株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2008年12月31日(水)


ぼくはこの本書くのに50年かけたんだ




年末ごあいさつにお伺いするにあたり、拙著『ゆるみ力』
を持っていこうと思いついたが、自宅には自分用しかない
ことに気付き、葉山で唯一ある書店に電話して(もちろん
自分が著者であることは伏せて)在庫を確認してもらった。

「すみません。日経プレミアシリーズという新書の
7番、『ゆるみ力』という本、ありますか?」
「何力ですか」
「ゆるみです」
「はいはい、ゆるみね・・・ゆるみ、ゆるみ・・・と、
 しばらくお待ちください」
 cachacachacachaと、キィボード
 の音が聞こえる。

「あー。すみません。この本は半年も前に出ていて、
 いま、在庫切らしちゃってるんです。ご注文に
 なりますが」

半年も前!

おいおいにいちゃんよ、半年も前っつうけどさ、

ぼくはその本書くのに50年かけたんだ。

 

2008年12月30日(火)
『地上最大のショウ』(1952年アメリカ映画)

『地上最大のショウ』(→)

を観る。この年末年始は、古典とされる映画を徹底的に
観る予定だ。来年は映像の年にしようとしていることと、
JOYWOWがますますライブ「ショウ」に力を入れることも
あって、エンタティメントの基本文法を学ぶためには
やはり古典、と判断したためだ。

作品に関してはリンクしたウィキペディアをご覧ください。

たしか『五感商品の創りかた』だったか、ぼくの作品でも
引用した傑作『素晴らしき哉、人生!』主演のジェームズ・
スチュアートがずっとクラウンのメイクのまま、素顔が
ワンショットだけ、しかも一葉の写真で、という出演
の仕方。ほかにはボブ・ホープとビング・クロスビーが
サーカスの観客役でポップコーンをポリポリ食べている
だけ、という豪華な遊び心。いいねえ。

1952年作品(制作は51年)なのだが、この段階では
有色人種が一切出てこない。
これは監督セシル・B・デミルや主役の
チャールトン・ヘストンの意向もあるのかもしれない。
推測だが彼らは共和党員であり、映画のセリフにも
「この近くで共和党大会をやっている」というのが
あるくらいで、有色人種が嫌いなのかもしれない。

それにしてもたった400万ドルでこんなに大傑作を
創ることができるのだから、映画の、エンタティメントの
プロフェッショナルの力は、すごい。

 

2008年12月29日(月)
自画自賛させてね

昨日はYukariの日記にもあるように、
JOYWOWトークライブ収録。
事前の打ち合わせまったくなし、出たとこ勝負の
一発録りで、何ともまあ、すっげー面白いトーク
が出たのは自画自賛でもなんでもないと思うがやっぱ
自画自賛かな。

ぼく、ZONO、ラッキー、ねが、わたさん、Yukari
それぞれが一個ずつ本番のキューが出てからテーマとなる
根太(ネタ)を提出し、そのネタについてキャッチボール
するのである。文字通りライブであり、ちょうどこれ
はジャズメンがインプロヴァイゼーション、つまり
アドリブをできるようになるには腕が立たないとでき
ないのと同様、達人の技なのである。しかもそれぞれ
の尺(長さ)がほぼぴったりというのも、もちろん
サミーのタイムキーピングがあったとはいえ、
力だろうなあ。自画自賛かなあ。かもね。

でもやっている本人たちがすっごく楽しんだことは事実。
来年早々にリニューアルされた新JOYWOWサイトでお披露目
しますから、みなさん、どうぞお楽しみに!
ラジオを楽しむように、楽しんでくださいね。

そうそう、昨日のJOYWOWメンバーに馬名をつけると
したらどうか、という遊びをやった。

ラッキー:オレサマキング
ねが:クマシラズ
わたさん:オグリモドキ
ZONO:パジャマオー
Yukari:レモンクイーン

そして、ぼく:ホープダノミ
サミーとむいちゃんは考え中。

馬名の由来はラッキーはそのまま、自分大好きから。
ねがは、くまに出会ったけどくまがねがにまったく
気づかなかった事件から。
わたさんはJOYWOW・F4における小栗旬という役柄から。
ZONOはコンビニに上下違いのパジャマで行く習性から。
Yukariは知る人ぞ知るレモン好きから。
ぼくは新刊「HOPE!」に期待しているから。

 

2008年12月28日(日)
富士に恥じない商売やろうぜ!




