リエちゃんといっても、あたくしの無二の親友・リエのことではなく、 あたくしの弟の彼女が、リエちゃんなのである。
表記するのに紛らわしいので、親友のリエは従来通り、 こうやってオレンジ色で書くことにし、 弟の彼女の方は、ちょっとポワァ〜っとした感じの子なので、ピンク色で ポワポワリエちゃんと表記したいと思います。
少し前、弟は珍しく、ポワポワリエちゃんと一緒に、うちに夕食を食いに来た。 ポワポワリエちゃんは、まだ19歳。今年20歳になる、ぴっちぴちの女の子なんだけど、 どっか、こう抜けている(笑)。 まぁ、本人の前で言うと傷つくかもしれないし、狙ってそういうのを演出している、 所謂アヤちゃんとは違って、全くの天然だったので、 あたくし自身は、小利口な小娘よりも、こういう子の方が好きだな・・・・と勝手に思っていた。
ところが・・・・。 後日、弟のリョウヘイちゃんが1人で我が家を来訪した時のこと。
「なぁなぁ、姉ちゃん。」
「何かおもろいギャグでも浮かんだか?」
「いや、そうやなくて( ̄∇ ̄;)リエちゃんのことなんやけどさ・・・・。」
「おぅ!! 今頃、海上自衛隊で頑張っとるぞぉ♪」
「いや、それもちゃうくて!! うちのリエちゃんや。」
「ふむ・・・・あの子がどうしたん?」
「この間、家に連れてきたやん?」
「あたしがぷよ2を連れてくるのと同じくらいの勇気が要ったことやろう(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)うんうん」
「それはまぁ・・・・そうなんやけど・・・・」
「そうなんかっ!?」
「そんなことより、ちょっと聞いてほしいことがあるんやて。」
「彼女の過食を止めたい・・・・とか?」
「それもあるんやけど、それは後でえぇわ(笑) あのな、リエちゃんが姉ちゃんにどう見られとったか、めっちゃ気にしとるんやて。」
「どうって、別に。」
「何でもえぇで、とりあえず感想聞かせてぇや。」
「感想ってもなぁ・・・・。」
「見ての通りの、生粋の天然やねん・・・・やで、難しい言葉は通じんで、 なるべく完結明瞭に頼みたいんやけど・・・・。」
「はぁ?? 何それ。」
「どうもなぁ、リエちゃん、姉ちゃんのことを怖がっとるみたいなんやて・・・・。」
「( ̄□ ̄;)!!え?? あたし、ひょっとして無意識のうちに何か言うてたりした??」
「いやいや、俺と姉ちゃんの会話はいつも通りで普通やったと俺も思うんやけど、 どうもその会話の端々で、姉ちゃんが怖い人に見えたらしくてなぁ。 あの後、帰ってから、しきりに気にしとるんだわ。 『どういう印象やったか、聞いてきてくれへん?』って・・・・。」
「それもまぁ、どストレートな質問やな( ̄∇ ̄;)」
「やで、ピンポイントでっつうか、簡単にこう表現してくれるとありがたいんやけど・・・・。」
「200字以内とか・・・・?」
「そんなに多かったら、あの子また混乱するって!!」
「それ以上短くかよっ!? やたら難しい課題やな。」
「なぁ、どう?」
「どう・・・・って言われてもなぁ・・・・。可愛くていいんじゃない??」
「あのなぁ・・・・さっきも言ったやろ? あの子はその言葉の裏側に隠された意味を 読み取れんのやて!! だから姉ちゃんの言いたい『可愛い』は絶対に誤解して伝わってまう。」
「まぁ、額面通りに受け取ってもらっても、別にそういう意味も含まれとるわけやし、 構わんのじゃない??」
「俺の苦労も考えてくれ〜。アイツ、『カワイイ』なんて言われたら、 絶対に調子に乗るタイプなんやて。」
「そんなん、うちの責任と違うがな!! あんたの管轄区域やろうが!!」
「ホンマに困るんやて。1から8まで教えれば、大概残りの9、10もわかりそうなもんやん? あの子は違うんやて・・・・。その残りまできちんと説明したらんと、理解できへんのやて。」
「なかなか難しい子やな(爆)」
