株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2004年05月31日(月)


北欧デザインの旅

赤レンガ倉庫にお気に入りのショップがあり、そこで北欧
デザイン関係の本を3冊まとめ買いする。ついでに学問所
書庫のために生まれてきたようなクッションがあったので、
衝動買いしてしまう。イタリアも行きたいが、北欧も行き
たい。問題は時間の捻出。でも、デザインを勉強するの
ならどちらもはずせない。スケジュール表を見ながら、
うーむ。

 

2004年05月30日(日)
雪融け水の冒険

ぼんやり見ていたテレビの内容なので、細かいところが
ヌケているのだけど・・・。
モンゴルだか極東連邦管区だかの地域で、雪融け水が
砂漠を流れてくる。それが川になる。500キロの旅を
して、最後、アムール川と合流する。
砂漠のかなたから水が流れてくるさまは感動的だ。
旅立ちの頃は人が小走りする速度で水は流れる。
蛇行を繰り返し、80度の地表温度に蒸発もし、
40日の旅が始まる。7月初旬、アムール川と合流する
頃には速度は鈍り、1分間に3メートルになる。
全体の40%程度の水しか到達できないという。
雪融け水の流れ始めは毎年いつになるかわからないので、
土地の人もついうっかり馬車を道に置いたままにして
いたりする。馬が水に驚き、自力で避難する姿があった。
不思議なことは、そんな川でも、魚が流れてくることだ。
調べると、フナの仲間だという。でも、どこから魚が
入ったのか、わからない。
自然の驚異に触れた。

 

2004年05月29日(土)
南極

南極に凝っている。第一次越冬隊のドラマを
フォローしているのだ。何といっても
越冬隊長・西堀榮三郎さんが魅力的だ。
プロジェクトXのDVDを入手し、岩波新書『南極
越冬記』を繰り返し読む。サイトをあちこち
調べる。
「ガキみたいな夢」「損得勘定ぬき」で
日本人が一丸となった昭和のあの頃の息吹は、
何度触れても気持ちがいいものだ。
「社長がはしゃいでいます」と、風力発電機を
提供したホンダ。寒さに負けない小型通信機を
提供したソニー。何とかしましょう、と新しい
工法に挑戦した竹中工務店。
この研究の先に何が待っているか、知らない。
でも、楽しいから、やっている。
聞けば、「しらせ」が役割を終える2007年以降、
南極越冬は実施が難しいかもしれないらしい。
なんだか残念である。

 

2004年05月28日(金)
エイリアスゾーン

ランチでよく行く店。入るとカウンターの端っこに
三谷幸喜さんがいた。そうか、彼この近所に住んでる
とどこかで言ってたなあ。注文した品が出てくるのを
待つ間に、彼はお金を支払い、出て行った。
と、入口寄りの席にいた人も食べ終わり、立った。
見ると三谷幸喜さんだった。エイリアスができたのか。
聞くところによると世田谷のこのあたりは昔「三谷」と
呼ばれていたようだし、クローンというか、複製が
できやすい磁場なのかもしれない。
食べ終わり、お金を払おうと店主の顔を見ると、
三谷幸喜さんだった。・・・というのはウソ。

 

2004年05月27日(木)
公開セミナー受付開始

一度ここでご案内した公開セミナーの受付が始まった
ようです。
ここをクリック
悩んでいます。「出囃子」の曲を何にしようかと。
昨年はストーンズでした。今年は自分で演奏しようかな、
と思っています。え? 普通話すことで悩むだろうって?
いやいや。話す内容は当日、皆さんの顔を見て決めますので。
スライドも、最近は使わなくなりましたね。
だって、落語家、スライド使わないし、
矢沢永吉もヴォイスだけで武道館を圧倒するでしょ。
見習わなきゃ、です。

 

2004年05月26日(水)
カメ君



学問所にいるカメ君である。タイ出身で、甘いもの好きである。
だからミルクキャラメルがある。
横浜赤レンガ館にいた。店頭の棚からぼくに声をかけた。
「おい。連れてけ」来た。
いつも学問所に陣取って守っている。
甘いものがないと、「ない」と一言言う。
極めて無口であるが、仕事熱心な男である。
名前はカメで、それでいいと言う。それがいいと言う。
機会があれば、会いにきてあげてください。

