日々の呟き

十二国記の新刊が１２年ぶりに刊行されました。

１２年ぶりかぁ・・・文芸誌での新作発表が何年前だったっけ？あん時は感涙の涙をマジで流したもんです。

今回は文芸誌で発表された二作と書下ろし二作。
いやー、もうなんつーか、今回も感無量。新作が読めるだけでも感涙モンだけど、十二国の世界はブレないですわ〜。
これまでの主要人物たちはほとんど出てこない話ばかりですが、でも時代がリンクしていたり、同じ世界の中に『居る』のはわかる。この仄かに匂わす塩梅が絶妙っつーか、後に治世五百年を誇る某国の、王にフザケた『字』を下賜された官吏三人のファンである私としては、書下ろしの内の一遍は、もーなんつーか、なんつーか、

小野主上、ありがとうっ！！

と、叫んじゃったくらい、たまんねー話でした。
名前すら出てこないけど、想像の翼がブワァ〜って広がる一文。主上、ほんまにすごい。

これでしばらくは、うふうふと妄想を楽しめます。
やっぱ、新作は妄想の最高の栄養ですわ。（笑）

秋山まり