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日々の呟き
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| 2004年02月11日(水) |
再び泣いて泣いて泣いて(苦笑) |
ラスト・サムライを観てきました。今頃ですが。(苦笑)
えー、なんちゅーか、こう、
聖林が描いた日本像でこがいに泣かされるとは思わんかったよ、コンチクショウ!
ってな位、泣いてきました。(苦笑)
ツッコミ所はね、それこそ山のようにあるんですが、そんなこまい事はどーでもええんです。(何で横浜港から富士山があんなにデカデカと見えるの?とか、何で吉野の山にヤシ生えてんの?とか、あの山の連なりは、どっかの映画でしこたま見たなぁとかね。笑)
表情、所作、殺陣。本当にこれは米国が作った映画なのか?と見始めた当初から錯覚を起こすくらい、流れる空気が馴染んで、懐かしささえ感じる、そんな映画でした。
主役は確かにトム・クルーズなんでしょうが、何か彼が中心にどうこうと言うより、彼は語り部としての存在だったような気がします。アメリカ人としての彼の目に映った日本の動乱期。その中で生きる人々。新しい物をどん欲に吸収し利用し、富を得る者。古き物を守り、時代の流れに踏みとどまる者。踏み止まりたくも、それを為しえない者。それが混在し、急激に近代化していく日本を、あそこまで描いたのがアメリカ人ってとこが、ちょっと日本人、どーなのよソレって感じなんですが、明治天皇の言った台詞に「我々は日本人であることを忘れてはならぬ」というのがあって、どがーんと来たなぁ。
もう泣いた泣いた。指輪とはまた違う涙だった気がします。周りからも、ぐしっ!ぐしぐしっ!うううっ!って声がひっきりなしに聞こえてきて、みーんな泣いてんの。分かるよ。これは泣けるよ。泣かずにはいられないよ。
渡辺謙は、やはりスゴかった!眼力が違います。存在感がスゲェ!殺陣もスゲェ!腰が据わってるんだわ、もーたまらん!目が離せないんですよ! そして、真田広之!この人の殺陣は舞です。美しいのなんのってもー!ぎゃー、舞ってます舞ってます、剣舞じゃこれはっ! 小雪は、目がすごいですね。目で演技してます。心境変化が目でわかる。
そして、ラスサムは確かに渡辺謙も目当てでしたが、何と言っても、私が一番楽しみにしていたのは、
福本清三さん!(漢字合ってるよね・・・)
時代劇の名切られ役!もう、刀の抜き方、動作の切り替え方がもーたまらん!たまんねーよ、台詞、殆ど無かったけど、ああいう役者さんが居てこそ、主役が映えるんだよね。トムに作中、ボブって呼ばれて、最後までボブって言われて、本当の役名なんなんですかー?なんですが(笑)、本当に、ありがとう、トム・クルーズ!間違いだらけ誤解だらけに描かれがちの日本人を、こんなに正確に描いてくれて!もうありがとう、ありがとう、センキュー、ベリ、マーッチ!ですわ。 ああ、観に行って良かった。
で、今日もまほ嬢と2人で行ったんですが、本当はね、行けないかもね〜って言っていたんです、ラスサム。(苦笑)それが、先週の土曜日に指輪の先行を観に行った帰りに、11日は祝日でレディースデイだから安いね!どうせなら、大画面で観たいから、スカラ座(市内で一番デカイ映画館)で観ようか、指輪を!と言って5秒後に、
14日からだよ、指輪の公開!今日(7日)は先行じゃん!
と気付き、で、今スカラ座何がかかってるっけ?って話になり、ああラスサムじゃん、だったらいっそラスサム観に行くか〜って事になって、今に至るわけです。み、観に行って良かった。これは観て損はないです。
しかし私達、祝日レディースデイを舐めておりまして、上映25分前に待ち合わせをし、私が10分遅れてしまい、映画館に入ったのが上映15分前だったんですが、超満員でした・・・・ビックリした。 劇場に入るのに並んだの久々だよ・・・入った時、殆ど席が埋まってて、あーこれは前で観るしかないのかなぁと思ったら、運良く後ろの方が空いていたので助かりましたが、スカラ座ってのは本当に広い劇場で、あそこが満員になったのを見たのは、カリブの海賊さんの初日に行った以来でしたね。 アカデミー賞効果ってのはもの凄いなぁと思いました。指輪も一回はあの劇場で観ます。迫力ある映画は、大画面で観ないとね! さー、今週末には指輪の公開です。楽しみです。もう観たくて観たくてたまりません。ペレンノールの激突をもう一度!ばっちい王様の勇姿をもう一度!ぎゃー、もう早く来い週末!<でも、次ぎに行くのは多分来週・・・・(苦笑)
秋山まり
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