「笑い事ちゃうわ!! マジで苦労しとるんやて。 こっちがボケても、ボケ流されるし、最近、ノリツッコミの方が楽しいわ。」
「それはあかんな( ̄^ ̄) ボケを流すとはけしからん!!」
「やろ?? 流すくらいやったらまだえぇねん。 アイツ、俺のボケを潰しよるからなぁ。」
「あはは〜♪ 悲惨やね♪」
「だから、そんなリエちゃんにもわかるように、感想をひとつ・・・・。」
「んじゃ、こういうのどう? 『カワイイね♪ ( ̄ー ̄)ニヤリッ』 最後の『( ̄ー ̄)ニヤリッ』のニュアンスを、目でこうアピールするんや。」
「あかん・・・・多分無理や。『カワイイね♪』だけ聞いたら、どっか行ってまいそうや。」
「んじゃ、あたしにこれ以上どうせいっちゅうねん!! めちゃくちゃハッキリ言ったら、多分、あの子泣き出すで?」
「それを避けて、何かいい表現がないか聞いとるんやん。」
「うわぁ・・・・あかん・・・・史上最悪に難しいクイズ問題みたいや。」
と、まぁ、このようなやりとりがあったわけで。 即答叶わぬ難問に、しばし頭を抱える、姉のあたくし。 それをすがるような目で見つめる、弟・リョウヘイ・・・・。
別にあたくしは彼女に対して悪意を持っているわけでも何でもなく、 寧ろ、向こうの方が勝手に、あたくしのことを「怖い」と思い込んでいるので、 ココは優しく、その誤解を解いてやらねばならない。
「言葉の裏が読めん言うてたな?」
「絶対、できんな。」
「じゃあ、こんなんどうよ? 『ポワポワしとってカワイイ♪』」
「おぉっ!! 姉ちゃんの真意がズバリ込められた上、 リエちゃんには絶対に悟られん、究極の表現やっ!!」
「やろ??(* ̄m ̄) ププッ」
「でも、あの子、太っとること気にしとるで、『ポワポワ』がちゃんと通用するかどうか・・・・?」
「大丈夫なんじゃないの? 結局、かわいいで落ちついとるし♪」
「そやな♪」
(2人で)「あははははははは♪」
擬音の素晴らしさを痛感した、姉と弟なのであった(爆)。
さて、そんな本日。 墓参りがてら、弟とポワポワリエちゃんが久々にやってきた。 あたくしは、昨夜、眠れなかったものだから、遅い朝食を彼らの昼ご飯の前に済ませていた。 ポワポワリエちゃんは、全く以ってマイペースで、ポワポワ食事していった(笑)。 このマイペース振りが、弟の気を殺ぐらしく、それで悩んでいた彼も、 アレから少しは、ボケ流し・ボケ潰しにも慣れたようで、 あたくしとポワポワリエちゃんの会話も普通に成立していた。
「ポワポワしていて、かわいい♪」
を、きちんと真に受けてくれたのか(爆)、警戒心もいくらか解れていたようで(爆笑)。
しかしながら、どうして姉であるこのあたくしが、弟の彼女に対してこんなに気を使わねばならぬのだ!? 根本からしてどっかおかしい気がするぞ!? あたくしのペースについてこれなければ、うちになんか来なきゃいいのに・・・・。 論点はそこになってくる(爆)。 まぁ、しかし・・・・まだ20歳そこそこの女の子がやることだもの、 こっちが大人になって、色々と目を瞑ってやるというのも、筋といえば筋。 彼女が我が家にやってくる日は、とりあえず、台風の目の役割を彼女に譲ることにしよう(爆)。 そうすれば、事は丸く治まるし、彼女もあのマイペース振りを遺憾なく発揮できることであろう。
思い起こせば、ボケ流し・ボケ潰しに関しては、うちのぷよ2も負けず劣らずかもしれない。 ココでバシッとツッコめ!!というチャンスをわざわざ与えているにも拘らず、 それでもポワポワリエちゃんよりもマシなのは、 タイミングははずせど、ツッコミは「できる」というコトくらいか。 もう2テンポ早くなんだぜ?ホントは・・・・と言いたいところを、グッと堪えている(爆)。