葉山森戸海岸から望む夕暮れの裏富士。
美しいオーラに包まれている。

JR逗子駅前は本当に終わった商店街で、まともな
店がなく、不自由していたのが、先日ようやく
マトモな店と出会い、聞けば今年の秋オープン
したばかり。せいぜい贔屓にしようと思って
おり、今度大切な友人たちと年末の食事会を
そこでしようと予約していた。

外出から戻ると留守電があって、予約の件という。
コールバックしたらしどろもどろの日本語で、
そう、ちょうど、日本語を覚えたての外国人が
一所懸命に話すのをアシストしてあげながら聞く
みたいにして内容をつかんだのだが、要するに
ボヤ騒ぎを起こしてしまい、店再開のメドが立たない
からせっかく予約してもらっているけどゴメン、
ということなのだ。

「大変ですね、がんばってください。再開
したらこの番号に連絡くださいね」

と励まして切ったのだがぼくのこころは暗澹
とした。店のボヤに対してではない。予約キャンセル
に対してでもない。

電話口の店スタッフの日本語の危うさに対して、だ。
サービス業はまず、マナーだとか接客技術だとかの
前に、日本語力を身につけさせるべきである。

しかし、このように、雇用からますます逃走している
日本企業だから、こうはいかないだろう。

新メニュー販促でニセ行列を作る、
そのためにアルバイトを雇うくらいな
のがオチでは、日本経済はほんと、もう、崩壊
しちゃってるよね。

銀行のやってることも、「エンタの神様」で、
芸人たちが

「それ、地上げだろ!」
「って、やくざじゃん!」

と突っ込み入れるようなことだし。

ビジネス1.0の崩壊、ここに極まれり。

 

2008年12月27日(土)
HOPEのPOPがトップに躍ってコッコー(早口言葉です)




メディアファクトリーIさんから宅配便が届いて、
中身は『HOPE!おばちゃんとぼく』書店平積用
POPだ。ホープのポップ。

書店リストがあった。たとえばブックエキスプレス
ディラ東京店、ブックエキスプレスディラ上野店、
ブックエキスプレスディラ品川店、ブックエキスプレス
ディラ東京南口店、ブックエキスプレスディラ東京北口店、
ジュンク堂書店大阪本店、紀伊国屋書店新宿本店、
三省堂書店名古屋高島屋店、三省堂書店京都駅店、
ブックスキヨスク新大阪店etc・・・。

これらのお店に行くと、ぼくの手書きPOPを見る
ことができます。見るだけやったらあかんで。
買(こ)うてや。

さて、何を書こうかと、あれこれコピーを考える。

1000万部突破! 希望
映画化決定!希望

といったHOPE=希望にひっかけたものが浮かぶ。

あとは、

お願い!買って!

という懇願選挙運動路線もあれば、

読むとソンする!

といった斎藤一人風変化球路線も浮かぶ。

さて、どれにしようか。

 

2008年12月26日(金)
未来は創造するもの




今日で仕事おさめ。朝一でクライアントさんと
今年最後のミーティング、その後、出社。
大掃除。
アルバイトのAちゃんも応援にかけつけてくれ、
みんなで楽しく掃除。

1年前はまさかこんなに人も増え、仕事も充実した
年になるとは思わなかった。

10年前の今頃、ぼくはシリコンバレーにいた。
旭化成のサラリーマンで、年末休みを利用して
現地で忘年会をしよう、と企画したのだった。
Surfin'で呼びかけたのに現地在住の3人が応じて
くださって、サンフランシスコのチャイナタウンで
忘年会をやった。楽しかったなあ。

その後スタンフォード大学に行き、ドラッカーに
道案内してもらい、トム・ピーターズ師匠の
オフィスにアポ無しで押し掛け・・・と、
楽しかったのだが、その10年後、自分が横浜で
オフィスを構え、大勢の人たちと一緒に
建材営業以外の仕事を進めるようになるとは!