 

2004年05月25日(火)
precious

朝、ゴミを出しにいったら、久しぶりに風薫る五月
という空気で、気持ちよかった。
川に中州ができていて、そこでカモがぼんやり考え事を
していた。そのカモを見ながら、ぼんやり考え事を
していた。こういうひとときがpreciousというのだ
なあ、となぜか英単語が浮かんだ。

*昨日の日記、ブラウザによっては写真と文との間隔
があいてしまうみたいですが、直し方がわからんのです。
つきあいは長いが、未だにパソコンの考えていること
はわかりません。カモのほうがよくわかる。

 

2004年05月24日(月)
ぐー

仕事ばかりで書くことがない。仕方ないから床を写した。


何がなんだかわかんないでしょうね。
一番下は来月出るブランド本の校正。
右のほうのは雑誌記事用の着想メモ。ちなみに着想メモは
いつも筆ペンで手書きします。パソコンは使いません。
一番上の手書きイラストは明日のセミナーで話すネタ
の図。
ほか、ベトナムの本とポール・マッカートニー詩集。
お礼葉書を描くための水性お絵かきセットもあるでよ。

 

2004年05月23日(日)
ぐぅ

あいにくの曇天だったが、阪本塾卒業生恒例行事の
BBQ、開催した。楽しいので、時間の過ぎるのが
あっという間だった。
朝7時から海辺で場所取りを始め、夕方6時近く
までいたのだから、えんえん11時間海辺にいた。
くもり空だったのに日焼けしていた。
ちょっと寒かったけど、楽しかった!
みんな、おつかれ! ありがとう!




そうそう、『リーダーシップの教科書』の
デザイナーNさんがキャラクター「トム」(と言います)
の特製バッヂをもってきてくださった。
限定何個だったのかなあ。非売品で、レアグッズだ。
飛ぶようにみんなの手に渡ったので、弊社にも
一個しかない。これは記念の写真です。
Nさん、ありがとう!

 

2004年05月22日(土)
time waits for noone

あっつ。何ということだ。さっき起きたと思ったら、
仕事に夢中のあまり時間を忘れてしまった。
既に夜の9時を過ぎておるではないか。かーっ。すごい。
明日は海辺でBBQ。阪本塾卒業生の恒例行事で早、三年目だ。
早朝からぼくが浜辺で陣取って、場所取りする。
近づくひとがいたら「うーーー」とうなって追い払う。
トンビを威嚇する。カラスには事情を説明して理解を
求める。
今年は40人をはるかに超える人数となる模様だ。
ある人など、南房総から船で乗りつけるというから
すごい。
明日のことを思うと早寝しなきゃ、なんだけど、
やりたいことが一杯で、そうも言ってられないんだよ。
え? やりたいことが何かって? 仕事ですとほほ。
でも、強引にやっちまうのである。強引矢の如しなのだ。
これでいいのだ。

 

2004年05月21日(金)
buriの間(ま)

学問所のある町は昔ながらの飯屋があって嬉しい。
そんな中、「どこを切っても昭和!」という洋食屋
がある。がんこそうなオヤジが厨房を、「ウェイター」
(死語?)然としたオヤジがフロアを守る。
薄汚れてはいるが、二人とも、きちんと制服を
来ている。しかし、男所帯のため、店が殺風景
なのである。そして、厨房のオヤジには妙な
癖があって、料理を出したあと、必ずトイレ
に行く。そのトイレは客の席の真後ろにあり、
ドアが安っぽいベニヤ板だけであって、音がまる
聞こえなのである。シャーーーーと、小をした
あと、

       buri

と、もらす。小の音のあと、buriまでの「間」が
気になるのである。気にしながら、食べる。
アタマの中で1,2,3....と、カウントする。
柱に貼ってあるメニューがまた味わい深い。

ハンバーグステーキ 旨い味
若鶏かつ ボリーム有りマス
サーロインステーキ ボリーム満点


 

