
旅先から
送られてきた手紙。

アフリカ
トルコ
ミャンマー
ベトナム
タイ…

最後に
お別れする時のお手紙に
実家の住所が書いてあったので
おくってみようと
おもった。

彼の実家は
海の近くで
対岸の島がよくみえた。

夕日をみながら
ウクレレひいたり
釣りをしたり。

景色を思い出しながら
手紙を書いた。


お元気ですか?

震災の時に
あの頃の東北の仲間が
またみんなつながったけど
誰も連絡先を知らなくて
気にしていたよ。

わたしは
まだ子どもには恵まれていないけど
ちょっと変わり者のふーふふたりで
オモシロイ人生です。

同窓会する時は
お知らせを送るので
連絡先教えてください。


そうしたら、
次の日に
おかあさんから
連絡があって

あの子…
千の風になったのよ…

と。

電話口の声が
くしゃくしゃに
なった。

もう9年たったと。

いろんなことを
おもいだして
ねつけなくなった。

最後にやりとりした
メールの文面まで
おもいだした。

とても繊細で
心がミルフィーユみたいに
なっている人だった。

どういうふうに
心においたらよいかわからなくて
積み木でお家を作るみたいに
作ってはかえて
こわしてつくって
やっている。

いまの生活には
オモシロイ仲間がいて
音楽があって
山羊がうまれて
メエメエーないている。

メエー
メエー

空が澄んでて
雪が舞う。

子どもたちが
身体いっぱいに
あそんでいて
しあわせがふくらんでいる。

奄美にいくまえに
一回おいで
と言われた。

海の見えるおうち。

お線香あげに
いってこよう。




*お知らせ*

1/24 土曜日 夜
金沢メロメロポッチで
ソラネコのレコ発ライブがあります!

詳しくはまたお知らせしますね。
ぜひ☆



2015年01月04日(日) あけました

年末から
まいにちまいにち
大切なことがあって
激しく動きながら
あっという間に
ここに来た。

実家からの
帰りのバスの中。

ほんとうに
久しぶりに
ひとりの時間。

実家は
さらさらふかふかの雪だった。

妹にアノラック借りて
おいやめいたちと
雪に飛び込んだ。

わたしが育った小さな町。
家の真ん前の公園。

もう何十年も前
わたしが子どもだった頃も
同じように
雪に飛び込んで遊んでた。

新雪に飛び込み
雪だるまを作り
自分の過ごしやすい基地を作り
声を上げながら
斜面をお腹や背中やお尻で
滑り降りる。

自分が
身体だけ大きくて
まったく
あの頃と同んなじだと
思った。

歳をとると
どんどん子どもに
かえってゆくのかな。

だけど
昔よりも
自分を守ることが
上手になったな。

今回は
父が、
家族会議をすると言っていた。

いつまで生きるかわからん
何があるからわからんから


年末電話がかかって来たのだ。

家族会議は
父と母とわたしと妹夫婦と
1月2日に執り行われた。

なんとなく
神妙な気持ちで
テーブルに着くと
父が資料を配った。

そこには
議題が…

例えば
•先祖から親から引き継がれて来たこと…
とか
•父が伝えたいこと…
からはじまり、

•まいにちのご飯は美味しく食べましょう
•わたしは◯◯が得意だ
とか
最後には

•長田の家の超常現象

という
父が昔住んでいた家でおこった
超常現象についての項目が。

それをみて
私たち
笑がこみ上げ

「え、超常現象の話なんて
多分みんな知っとるよ!
まだ知らんことあったん?」
(子どもの頃から酔った父から何度も聞いた)

「このご飯を食べましょうって…いいこと書いてるやん」
とか
口々に突っ込む。

なんとも
父らしい会議で
それを家族みんなが楽しんでいて

そんな中で
現実的な話題にもなって
もしも両親のどちらかに介護が必要になったら…とか
そういうことについて
ゆるく
それぞれが自分の思いを言葉にしたりもした。

わたしは
実家にいるのがとても窮屈で
自分の居場所がないと感じていて
いち早く家をでたいと思い
遠くに行きたいと思い
必死でがんばって
18で家をでたけれど

それから
わたしも親たちも
随分と旅をして
歳をとって
なにかが昔とは変化していて

ここにきたんだなあと

わたしという人間は
まぎれもなく

いいもわるいも
この人たちの影響を受けて
ここにいるんだなあと

でも
いまは
それはそれでよかったと
おもえているなあと

思った。

たぶん
はじめて
そうおもった。

お正月3日の朝は
北陸の冬にしては珍しく
青空と太陽が顔を出した。

ふわふわ真っ白の町の景色に
美しいひかりが降りそそいだ。

祝福だと思った。

ご近所の
大切な友だちとも
会うことができた。

妹や義弟とも
はじめてゆっくり
真夜中まで話し込んだ。

いままで
あたりまえに
本棚にあった本たちが
何かの拍子に
本棚から落っこちて

あらあら
こんな本もあったなあ
ああ
この本はこんなだったなあ
ああ
この本大好きなんだよなあ

拾いながら

一冊一冊大切に味わって
本棚に戻すような
そんな作業をしたような
お正月。

2015年は
シンプルにただただ
自分の真ん中に
耳澄ましたまま
生きてゆこうとおもう。

それしかできない。
がんばろう。


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