碧の雑記帳

2019年08月08日(木) Everlasting love.

以前、雑記でSガンダムの終盤を盛大にネタバレした時もユニコーンのサントラを聴いていたんですが、うっかりメリーゴーランドがSガンダムのクルーゼに合うと気付いてループ地獄。



クルーゼ特尉フラガのアダルト3人組はSガンダムの肝のつもりだったんですが、クルーゼ-フラガとクルーゼ-特尉は独立した関係性でフラガと特尉は弱いんですよね。
お互い名前と顔は知っているんですが、直接の関わりはないし。
主人公が特尉なのでどうしてもフラガの存在が一歩劣るのはどうしようもなかった……。

当初のプロットを大きく離れて特尉はクルーゼを好きになり彼女の願いはクルーゼと一緒に生きていくことになったんですよね。それが叶わないなら一緒に死にたかった。
でも主人公は死ねないというメタ事情もあり……一緒に死にたいという願いはクルーゼが実質拒否したのもあり(彼の願いは彼女に生きて欲しいので)、戦後の彼女はどこにもいけないんですよ。
死のうにも、最愛の男はそれを望んでなかったと悟っているので迂闊に死ねない。かといって生きていてもすることもないという。墓守人生まっしぐら。

この関係にどうやってニコルが入っていくんだ?
ってハラハラしてたら、あの子は唯一(フラガも入れたら唯ニだけど)クルーゼ の本当の気持ちを分かっていたので……戦後の番外編でニコルがそれを彼女に教えてあげたら少しは救われるのかなーなんて考えました。恋敵なんで嫌だろうけどね。
ニコルは今改めて見ると、当時はちょっとこの子ガンガン行きすぎだと思ってたんですが、思考回路は非常に真っ当でとても成熟してるというか。いまそう思うので本当に成熟してるんだなというか。ニコルがクルーゼと特尉に割って入る意味もこの辺にあったのかなーなんて思います……。
これはイザークには絶対にできないことなので……。
ニコルはある意味特尉以上にクルーゼに物怖じせずガンガン主張できるレアキャラでもあるしな。ニコルの強さは仮に好きになった特尉だろうが誰だろうが自分の主張ははっきりできるところにあるんで気持ちがいいというか。
私はニコルは本格的に彼女がクルーゼを好きだと気付いたらもっとごねると思ってたんですが、そういうこともなく……最後まで非常に強く優しいある意味最強キャラだった。
心の底から嫌だったろうに勘違ってる仮面に、彼女が愛しているのはあなただ、僕じゃない!と言える本当に潔い子というか。私はニコルをもう少し打算的な子かと思っていたのでこの辺りは本当にびっくりしたんです。もう本当にキャラ一人歩きしまくってて私は制御不能状態なんですよね。
ニコルはSガンダムでは「なぜここでニコル?」と思われがちかもしれないけどニコルいないと話が回らないレベルでめちゃくちゃ重要だわ……。


まあ理不尽さが残ってこそガンダムとも言えるけど……。
私のプロットとは違うところに終着して、今現在の私はウルトラCを模索してる状態なんですが……。

読む人が例えいなくても終わったことはホッとしたので……そして新たな疑問も出てきて戦後の話も書こうと思っているという状態が嘘みたいです。数ヶ月前の私は信じられなかったと思います。本当に諦めて筆折ったので。


←この記事へのコメントなどぜひ
 < 過去  INDEX  未来 >


光夜 碧 [MAIL] [HOMEPAGE]