2004年05月20日(木)
常に新しいことに挑戦

書下ろしでは常に「何かほかの人がやっていないこと」
を実行するようにしてきた。
書下ろしデビュー作『パーミション・マーケティング・
セミナー』 原稿執筆中に読者からセス・ゴーディン
への質問を募り、それをそのまま掲載した。
次の作品(『パーミション・マーケティングの未来』)
の中でセスと対談しているが、『セミナー』内の質問を
いくつか実際にセスへぶつけてみた。
『マーケティング・サーフィン』前代未聞の絵本、
『語ろう』半自伝を冒頭に掲載した。
マーケティングの本で著者が自分の貧乏時代を語る
という、言ってみれば「あり得ない」構造だ。
絵本は真似され、一時は怒ったが、真似「される」
立場と「する」立場、どっちを取るかと自問し、
「される」方がハッピーなので、怒りはおさまっている。
真似するほうがつらいし、目覚め、気持ちよくない
だろう。

『五感商品』 塾生との対話を掲載した。
・・・etc。
全部は書ききれないが、常に新しいことへ挑戦してきた。

そして、来月出るブランドの本でも、ちょっとした
仕掛けを施す。今日「まえがき」を書いたのだが、
その中で、やった。読者からの反応が楽しみだ。
いずれにしても、このような冒険は皆、担当編集者
が共にリスクを負ってくれるおかげで成り立つ。
感謝感謝。

 

2004年05月19日(水)
マーケティング・ライブをやります

久々に公開セミナーをやることになりました。場所は
おなじみ大阪産業創造館です。昨年夏にやったセミナーと
同じ感じになります。
テーマは「『買いたい心』に火をつけろ!」
昨年もそうでしたが、ロック・ライブのノリでがんがん
いきます。マーケティングに関して、阪本が考えている
現在(いま)をすべてぶつけます。今年新しくリリース
したアルバム「『買いたいこころ』に火をつけろ!」
と来月出すニューアルバム(ブランドがテーマ)を
モチーフにして歌い、いや、話します。

人数に限りがあるので、お申し込みはお早めに。

7月15日(木)14:00〜17:00
大阪産業創造館 4階イベントホール
〒541-0053大阪市中央区本町1-4-5
お問い合わせは
大阪産業創造館ウェブサイトイベントのページ
(今日時点ではまだ反映されていません)

よろしく!

 

2004年05月18日(火)
迷子になるのはひさしぶりだ

赤坂で迷子になった。地図は手元にあるのだが、
赤坂見附駅周辺はなんだかぐにゃあ、と曲がってる。
曲がってるので、方向がわからなくなった。
最後は無人交番に入ってそこの地図を見たのだが、
そもそもその交番の場所が地図の中で発見できない
ありさま。そこからまたとんでもないところに
歩いてしまった。今日はマシンで運動できないから
その代わりを充分やったことになる。
汗かきかき、ようやく目的地についたら、何のことは
ない、見附の駅からまっすぐ行けばすぐに着くのだった。
NYから日本へ出張していた頃、キャピトル東急に長期滞在した
ことがあるのだけど、すぐそば。
目的地は知る人ぞ知る、ダイヤモンドムーン
通常は絶版になった本やビデオがあったので、欣喜し湯水の
ごとく買った。帰りは重くてへこたれたぜよろしく。

 

2004年05月17日(月)
ぼよよーん

今朝からこれまで三回ネタを書き始めて
どれもつまらないので削除しました。

・メール処理の仕方
・ここんとこの風が強い理由
・イタリアの中小企業

以上がそれぞれのテーマなんだけど、書いていて
面白くなかった。べー。

仕方ないから、今日はあきらめます。
Surfin'ネタは一杯あるので、しばらくしたら
復活しますね。日刊を目指します。

楽しい一週間になりますように!

