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■「人魚姫」の結末。

「人魚姫」の結末。 投稿者:シィアル 投稿日:2001/09/19(Wed) 18:41:27

「人魚姫」の結末は、子ども心に悲しすぎ、
どうして、人魚姫がこんなにかわいそうな目に遭わねばならないのかと、
正直言うと、納得ができなかった。

王子と結婚することも、
かといって、王子を殺すこともできなかった、人魚姫。
結局、海の泡として消えてしまう、人魚姫。

それが、私の知っていた悲しすぎる人魚姫のラスト。

今日、何気なく、本屋さんで、子供用の絵本を立ち読みしたら、
何と、ラストが、それなりのハッピーエンドに変わっていた。

人魚姫は、金の泡に包まれ、
神様のもとに召され天に昇っていく。
それを見たお姉さんたちは、
神様に感謝の祈りを捧げた。

という、ラストである。
確かに、これなら、幼かったあの頃の私も、
それなりに納得しただろうが、
でも、これは、「人魚姫」じゃないのでは?

大人になった今、
やっと、物語の中の「悲しみ」の必要性がわかるようになった。

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なるしあ > 私が子供の頃読んだ「にんぎょひめ」は、海に身を投げた人魚姫が金色の天使達に囲まれて「空気の泡になって」天に昇っていく場面で終っていました。幼い私はそれでも十分「理不尽だ」と思いましたよ。最後人魚姫が人間になって王子様と結婚しちゃう無茶苦茶なディズニーの「リトル・マーメイド」が人魚なのにシェイクスピアの「テンペスト」の妖精の名前を持っているのは本当は最後泡になって空に昇るはずだったからではないかなどと邪推してます。 (2001/09/26(Wed) 00:31:31)

なるしあ > とかいいつつArielの歌う「Part of your world」は好きだなあ。お話ではなんで魔女が声なんか欲しがるのかぴんとこなかったけどアニメで納得。 (2001/09/26(Wed) 00:47:19)

シィアル > 泡になるという悲しさに目がくらんで、その後の天に昇るというそれなりの救済に気がつかなかったのかもしれませんね。 (2001/10/05(Fri) 19:42:46)
by お天気猫や
2001年09月19日(水)
■ボアズ=ヤキンのライオン(ラッセル・ホーバン)
ボアズ=ヤキンのライオン(ラッセル・ホーバン) 投稿者:マーズ 投稿日:2001/09/18(Tue) 20:52:21

だったんですか?忘れていたよ〜ラッセル・ホーバンといえば、
夏に読んで涙涙だった児童書、「親子ネズミの冒険」の
著者ではないですか。って、シィアルが書評で載せてる
イラストレイテッド・ファンタジー・ブック (参考)で
今かいま見たんですが。
ボアズ・ヤキン、読んだのは10年ほど前になります。
あれが同じ作者なのか〜うーむ、参った。
あ、念のため、どちらもすばらしい作品です。
by お天気猫や
2001年09月18日(火)
■伝説は永遠に(1)(2)(3)
伝説は永遠に(1)(2)(3) 投稿者:マーズ 投稿日:2001/09/18(Tue) 20:46:57

その名も"ファンタジイの殿堂"、「伝説は永遠に」シリーズを3冊そろえました。(ハヤカワ文庫FT)
というのも、その(3)に、ル・グウィンのゲドシリーズ番外編が
あると、耳打ちしてくれた魔女がいるからです(Sとかいう)
アマゾンから届いた本をはやく読みたくて、仕事をガンガン片付けた私は、まだ陽の高い夕方に、番外編を読み終えました。満足。
アンソロジーの短編集なので、一冊分読み終えたらまた読み日記を
書こうと思います。ちなみに、ゲド本人は出てきませんでした。
by お天気猫や
2001年09月17日(月)
■イラストレイテッド・ファンタジー・ブック
イラストレイテッド・ファンタジー・ブック (参考) 投稿者:ぴよた 投稿日:2001/09/16(Sun) 20:21:53

はじめまして。狛犬さんのところからきました。
今日拝見した(参考)に、心の書庫の奥にしまってある本の名前がたくさん出てきて、月曜日が待ちどうしい!
楽しみにしています(^^) (^^) (^^)