昔話はこれくらいにしよう。

10年前の自分が今日の自分を予想できなかった
ように、今日のぼくも10年後の自分を予想できない。
10年後、紅白出場を果たしているかもしらん。

わからないが、「未来は創造する」ものだと
いうことだけははっきりしているね。
偶然なんてもんは、宇宙に存在しない。
すべて、自分が、創造するんだよ。

写真はわが愛する横浜チャイナタウン。
ぶんぶんと食事に出かける前に撮った25日夜の
景色。

 

2008年12月25日(木)
1月25日日曜、新宿THEATER BRATS で




写真は今日の山手。快晴。

2009年1月25日日曜日(クリック!→)

イベントをします! JOYWOWが来年推進しようと考えている、
若い人(10代、20代)へのメッセージ発信ライブの第一弾。

ジョブウェブ(→)さん

とジョイントで企画、開催する運びになりました。
若い人向けとは言っていますが、もちろん、どなたも
大歓迎! JOYWOWコンサルタント8人にもライブで
会えますよ!

1月25日日曜日、新宿で会いましょう!

新作『HOPE!』(→)のサインつき販売もしますよ!

 

2008年12月24日(水)
わくわくの予感




朝、書斎の窓から眺める朝日。
太陽光線を浴びながら、呼吸法をする。
もう何年の習慣だろう。このおかげで、
さまざまな力を授かっている。
その力によれば、来年はJOYWOW、さらに楽しい一年に
なりそうな予感がするのである。
これは社長のYukariもしみじみ言っている
ので、きっと合っているのだろうなあ、と
思う。

今日は都内でクライアントさんと来年の企画
についてミーティング。ランチをごちそうに
なった。

おいしいパスタランチ、ごちそうさまです。
ありがとうございます!

次のアポイントまで若干時間があったので、
とうとうオフィス用に冷蔵庫を購入。
いまからだと納品は年明けになるが、まったく
構わない。日本にオフィスを構えて7年、これ
まで冷蔵庫なしで過ごしてきたのだから、
多少の時間は、待てる。

これまでは要らなかったんだけど、ありがたい
ことに人も増え、来客数も多くなったので、
やはり必要との結論に達したのであった。

その後また、クライアントさんとミーティング。
ここでもお茶をごちそうになってしまった。
ありがとうございます!

終了後、JOYWOWメンバーで軽くお茶して帰宅。

すっごく充実したイブを過ごすことができて、
本当に幸せだなあ、と思う。

 

2008年12月23日(火)
HOPE!届く!




『HOPE!おばちゃんとぼく』(→クリック!)

見本が到着。
この嬉しさを言語化は不能。

全国の書店に並ぶのは1月7日頃です。
渾身の一作です。皆さん、応援よろしくお願いいたします!

 

2008年12月22日(月)
ちょっとだけよ、と、シンクロニシティ




山手オフィスに上がる谷戸坂途中に、以前から気になって
いた看板。てっきり「チョットマル教会」という、
「いっぱいの○はあげられないけど、ちょっとだけ
 ならあげる」という、往生際の悪い名前の教会
だとばかり思い込んでいた。今日良く見たら、
違って、しかも教会ではなく、商会だった。

話は変わるが昨日家で、中学時代、クラモト君という
人がいてね、と噂していた。横浜で働いている
らしいんだ。

今朝、元町駅改札、エスカレーターを上りきった
ところで振り返り、おだやかに微笑みかける
紳士がいた。

「さかもとさん、ですよね?」

とおっしゃるので、不審に思いながらはいと答える
と、何と、そのクラモト君だった。

中学以来の再会で、一度だけメールでやりとりした
くらいである。

名刺交換したが、不思議なシンクロ二シティだった。
ここのところ、我が家はこういう「引き」が強い。
年末ジャンボを買うと大当たりするかも。

 

2008年12月21日(日)
work-life-imbalanceこそわが人生




またもや休みが全くない毎日である。
今日も今日とて、朝早く起き、仕事、仕事、仕事。
それでも現在夜11時過ぎだがやり残した仕事が
ある。

良くない!