 

2004年05月16日(日)
すごいことになっている

現在、史上稀に見る忙しさになっている。
やるべきことを紙に書き出したら安心して、
買ったばかりの『ラスト・サムライ』のDVDを
見始めてしまった。これではならじと一念発起、
新作の校正をえいや、と集中力を発揮してやり
終えたら今度は無性に書斎のクローゼットを整理
したくなった。おいおい、やるべきことは他に
山ほどあるだろう、と自分にツッコミを入れながら、
「やることがほかにあるときにはやらなくても
いいことがはかどる」法則の通り、すいすい
整理が進んだのであった。
『リーダーシップの教科書』で提案した
「初体験をする」に従い、月二回の雑誌連載も
引き受けてしまった。月に二回〆切が来るなんて、
未体験である。Surfin'さえまともに書けないのに
一体どこにその時間があるのだ、と社内では非難
されている。
7月の公開セミナーも引き受けた。
某企業のコンサルを引き受けた。
そのスキをついてベトナムに行かねばならない。
運動もしなければならない。ダブリンのギネス
工場にも行く必要がある。オーストラリアが
呼んでいる。
うーわんわん。

 

2004年05月15日(土)
カラスに好かれて

どうもぼくはカラスに、「仲間」と思われているようで、
学問所そばの公園に住むカラスが挨拶する。
それも「カアー」ではなく「おっす」というのである。
最初は聞き間違えかと思っていたが、既にこの4ヶ月
ずっとだ。どこで見ているのか、ぼくが歩いていると
やってきて、公園のフェンスにとまり、「おっす」。
そうそう、一度学問所のベランダに来てにらみあった、
あのカラスだ。

その、(仮称)学問所カラスとは別に、いわゆる、
「カラス全般」に、同類とおもわれるらしく、
先日品川ラーメンを食べて、駅に向って歩いて
いたら、そこに駐車してある自転車のサドルに
とまって、
「グエーーーー。ケケケケケ」と歌っていた。
その歌い方が、自分にそっくりなので、思わず
見ると、カラスも「どや」という感じで、見る。
「けーちゃんそっくりに歌ってるやろ」

気分は複雑である。

 

2004年05月14日(金)
ぼくは旅立つ・・・

『木綿のハンカチーフ』70年代の、太田裕美の名曲
だ。彼が都会に出て就職、彼女は地元に残る。
彼女の願いもむなしく、彼は都会の華やかさに目覚め、
地元を忘れる。これはもうだめだ、と判断した彼女は
彼と別れる決心をする。そして、最後に、涙ふくため
の木綿のハンカチーフをください、というタイトル
せりふを手紙に書いて、終わる。哀しい別れ。

さて、当時の二人は、現在どうしているだろうか。
高校出てすぐの就職だから、彼も彼女も50歳くらい。
彼は会社での「先」も見えて、つまらん、と思っている。
家では娘も奥さんも相手にしてくれない。
でも、自分には、青春の「あの恋」がある。故郷に残した
彼女、いま、どうしているだろうなあ。卒業アルバムを
そっと開いてながめる。いま、彼のこころの支えは「あの
美しい恋」だけである。
さて、彼女は。地元に残った高校時代の同級生と結婚した。
子宝にめぐまれ、肝っ玉母さんとして有名だ。近所づきあい
も良く、子供が巣立ったいま、地域活動の顔になっている。
そしてもちろん、都会に出て行った彼のことなど、きれい
さっぱり、忘れている。

以上、男と女の違いでした。

 

2004年05月13日(木)
靴を磨く

買ったばかりの靴は光っているが、しばらくすると
鈍い光になる。ぼくは靴は自分で磨くのが好きだ。
しかし、この「鈍い光」の段階ではいくら磨いても
なかなかこたえてくれない。これは磨き方が悪い
のではないか、光るためのクリームを使ったほうが
いいのではないか、とゆらぐ。
しかし、何回か実際に履いて、履く都度、丁寧に
磨きこんでやると、不思議なことに、革そのものが
自分から発光し始める。
そこでご教訓じみた気分になるのである。

「努力は、知らん顔はしない。きっと報いてくれる」

と。

プロの靴磨きはクリームで光らせてくれる。
しかし、それは表面が光るだけである。
自分で丁寧に、時間をかけて、身体の芯から光らせ
よう。すると、靴は長もちしてくれる。

 

2004年05月12日(水)
Oh! My God!

何年かぶりで昼食難民になった。
13時にJR品川駅スタバで待ち合わせだったので、
品川でランチを済ませようと考えたのが甘かった。
アトレはNYをコンセプトとするおしゃれな店がたくさん
あるのだが、いずれも長蛇の列。
ランチを並んでまで食べる、ということを身体が
忘れている。つらいっす。
どうしようかと相当悩んだ結果、駅から出て、
下りてみたら活路が開けるかもしれない、と
これまた甘い見通しをした。
どこも並んでいる。
並ぶのがいやだと言っていたら何も食べられない
と覚悟し、ままよと、一番手近の品川ラーメンに
並んだ。
夫婦でやっているようだ。ラーメンは醤油味
一本勝負。並と大盛りだけ。気に入った。
何より夫婦が気持ちよく、楽しそうに働いている
のがおいしかった。
よくある、

「並が二つに大盛り一つ」
「大盛り二つに並一つ」
「並が二つに大盛り一つだって」
「だったらちゃんと言えよ」
というような「店にとっては小さいけど、耳に入る
客にとっては気になる」いざこざもないのがいい。

それにしても、品川駅周辺の皆さん、毎日、おつかれさま
です。ランチだけで疲れるよね。びっくりしました。


 

2004年05月11日(火)
網戸掃除は雨の日にやろう

なんと、昨日ご紹介した、網戸掃除のコツ、
あれは晴天の日ではなく、雨の日向けだと
いうことがわかった。というのも、今朝やって
みたらダメだったのである。今朝の関東地区は
朝からいい天気、からりと晴れている。
昨日は雨で、湿度が高かった。
おそらく、湿度も掃除を助けてくれたのだと
思う。
いやはや、掃除道は奥が深い。

 

2004年05月10日(月)
サッシ網戸の掃除の仕方

サッシの網戸の掃除。専用の商品が売っているけど、
それよりも使いやすく、汚れがきれいに取れるものが
あります。
クイックルワイパーのドライタイプ。
あれをそのまま手に持って、軽くすーーーーと拭いて
みてください。びっくりするほど良く取れます。

まずは室内側から拭く。
次に、(可能なら)室外側から拭く。
最後に、もう一度室内側から拭いてください。
びっくりするほど、視界がクリアになります。

どうぞお試しあれ。

 

2004年05月09日(日)
失くしたわしが悪いのだが

健康保険がないことに気づいた。
すぐに使わないが、セキュリティ上問題がある。
役所に行く。金曜なので、やっている。
「すぐに使いますか」
「いえ」
「機械が止まっていますので、月曜日であれば
印刷したものを送ることができます。いますぐ
だと手書きになります」
「月曜で構いませんが、セキュリティ上問題が
あるので、無効にしてほしいのですが」
「ここは交付するだけです。そういうことは警察に
届けてください」
「はあ。けいさつ、ですか。どこの警察でしょう」
「さあ・・・。ちょっとちょっと・・・(と、通り
がかった同僚を呼びとめ)この人、保険紛失して、
悪用されるかもしれないというのだけど、どこの警察
かなあ」
「さあ(迷惑そうな顔をして)・・・。それは失くされた
場所の最寄の警察ですねえ・・・あ。そうですよねえ。
どこで失くしたかわからないですよね。とりあえずは、
まあ、お住まいの」
皆さん、覚えておきましょう。健康保険の交付は役所、
失くしたら警察です。
「保険の番号は変わるんですか」
「変わりません」
変わらないと危険じゃん、と思うけど、役所には
関係ないのであった。

 

2004年05月08日(土)
朝はやっぱり早かった



予想していた通り、ござる爺さんは朝起きるのがめっぽう
早かった。7時に見てみたら、既に起きていた。腹も減った
というので、めしを食わせた。何しろ爺さん、朝から徳利を
呑むおやじである。
それにしてもぼくに似ている。
足が細いところ、そっくりである。
これでハードルを飛び越えたりするのを見ていると、
他人には思えない。
ダンスをするのがまたかわいくない。

かわいくないぞ、ござる爺。
でも、長生きしてね。

 

