ユルユルのヘナヘナ

 今頃気付いた。
 今年一年の忙しさは、この数週間への序奏だったのだ!
 しかし前半でスタミナを使い果たしたおいらは、もう既にアンブシュアがユルユルのヘナヘナです。はうー。
 年末年始、休んでいいの!?マズイだろー!?という感じ。



 そういえば、毎年恒例の母校の吹奏楽部と民族器楽部による定期演奏会。
 昨年は図々しくも全曲参加しちゃったンですけどね。
 今年は来月中旬にあるのですが、どうやら観に行くこともできそうにありません。というか、いまは全然未来が見えない。
 おかしいな、仕事の内容は去年と同じ筈なのに、どうして今年はこんなに忙しいのだろうか。
 やはりスタミナ切れか。
 でもスタッフの打ち上げには参加します。
 どうせ朝まで飲むンでショ?三次会あたりから参加しますンで。でへへ。
 サテ、そのためにも頑張るか!
2003年12月21日(日)

本日討入デー

 今日は赤穂四十七士が吉良邸に討ち入った日です。
 正確には旧暦の今日、ですが。

 昨年の今日は確か、市川崑監督の「四十七人の刺客」(1994年)をTVでやっていて、面白く観たように思います。
 大石が隠棲している山科の家に刺客が入るシーン、好きだったなぁ。
 理玖の袂が襖(だったかな)に挟まれて、シュッと抜き取られるところ。
 あそこだけは何度見ても息を呑んでしまう。


 今日は夜から普段見ないTVをつけてみたのだけど、今年はやらないのかな。
 淋しいですねー。

 「忠臣蔵」は好きなンです。
 赤穂四十七士は忠義の士ではあるけれど、決して絶対なる「正義の使者」ではない。吉良上野介は名君だったという話もある。
 大石は追い詰められ、強硬派をなだめながら、ひとつひとつの可能性を見つけて赤穂藩の活路を導き出そうとする。けれどその可能性がひとつ、またひとつと消えていき、最後の最後に浅野大学という可能性がなくなったところから、初めて討ち入りに向かって動き出すのです。それがすごい。かっちょいい。
 「四十七人の刺客」は面白いけれど、2時間でやろうというのは無理がある。
 やっぱりTVで大掛かりな10時間特別番組とか、やらないもんですかね。
 ヒヒヒ。


 ちなみに赤穂義士の生き残りである寺坂吉右衛門のお墓は、泉区市名坂の実相寺にあると云われています。ま、尤もここのほかにもあと5、6箇所くらい、そう云われているお寺があるハズだけど。
 折角なので一度は行ってみたい。
2003年12月14日(日)

感覚を、追う

 カルロス・サウラ監督の一連の映画を観てからというもの、フラメンコには興味を持っていたのですが、ここにきてドップリと聴きまくっています。
 とはいえゼンゼン詳しくないので、手当たり次第に拾い聴きしている感じで。
 どなたか、オススメがあったら教えてくらはい。

 最近ホアキン・コルテスのLIVEのDVDを購入しました。
 手を広げ、空気を、空間を制する。
 雄々しく猛々しく。時に柔らかく。
 フェロモンアタリしそうです…。
 欲を云えば映像。
 そんなにカット割ったりスロー入れたり、いじらなくていいのに。
 最近来日したらしく、行きたかったなぁなどと今更乍らぼんやりと思ってみたり。
 東京に住んでたらきっと道楽で破産してるな…。
 もっと色々観たり聴いたりしてみたいです。



 土着的、土俗的な音楽は、聴く者の出自に関わらず、なにかを揺さぶる力があり、フラメンコの歌やギターやダンスに惹かれるのはまさしくソレでは、などと思ったりするのですが。
 ジョン・バーンズ・チャンス の「朝鮮民謡の主題による変奏曲」などは何度聴いても、どの演奏を聴いてもクソだと感じるあたり、なんだかアヤシイかな。
 私が観て聴いて感じたものは、スパニッシュが観て聴いて感じたものとは異質なのかも知れない。否、異質なのだろう。
 しかしそれでいいのかも知れない。
 否、それでいいのだ。
 人間は畢竟、己の感覚を、己の感覚のみを、己を以って追うしかないのだ。
2003年12月13日(土)

きなこもち

 毎日ギリギリのところで身をかわしながら暮らしている感じ。

 疲れているのか、普段はブラックで飲むコーヒーや紅茶に衝動的に砂糖をぶち込んだりしています。
 味の嗜好というのは年を経るごとに変わるのか、ハタマタ日本酒を覚えた為か、この10年で甘味という甘味は殆ど食さなくなってきたのだけど。
 甘い味が美味しく感じられる。
 そんなおいらの最近のお気に入りは、チロルチョコの「きなこもち」味。
 妙な食感が面白い。そして20円のチロルチョコは大きい。



 そういえば先日、今年第一回目の忘年会で、生まれて初めて大吟醸を飲ませていただきました。宮城県は登米郡石越町の「澤の泉」。
 勿体無くて、ちびちびと。旨い!飲みやすい!ハラショー!
 ごちそうさまでした。
 あー飲んだくれたい。
 明日を考えず、旨い酒を夜通しぐだぐだ飲んだくれたい。



 それはそうと。
 いらっしゃるみたいですね
 うーん、4月か…。えー4月?うーん…(なんなんだ)。
 や、行きます。楽しみです。
2003年12月11日(木)

左に3つと右に2つ

 ピアスをつける。
 左に3つと右に2つのピアスホールすべてに。
 昔から、なぜか気が引き締まる。
 いわば戦装束だ。
 集中力の発条を巻け。
 臨戦体勢に入る。
 …よし、悪くない。



 一日とは、一年とは、一生とは、なにゆえに斯くも短いのか。
 なにかを為すには短すぎる。
 なにかを為そうと望むからなのか。
 けれど嗚呼、時間が惜しい。
2003年12月08日(月)

初雪

 熱に浮かされるように、浅い眠りのはざまに何度も「ハムレット」の夢を見た。
 まなぶたにハムレットが、レアティーズが、クローディアスが、現れては消え、彼らの慟哭と嘆き、悔恨と苦悩の台詞が交錯した。闇の中、逆光に縁取られたように浮かび上がる彼らとは対照的に、若いフォーティンブラスはまばゆいほど綺羅々々しく、なぜハムレットが次の王に彼を選んだのかが初めてわかった気がした。
 自分で思うよりずっと、昨日の舞台の衝撃は自分のなかに深くに刻まれているようだ。機会があればもう一度見たいけれど、どうやら今年はもう、そんな余裕はなさそうだ。


 仙台は今日、初雪が降りました。
 今年はいつもよりずっと早く短く感じ、季節を思う余裕もなく忙しく過ごしていたのだけれど、少し水っぽく重い雪と銀杏の葉が、身を斬るように冷たい風の、そのかたちを追うように舞うのを見ると、冬が来たのだと今更乍らに実感します。
 さささ寒いです。

 今週末には入院中の上司も退院し、来週には出社するという。
 嬉しいけれど、無理はしないで欲しいと思う。
 どこに優先順位を置くかは、やはり本人が決めるのだろうけれど。
 どこそこに転移した、なんていう話を聞くと泣きそうになる。
 泣くのは不遜だ。
 泣いたりできるような立場でも状況でもない。けれど。
2003年12月07日(日)

藤原竜也主演「ハムレット」を観る。

 藤原竜也さん主演の「ハムレット」(シアターコクーン)を観に行って来ました。

 6月に劇団四季、7月に野村萬斎さんの「ハムレット」を観ましたが、今年3作目の「ハムレット」は蜷川幸雄さんに演出よる若い「ハムレット」。

 舞台は劇団四季の「ハムレット」のシンプルさとはまた違い、無骨なほどなにもない空間。必然的に役者の負う比重が重くなるのと思うのだけれど、ぐいぐいと登場人物に惹きこまれていく感じがしました。


 主演の藤原竜也さんはまだ21歳。若い!
 必然的にほかの登場人物も若くなるのですが、これが説得力があっていい。なによりハムレットやレアティーズの純真さと情熱は、とても青年らしく非常に説得力を持っていました。

 今回初めて納得することができた部分も多くありました。
 まず台詞があるのではなく、それを云わせる境遇があり、それを云わせる感情があるから云うのだということを、こんなに実感させた舞台はありません。
 蜷川幸雄さんは、すごい。役者さんたちも全員、すごい。
 ほんとうに素晴らしい舞台でした。
 今年最後に素晴らしい舞台を見せていただきました。
 日程的に厳しかったけれど、無理をしてでも行ってよかった。


 さ!明日からまた仕事だ!
 いいお芝居を見ると、労働意欲が沸いてくる!
2003年12月06日(土)

師走です。

 師走です。
 今年もあともう一ヶ月しかないなんて、悪い冗談みたいだ。
 年々、一年が短く感じられます。


 通勤時間は以前より短くなったのだけれど、電車でよく本を読むようになりました。最近は来年の大河ドラマの「予習」も兼ねて幕末が舞台の小説をいくつか読み返しています。
 お勧めは北方謙三さんの「黒龍の柩」(毎日新聞社)。すごいです…。
 香取慎吾ファンの同僚にも「予習」のための小説はどれがいいかと聞かれて何冊か貸したのは夏ごろですが、「燃えよ、剣」の上巻をまだ読んでいるところを見ると合わなかったのか…。それともそれでも読み続けているところを見ると面白く読んでいるのか。
 ひとの本をよむペースはそれぞれで、私は早い方だと言われますが、ものによっては読後暫くつかいものにならなくなるので困りもの。忙しい時期は初読の、それも小説は避けるようにしています。

 しかしこの一年で、一体いつ忙しくなかった時期があったというのか。
 いつか2003年がどんな年だったかと聞かれたら、「イチに仕事、ニに仕事、サンシがなくてゴに胃炎」、そんな感じだったと振り返るのではなかろうかと。
 いずれにせよ、あまり新しい本が読めなかった一年でした。


 それにしても、来年の「新撰組!」は非常に楽しみです。
 善ちゃんはやはり桂小五郎でしょうか。
 冬ボでDVDレコーダー買っちゃおうかなと目論んでいたり。
 あー年末調整の準備しなきゃ…。
2003年12月03日(水)

メイテイノテイ / チドリアシ

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