| 2004年06月03日(木)
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ポリシーを持って騒げ |
昨日の今様の中にもちょこっとだけ触れましたが・・・・。 例の事件・・・・物凄い勢いで報道が突っ走ってます( ̄∇ ̄;) コレはもう何とも云い難いのですが、日本の、日本人の悪癖というか慣習というか・・・・ 呆れてモノが言えません(苦笑)。
教育現場にPCを入れるように推進したのは文部科学省。 使い方や諸注意まで、全てを教えるのは現場の教師。 使うか否か、最後の決定を出すのは家庭。
と、この三段構えが「大丈夫そう」な雰囲気をいかにも醸し出しているけれども、 実はそうではない。 利便性だけを追求して、意外な落とし穴や初歩的なネットエチケットの欠落に陥るのは、 インターネットを使い始めた人なら誰しもが通過する、いわば「洗礼」みたいなもので、 この「洗礼」は稀に、大人をも惑わす力を持っているので、況して子供が使う時には 細心の注意を払わなければならないわけなんだけど・・・・
如何せん、文科省の認識が甘すぎること、現場の教師にその道に熟知しているものが少なすぎること、 そりゃ、日常的に使用するか否かは家庭で決めることだけど、お上の認識の甘さに あたくしは本当に呆れてしまった。
事件の真相は少しずつベールを脱いで明るみに出つつあるけれど、 今回のこの事件は、何も「インターネット」というツールでのコミュニケーションだけが 問題ではないということも同時に明るみに出だした。 それなのに、見切り発車をしてしまった報道各陣営は、コレをどうやって決着をつけ、 それぞれの社として、認識、伝達していくのか、今後の「報道」の動向が気になるところ。
まぁ、その「報道」によると・・・・。
�.優奪醗奮阿砲癲�交換日記みたいなのを加害者女児(この言い方も如何なもの?)を含む 4〜5人でこの4月くらいから始めていたらしい。
��加害者女児のホームページで悪口を言われたことだけがクローズアップされているが、 実は、この交換日記でも何日かに渡り、被害者以外からも悪口を書かれていたようだ。
�2坦下埆�児は学校内で「ムカつく」などと言い、壁などを蹴ったりしている行動が見られた。
�い如�以上のことは親や教諭が知りえるところではなかった。
とまぁ、こんなところなんだけど、こんなこと、うちらの時代でも日常茶飯事に起きていた(苦笑)。 「交換日記」みたいなノートの回しあいなんて、誰しもが経験していることだと思うし、 互いのことをよく知るために・・・・なんていう尤もらしい理由で持って、班ごとに 「グループノート」みたいな物を作成して、半ば強制的に交換日記みたいなことをやらせる そんな教師もいたくらいだ。 誰かが読むことを前提として書くので、過ぎた悪口や偏った意見は慎むように誰もが心がけるのだけど 思いも寄らぬ反応が出てきたりして、たまに問題になる・・・・なんてのもやっぱり日常茶飯事だった。
なので、文章を書くのが別段苦ではないこのあたくしでも、こういったノートの交換は かなり鬱陶しいものであった( ̄∇ ̄;) いつ誤解が生じるかわからないし、生じた誤解を解くには物凄い時間がかかるとわかっていたし、 何より、証拠物件が残っているので、すっぽかすなんてことも出来ないから、 物凄く気を使って文章を書いていたような気がする。
誤解を招かないように・・・・それでも言いたいことは言わなければならないし・・・・ このジレンマで、本当に書きたいことを書かずにやり過ごしたこともあった。
今回の事件では、加害者も被害者も、ある意味では「被害者」のような気がしてならない。 このような場合、親や教師に責任があるようには決して思えない。 この年頃になれば、女子児童などは特にそうなんだけど、隠し事が本当に上手になるのだ。 同じ年齢の男子児童とは比べ物にならないくらいに、隠蔽工作が巧い。 故、陰湿ないじめや人間関係が最後まで明るみに出ないのも、この年頃の少女たちの特徴である。
それには一切目を向けず、ネットでしかコミュニケイトできないような、過ぎた報道をする 新聞や各マスコミに少し腹が立った。
殺された子は明るくてリーダーシップのある子。 殺した子は、真面目で礼儀正しい子。 どっちもいい子である。表面的には。 でもさぁ・・・・そんな表面的なことは、本当にどうでもいいわけ。
確かに殺してしまった子は悪いことをした。かなり罪深い。 そして殺された子は、お悔やみの言葉もないくらいに気の毒だと思う。
しかし殺されてしまった子の生前、何が起きていたか、 そして、その出来事が、殺人にまで駆り立てた子の心にどう響いていたのか、 着眼点はこっちであって、ネットに依存する子供たち・・・・では決してないのである。
コレは予想の粋を出ないので、鵜呑みにして欲しくないのだけど・・・・。 似たような場面にあたくしも何度も何度も遭遇してきているような気がするから、 敢えて書く。
加害者女児は「クラスの中ではどのような位置に自分はいたと思うか?」という問いかけに対し、 「中間」と答えたという。「身長? 勉強の出来?」という更なる弁護士の問いに、 「色んな意味で」と答えたらしい。
この最終的な答え・・・・「色んな意味」に何が込められているのか。 親や教師たちには決してわからない。多分、弁護士にもわからないと思う。 だって本当に、「色んな意味」がそこには込められていて、一言では言い表しようにないのだ。 自分は勉強もスポーツも出来る、絵もそこそこ描けるし、歌だって普通よりは巧いと思う・・・・ でも・・・・でも・・・・クラスの中の権力的ピラミッドで見ると、中の下。 友達は、他の子よりも少ないから、色んな意味で「中間」。 もう、こう表現するしかない場合もあるんだ。
また別の場合。 勉強もスポーツもそこそこだけど、結構統率力に恵まれて、先生ウケも良く、 クラス委員を歴任し、それなりに成果を挙げている。 友達も多い方だけど、1番・・・・ってわけじゃないし、そもそもモテる部類じゃないから「中間」。
また別の場合。 勉強もスポーツも大嫌いだけど、学校は好き。 先生には叱られてばかりだけど、友達には恵まれている。 だけど家は貧乏・・・・でもまぁ、「あの子」よりかは可愛いと思う・・・・だから「中間」。
さあ、大人たちよ・・・・。 「1億総中流」という言葉が駆け巡った、あの時代のことを思い出して欲しい。 今や、その感覚が、無意識のうちに子供たちの中にも浸透してきているのだ。 あの時代の中で「あの人よりはマシ」「うちは上流ではないがとりあえず、まだ下がいそう」 そんな感覚の中で、子供を育ててしまったツケが、ここにこうして表出した結果がコレだ。 身長も、勉強の出来も、男の子にモテるか否かの基準も、彼女たちにとっては 確かに1つの標準形態というのがあるに相違ないが、まだ一所懸命、人間関係の作り方を 必死に学ぶ途上にいる彼女たちにとって、学校やクラスの中で、「中間」にいることが どれだけ重要なことなのか、大人たちは気付かなさ過ぎる。 大人たちだってそうだろう。 自らの暮らしが「上流」と自分の心の中ではそう思っていても、口には出して言わない。 謙遜して「(標準以上だとは思うけど)中流です。」と言う。 子供たちだって同じことなのだ。 自分がクラスの中で1番だと思えることが何か1つでもあったとしても、 自覚する欠点がある限り、胸を張って「1番です」とは言えないものなのだ。 そして、明らかに最下部に位置づけられていると分かってはいても、何かと理由を見つけ出してきて、 何とか自分を「中間」まで伸し上げようとする。
思い当たるフシはないだろうか・・・・?
そんな中で、身長がどうの勉強の出来がどうのと、マヌケな質問をしたあの弁護士の今後の手腕が 問われるところでもある。 11歳・・・・小学6年生の女子ともなれば、体も心もほぼ大人。 必死に自分を「中間」と位置づけたがるのが、何よりの証拠。 確かに精神鑑定は必要ないかもしれない。 しかし、大人たち知らず知らずのうちに積み重ねてきた生活スタイルが、 意外なところに影響を及ぼしていることを、大人自身がもっと自覚すべきである。
今回の場合、直接、親や教師が悪影響を与えたとは思えない。 周囲の環境に取りだてて劣悪な部分があったとも思えない。 傷みを分け合う互いの親たちは、とにかく今はそっとしておいてあげるのが一番だと思うが、 報道において、種々のコメントを落としていく、その方面のエキスパートたちには 細心の注意を払った発言を要求したい。
今回のこの事件で、教育現場におけるネットのあり方や、家庭におけるPCや携帯の普及率を 急遽調査するなど、ありとあらゆる統計結果が打ち出されたりしたが、 あたくしはそんなものに何ら意味はないと思う。 いずれは、PCを使って生活していくことを強いられる風潮にあるだろうし、 ある年齢に達すれば、自分の責任範囲において携帯電話を使用することにも出くわすだろう。 早い時期に、これらの使い方や利便性・危険性を教えておくことは悪くないとあたくしも思う。 だって、初心者ならば、大人だって色々な間違いを引き起こすのがネットの怖さだから。 上手に人間関係を構築してきたはずの大人ですら、ネットの中のルールに従えない者は排他される。 ネットに限らず、どの世界でも同じだと思う。 郷に入っては郷に従え・・・・ではないが、ある限られた世界の中にひとたび飛び込めば、 大人だろうが子供だろうが、要求されるのは「協調性」と「順応性」であって、 これらの適応能力が大人より極めて高い子供は、捜せばゴロゴロいる。
なので、子供にインターネットというツールを巧く使いこなすように教育する前に、 人間関係の構築を・・・・というのはそもそもお門違いであって、 列島全体を見渡し、どうしてこうなったか、もう1回よく考えてみろよ? と、 あたくしはそれが言いたいのである。
責任転嫁をするわけじゃないけれど、あたくしには専門的知識やネームバリューがあるわけではないので ひとりのおとなの一意見として、この日の日記も流されていくのだろう。 ただ、ちゃんとした大人への一歩として、とある某巨大掲示板に実名を論って書き込んだり、 そういうアホなことはしない。 あそこがほぼ無法地帯だとしても、だ。 そもそも、某巨大掲示板にそれとなく実名が挙げられた時点で、法務局が動く、 この国のネット環境がどっか狂ってると思う・・・・。
皆様・・・・騒ぐ時は、きちっとした意見と、それに基づく信念を掲げて、 あと、年金も納めたつもりで騒ぎましょう(苦笑)。 (嗚呼・・・・未納金額遂に30万円を突破・・・・( ̄∇ ̄;))
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