2004年05月07日(金)
爺っち

大変なことが起こった。
お見合い婆が再三訪れるのを無視しつづけ、見合いを
せずにいたら、何と今朝、「ござる」が、爺さんに
なってしまった!
同じく独身を通していた「とろろ」も爺さんに変身した。
爺さんになるとどうなるかというと、何よりも第一に、

かわいくない

ヘアスタイルが波平カットとなり、出っ歯が前の二本だけ
になる。
手がなくなり、細い足だけになる。
そして、顔がでかい。

どれだけかわいくないか、皆さんにお見せしようと思って
いたのだが、年寄りだけあって、早々と8時に寝てしまった
ので、それもできない。

おやつが、日本酒の徳利呑みになる。
ごはんが茶碗のめしだけになる。

そして、ボケが入るのか、なんだかやたらと食う。
食べたことを忘れるのだろう。

見合い婆は現金なので、こうなるともう、写真を
持ってこない。

爺さんになった「ござる」と「とろろ」同士が
遊んで、「うんち」を土産にいたずらをしているのを
見るのも厭である。こども同士なら、「おやおや
仕方ないなあ」と笑って済ませることができるが、
爺さん同士のうんちだと、においまでリアルに臭ってくる。

あんず、ずし、しらべ、と続いたたまごっちの家系も、
ござる爺さんによって、これにてひとまず、お開きとなる。
ござる〜、みみっちで、かわいかったのに、なんでこんな
爺さんになってしまったのか。

そして最後に一番厭なことを、書いておくのがフェア
だろう。

ござる爺さん、ぼくによく似ているのである。
自分もこんな爺さんになるのかと思うと、ますます
苦々しく思うのであった。

 

2004年05月06日(木)
呼吸合わせ

翻訳をしていて、最初のうちはなかなかエンジンが
かからない。自分の作品を書くときとは、全く違う。
自分のときには、やはりテーマによって、若干
文体を変えている。『スロビ』『語ろう』『リーダー
シップ』いずれも変えている。読者にはわからない
程度の違いだが、自分では、やはり、テーマに
よって、文体というものはハマるものと違和感の
あるものとがある。Surfin'はこれまた、全く
違う。あれは印刷されることを前提としていない。
あくまで電子媒体、メールマガジン版の文体
である。
翻訳もまた文体探しから入る。
『パーミション』と『買いたい心』とは全く
違う文体で書いている。これは著者のキャラクター
が違うから当然で、もちろん、著者の英語のリズム、
文体も違う。
で、まず、翻訳を始めるときには、原著者のもつ
呼吸とか、身体のリズム感と自分のそれを合わせる。
合うまではごつごつした翻訳になる。この呼吸感
というか、リズム感が合うまで、しばらく体力を
使うのである。現在、次の翻訳の原著者と呼吸合わせ
の最中で、苦労している。

 

2004年05月05日(水)
ただいま翻訳中

仕事に集中しているので、書くことがない。仕方ない
から、現在翻訳中の一部を転載してみよう。

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 本書で学ぶことの大半はビジネス社会に流布している
業界慣習とは違うと思う(できるだけたくさんの本を読
んでみよう。読めばよむほど、業界慣習と一般常識の区
別がつくようになる)。ビジネス社会でまことしやかに
信じられているたわごとやアドバイスとやらへ断固ノー
と言うつもりだ。例を挙げよう。専門家は口を揃えて、
こうのたまわる。創業間もないビジネスが調子悪くなる
のは、充分な資金がないことが理由だ、と。間違ってい
る。ぼくに言わせれば逆だ。創業間もなかったり、育ち
盛りのビジネスにとって、資金があり余ることは、ない
よりタチが悪い。理由は後でゆっくり述べるが、本当だよ。
革新(イノベーション)と起業家精神は本や教室で学ぶこ
とのできる「テクニック」だという本がある。ねぼけた
戯言だ。革新的なマインドは経験を積むことで得られる
のであって、教科書をお勉強したって、身につくものじゃ
ない。
---------------------------------------------------
年末上梓予定です。
クリスマスプレゼントにどうぞ。

 

2004年05月04日(火)
ラムネの日に思う

5月4日はラムネの日らしい。
詳しくは
ラムネ雑学
を見て。
ラムネって、偉い。あんな昔からリサイクルやってた。
わが家のCGO(Chief Gomi Officer 最高ゴミ責任者)は
ぼくなのでよくわかるのだが、リサイクルに出す燃えないゴミ、
ペットボトルがとんでもなく嵩張る。
これって、昭和時代にはなかったよね? ここまで。
そういえば牛乳も偉かった。牛乳瓶に入っていた。
何度もなんども使っていた。
そうだ。ビールもそうだなあ。キリン以外のメーカーは
みんな共同で使って、融通しあってた。
缶ビールだから缶が出るんだ。当たり前だけど。
せめて水だけでもペットボトルが減らせないものか、
検討中である。

 

2004年05月03日(月)
ますます戦時下

驚いたのは、例の米国軍の暴行写真を
一番に取り上げたのが
雑誌『The New Yorker』
だということだ。
『The New Yorker』は昔からおしゃれな雑誌で、
戦争報道とは遠い存在だった。先端の文学を知りたければ
読みなさい、と、昔、植草甚一さんのスクラップ・ブック
(晶文社から出ていた)で教えてもらった。当時まだ
尼崎の文化住宅に住んでいたので、ニューヨークなんて、
非現実的だったのだが。たとえば、サリンジャーとかサローヤン
もこの雑誌掲載でブレイクしたのではなかったか。記憶で
書いているのだけど。
『Time』
ならわかるのだけどね。
『Time』、久しぶりにオンラインで読んでみたら、なんだかなあ、
ますます政権寄りになっているね。
Essayで活躍していたCharles Krauthammerも健在だが、
しかし、この戦争報道の姿勢はいかがなものか。
世界はますます「戦時下」の様相を呈してきた。

 

2004年05月02日(日)
ヒマネタ

世の中全体が止まっている感じがしていて、この感じは
嫌いじゃない。正月とか、お盆とか、連休とかね。
そういえば、「ゴールデンウィーク」という呼び方は
どこかの映画会社がプロモーションのために始めた
らしく、もともとは「私企業」の言葉なんだって。
だからNHKではゴールデンウィークとはいわず、
連休、というらしい・・・なんてね。ひまネタだなあ。
やるべきこと、読むべき本、書くべき本がたくさん
あるのだが、どうもエンジンがかからないね。
世の中止まっていて、たまに来るメールがウィルス
くらい、というこの時が実は一番仕事がはかどるはず
なのだけどね。
そういえば、連休中のウィルスメール、数が少ない。
やっぱりだれかが「仕事」として送っているんだろう
なあ。連休明け、5月10日になったらまた200通とか
一気に来るんだろう。ウィルスメールを送る担当の
ひと、見合いのとき仕事をきかれて、「IT関係です」
「インターネット関連の仕事です」と言っているのかな。

 

2004年05月01日(土)
あなたもクレジットカードを携帯ストラップに!

カード会社からご利用代金明細書が送られてきた。
別に要らんのだが、毎月、律儀に送ってくる。
そして、律儀に引き落としをする。たまには忘れて
くれてもいいのだが、A型なのかどうか知らんが、
忘れず、きっちり、口座からお金を落としていく。
それはいいのだが、同封されていたお知らせを見て、
目を疑った。
「日本初登場! miniカード」
見ると、ワンサイズ小さいカードで、端っこに穴が
空いている。携帯ストラップやキーホルダーに下げて
どうですか? という。写真もある。
ウソでしょう。
セキュリティを一体どう考えているのか。
カード会社は、別に本人でなくてもだれでもカードを
使ってくれたらお金になるからオーケーとでも考えて
いるのだろうか。
安全意識の薄い日本人のことだ。本当にキーホルダー
とかにぶらさげかねない。盗んでくれ、と言わんばかり
ではないか。
いやはやまったく、この企画、出したほうも出したほうだし、
通した上司も上司だ。このカード会社の組織、大丈夫かなあ。
カード会社、変えようかなあ。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW