日々の呟き

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2004年07月17日(土) オトコマエ!

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(字幕版)を観てきました。

いやー、一言でいうならば、「ジェットコースター」

あの内容過密な原作を、どうやって3時間内に収めたのか。答えは、徹底的な無駄のそぎ落とし。それはもう、気持ちよいくらいに本筋と直接的に関係のない部分があっさりスッパリそぎ落とされて、非常にスリムな話になっていました。
いやほんと、アレもソレも削ったんかい!ってな位に。ちょいと待て、それは入れてた方が良かったんじゃ・・・ってな所までざっくりだったもんで、はっきり言って、原作未読の方はストーリー展開に多少戸惑うんじゃ・・・と。予習(原作再読)をしてった私でさえ、ものすごいストーリー展開のテンポの良さに目が点に。でも、お陰で全然退屈しませんでした。中だるみなど一切ナシ。

前作2作と比べて、美術関係がかなり印象変わりましたね。まぁ、ホグワーツ城は前作で十分に説明されているし、今さら語るまでもないという事なんでしょうが、話の内容が内容だけに暗い感じに。でも、ハリーがリーマスと語り合った屋根付き橋とか、すごい雰囲気良かったなぁ。

で、3作目初登場の親世代、シリウス・ブラックとリーマス・ルーピン。

スネイプ先生公認の夫婦ですかい、あんたら!

つーかリーマス、体格良すぎ!(爆笑) シリウス、華奢すぎ!(大爆笑)
叫びの屋敷でのハグシーン、マジでビックリおったまげですよ。いや、リーマス役のディビット・シューリス氏が大男なのは知っていたんで、原作と同人で築き上げられてきた栄養状態の良くない華奢で細身で可憐なリーマスってのは期待できないと分かっていましたが、あれじゃ、シリルーじゃなくてルシリだよ。(笑)いや、私はやはりシリルーですが。
でもま、先生やってる時のリーマスは、かなりカッコイイ中年ですから。なんつかー、闇の勢力との最前線を見た男という感じで、余裕があるというか。てか、マジにリーマスが格好良かった。わー、やっぱカカア天下だわ、この夫婦!(笑)
しかし、パンフにしても何にしても、シリウスばかりがクローズアップされていて、リーマスの扱いがその他大衆だったのが不満。彼は、このシリーズの中でもかなり鍵となる存在だと思うんだけどな。
まぁ、シリウスはハリーの名付け親だし、ジェームズの親友でもあったわけだから、シリウスが重要人物なのは変わりないけど。

そして、もう一人、めっさカッコイイと思ったのが、ハーマイオニー!
エマちゃん、最高!すっごいカッコよかった。今回、タイムターナーでもの凄い数の授業をこなしてた彼女が、無理がたたって精神的にイッパイイッパイになる様子が、そりゃーざっくりと切られていたのは残念だったけど、でも、唯の優等生じゃない、本当に賢く実力を伴った優秀な魔女になっていく彼女には、毎回驚かされます。そして、ロンとの微妙な関係もね。(笑)
私は、ロン×ハーマイオニーを大プッシュなので、二人が微妙にお互いを意識するシーンってのは、ウキャウキャ(どんなんや、ソレ)もんですわ。かーわいいの!
もー、次作のあのシーンがどうなるか、今からものごっつ楽しみで楽しみで!どんどんレディになっていく彼女からは目が離せませんわ。

しかし、今作、一つだけ難点が。それは、

エンドロールが長い って事。

指輪並みですよ。構想は面白かったけど、ちょい長い。途中で飽きちゃった。ってか、差し迫った問題として、近江まほ嬢も同じく非常にトイレに行きたかったので、「は、早よ、早く終わって!頼むから!」と心の中で叫んでました。(苦笑)
あ、それともう一つ。マクゴガナル先生@マギー・スミスが余り出番無かったのが残念。うう、マギー・スミス好きだからさー。あ、今回からダンブルドア校長役のマイケル・ガンボン氏は良かったです。ただ、やはり故リチャード・ハリスが醸し出していた茶目っ気は些か足りなかったような。でもまぁ、これから色々大変だしね、ダンブルドア校長も。

ともかく、もう一回観たいです。今度は吹き替え版で。
ああ、もう、キング・アーサーも行きたいし、でもその前に、入稿!

目標は、21日です。頑張れ私ーーーっ!


秋山まり