来年用の書斎カレンダーは写真のようにぼくの
好みのかわいい系を用意したが、びっしりと
黒くなるのは避けたい。

余裕かまして、海外旅行(仕事がらみではない)
を4回くらい、つまり、ワンシーズンに一回くらい、
行きたい。

昼寝したい。

でもやっぱり、何がしたいかというと、
来年も仕事だなあ・・・って何がいいたいねん。

ワークライフ・インバランスこそが、
ぼくの生きがい、働き甲斐である。
ワークライフバランスなんちゅうしゃらくさい
言葉を言うやつぁ、自分の仕事が嫌いなんだろう。
仕事はとことん、やるもんだ。

 

2008年12月20日(土)
9年ぶりの邂逅




JOYWOW塾の準備をしながら何気なく窓を見た。
お向かいさんが工事中だったのだが、その
外壁に目がとまった。

あれはジーファスではないか!

旭化成の晩年(笑)、ぼくが担当していた
製品である。というか、当時ジーファスは
まだ市場投入する前段階だった。
そのときの市場調査で、上司から手厳しく
叱責された模様は拙著『リーダーシップの教科書』
で書いた。あれはつらかったなあ。

現場に飛んで行って、工事している人たちと熱い
握手をしたかったけど、思いとどまった。
どっからみても、そんなことするのはヘンなやつ
だから。

うーむ、これは一体何を教えてくれている
のだろう。

昔を思い出せ?
原点に返れ?
それとも・・・
すべて水に流せ?

 

2008年12月19日(金)
ルーシー・オン・ザ・ホース・ウィズ・ジャパニーズ

Isabella Lucy Bird(1831-1904)は、1878(明治10)年、
東北地方を馬に乗って縦断した英国人女性だが、当時
外国人が東北地方に足を踏み入れることはなかった。
金髪のガイジン、しかも女の人が、ウマに乗って
パッカパッカいくのだから、鈴なりの人だかり
だったようだ。バードは行く先々で日本人の陽気さ
と親切さに出会い、感動する。バードのこの
日本紀行は、いつか、シナリオにして、映画化
したいと思っている。

そんなエピソードを思い出したのは、机の上に
「おかかふりかけ」を発見したから。




クライアントさんでランチをはさんでミーティングだった。
みんなで仕出し屋さんのお弁当を囲んだのだけど、
たっぷりのボリュームで350円!
それに「おかかふりかけ」がついていた。
この、「おかかふりかけ」というひらがなの
語感がかわいくて、そのまま食べるのが
もったいなく、つい持って帰ってきてしまった。
帰宅し、カバンの中身を机の上にあけたら、
中に、「おかかふりかけ」があって、それを
見ていたら何ともいえない幸せな気分になった。
日本人に生まれて良かったなあ、と思うのは
こういう、ジャパニーズ・ソウル・フード
を再認識するときだ。

 

2008年12月18日(木)
快挙です

出張先、一人で夕食をとることになった。
外はえらく寒い。
暖かいホテルの部屋から出かけるのは億劫である。
いろいろ考えたが、館内で済ませることにした。

以前よく利用したが、職人さんが変わってしまった
ためなんとなく足が遠のいていた天ぷら店へ。
カウンターだけの店だが、のれんをくぐると、
以前贔屓にしていたTさんが復帰していた。
ラッキーだ。

「ごぶさたしています」

と、互いに、言いあう。

生ビールを飲みながら、一人、絶品の天ぷらを
いただく。至福のひとときだ。

ぼくは招き猫で、すいている店でもたちまち満席
になるのだが、今夜もまた。

ぎっしりと一杯になった。

一人だから、客の観察も楽しい。

先客3人はどこかの企業の役員とその取引先風。
どうして大企業役員と政治家は似てくるのだろう。
「政治・経済」というジャンル分けは言い得て妙だ。
その隣、ぼくの左隣の2人は勤め人。
ぼくの右を占める4人は、北京から来日した中国人
と通訳と、接待側の日本人夫妻。
通訳氏、気を遣っていちいち細かいことを通訳
している。

「海老です」
「これは塩です」
「これも塩です」
「貝です」

わかるが、通訳される側は面倒臭いだろうなあ、
と思いながら聞いていた。
食べものなんざ、食えばわかるのである。

それにしても、久しぶりにTさんの名人芸を
堪能した。ごちそうさま!

店内でぼくが一番若かった。
いやー。近頃の快挙。

 

2008年12月17日(水)
用意はいいかい? Ready, Go!!




