碧の雑記帳

2016年02月05日(金) 光源氏よりも酷い。

たまにヒカ碁の佐為の話の再アップについて質問されることがあります。



私ももちろん忘れたわけではないのですが……。
なにぶん、色々加筆修正したいところが多すぎて、そこまで手が回らない状態です。

佐為自身が紫式部と清少納言を知り合いのように言及していたので、覚えてる方がいるかは分かりませんが、話の中で2人は同時期に宮中勤めという設定でした。
そうして佐為はどうやらモテていたので(当たり前ですけど)、話の中では「紫式部は佐為をモデルに源氏物語を書いたのかも」と匂わせるような設定でした。
ものすごいドロドロした話でしたし……。実はアップせずに終わりましたが、番外の長編をもう一本書いていてこっちもかなりドロドロした内容でした。

まあ。ひとえに、だいたい佐為の所為なんですが……。

佐為は典型的な平安男で、時代背景は平安時代ですから、やはり書いていると不愉快なことも沢山あり……佐為の話はとにかく神経が削られます。
ただこちらも宮中の煌びやかな世界ではあるので、時間と機会があれば全ての番外編を統一して長い話に仕上げたいのですが……。
なかなかそうもいきません。中華一番と同様、お蔵入りの可能性が高いと思います。


佐為の話自体はともかくも。
思えば、この処女作から書いてきた話の主役陣はだいたい「天才」に分類される人だった気がします。
佐為は天才で間違いないですし、ヒロインも才ある舞姫でしたし。
(ついでに出てくる源博雅はリアル天才ですし、安倍晴明だって天才)
でも、佐為は入水するしヒロインは主に佐為の所為で以下略な人生だったので本当に私としては後味の悪い話でした。

その反省からハッピーエンドにしようと作った話がヒューマンタッチですが、これは現在進行形なので置いておくとして。

スラダンは言うもがな、天才・仙道ともう1人の天才少女の話だし。
Sガンダムも特尉もクルーゼも絶対天才ですし。

まるて天才のバーゲンセールだな……!

という某王子の声が聞こえてきそうですが……。ギアスとトッキューはそうでもなかったですけども、あれは「長編」とまでは呼べないですから対象外というか。


どちらかというと、天才だからといって幸せだとは限らない、とか、天才故の苦悩、というのが作品のテーマだった気がするので。

天才嫌悪の及川さんはまさにイレギュラー。唯一無二のユニークな存在といっても過言ではないと思います。
ウチのサイト的にはトビオのほうが主役適正がありそうですもん。天才だけに。

スラダンで、天才である事への難しさ、を散々書いたので及川編はまた違った切り口でやれそうで新鮮ではあるのですが。
及川編で及川さんが仙道たちに会ったりする機会はなさそうかなー……。


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