その点あたくしには、友人として、絶妙の掛け合いができる男友達を持っているので、 普段の憂さは、そういうところで晴らせばよい。 その男友達というのは、言わずもがな、リョウジくんである。 トークバトルがだんだんヒートアップしてきて、物凄いボケ爆弾(まぁ皮肉みたいなもんだ)を 彼が落とした瞬間、あたくしは無言で拳やケリを繰り出すわけだが、 その無言の拳やケリを、彼は空気の流れでよく心得ていて、爆弾を落とした瞬間、 既に避ける態勢をとっている(爆)。なかなかこういう掛け合いは痛快で、 何の仕込みもなく、臨機応変に対応してくれるのは彼くらいなもんだ。 ココにおじょ〜が加わると、更にすごいバトルになり、 ボケがハモったり、ツッコミがハモったりと、臨機応変もココまで来ると一種の芸術だなと思う。 しかも、誰がボケで、誰がツッコミか、会話がスタートした瞬間には決まっていなくて、 更に言うなら、その日その日で役割も変わり、 もっと言うなら、その日の会話の中でだけでも役割はどんどん変化する。 こんなうちらは、半年〜1年に1回くらいしか会わないのに、こういう芸当ができる。
これに対し、ぷよ2には拳にしろケリにしろ寸止めが必要になってくるのだ。 避けないから、あの子( ̄∇ ̄;) 週に最低1度は会っているというのに、この有様・・・・。 機転がどのくらい利くのか・・・・というのを並べて比べちゃいけないと思うんだけど、 明らかに、そういった点では、リョウジくんの方があたくしの波長を理解し、 流れを汲んだ会話ができる。 ぷよ2とだと、こう言っちゃ何だが、話題があちこちに飛躍するので、 会話そのものが長くなる。 イコール、電話をするとなかなか切れない。 イコール、電話代が高くつく。 イコール、あたくしがサヨコに怒られる。 といった具合に、悪循環を派生させているといえるのだけど・・・・。
それでも・・・・。(これはフォローとかじゃないんだけど) 結婚するとなったら話は別だ。 いくら、会話の波長が合うからといって、それだけでは決め手にならない。 確かに、リョウジくんは、親もあたくしも認めるイイオトコなんだけど、 全部をひっくるめて、あたくしを愛してくれるかどうか、とか、 あたくしの状況をよく把握してくれているかどうか、とか、 そういう次元になってくると、リョウジくんだって、色々と経験してきているから わかってはくれるんだけど、ずっと前、瞬間的に、「あ・・・・やっぱりぷよ2が必要なんだ」 と、思ったことがある。
結婚対象として、この2人の男性を見た場合、色々な点で、あたくしはイーブンだと思うんだけど、 それでも、「あ・・・・やっぱりぷよ2が必要なんだ」と思うポイントがあるというコトは つまり、そういうコトなんだろう。 ボケを流されても潰されても、それに変えがたい何かが彼にはあるというコトになる。
そんなイイオトコ、リョウジくんと、今日、会う約束をしています。 およそ・・・・1年ぶりくらいだろうか? 彼も忙しい身なので、実家に帰ってきてもなかなか顔を出せずにいて、 今日を逃すと、多分次は、正月・・・・もしくは来年のGWに持ち越しということになる。
彼に会いたいのは、彼にしかわかってもらえないことを色々と話して、 自分の心の整理整頓をつけるためである。 彼も、あたくしにお誘いメールをくれるのは、別にいやらしい下心があるわけでもなく、 ちょっと毒の入った刺激的な話や、全く畑の違う仕事の話をすることによって、 彼も彼なりに、今後の自分を見出すきっかけを作っているのだろう。 2人で会うというのは、別に意味はない。都合がつくならここにおじょ〜も加えるし、 もう1人くらい男性を追加することもある。 ただ、一人ぼっちで「自分探し」をするよりも、こっちの方が効率がいいというのを、 あたくしら仲間は、本能的にわかっている・・・・ただそれだけのことなのだ。
おいおい、随分長くなったなぁ・・・・。 リョウジくんとどんな話をしてきたか、帰ったら追記しようと思ってたんだけど、 こりゃ、明日の分にまわして、改めて書いた方が良さそうね♪
まだ連絡がないけど、これから、出かけてきま〜す♪ あでゅ〜♪
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