クリスマスを控えた、横浜・元町。
はっきりとは見えにくいが、クリスマス仕様に
なってるよ。

この、

「さあ、いよいよこれからクリスマス
 いきまっせー!」

という街全体のノリ、
いくつになってもワクワクするものだ。
今年のクリスマスは

『HOPE!』の著者見本が届く頃。
ぼくにとっては最高のプレゼントだ。

 

2008年12月16日(火)
パワーノベルamazonにて予約開始!




2009年を明るく照らしたい(笑)、ぼくの初小説、
パワーノベル『HOPE!おばちゃんとぼく』
のamazon予約が開始しました!

ご予約はこちらから(→ココ)

書店に並ぶのは1月9日頃です。

プレスリリースも準備しましたので、もしご入り用のかたは

JOYWOW事務局(→クリック!)

までメールください。

 

2008年12月15日(月)
それにしても茂木さんはセッズ症候群やなあ




来年出版する翻訳書の版元バジリコ担当編集者
Aさんからいただいた。

「セッズ症候群」というのは、「お墨付き症候群」
のことで、やれニーチェがこう言っている、
フロイトがヘをこいた、という伝で、自分の
言い分にお墨付きをつけたがる思考フレームのこと。
拙著『スロー・ビジネス宣言!』p.47にあります。

茂木健一郎は、「プロフェッショナル」や
「あいのり」のコメントほかから、
「ぼくとは合わない人」という印象が強かったのだが、
対談相手が甲野善紀先生というので、読み進めたら、
これが面白いのなんのって。

対談はまず、甲野先生の科学批判から始まる。
強烈であって、茂木さんはたじたじしている。

それからずっと、「すり寄る茂木、跳ね返す甲野」
という図式で話が進んでいく。痛快この上ない。

「わかりやすい」
「簡単にできる」
「これだけ!」

といった、吐き気のしそうなビジネス書群や
社会常識がことごとく攻撃されていく。

お勧めの一冊です。勉強になりますよ。

 

2008年12月14日(日)
やっぱりすごかったリンゴ・スター




シルク・ド・ソレイユのビートルズ・トリビュート
ショウ「LOVE」のBGMを繰り返し聴いているうちに、
ビートルズ歴35年にして初めてリンゴ・スターの実力
を認識した。

「LOVE」は、ジョージ・マーティンが、いったん
ビートルズの楽曲をトラック(楽器)ごとにバラバラ
にして、メンバー一人ひとりに光を当てる、メンバー
フィーチャー方式を取って再録音した、いわば古い
楽曲を使ったニューアルバム。だからこそ、「この曲は
ドラムをフィーチャーしたほうがいい」というプロ
デューサーの意思が反映されていて、余計にわかる
のかもしれない。

例を挙げよう。

「サムシング」はジョージの名曲だが、あの曲を、
たとえばストリングスだけでカバーしたものを
聴いてもピンとこないのは、間違いなくドラムが
ないから。あの曲はドラムから始まり、そして、
あの、ぼくはあまり評価しない、「つけたし」の
ようで凡庸なサビ部分、光っているのはドラムの
たたみかけるような音だ。プラス、ポールの
ベースも相当へんてこな動きをしていて、
ジョージはあのベースプレイが気に入っていなかった
らしいが、ぼくは大好きであって、ドラムと
ベース、この二本立てのリズム隊があってこそ、
「サムシング」は名曲になったんだと思う。

ほか、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、
「カム・トゥゲザー」など、ストーンズ・チャーリー
・ワッツのスネア中心のドラミングに惚れていたぼくに
とっては盲点だった。
タムやフロアタムを駆使した創造性あふれるドラムなのだ。
ということで、しばらくは聞きなじんだビートルズ
を、リンゴのドラムを中心に聴き直して楽しみたいと
思う。

*写真は昨日土曜にも働いていて仕事帰りに撮った
 みなとみらいの観覧車。リンゴに捧げます。

 

2008年12月13日(土)
もう一人の主役、ハロちゃん




新作書き下ろし小説『HOPE!おばちゃんとぼく』
裏表紙。カバンからのぞきこんでいるのが、
くまのハロちゃん。イラストは若い人を中心に
大人気を博している新進気鋭の売れっ子
漫画家&イラストレーターべつやくれいさん。
コミックエッセイ劇場(→)
amazon(→)

このハロちゃん、実在していて、ニューヨークは
スターバックス・ユニオンスクエア店(そういう
店名かどうかは不明だが)で買ったスタバグマだ。
以来、我が家に住んでいるのだが、今回、ほんの
脇役のつもりで「出演」してもらったら、ストーリー
の重要な役どころになった。

帯にあるように、主人公は東京から西へ、
新幹線で旅をする。本も、ページをめくるごとに
「東(右)」から「西(左)」へと進んでいく
身体感覚と内容とがシンクロするようにできている。

2009年の新年、『HOPE』を読んで、希望に満ちた
一年のスタートをしてください!