偶然「満月」↓を昨日読んだばかりのぴよたでした。

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マーズ > ぴよたさん、ようこそお越しくださいました。いろいろとシンクロしていただけたようで、こちらもとてもうれしくなりました。これからどうぞよろしくおねがいいたします。 (2001/09/17(Mon) 00:15:57)

狛犬 > おや、ぴよたさんだ〜(嬉)わたしも、ずらりと並んだ書名を見て、なつかしさのあまりうっとりしてしまいました。「アイルの書」、続刊が出るたびに「ウヲー」と突撃して買いましたっけ。「ウロボロス」も久しぶりに読んでみたいかも。←湧き立つ記憶にやや圧倒され気味(笑) (2001/09/17(Mon) 14:38:39)

ぴよた > (^^)本文も拝見しました〜。私も心の書庫には仕舞ってあるけど、絶版で二度と読めない本がたくさん・・・(涙)。シィアルさん(ですよね?-S-の署名は)が沢山のご本に出会えますように。また寄らせて頂きます。 (2001/09/17(Mon) 19:12:45)

シィアル > ↑はい、シィアルです。ぴよたさん、はじめまして。&応援(!)ありがとうございます。 あの頃のことを昨日のように思い出すのに、書店の棚からはとっくの昔に消えてしまった本。資金を湯水のようにつぎ込んで(ちょと、嘘)、幻の本をネット古書店で買い付けています。読み終わったらまた、ご報告します。これからもよろしく。 (2001/09/18(Tue) 18:03:22)
by お天気猫や
2001年09月16日(日)
■「魔法の学校」
「魔法の学校」 投稿者:狛犬 投稿日:2001/09/10(Mon) 10:15:32

おひさしぶりです。
ハロウィーン仕様のトップは、やっぱり素敵です。
わくわくします(^.^)
図書館本館ではプチ「魔法学校」フェア開催中とか♪
「ハリー・ポッター以外にどんなのが…」と考えて、
「魔法の学校」とそのまんまのタイトルのエンデの短編集が
岩波から出ていたのを思い出しました。
残念ながら立ち読みしかしたことがないのですけれど…。
どなたかきちんと読まれたかたの感想、聞いてみたいです。

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マーズ > ありがとうございます!図書館の企画はほんとにプチで、おはずかしいですが、これから、毎月図書館に埋もれている本のなかから、テーマを決めてご紹介してゆこうというものです。「魔法の学校」、それはぜひ読んでみなければなりますまいて(謝) (2001/09/10(Mon) 11:53:38)

Shannon > プロイスラーの「クラバート」(偕成社)は読んだことありますか?これも魔法学校の仲間にいれてもいいかもしれません。昼間は水車小屋で粉引き職人として働いて夜はカラスに変身して魔法の授業を受けるんです。同じくプロイスラーの「小さい魔女」は独学ですね。 (2001/09/13(Thu) 15:21:31)

マーズ > まだ読んでないんですよ、読みたいです「クラバート」。「大どろぼうホッツェンプロッツ」を書いた人でしたね。「先生は魔法使い?」というのも出ていました。 (2001/09/14(Fri) 00:05:19)
by お天気猫や
2001年09月10日(月)
■「満月」原田康子
「満月」原田康子 投稿者:シィアル 投稿日:2001/09/02(Sun) 22:05:52

学生の頃から、買い迷っていて今に至る。
ということは、別に無理に読まなくていい本だった、ということになる。
実は、映画化されていて、その映画も見ている。
だから、好きは好きなのだが、なぜか、買いそびれていた。

それが、先日、ふっと、
「あっ、これも、『タイムスリップ・ロマンスもの』」と気づいた。
最近、私が力を入れているジャンルなのであった。
しかし、すでに絶版で、近所の図書館には、原田康子の本は数冊あるのだが、
これだけは置いてないのであった。なぜ?

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シィアル > マーズのおかげで、念願の「満月」、手に入りました。大型古本屋チェーンの100円本コーナーにあったそうです。何はともあれ。感謝。 (2001/09/06(Thu) 23:15:55)
by お天気猫や
2001年09月02日(日)

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