2003年08月05日(火)
広がる病巣


近頃・・・・。
この日記に検索エンジンで、必ず2人以上別件のアクセスがあるというのに気付いた。


その人たちはどんな言葉で検索をかけてきているかというと・・・・

「過食」

「嘔吐(方法)(感)」

「摂食障害」

「吐き方」

等々・・・・本当に危なっかしいキーワードばかりで困ってしまう。

中には

「過食・嘔吐・つわり」

などという三段重ねでこの日記に辿りついてしまった・・・・などという人もいる。
きっと御自分が、急に食欲が湧いてきて、ひょっとしたら妊娠??
でも、こんなに食べ続けてたら大変だわ・・・・気持ち悪いし、吐き出さなくちゃ!!
と、このような経緯が推測できるのだけど、
それにしたって、日に幾人かの検索アクセスが、このような言葉ばかりだと
ちょっとなぁ・・・・と思ってしまうのも本音で。


確かに、あたくしは以前、この日記に、「嘔吐方法を知らないから、胃が痛くても吐けない」とか
「吐いてしまえばラクなんだろうけど、吐けないあたくしは摂食障害から縁遠い」とか
書いたけれども、状況としては、情報の需要と供給の時点でかなりの食い違いがあるんだろうな、
としか思えない。
そういう人たちにアドバイスをしたいけれども、どう書いたものかわからないし、
そういうコトをネットで調べている人は、重症であれ軽症であれ、一刻も早く病院に行くことをお薦めする。
消化器科や内科などではなく、精神科、心療内科をお薦めする。

何故なら、摂食障害・・・・過食症も拒食症もそうだけれど、
もうこれは、脳内物質の分泌状態が明らかに狂っていて、
所謂、「自律神経失調症」の酷いヤツだから、迷わずそういう病院の門を叩くべきだ。

日本は平和で、満たされ、みんな豊かで、安定している。
だから、小さなストレスに頗る弱いのだ。
斯く言うあたくしも、人様の心配なんかしている場合じゃなくて、
本日も、この暑さの中・・・・体温はうなぎのぼりで、ほとんどダウンしていた。
冗談抜きで、「熱中症」とかになってしまえば、内科での処置もしてもらえるんだろうけれど、
痙攣までには道程も程遠く(核爆)、脱水症状にならないように常に水分を摂り続け、
そして、微熱が高熱にならないように、エアコンを利用しているので、
「熱中症」になんかなるわけがないのだ。
自己防衛反応とでもいえばいいのだろうか?
熱が上がると苦しいので、何とかそれを回避する方法を、あぁでもない、こうでもないと
模索しているのだ。
冬場は冬場で、そして、年内一の鬼門である夏場は夏場で、
自分の体温が上がりすぎたり下がりすぎたりしないように、気を配ることで精一杯なのだ。


サヨコでさえ、何かあっては大変だと、炎天下へあたくしが出て行くのを必死で止める。
手伝いをしなければならない立場ではあるが、例えば洗濯物を取り込んだり、
お炊事をしていたり・・・・と立ち仕事が続くと、脱水症状は出ないにせよ、
いきなり血糖値が下がって、眩暈がする。
今日も、1つの部屋から出るのに、ドアまでほんの数歩の道程なのに、
道中3度も立ちくらみして、かなり参った。
気温が高ければ高いほどそうで、この間なんか、自転車に乗っている時に、
昔懐かしの「ザンザン現象」がきたので、どうしようかと思ったくらいだ。
何とか転ばずに、無事帰還できたのだけど、その後のあたくしときたら、
麦茶やらスポーツドリンクをガブガブ飲んで、水分と糖分を無理矢理摂取していたようだ。
すると、自然と空腹が満たされて、疲れているものだから、大した量を食べずに
すぐにダウンだ。
で、これを週に何度も繰り返していると、日に日に痩せ衰えていって、
体脂肪率も、西武の松阪と同じくらいにまで落ちる(苦笑)。
大した運動もしていないのに、これはヤバイ。
体重はバカみたいに落ちてはいかない。
週に一度の稽古が、それを食い止めていてくれているようだ。

しかし、体脂肪率はあっという間に落ちる。

危険なペースで・・・・。


そこで、「いいなぁ〜♪」と羨望の眼差しを向けられても困るのだが。
確かに、週に一度しか身体を動かしていないわりには筋肉のつくペースは人より早い。
その上、骨格が逞しいものだから、本格的に痩せていっても、
周囲がそうと認知してくれないのだ。
で、あたくしも精神的にプレスされ続けて、余裕がなくなってくると、
自分の体重や体脂肪の管理などもってのほかで、
ここに書く日記の量も、多分、ほんの数行・・・・もしくは書けない状況になっているだろう。
実際に、あたくしの肋骨は人よりも幅広に出来ているので、
胸が小さくなっても、実際に触らないとわからない。
昔のあたくしを知っている友人たちは、胸を触ってぎょっとする。
薄手のTシャツを着ていても、見た目にはわからないのに、触るとすぐに骨が当たるので、
それでびっくりするらしい。


だから、安易に痩せようとして、食べ吐きが習慣化している人には本当に注意して頂きたい。
あたくしが言えるのはこれくらいのことしかない。
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランス良く摂って、
炭水化物を少なめにして、適度に運動していれば、自然と痩せる。
健康的に。
吐いたところで、一度食べたものの栄養が全く吸収されないわけじゃないんだよ。
食べることで、脳からは消化酵素を沢山出すようにもう命令が出ちゃっているんだから
それで吐き出してしまえば、胃や腸や肝臓を悪くすることくらい、
簡単に察しがつくだろう。
そのうちに、食べても食べなくても、脳から間違った信号が出るようになり、
それが「病気」に繋がるのだ。
それでも、食べなきゃ気が済まない、落ち着かない、そういう人は
病院へ・・・・。
ネットなんかしている場合なんかじゃないんだ。

↑物事には助走が必要・・・・。

摂取した油分が消化されるのと一緒に皮下脂肪も燃焼されるんだ。
これをあたくしは「助走」と呼んでいる。

昔、単品ダイエットに挑戦していた頃、あたくしは、人生最高に太っていた。
りんご、ヨーグルト、色々と試した。
全部失敗に終わり、その結果は、体中に出た。
それらの食品が持っている栄養を全て、身体が吸収してしまったかのように
太ってしまったのだ。

それでもあたくしは、「吐く」という概念を脳みそから除外していた。
丁度その頃、外国の小説だったのだけど「鏡の中の少女」という本を読んで、
拒食、過食が如何に怖いか、そして、そうなるまでの兆候を全て理解して
事に臨んでいたからだ。
ヤバイ・・・・その一線は「吐く」ことにあった。
だからあたくしは吐かなかったのだ。

その小説に出てくる少女は、誰が見ても明らかにどこかが狂っていた。
彼女の気持ちになって読み進めていくと、そうなるのもわからなくはないが、
冷静に考えてみると、やっぱりどこかで歪みが生じているのである。


過食にせよ拒食にせよ、立派に病気。
治してくれるところは、精神科や心療科。
ここにこうして書いておくことで、またしばらくあぁいうアクセスが増えるだろうけれど、
来てくれた人が決心して、自分の進むべき道を自分の意志で変えることができたら、
あたくしは、多分、それだけでホッとするかもしれない。
しかし、こういう病気の人は「誰かを心配させたくて」食を狂わすことが多い。
あたくしは、これ以上、そういう人たちのことを心配することはないので、
どうかまっすぐ自分を見つめてください。
若い人たちには、特に警鐘を鳴らしたい。

↑健康的だ、彼女たちは(笑)

よく食べると言われているが、テレビをよく見ていてほしい。
彼女たちは、人並みはずれた運動量を日々こなしているのだ。

あんな生活を強いられたら、あたくしは多分3日持てばいい方だな(爆)。
確かに、先日、大口を叩いたが、あれは1ステ1日やったら3日休む・・・・というのが絶対条件なのだ(爆)。

あさみ


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