 

2008年12月12日(金)
『HOPE!』いよいよ!




ジャジャーン!
いよいよ出ました!
ぼくの初の小説

『HOPE! おばちゃんとぼく』(→クリック!)

気合い十分やで! 1月9日発売。
エキナカ書店を中心に、全国書店に並ぶよ。

内容に合わせて、駅、新幹線、JR、を購買スポット
と設定したので、お釣りの要らない千円札一枚で
買えちゃう驚き価格税込1,000円!

自分で書いておいてナンだが、大傑作です(笑)。
現代日本には食べ物はある。衣服もある。
お金も・・・まあ、ある。
ないのが明日への希望(HOPE)だ。
読めば元気になって勇気凛凛!

是非、ぜひ、応援よろしくお願いいたします!

 

2008年12月11日(木)
うへー。気持ちわりぃ




40過ぎても髪がふさふさして、腹も出ていず、
たばこなんてもってのほか、酒もほどほど
嗜む程度。「ありがとう」が口癖で、マイナス
言葉は言わない。適度な運動は欠かさず、
「仕事脳」がしっかりしているし、子ども
の教育についても怠りなく、家庭もしっかり
築いている。見た目はまるで20代のように
若い。

現代日本の「理想の40代ビジネスパースン」
はこのような薄気味悪い人造人間である。
アメリカ人ビジネスパースンがアホみたいに
健康フリークでスポーツジムに通い、並びのよい
真白な歯でいるのがとても気持ち悪く思っていた
のだが、いよいよ日本人もその「ビジョン」とやら
が似てきた。

だから、陰惨な事件が絶えないし、他人に優しくない、
むごたらしい社会になっているのだ。

人間は本来、不完全である。

そこから環境問題も、ビジネス問題も、すべて、
出発しなければと、不完全人間の代表であるわしは
思うのであった。

*写真は南青山の謎物体。

 

2008年12月10日(水)
精神的田舎っぺの落し物

若いころ、LAX(ロサンゼルス国際空港)で、

「ファーストクラスに乗るやつはどんな顔
してんだろう」

と、背延びして、観察したことがあった。
ぼくはエコノミーなので、まずはプレミアクラス
の人たちから搭乗手続きができるのを、見てた
んだね。
結論として、たいした顔をしたやつはいなかった。

今日、そんな昔のことを思い出したのは、
横須賀線グリーン車で、







といった精神的田舎っぺの結果物を目にしたから。

やだねえ。

それに、温泉に行って、大浴場のスリッパ。
あの凄惨な脱ぎっぷりを見て御覧。
ぼくは必ず揃えて脱いでいるので、必ず履いて行く
やつがいるんだよね。

これらすべて国語教育の貧困にある、と言ったら
論理の発展が過ぎるか。

ま。マナーに関しては、ぼくも人のことは言えませんが。

 

2008年12月09日(火)
不況と言っちゃダメよ税




南青山。コムでギャルソンやで。
いつ見ても宇宙的やなあ。

ところで、たばこ税値上げに反対である。
取りやすいところから取る、という、その安易な
姿勢が許せねえ。

それより、新聞、テレビ、雑誌で「不況」と言うとか
書くとか報道するたびに100円取るようにすればどうか。
みのもんたが一回「不況」と言うたびに「不況と言っちゃ
ダメよ税」が課税されるのである。

まったくこのところ、おバカなマスメディアが自分たちで
不況を作りだし、自分で自分の首をしめている。
言葉が現実を作るのである。不況と言っちゃダメよ税法案の
成立を切に望みたいが、日本の政治は人材がいないからなあ。
2007年1月から今日まで首相が3人だよ。
これがもし会社だったら、とうにアウトだ。

 

2008年12月08日(月)
ひょい、ひょい、ひょい、のマジック




左右の足の長さが違っていることは気づいていた。
先日友人からも指摘されたし、自分で何となく歩きにくい
なあ、この歩き方は自分じゃないなあ、と思っていた。
車に乗り込むときも、自分の体をうまくコントロール
できないでもどかしかった。
ボウリングが下手だった・・・というのは昔からか(笑)。

ということで、いつもお世話になっている推掌マッサージ
店で軽く「左右の足の長さが違ってしまっている」と
つぶやいた。ぼくとしては、「それくらい疲れている」
という程度だったのだが、2年ほど前、その店で矯正して
もらったことがあることを忘れていた。
一通りマッサージが終わったあと、先生が、「矯正しま
しょうか?」というので、お願いした。

背中を向け、ひょいひょいひょい、と、軽くさすった
感じ。体感時間としては1分もなく、数十秒だったと
思われるのだが、それで、1センチ違っていた左右の足
の長さが戻った! 骨盤矯正済み。

先生に、どうやったんですか? と聞いて、
説明を受けたけど、よくわからない。
不思議な体験だった。

でも、この矯正によって、体調がばっちり治った。
歩き方も自分の歩き方に戻った。
皆さん、骨盤矯正はいいですよ。おすすめです。

*写真はオフィスから見た港の見える丘公園。本文とは
関係ないけど、きれいだよね。

 

2008年12月07日(日)
今日はここまで。続きは明日




オフィスからの山下公園方面のながめ。
このながめだけでも、オフィスにいるのが
楽しくなる。

Surfin'に書きたいネタは山ほどあるのだが、
日常業務に追われ、しかも最近自宅ではパソコンを
極力開かないようにこころがけているので、
書く時間が取れない。まあ、そういうことなんだろう。

夜寝る前は静かにぼんやりしているに越したことは
ありませんよ、皆さん。パソコンは控えましょう。

ということで、今日は日曜。
これにてパソコン終了。

 

2008年12月06日(土)
スーパーサイヤ人、滝へ




昨日の日記でご紹介した友廣裕一さん。
今年の2月、新潟の南魚沼で体験した滝行。
同地には未だ修験道の役の行者がいるそうで、
その行の一つを実体験した由。

現地に行くには階段を上るそうなのだが、最後の3段
にさしかかるまでは恐怖心が強く、どうなることかと
思っていたが、3段目から先は、無心になれたという。
そして実際に滝に打たれているときは全く何も考え
なかったらしい。

体温で、湯気が全身から立ち上ったそうだ。
まるでスーパーサイヤ人である。

その後、滝から出て、用意してくれていた火のそばに
下り、差し出された甘酒を口に入れたとたん、瘧(おこり)
のようにガタガタ震えだしたという。
スーパーサイヤ人から人間に戻ったのだ。

面白い。本当に面白い。

 

2008年12月05日(金)
「限界集落」というネーミングは改めるべきだ

友廣裕一さん(→)

とお目にかかった。LAのライトハウスセミナーで知り合った
西川翔陽さんからのご紹介。

名刺に「限界集落×プラスチック油化=日本一周」
と手書きで書いてある。
1984年生まれというから24歳、ぼくの子どもといって
いい年齢である。げんに父上の年齢を聞くと51歳との
由、ぼくと変わらない。

めっちゃくちゃ魅力的な人で、名刺に書いたとおり、
本当に来年2月から日本一周の旅に出るという。
限界集落に魅せられ、あちこちに行っているが、
「限界集落」のネーミングから連想されるような
暗くネガティブなイメージは全くなく、行くたびに
癒され、パワーをもらえるとのこと。そうだろうなあ。

限界集落の定義は「65歳以上の人が全人口の50%以上、
コミュニティの営みを引き継ぐ後進がいない」ことと
いうが、そんなことを言い出したら日本そのものが
限界集落であり、この暗くギスギスした国こそ限界国家、
ネガティブ・ネーションなのだ。

友廣さんと話していると希望がわいてくる。
JOYWOWで昨日から企画している、あるイベント
に協力していただくのにまさにストライクな
人材、逸材なので、お願いした。ご快諾いただき、
「必要な人は用意される」のだなあ、とあらためて
感心した。嬉しい出会いである。ご紹介いただいた
西川さんに感謝。面白いお話をしてくださった
友廣さんに感謝。

その話の中で知った映画。

『降りてゆく生き方』(→)

面白そうだね。楽しみだ!

 

2008年12月04日(木)
気づく力の数学的アプローチ




JOYWOW塾DAY3水曜の日。
テーマは「気づく力(Vujade)」。
壁に貼ることのできる大判ポストイットを
使っての塾生のプレゼンテーションです。
技術者の強みを活かし、数学的アプローチによる
気づく力について。
このほか、参加者各人の個性が素敵に出た
プレゼンテーションが続き、あっという間の
4時間だった。みんな、面白かったなあ。

次回DAY4のテーマは「メンタル・タフネス」。
またどんな話が飛び出すのか、楽しみです。
DAY5(100年ブランド)以降、水曜コースは
まだ席に余裕があるので、是非!

 

2008年12月03日(水)
Hello! Bangkok




バンコクの日本語情報誌『WEEKLY Wise』
創業者であり社長の西岡良樹氏来訪。
10月、ライトハウスさんの主催でLAにてセミナーを
開催した折、会場で込山社長からご紹介いただいた。
日本出張の中、わざわざ横浜までお越しいただいたの
である。

2003年創業で、既にスタッフ40名とのこと、素晴らしい。
タイは空港封鎖で政権が崩壊し、政情が非常に不安定に
なっているが、そういう中でも西岡氏のようにがんばって
おられる方がいらっしゃることは頼もしい限り。

バンコクには日本人が登録されているだけで43,200人、
日本語学校の小中学校生徒数2,500人、日本人会登録数
1万人、とのこと。これはすごい数であって、
都市別でいうと、1位LA、2位NY、3位上海に次ぐ4位という。

バンコクにはフリーペーパーが15誌もあって、しのぎを
削っているが、その中でも「Wise」はトップを
走っているようだ。広告契約数400社、毎号350〜360の
広告が掲載されている。

2009年4月から、コラム連載させていただくことになった。
西岡さんとの共通のゴールは、2009年12月、つまり一年後、
バンコクでぼくのセミナーを開催すること。

また一つ、楽しみが増えた。
バンコクの皆さん、よろしく!

 

2008年12月02日(火)
Staying in the Red Room




朝からずっと午後も赤の間で来客。
JOYWOWでは、もともとあった部屋が手狭になったので、
隣が空いたことを幸い、二世帯分を借りてオフィスに
している。もともとの部屋を青の間とし、本社機能を
持たせ、隣を赤の間、主にコンサルティングやミーティング、
接客ルームとして活用している。
ただ、あまりゆっくりいることがなかったのが、
今日は珍しくずっとそこに滞在している。

赤の間にも波動スピーカーがあり、今日の気分は
サージェント・ペッパーだったので、オートリピートで
楽しんだ。

非常にいい氣が流れ、居心地いい空間です。
是非遊びにおいでください。

 

2008年12月01日(月)
アメリカナイズされた現場力

かつて取引はあったが今は担当編集者は転職、
取引が途絶えている出版社から「お支払い通知書」
が届いた。振込口座はたしかにぼくの口座だが、
著作物タイトルに全く覚えがない。
この書類を受け取ったのが土曜、当然出版社は
休みなので、旅に出ることもあり、そのままに
しておき、今朝、出社とともに連絡を取ったら
電話を回しまわされ、やっと出た経理担当
「早急に調べましてご連絡します!」

・・・

待てど暮らせど、ない。

ぼくもひまじゃないので片づけておきたく
いろいろ調べたら同姓同名で「阪」の字だけが
違う著者のいることがわかった。版元は同じ。
理由がわかったので、面倒くさかったが
もう一度電話した。またもや回しまわされ
担当者につながるまで長くメロディを聞かされた。

こちらから入金し直すことになったのだが、
面倒くさいなあ。

また、郵便物が、まったくうちの住所とは似ても
似つかないのに、紛れ込んでいた。

日本人は黒髪をもっていながら茶髪に染める、
「外人大好き国民」であるから、
「ぼくたちの好きなアメリカ」に
こういうところからだんだんなってきているね。

つまり、「現場力」が衰えてしまっているのだ。
アメリカ人になることができて、よかったね。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW