こぎとえるごすむ
思う事・日常の出来事をウダウダと書きます。
「テメエふざけんな!」と思っても暖かい目で見て下さいね。

苦情は受け付けません。イヤだから。

2010年11月12日(金) 一ヶ月

一ヶ月が経ちました。
長いような短いような。
不思議な時間でした。
 
思いの他、普通に生活しています。 
時々、自己嫌悪に陥るくらい普通に生活しています。
 
まあ、そりゃそうだわな。
俺自身、何も変わってないんだから。
 
結局、あの後、警察に呼ばれることはありませんでした。
なので、正確な事は何一つわかりません。
 
まあ、分らなくても良いか。
あいつが居なくなったって事実だけでいい。
 
葬式が終ってしまうと、次のイベントがない。
四十九日とか呼んでもらえるんだろうか?
 
何となく、呼んでもらえなそうな気がする。
 
ちょうど一ヶ月なので、
週末、こっそり会いに行った。
 
と、言っても車で家の前を通っただけなんだけど。
 
でも、不思議な事に急に肩こりが治った。
翌朝には、復活してましたが。。。
 
最近、肩こりというか首筋の張りが凄い。
「こり」を通り越して、痛い。
 
そのせいか、頭痛も頻繁に起こる。
参ったなぁ。

「あいつが乗っかってるのかな?」等と馬鹿なことを考える。
 
それなら、それでいい。
気が済むまで居ればいい。



2010年11月06日(土) うたた寝

うたた寝をしていたら、あいつが出てきた。
立ってるか座ってるか分らなかったけど、窓際に居た。
向こうを向いているので、声を掛ける。
 
振り返らない。
 
鏡見て髪を直すしぐさ。
 
振り返らない。
 
声を掛けてるうちに、「何でココに居るんだ」と思い始めた。
慌てて大声で叫ぼうとしたら、目が覚めた。
 
そんな漫画みたいな一コマ。
 
寝すぎで頭が痛い。



2010年11月02日(火) 気持ちの切り替えなど出来ない

無事にあいつは仏様になりました。

ごくごく近しい親戚だけ集まっての密葬に
呼んでもらえることに感謝。
 
お経を上げる前に、先祖代々の墓にお線香を上げさせてもらえた。
これは、墓参りに来て良いということかな?
 
「あいつがココに入ったら墓参りに来ますので、よろしくお願いします。」
 
と挨拶。
 
しかし、納骨されるのは年明け以降の様子。
 
お父さん曰く「こいつ(お母さん)が、納得できない」って言うから。
 
再び申し訳なく思う。
 
お寺に行く道すがら、お母さんに言われる。
 
「だいぶ落ち着きましたか?」
 
俺は、
「正直言うと実感無いんです。最近は別々に暮らしてましたし。」
「毎朝メールしてたのが来ないのがどうもしっくり来ないですけど。」
「ひょっこりメールが来るんじゃないかと思ってしまいます。ははは。」
 
お母さんも
「そうなのよ。まだあのアパートに居るような気がしてね。」
 
この後、しばし沈黙。
  
終始、さっぱりした感じで進むので、今回は泣かずに済みそうだ。
 
家に帰って、食事することになった。
実家はお店なので、お父さんとお母さん、お兄さんで料理を作る。
 
次々と出てくる料理の味付けが、あいつの味付けと同じだと気がついた。
あと、この店の名物料理を食べながら、
”あいつの言ってたのはこれかぁ”と思いつつ食べる。
 
なんだか、あいつの料理を食べてるみたいだった。
 
食事も終わり、お父さんが挨拶する。
 
「昨日は、仏さんになる前に、ココで3人で寝ました。
夢に出てくるかと思ったけど、出てこなかった。」
 
泣きそうになるが、お父さんが明るく言うので、なんとかこらえた。
 
帰りの準備をしていると、親戚の人が話しかけてきた。
 
「ありがとう」
 
耐え切れなくなって泣き出した。
何も感謝されることしてない。
 
俺は、あいつを助けられたのに、
助けることが出来なかった。
 
あいつは、あんなに頑張っていたのに。
それを見せないようにしてたのに。
 
俺は、全然気がつけなかった。
 
感謝されることなど、何もしていない。
 
お母さんも両手で俺の手を握りながら「ありがとう」と言う。
 
やはり「すみませんでした」しか言えなかった。
 
最後にあいつに
「じゃあな、お墓に入ったら会いに行くよ。
それまで家で両親と仲良くするんだよ。」
と心の中で言って、家を後にした。
 
お父さんは、店の奥から出てこなかった。
 
家に帰ると、とても疲れていて眠ってしまった。
翌日もずーっと寝ていた。
 
気持ちの切り替えなど出来ない。
 
でも、テレビ見て笑うし、飯も食う。
しかし、何とも言えない脱力感がまとわりついている。
 
未だ、色々な事が頭の中をグルグル回っている感じ。
何もして無いのに、とても疲れる。



2010年11月01日(月) 理解できない事、後ろめたい事

しばらく鬱展開続きます。
内容もキモイと思うけど、
実際キモイんだからしょうがない。



 
 
 
 
まだ頭の中がまとまっていないのですが、
あいつの葬式前に書いておきたい。
 
明日は、純粋にあいつを送り出してやりたい。
 
- 理解できない事
 
なぜ「お母さんに介護が必要」なんて嘘をつく必要があったの?
今でも、「ホントに嘘だったんだろうか?」と思っているよ。
 
何が本当で、何が嘘なのか、分らなくなってきた。
 
嘘にしては、色々真剣味を帯びていたよ。
今思えば「ん?」と思うところもあるけど。
 
去年、一緒に住む前かな?
おばさんのトコでお母さん見てもらうから、
バリアフリーに改造するのに○○万円渡したって言ってたよね?
「俺も少し出せるよ」って言ったら、君は断わったよね?
あのやり取りは何だったの?
 
結局、オバサンも面倒見切れなくて、お父さんのトコに戻ったって言ったよね?
君が俺の家を出て、一人暮らしを始めたときも、
「お母さんをここで面倒見るから」って言ってたよね?
アレは何だったの?
 
君は「2年待って」って言ったよね。
「2年でお金稼いで、お母さん施設に入れたら、帰ってくるから」
アレは何だったの?
 
最近は、来年にはお母さんが施設に入れるって言ってたよね?
自分も別の施設で介護の仕事するって言ってたよね?
アレは何だったの?
 
睡眠薬の飲みすぎでボヤ起こして助けに行ったときも、俺に言ったよね?
「お母さんのとこに1週間行ってないから、○○でるかも」なんてさ。
 
「お母さんなんて居なければ」って言った後、
「でもお母さんが大好きなの」って泣いたのは何だったんだ?
 
俺は、本当にお父さんとお母さんの間がうまく行ってないんだと思っていたよ。
今思えば、そんな事ありえないよな。
お兄さん居るんだし。
 
ヘルパーさんとお父さんの話とか何だったんだ?
 
一緒に住んでるとき、定期的にお母さんの世話に出かけてたのは何だったんだ?
 
「ヘルパー代がかさんで・・・」って何だったんだ?
贅沢しているそぶりは無かったけど、何に使ってたんだ?
 
もう聞いてもしょうがない事だけど。
 
いや、待てよ。
 
本当は、あいつの言っていた事は全て本当で、
俺は騙されてるんじゃないか?
 
俺の会ったお母さんとお父さんは、本物なのか? 
 
でも、そうだとすると何のために?
 
もしかして、他に、あいつが「お母さん」と呼ぶ人が居るんじゃないか?
 
そんな馬鹿なことさえも考える。
 
常に、頭の中で疑問がグルグル回ってる。
これが一生続くんだろうな。
 

- 後ろめたい事
 
去年、一緒に住み始めたとき。
仕事辞めさせたよね。
 
もちろん、家に居て欲しかったし、養う自信もあった。
それに、君もも辞めたがってたし、俺は、あの仕事が嫌でしょうがなかった。
 
俺の自分勝手だったよね。
 
君は仕事を辞めたとたん。
不安定になったよね。
 
おれはあれでも必死になんとかしようとしてたんだよ。
そんな事言っても、結果が全てだよね。
 
君は、どんそんやせ細り、明らかに限界だった。
俺も限界だった、どうしたら良いか分らなかった。
 
それで別に住む事にしたよね。
 
ホントは、あれで別れるべきだったのかな?
そうすれば、こんな結末は無かったのかな?
 
それとも、
あの時「お母さんを連れて来い。そして3人一緒に暮らそう。」って
言えたらよかったのかな?
 
あの時、君は本当に不安定で、俺は自信がなかった。
”俺が全部面倒見てやる”なんて、思いで一緒に住み始めたのに、結局続かなかったんだよね。
 
それに、君のお母さんが本当に寝たきりなら、
不安定な君とお母さんの2人を支える事に怖気づいていたんだ。
 
俺の気持ちに気がついてたのかな? 
 
ごめんな。
 
そのくせ、はっきりと別れたりしなくて。
 
あと、君が「(前にやった大病のせいで)子供が出来ない」と言ってたけど、その病気で子供が出来ない理由が分らなくて、俺は無神経に子供の話とかしたよね。
 
君が、子供を失っていた事を知っていたのに。
 
俺は、ホントに君との子供が欲しかったし、
子供の事から立ち直って欲しかったんだ。
 
本当に、すまない事をした。
ごめんな。
 
あれだけ俺が嫌がっていた仕事に戻るときも、
俺は「出会った頃の状態に戻るだけだよ」なんて
都合の良い事言って、ずるずると付き合ったよね。
  
でもね、もう遅いけど、
最近もう一度決意してたんだ。
 
たとえ子供が居なくても、
2人で生きていくのも良いんじゃない。
 
やっぱ、おれは甘ちゃんなんだろうな。
 
あいつは、その雰囲気に気がついていたのかな?
結局、それが、あいつを追い詰めたんだろうか。
 
一緒に住み始めるときに、あいつが嫌がっても
強引に実家に挨拶に行くべきだった。
 
そうすれば、こんな事になってなかったかもしれない。
 
あの時、あいつの嘘がバレても、気持ちは変わらなかったよ。
あいつも俺の事を両親に報告してたんだし。
  
人生で最大の失敗で俺の怠慢だ。
そして、ホントは怖気づいてたんだよ。
 
 
悲しさと同じくらい疑問で一杯。
今まで「何で?どうして?」って聞かないようにしてたけど、
聞きたくてしょうがない。
 
まあ、あいつが何て言うかは見当ついてるけど。
まったく最後まで素直じゃないね。
 
明日くらいは、素直になれよ。
俺がしっかり送ってやるからな。
 


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