空色の明日
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ご無沙汰しております。 結婚してから1ヶ月が経ちました。瞬く間に。
自営業との両立は結構時間的に自由だったので楽でしたが、会社勤めは大変ですね。特に通勤が。 毎日、家の中でも職場でもずっと走っておりました。 ということで、あっという間に1ヶ月。
2回目というのは面白いです。 比較をしてはいけないものとは思いますが、何しろ、2回目ですから前回よりよい人でなければ結婚しなかったわけで、何かにつけよく出来た人なものですから、いちいち「そんなことまでしてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいになるわけです。これはきっと最初からこの人と結婚していたらそんな気持ちには当然ならなかったわけで、夫バージョンアップ!だからこうしていちいち感動できて、いちいち「ありがとう!」という気持ちになれるわけです。 この気持ちを忘れないようにしたいものです。 今回の結婚の一番のテーマは「相手の親切にあぐらをかかない」です。
私がこのたび生まれてきて習得すべきテーマはこれだったのかなと最近思います。 幸せな家庭に育って、幸せにぬくぬく暮らしてきた私にわからなかったこと、それは幸せの重さ。 地球の重力に慣れている地球人が月に行ったらうまく歩けないように、幸せの中にいると、その重力に全く実感がなかったわけです。
もしかしたら、前の夫と出会う前に、もっとひどい人と結婚していたら、彼とも離婚しなかったかもしれないと思います。 人生とはそういう風に、順番に組み立てられているものなのだなぁと思います、近頃。
引っ越して10日になりますものの、一向に片付く気配なし。 仕事しながらってやっぱり大変だわ。 しかも通勤時間が往復で1時間だったのがいきなり2時間半となれば1日も1時間半短くなるわけで。 なかなか物事が進まず、ちょっとちょっと疲れ気味かつ苛立ち気味で新婚どころではない感じであります。
さて、私のだんな様でありますが、この人は私の前の職場の社員食堂の人であります。 つまり私の昼ごはんを毎日作ってた人であります。 ということは、私は「飯でつられた女」ということになります(笑)
この前の休日に「買い物に行こう」と車に乗って15分ほどで、なんと「物産市」にたどりつきました。 そう、よく道の駅とかにある、地元農家の人が集まって野菜を売っているあれです。旅行やドライブの途中に立ち寄るイメージだったその場所が、なんとご近所なのです。 そうなのです。私の住んでいるところは相当に田舎なのであります。 いや〜、ご近所がUSJから物産市ですわ。 まぁ、どちらが生活に便利かといえば当然後者でございます、はい(笑)
しかし、おそらく初婚でいきなりこの田舎に来ていたら都会暮らしに憧れたりしたのでしょうが、都会暮らしも一通りやって、ちょっと疲れてしまった私には、順序としてこんなにいい暮らしはないのではないでしょうか。 家にはお庭もありますし、お花も育てられます。 オシャレなお店などにも、もうちょっと飽きてしまった私にはこういうほうがずっと楽しいかんじです。 何事もとことん飽きるまでやって「悔いなし」にして次に進むという私の生き方そのものではないでしょうか(笑)
静かな静かな町の夜はしんしんとふけていきます。
安藤みかげ
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